JP2574507Y2 - 医療用ドリップチャンバ− - Google Patents

医療用ドリップチャンバ−

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JP2574507Y2
JP2574507Y2 JP1992025000U JP2500092U JP2574507Y2 JP 2574507 Y2 JP2574507 Y2 JP 2574507Y2 JP 1992025000 U JP1992025000 U JP 1992025000U JP 2500092 U JP2500092 U JP 2500092U JP 2574507 Y2 JP2574507 Y2 JP 2574507Y2
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JP
Japan
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body fluid
fluid inlet
drip chamber
chamber
ring
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JP1992025000U
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English (en)
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JPH0576443U (ja
Inventor
田 三 郎 池
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Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、体液体外循環回路の途
中に装着して使用されるドリップチャンバ−の改良に関
するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】本願出願
人は、実公平3−35345号に、分岐ラインが接続さ
れる上部キャップ1と、側部に体液導入口3aを有する
リング3と、これら上部キャップ1と体液導入口リング
3の間に装着されるチャンバ−上部筒体2と、前記体液
導入口リング3に装着され内部にフィルタ6と体液導出
口5aを有するチァンバ−下部筒体4とから成る医療用
ドリップチャンバ−を提案した。
【0003】しかしながら前記ドリップチャンバ−で
は、体液が横方向からドリップチャンバ−本体10内に
導入されるので、本体10内に新たに導入される体液は
液面レベルが下がると、本体10の上方向にも拡散され
ることがあった。このため体液と空気の接触界面に体液
中に注入された抗凝固剤を終始滞留させたままの状態に
維持するのは困難であった。
【0004】また前記ドリップチャンバ−は、上部筒体
2と体液導入口リング3と下部筒体4の各部品を嵌合に
より接続しているので各接合部に段差が生じやすく、こ
の段差付近に血液凝固が生じる可能性があった。そこで
本考案者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ね
た結果次の考案に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、分岐ラインが
接続される上部キャップ1と、側部に体液導入口3aを
有するリング3と、これら上部キャップ1と体液導入口
リング3の間に装着されるチャンバ−上部筒体2と、前
記体液導入口リング3に装着され内部にフィルタ6と体
液導出口5aを有するチァンバ−下部筒体4とから成る
医療用ドリップチャンバ−であって、前記体液導入口リ
ング3の内側に、下方に延びた点滴芯3cを形成した医
療用ドリップチャンバ−を提供するものである。
【0006】また本考案は、体液導入口リング3の内周
面に、緩やかな傾斜面を有する突設部3dを形成した医
療用ドリップチャンバ−を提供するものである。
【0007】
【作用】体液は、ドリップチャンバ−本体10の横方向
から確実に底部に向けて導入され、液面レベルが下がっ
ても、抗凝固剤の注入された体液の層を安定して終始維
持することができる。また体液はドリップチャンバ−を
構成する各部品の接合部付近で滞留し、凝固することは
ない。
【0008】
【実施例】次に本考案の実施例を第1図及び第2図に従
って説明する。 これらの図面において、10はドリッ
プチャンバ−本体であり、このドリップチャンバ−本体
10は上部キャツプ(トラップキャップ)1、チャンバ
−上部筒体2、体液導入口リング3、チャンバ−下部筒
体4、及びフィルタ6が装着された下部キャツプ5とか
ら構成されている。
【0009】前記上部キャツプ1には液面レベル調整用
ライン7の接続口1a、及び圧測定用ライン8の接続1
bが形成されている。また前記導入口リング3の側部に
は体液導入口3aが突設されており、内面部には段部3
bが形成されている。
【0010】該体液導入口3aから体液導入口リング3
の内側方向に亘って、下方に延びた点滴芯3cが形成さ
れている。また、体液導入口3aの内周面には、緩やか
な傾斜面を有する突設部3dを形成されている。下方に
延びた点滴芯とは、体液の流出口3eがチャンバ−本体
10の底部方向を向いてるものであれば何でも良く本願
の図1に記載したL字状のものに限定されるものではな
い。また、突起部3dの緩やかな傾斜面とは、図1に記
載しているような孤状のものに限定されるものではな
く、直線状(三角状)のものでも良い。要するに上部筒
体2と下部筒体4を嵌合した時に、各接続部に生じる段
差を外から保護して相殺できる形状であれば何でも良
い。
【0011】前記下部キャップ5は全体が漏斗状となっ
ており、下部に体液導出口5aが形成されると共に、上
周端には前記下部筒体4の差込み溝5bが形成されてい
る。さらに上周端内側には必要に応じて、緩やかな傾斜
