JPH0350926Y2 - - Google Patents

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JPH0350926Y2
JPH0350926Y2 JP1986029208U JP2920886U JPH0350926Y2 JP H0350926 Y2 JPH0350926 Y2 JP H0350926Y2 JP 1986029208 U JP1986029208 U JP 1986029208U JP 2920886 U JP2920886 U JP 2920886U JP H0350926 Y2 JPH0350926 Y2 JP H0350926Y2
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filter
blood
ring
shaped base
chamber body
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、血液体外循環回路や輸血セツトに取
付けられている血液貯留チヤンバの改良に関する
ものである。
(従来技術及びその問題点) 血液体外循環回路や輸血セツトには、途中に血
液貯留チヤンバが設けられており、ここで血液中
のエア抜きや異物除去が行なわれている。
第6図は血液体外循環回路に設けられる血液貯
留チヤンバの一例を示したものであり、チヤンバ
本体20の内部にフイルタ21を装着するととも
に、チヤンバ本体20の上部に血液導入チユーブ
22、下部に血液導出チユーブ23を接続した構
成となつている。
前記フイルタ21も従来から幾つかのタイプの
ものが知られているが、同図に示すごとく、下部
にリング状基部24を有するものにあつては、そ
の基部24をアンダカツト方式でチヤンバ本体2
0の下部内面に嵌合させて、フイルタ21を支持
しているのが通例である。
しかしながら、このような構成では、チヤンバ
本体20が軟質もしくは半硬質の合成樹脂製であ
る場合、使用中に内圧が生じると、チヤンバ本体
20が膨らみ、フイルタ21がはずれる危険性が
あつた。また前記フイルタ基部24の下方にチヤ
ンバ本体24との間に狭隘部25が生じ、そこに
血液が滞留して血液凝固が生じる等の問題があつ
た。
なお、フイルタ基部24とチヤンバ本体20を
接着剤で固定すると、接着剤の成分が血液中に溶
出するため、こうした接着剤の使用は避けるべき
である。
また、チヤンバ本体20を硬質合成樹脂製にす
ると、たとえば流量の目安をつけるためにチヤン
バ本体20を圧縮してポンピングするような操作
ができなくなるという問題がある。
本考案は、上述したような不利欠点を解決し、
筒状のフイルタを、軟質もしくは半硬質性のチヤ
ンバ内に接着剤又は溶着手段を用いないで確実に
固定できるようにし、かつフイルタを通つた血液
が部分的に滞留することなくスムースにチヤンバ
ーから流出するようにすることをその目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するために講じた本考案の手段
は、 軟質または半硬質性の合成樹脂で構成され、下
端部にリング状基部を有する筒状のフイルタと、 上部に血液導入チユーブを接続するキヤツプを
固定し、下部内部に前記フイルタのリング状基部
の嵌合部を形成すると共に、その嵌合部の下部
に、前記リング状基部の下面部を支持する支持部
を形成し、かつこの支持部の下部に血液導出チユ
ーブの接続部を形成したチヤンバ本体とを備え、 前記フイルタをチヤンバ本体に内挿し、該フイ
ルタのリング状基部をチヤンバ本体の前記嵌合部
に嵌合すると共に、該リング状基部の下面部を前
記リング状基部の支持部に密着し、かつ前記フイ
ルタ頂面部と前記キヤツプとの間をフイルタ押え
部材で連結したことを特徴とするものである。
(作用) チヤンバ本体の内部に流入した血液は、フイル
タの外側から内部を通り、その際、血液中の異物
が除去される。フイルタを通つた血液は血液導出
チユーブへと流出するが、フイルタのリング状基
部はチヤンバの支持部に密着しているため、血液
はフイルタ下部に滞留することなく、スムースに
流出する。このフイルタは、そのリング状基部が
チヤンバ本体の内部下部に接着剤等を使用するこ
となく嵌合によつて固定されているため、接着剤
成分の血液中への溶出がなくなる。また、例えば
血液ポンプの異常回転などにより、チヤンバ本体
の内部に異常な圧力が加わりチヤンバ本体が膨ら
んだような場合でも、フイルタは押え部材によつ
て押えられるため、チヤンバ本体から外れて浮上
するようなことはない。
(実施例) 第1図は本考案の一実施例を示したものであ
る。
図中1は塩化ビニル等の軟質もしくは半硬質合
成樹脂製のチヤンバ本体であり、内面部は下部に
向かうに従つて小径となつた緩やかなテーパ状と
なつている。チヤンバ本体1の下部内部は、後述
するフイルタ7のリング状基部8の嵌合部1aと
なつている。この嵌合部1aの下部、即ちチヤン
バ1の底面部はリング状基部8の支持部1bとな
つており、該支持部1bに前記リング状基部8の
下面部が密着し、支持されるようになつている。
さらに、支持部1bの下方にはチユーブ接続部1
cが一体的に突設され、この接続部1cに血液導
出チユーブ2が接続されている。
前記キヤツプ3には、血液導入チユーブ4やエ
アライン、モニタライン等の分岐ライン5が装着
されるとともに、内面部には下方に延びる棒状の
フイルタ押え部材6が突設されている。この押え
