JPH0321251Y2 - - Google Patents

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JPH0321251Y2
JPH0321251Y2 JP1986087276U JP8727686U JPH0321251Y2 JP H0321251 Y2 JPH0321251 Y2 JP H0321251Y2 JP 1986087276 U JP1986087276 U JP 1986087276U JP 8727686 U JP8727686 U JP 8727686U JP H0321251 Y2 JPH0321251 Y2 JP H0321251Y2
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cylinder
blood
filter
cap
fluid outlet
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、血液体外循環回路、輸血セツト等に
取付けられる医療用流体チヤンバーに関するもの
である。
(従来技術及びその問題点) 人工腎臓、血漿分離装置等に接続される血液体
外循環回路や輸血セツトなどには、血液チユーブ
の途中に、通常、ドリツプチヤンバーと呼ばれる
医療用流体チヤンバーが設けられており、そこで
血液を一旦貯留して、抜気や血液中の異物除去等
が行なわれている。
このようなドリツプチヤンバーは、従来第2図
に示すごとく、軟質塩化ビニル等の筒体10の下
部に、袋状のフイルター11と、血液導出チユー
ブ12を挿入し、前記筒体10の下部を押し潰し
た状態で高周波溶着することにより、前記各部品
を固定していたものである。
しかしながら、前記筒体10は、ある程度の肉
厚を有しており、高周波ウエルダーによつてフイ
ルター11と血液導出チユーブ12を確実に固着
するためには、比較的長い溶着時間が必要で、非
能率的であつた。
また、上記のようにして製造されたドリツプチ
ヤンバーは、筒体内部の溶着端縁部13に狭隘部
が形成されるため、その部分に残血が生じやすい
という問題がある。
本考案は、上述のような問題点を解決するため
に検討の結果、提案されたものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本考案の手段は、 合成樹脂製の筒体と、この筒体の下端部に装着
されるキヤツプとを備え、 前記筒体の内部に袋状フイルターを挿入し、該
フイルターの開口側端部を筒体の下端内面に溶着
すると共に、 前記キヤツプには流体出口と前記フイルターの
内部に延びるフイルター支持筒を設け、 該支持筒に前記キヤツプの流体出口と連通する
流体流入口を設けたことを特徴とするものであ
る。
(実施例) 以下本考案の一実施例を添付図面に従つて説明
する。
図中1は塩化ビニル等、生体適合性に優れた軟
質合成樹脂製の筒体であり、図示しないが、上端
部はキヤツプで塞がれており、そのキヤツプには
血液導入チユーブや、モニターライン、薬液注入
ライン等が取付けられている。
前記筒体1の下端開口部には袋状のメツシユフ
イルター2が挿入され、このメツシユフイルター
2の開口端部が、前記筒体1の下端内面に超音波
ウエルダーにより溶着される。すなわち、先端に
フイルターを被冠した超音波発振用ホーンを、筒
体1内部に挿入して、超音波発振をさせながら、
該筒体の周囲を金型で押しつけて溶着するもので
ある。また、高周波ウエルダーの場合は、先端に
フイルターを被冠した治具を、筒体1内部に挿入
して加熱しながら、該筒体の周囲を金型で押しつ
けて溶着するものである。
なお、前記メツシユフイルター2は、たとえば
ポリエステル、ナイロン等の合成繊維で作られて
いる。
次に前記筒体1の下端開口部には、キヤツプ3
が嵌め込まれる。このキヤツプ3はポリプロピレ
ン、ポリカーボネート、その他、生体適合性が良
く耐熱性の優れた硬質合成樹脂で作られており、
中心部には筒体内方に延びる支持筒4が形成さ
れ、下部には、血液誘導チユーブを接続するため
の血液出口部5が形成されている。
前記支持筒4は、メツシユフイルター2を支持
するためのもので、その下端部には1または複数
の血液流出口6が前記血液出口部5と連通して形
成されている。このようなキヤツプ3は、あらか
じめ射出成形法により一体成形されており、筒体
1には接着剤で固定される。
上述した実施例による場合、血液は筒体上部に
有する血液導入チユーブから該筒体1内に流入
し、フイルター2によつて血液中の血栓や異物が
除去された後、支持筒4の血液流出口6からキヤ
ツプ3の血液出口部5を通つて筒体外に流出す
る。また筒体1内は血液の流入量と流出量を調整
することにより所定量の血液が貯留した状態とな
つており、筒体1内に血液が留まつている間、泡
状となつて血液中に存在する空気が除去されるこ
とになる。
(考案の効果) 以上説明した本考案によれば、筒体の下端部に
はキヤツプの成形品が取付けられ、従来のよう
に、その筒体の下端部を押し潰して溶着する必要
がないため、筒体下部に狭隘部がなくなり、残血
が少なくなつて、血液の流れもスムースになる。
また本考案によれば、袋状のフイルターを筒体の
下端部に超音波溶着または高周波溶着等の溶着法
により簡易に溶着することができ、そのフイルタ
ーをこれらの方法によつて溶着した後キヤツプの
成形品を取付けるだけであるから、組立てが簡単
である、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は従来のドリツプチヤンバーの概略図である。 図中、1は筒体、2はメツシユフイルター、3
はキヤツプ、4は支持筒、5は血液出口、6は血
液流出口である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 合成樹脂製の筒体と、この筒体の下端部に装着
    されるキヤツプとを備え、 前記筒体の内部に袋状フイルターを挿入し、該
    フイルターの開口側端部を筒体の下端内面に溶着
    すると共に、 前記キヤツプには流体出口と前記フイルターの
    内部に延びるフイルター支持筒を設け、 該支持筒に前記キヤツプの流体出口と連通する
    流体流出口を設けたことを特徴とする医療用流体
    チヤンバー。
JP1986087276U 1986-06-10 1986-06-10 Expired JPH0321251Y2 (ja)

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JPS62200342U JPS62200342U (ja) 1987-12-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2781151B2 (ja) * 1995-03-22 1998-07-30 日機装株式会社 医療用ドリップチャンバー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021091U (ja) * 1983-07-20 1985-02-13 市川 吉太郎 雲台

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JPS6021091U (ja) * 1983-07-20 1985-02-13 市川 吉太郎 雲台

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