面を有する突起部5cが形成される。緩やかな傾斜面と
は、図1に記載しているような曲面状のものに限定され
るものではなく、差込溝5bに下部筒体4を差込んだ
時、接合部内側の段差を外から保護して相殺できる形状
であれば何でも良い。
【0012】前記フィルタ6はポリプロピレン、ポリエ
ステル、ナイロン等の合成繊維製のメッシュフィルタ
で、全体が釣鐘状となっており、下部には支持リング6
aが設けられている。そしてこの支持リング6aが前記
下部キャップ5の内径部に嵌入されるものである。
【0013】本考案のドリップチャンバ−は上記各部材
を順次組立てることにより製造される。即ち、前記上部
筒体2の上端に上部キャップ1をはめ、この上部筒体2
の下端に体液導入口リング3をはめ込む。また該リング
3の下端には下部筒体4の上端をはめ込み、さらにこの
下部筒体の下端を前記下部キャップ5の溝5aに差込む
ものである。
【0014】前記体液導入口リング3においては、上部
筒体2の下端と、下部筒体4の上端が段部3bと突起部
3dの間に形成される空間内にまで挿入され、体液導入
口3aを塞がないように配慮している。これにより、上
部筒体2、下部筒体4と体液導入口リング3の接合部
は、前記突起部3dの緩かな傾斜面により保護される。
また下部キャップ5には、フィルタ6をあらかじめ装着
しておくことはいうまでもない。また下部筒体4と下部
キャップ5の接合部も前記突起部5cの緩やかな斜面に
より保護される。以上のようにドリップチャンバ−を構
成する各部品の接合部付近の段差は相殺されることにな
り、体液はこれらの接合部付近で滞留し凝固することは
ない。
【0015】これら各部材を固定するためには接着剤を
使用してもよいが、単なる嵌合方式とし、熱滅菌時のブ
ロッキングを利用して固定するようにしてもよい。な
お、前記上下部キャップ1,5、上下部筒体2,4、及
び体液導入口リング3の材質はポリ塩化ビニル、ポリカ
−ボネ−トその他生体適合性に優れた合成樹脂とする。
【0016】上記ドリップチャンバ−においては、イン
フュ−ジョンポンプ等により抗凝固剤が注入された血液
がリング3の体液導入口3aから確実にドリップチャン
バ−下部に向けて導入され、下部キャップ5のフィルタ
6により濾過された後、導出口5aから流出する。この
際ドリップチャンバ−内の体液レベルは液面レベル調整
ライン7において、空気圧によりその高低が適宜調整さ
れる。また圧測定用ライン8に設けられた圧力計等によ
り動・静脈圧が常時監視される。体液は、ドリップチャ
ンバ−本体10の底部に向けて導入されるので、液面レ
ベルが下がっても、抗凝固剤の注入された体液の層を安
定して終始維持することができる。
【0017】本考案では、前記チャンバ−上部筒体2及
び下部筒体4の長さを適宜選択することで、体液導入口
リング3の位置を任意の位置にセットすることができ
る。したがって、体液流量やチャンバ−容量等に応じ
て、体液導入口3aを体液レベルよりも下方になる位置
に設けることが可能となる。
【0018】第3図はその一例であり、(A)は体液導
入口をチャンバ−長さ方向の上部にセットした場合、
(B)は中央部にセットした場合、(C)はフィルタ近
くの下部にセットした場合を示している。上記した各部
材の構成は本考案の一例を示したものであり、図示した
実施例に限定されるものではない。たとえばフィルタ6
はチャンバ−下部筒体4の下端部に溶着等により固定す
るようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】抗凝固剤の注入された体液の層をドリッ
プチャンバ−本体10の上部に安定して終始維持でき、
例え液面レベルが変動することがあっても、体液が空気
と接触する機会を遮断することができる。またドリップ
チャンバ−を構成する各部品の接合部付近で滞留するこ
とはない。このためドリップチャンバ−内での体液の凝
固を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のドリップチャンバ−の断面概略図
【図2】図1の分解図
【図3】体液導入口の位置を変化させた状態を示す断面
概略図
【図4】体液導入口の位置を変化させた状態を示す断面
概略図
【図5】体液導入口の位置を変化させた状態を示す断面
概略図
【符合の説明】
1 上部キャップ 2 チャンバ−上部筒体 3 体液導入口リング 3a 体液導入口 3b 段部 3c 点滴芯 3d 突起部 4 下部筒体 5 下部キャップ 5a 導出口 5b 差込溝 5c 突起部 6 フィルタ−

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】分岐ラインが接続される上部キャップ1
    と、側部に体液導入口3aを有するリング3と、これら
    上部キャップ1と体液導入口リング3の間に装着される
    チャンバ−上部筒体2と、前記体液導入口リング3に装
    着され内部にフィルタ6と体液導出口5aを有するチァ
    ンバ−下部筒体4とから成る医療用ドリップチャンバ−
    であって、前記体液導入口リング3の内側に、下方に延
    びた点滴芯3cを形成したことを特徴とする医療用ドリ
    ップチャンバ−。
  2. 【請求項2】体液導入口リング3の内周面に、緩やかな
    傾斜面を有する突設部3dを形成したことを特徴とする
    請求項1記載の医療用ドリップチャンバ−。
JP1992025000U 1992-03-25 1992-03-25 医療用ドリップチャンバ− Expired - Lifetime JP2574507Y2 (ja)

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JPH0576443U JPH0576443U (ja) 1993-10-19
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