JPS6313722B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6313722B2
JPS6313722B2 JP56103570A JP10357081A JPS6313722B2 JP S6313722 B2 JPS6313722 B2 JP S6313722B2 JP 56103570 A JP56103570 A JP 56103570A JP 10357081 A JP10357081 A JP 10357081A JP S6313722 B2 JPS6313722 B2 JP S6313722B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
cylindrical body
filter member
cylindrical
liquid
Prior art date
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Expired
Application number
JP56103570A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS586217A (ja
Inventor
Akira Yagishita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP56103570A priority Critical patent/JPS586217A/ja
Publication of JPS586217A publication Critical patent/JPS586217A/ja
Publication of JPS6313722B2 publication Critical patent/JPS6313722B2/ja
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  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は過装置、特に輸液、注射液中の異
物を除去するのに適した過装置に関する。
輸液、注射液等の薬液は本来的に精製され、内
部に異物が存在しない状態で供給されるが、その
後の操作あるいは使用するチユーブ等の装置内に
付着した異物がこれら薬液中に混入する場合があ
る。これら薬液中に異物が混在したまま体内に注
入されると合併症の原因となるなど多くの危険を
ともなう。そのため、これら薬液を体内に注入す
る場合、フイルター装置を介して注入することが
おこなわれている。この種のフイルター装置とし
ては円板状フイルターを薬液流通部に介在させる
方法、あるいは綿状の合成繊維を薬液流通部に詰
め込みフイルターの役目を果すようにしたものな
どが知られている。
しかし、前者のものは十分な流量を得るために
大径の円板状フイルターを使用するため装置が大
型になり取扱い上不便である。又後者のものは混
入異物の種類、薬液の通過速度により、異物を十
分に除去できない場合があり、又粘度の高い薬液
では充分な流量が得られないこと、穿刺時の血液
逆流によつて目詰りを起し易いなどの欠点があ
る。
発明の目的 この発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
つて、装置全体が小型であるに拘わらず充分な流
量が得られ、穿刺時の逆流血液による目詰りのお
それもなく、薬液中の異物除去効果の大きい過
装置を提供することを目的とする。
すなわち、この発明は液体導入口と液体排出口
とを有する筒体と、該筒体内に固定され、一端が
閉塞し、他端が開口した筒状フイルター部材とを
具備してなり、該筒状フイルター部材の閉口端が
上記筒体の液体導入口に向けて配置されているこ
とを特徴とする過装置を提供するものである。
さらに、この発明は筒体がその液体導入口と液
体排出口との間に口径拡大部を有し、該拡大部に
フイルター部材が内蔵されていることを特徴とす
る過装置を提供するものである。
さらに、この発明は筒体外壁面に摘み部を付設
してなることを特徴とする過装置を提供するも
のである。
さらに、この発明は筒体外壁面に固定板を付設
してなることを特徴とする過装置を提供するも
のである。
さらに、この発明は筒体の液体排出口に静脈針
と接続可能なルアーテーパが形成されていること
を特徴とする過装置を提供するものである。
さらに、この発明はフイルター部材が不織布を
骨材とするものであることを特徴とする過装置
を提供するものである。
さらに、この発明はフイルター部材が不織布を
骨材とし、これにセルロースエステルが被着され
ていることを特徴とする過装置を提供するもの
である。
さらに、この発明はフイルター部材の閉塞端が
円筒状フイルター材を圧潰接合してなることを特
徴とする過装置を提供するものである。
発明の具体的説明 以下、この発明を図示の実施例を参照して説明
する。
本発明に係わる過装置は第1図および第2図
に示すように、主たる構成部分は液体導入口1と
液体排出口2とを有する筒体3と、該筒体3内に
固定され一端4aが閉塞し、他端4bが開口した
筒状フイルター部材4とからなるものであり、さ
らに必要に応じて図示の如く、操作を容易にする
ための摘み部5および、人体上に固定、保持させ
るための固定板6を設けてもよい。
さらに詳述すると、筒体3は中央部に口径が拡
大された口径拡大部3aを有し、その液体導入口
側にはたとえば輸液セツトのゴム管と接続される
第1の小径部7が連通し、液体排出口側にはたと
えば静脈針のハブ部と嵌合するルアーテーパを形
成した第2の小径部8が連通している。
フイルター部材4は、たとえばポリエステルか
らなる不織布を骨材とし、これにセルロースエス
テルを被着させ適当な孔径を有する多孔質体を円
筒状に形成するとともに、その一端を圧潰し、た
とえば超音波シールあるいは熱シールしたものか
らなる。この円筒状フイルター部材4はその閉塞
端4aを液体導入口1の方向に向け、他方の開口
端4bを上記第2の小径部8と一体成形された第
3の小径部9の外周に被着した状態で口径拡大部
3a内に配設されている。
しかして、輸液、注射液等の薬液は第2図中矢
線で示す如く第1の小径部7を通り、フイルター
部材4の外側からフイルター部材4内部へ通過
し、ついで第3の小径部9を介して第2の小径部
8に至り、この第2の小径部8に嵌着された注射
針(図示しない)を通つて体内に注入される。
発明の具体的作用効果 以上説明したように、この発明によればフイル
ター部材を筒状にし、かつ、薬液をその外側から
内側へ流すようにしたので、小さい装置で液体と