部材6はキヤツプ内面に一体成形により突設して
もよく、あるいは第5図に示すごとく、キヤツプ
内面の溝に嵌合させ、必要により接着剤で固定す
るようにしてもよい。このフイルタ押え部材6の
先端部は、後述するフイルタ7の頂面部に当接す
るか、もしくは固定されている。
一方、図中7は円筒キヤツプ状のフイルタであ
り、第2図に示すごとく、このフイルタ7の下部
にはリング状基部8が設けられるとともに、頂面
部9と基部8とは補強リブ10で連結されてい
る。こうしたフイルタは、たとえば射出成形法な
どにより一体成形されるものである。
前記フイルタ7は、チヤンバ本体1の内部に挿
入され、基部8がチヤンバ本体1の下部内面と嵌
合して固定されている。
上記した実施例は、本考案の一例を示したもの
であり、他の多くの変形例が考えられる。たとえ
ば、前記押え部材6はキヤツプ3に突設されてい
るが、第3図のごとく、フイルタ頂面部9に一体
成形により突設するか、あるいは第4−a図及び
第4−b図のごとく、フイルタ頂面部9に円形、
矩形、十字形等の溝9aを形成し、この溝9aに
押え部材6を嵌合固定するようにしてもよい。ま
た、押え部材6は、複数設けてもよくその形状も
任意でもある。さらにまた、血液回路の血液貯留
チヤンバのみならず、輸血セツトにおけるフイル
タ付チヤンバ等にも適用することができる。
(効果) 以上説明した本考案によれば、フイルタはチヤ
ンバの嵌合部に嵌合されているだけであり、接着
剤等を使用しないため、接着剤成分が血液中に溶
出することがなく安全である。またフイルタのリ
ング状基部の下面部はチヤンバ本体の下部に形成
された支持部に密着し、その支持部に血液導出チ
ユーブの接続部が一体的に成形されているため、
フイルタと血液導出チユーブまでの間に血液溜り
となるような狭隘部がなくなり、フイルタを通つ
た血液はスムースに血液導出チユーブに流出する
ため、血液の滞留及びそれに起因する血液凝固を
防止することができる。さらにまた、チヤンバ本
体に内圧が生じ、フイルタ基部との嵌合部がはず
れた場合であつても、フイルタの浮き上りを防止
することができ、異物の混つている血液が下流側
に流れるのを防ぐことができる、等の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す部分断面概略
図、第2図は第1図におけるフイルタの斜視図、
第3図、第4−a図、第4−b図は本考案の他の
実施例を示す斜視図、第5図は同じく本考案の別
の実施例を示す断面図、第6図は従来の血液貯留
チヤンバの部分断面概略図である。 図中、1はチヤンバ本体、3はキヤツプ、6は
フイルタ押え部材、7はフイルタ、8はフイルタ
基部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 軟質または半硬質性の合成樹脂で構成され、下
    端部にリング状基部を有する筒状のフイルタと、 上部に血液導入チユーブを接続するキヤツプを
    有し、下部内部に前記フイルタのリング状基部の
    嵌合部を形成すると共に、その嵌合部の下部に、
    前記リング状基部の下面部を支持する支持部を形
    成し、かつこの支持部の下部に血液導出チユーブ
    の接続部を形成したチヤンバ本体とを備え、 前記フイルタをチヤンバ本体に内挿し、該フイ
    ルタのリング状基部をチヤンバ本体の前記嵌合部
    に嵌合すると共に、該リング状基部の下面部を前
    記リング状基部の支持部に密着し、かつ前記フイ
    ルタ頂面部と前記キヤツプとの間をフイルタ押え
    部材で連結したことを特徴とする血液貯留チヤン
    バ。
JP1986029208U 1986-03-03 1986-03-03 Expired JPH0350926Y2 (ja)

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JP1986029208U JPH0350926Y2 (ja) 1986-03-03 1986-03-03

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JPS62142350U JPS62142350U (ja) 1987-09-08
JPH0350926Y2 true JPH0350926Y2 (ja) 1991-10-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60246762A (ja) * 1984-05-22 1985-12-06 川澄化学工業株式会社 体外循環回路用ドリツプチヤンバ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182058U (ja) * 1984-05-14 1985-12-03 川澄化学工業株式会社 体外循環回路用ドリップチャンバーのフィルター

Patent Citations (1)

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JPS60246762A (ja) * 1984-05-22 1985-12-06 川澄化学工業株式会社 体外循環回路用ドリツプチヤンバ−

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JPS62142350U (ja) 1987-09-08

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