の接触面積が大きくとれ、混入した気泡によつて
失われる有効面積の損失も少なくて済み、流量低
下を起し難く、穿刺時に逆流する血液によつて目
詰まりも回避することができる。特に筒状フイル
ター部材として、不織布を骨材とし、これにセル
ロースエステルを被着したものを使用した場合
は、不織布のみからなる場合と比較して異物除去
能を著るしく向上させることができ、したがつて
単位面積および時間当りの液体の流量を多くする
ことができる。なお、セルロースエステルを単に
平膜でフイルターとして用いる場合は問題はない
が、筒状に加工する際、脆いので加工が困難であ
るが、不織布を骨材として筒状に加工し、これに
セルロースエステルを被着させることにより、こ
の加工上の問題も解決することができる。さらに
組立製造時に異物がフイルター筒体内部に残留す
る可能性を回避することができ、フイルターの清
浄性を保つうえで有利である。
さらにフイルター装置の一端に直接、注射針の
ハブ部と嵌着させることができるので、薬液過
後に薬液が再び異物を拾う可能性も少ない。ま
た、フイルター筒体の閉塞封止部が液体によつて
破損、開口するおそれも回避することができる。
変形例 なお、上記実施例では摘み部5として円形のも
のを筒体3の拡大口径部3aの外周に設けたもの
について説明したが、その形状、位置については
必要に応じ適宜変更し得るであろう。また押え板
6についても、位置、形状並びに筒体3に対する
角度を適宜変更し得る。
また、このフイルター装置の各構成部分の材質
についてもポリプロピレン、ポリエチレンあるい
はポリスチレン、ポリ塩化ビニルなどの半透明又
は透明樹脂を適宜選択し得るであろう。フイルタ
ー部材の材質としても上記実施例のものに限ら
ず、メツシユ、スクリーンタイプのフイルター、
メンブラン等必要に応じ適宜選択し得るであろ
う。又、フイルター部材の形状としては第2図に
示すものに限らず、たとえば第3図に示すよう
に、第3の小径部9を先端が閉塞し周壁面に窓1
0を設け、たとえばインサート成形によりこの窓
10に筒状フイルター4を露出させるようにして
もよい。要はフイルター部材が筒状をなし、薬液
がその外側から内側へ流れるようになつていれば
よい。
なお、この発明は薬液に限らず、あらゆる液体
の過にも適用し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるフイルター装置の斜視
図、第2図は第1図に示すフイルター装置の縦断
面図、第3図はフイルター部材の変形例を示す斜
視図である。 1……液体導入口、2……液体排出口、3……
筒体、3a……拡大口径部、4……フイルター部
材、4a……フイルター部材閉塞端、4b……フ
イルター部材開口端、5……摘み部、6……固定
板、7……第1の小径部、8……第2の小径部、
9……第3の小径部、10……窓。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 液体導入口と液体排出口とを有する筒体と、
    該筒体内に固定され、一端が閉塞し、他端が開口
    した筒状フイルター部材とを具備してなり、該筒
    状フイルター部材は不織布を骨材とし、これにセ
    ルロースエステルが被着され、閉塞端が上記筒体
    の液体導入口に向けて配置されていることを特徴
    とする過装置。 2 筒体がその液体導入口と液体排出口との間に
    口径拡大部を有し、該拡大部にフイルター部材が
    内蔵されていることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の過装置。 3 筒体はその外壁面に摘み部を具備してなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1又は2項記載
    の過装置。 4 筒体はその外壁面に固定板を具備してなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1ないし3項の
    いずれかに記載の過装置。 5 筒体はその液体排出口に静脈針と接続可能な
    ルアーテーパが形成されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1ないし4項のいずれかに記載
    の過装置。 6 フイルター部材はその閉塞端が円筒状フイル
    ター材を圧潰接合してなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1ないし5項のいずれかに記載の
    過装置。
JP56103570A 1981-07-02 1981-07-02 濾過装置 Granted JPS586217A (ja)

Priority Applications (1)

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JP56103570A JPS586217A (ja) 1981-07-02 1981-07-02 濾過装置

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JP56103570A JPS586217A (ja) 1981-07-02 1981-07-02 濾過装置

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Publication Number Publication Date
JPS586217A JPS586217A (ja) 1983-01-13
JPS6313722B2 true JPS6313722B2 (ja) 1988-03-28

Family

ID=14357452

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JP56103570A Granted JPS586217A (ja) 1981-07-02 1981-07-02 濾過装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61183112U (ja) * 1985-04-30 1986-11-15
JP5401395B2 (ja) * 2010-04-22 2014-01-29 株式会社ニフコ フィルター装置

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JPS586217A (ja) 1983-01-13

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