JPS5826587B2 - 携帯用端末システム - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は携帯用端末システムに関するものである。

従来、携帯用端末装置は主として流通業界に使用される
ことが多く、データの入力項目として商品コード、単価
、値引き率、重量、サイズ、材質、色、手番、数量等が
あって、これらの中の必要とされたデータをキーボード
のテンキーから予めのフォーマットにしたがって項目順
に入力していた。

しかしながら、上記項目の大部分は商品コードが定まれ
ば、自ずから定まる定数、すなわち、固定データである
ため、このような固定データを商品コードの入力の度に
キー操作を行なって入力することは極めて煩られしかっ
た。

なお、これらの固定データを商品コードと関連づけて携
帯用端末装置自体のキーボードより予め入力して記憶さ
せておくことも可能であるが、プログラムが複雑となる
ため好ましくなく、また、同一データを多数の携帯用端
末装置全てにマニュアル入力させることも煩られしいと
いう問題があった。

本発明は以上に鑑み、このような問題を解決すべくなさ
れたもので、その目的はキー操作の煩られしさを軽減し
、かつプログラムの簡単な携帯用端末システムを提供す
ることにある。

このような目的を遠戚するために、本発明は、親端末装
置に予め商品コードと、この商品コードに対応する固定
データを記憶させておき、この親端末装置に携帯用端末
装置を接続して伝送用プログラムにしたがって前記商品
コードおよび固定データを伝送して携帯用端末装置のＲ
ＡＭに記憶させると共に携帯用端末装置のキーボードか
ら商品コードを入力することにより業務用プログラムに
したがって前記ＲＡＭ内の対応する固定データを出力す
るようにしたもので、以下、図面に基づき本発明の実施
例を詳細に説明する。

第１図は本発明による携帯用端末システムの一実施例を
示すブロック図である。

図において、ＭＥは親端末装置を示し、ＰＥは携帯用端
末装置で、これらは例えばケーブルＬを介して接続され
ている。

そして、親端末装置ＭＥ側のＫＢＭはプログラム入力の
ためのキ一群からなるキーボード、ＰＭはプログラムメ
モリ、ＣＣＭ、ＦはキーボードＫＢＭからデータ人力す
る商品コード・マスクフアイル、ＣＰＵＭは中央処理装
置、ＤＰＭはディスプレイ、ＴＣＣは伝送制御回路、Ｃ
ＮＭは伝過制御回路ＴＣＣＭとケーブルＬとを接続する
コネクタである。

一方、携帯用端末装置ＰＥ側において、ＫＢＰはデ゛−
夕をマニュアル入力するためのキーボード、ＲＯＭはデ
ータ入力用プログラムおよびデータ伝送用プログラムを
予め格納したリード・オンリー・メモリ、ＣＰＵＰは上
記プログラムの実行を行なう中央処理装置、ＲＡＭはデ
ータメモリ用のランダム・アクセス・メモリ、ＢＴはこ
のランダム・アクセス・メモリＲＡＭのバックアップを
行なうバッテリー、ＤＰＰは各種の表示を行なうディス
プレイである。

そして、このキーボードＫＢＰとリード・オンリー・メ
モリＲＯＭと中央処理装置ＣＰＵとランダム・アクセス
・メモリＲＡＭおよびバッテリーＢＴとを備えた携帯用
端末装置ＰＥを、商品コードとこの商品コードに対応し
た固定データを予め記憶した親端末装置ＭＥに接続し、
この親端末装置ＭＥから送られてくる商品コードおよび
固定データをデータ伝送用プログラムにしたがってラン
ダム・アクセス・メモリＲＡＭ内に格納すると共に、キ
ーボードＫＢ、から商品コードが入力されたときにデー
タ入力用プログラムにしたがって対応する固定データを
出力するように構成されている。

つぎにこの第１図に示す実施例の動作を第２図に示すフ
ローチャートを参照して説明する。

まず、親端末装置ＭＥへのデータ入力について説明する
と、キーボードＫＢＭから所定のフォーマットにしたが
って商品コードおよび固定データを入力する。

この場合、ディスプレイＤＰＭによってこれをモニタす
る。

そして、入力されたデータは、予めのデータ入力用プロ
グラムにしたがって商品コード・マスクファイルＣＣＭ
Ｅに記憶される。

つぎに、親端末装置ＭＥから携帯用端末装置ＰＥへのデ
ータ伝送について説明すると、第１図に示すように、ま
ず両装置間をケーブルＬで接続する。

そして、携帯用端末装置ＰＥのキーボードＫＢＭを操作
して゛°マスタ受信″を指定する。

これにより、親端末装置ＭＥから携帯用端末装置ＰＥヘ
データの転送が開始される。

すなわち、商品コード・マスクファイルＣＣＭＦ内の商
品コードおよびこの商品コードに対応する固定データは
伝送制御回路ＴＣＣＭ１コネクタＣＮＭ１ケーブルＬ１
コネククＣＮ１、伝送制御回路ＴＣＣＰを経て、携帯用
端末装置ＰＥのランダム・アクセス・メモリＲＡＭに転
送されて記憶される。

なお、伝送制御回路ＴＣＣＭおよびＴＴＣ−イインター
フェース用でこれらはバッファ機能を有している。

また、ランダム・アクセス・メモリＲＡＭはバッテリー
ＢＴによってバックアップされているため、記憶された
データは保持される。

つぎに、携帯用端末装置ＰＥへのデータ入力の動作につ
いて説明すると、キーボードＫＢ、から例えば、売り上
げのあった商品のコード番号を入力する。

そして、ディスプレイＤＰＰには入力された商品コード
が表示される。

そして、中央処理装置ＣＰＵＰは入力された商品コード
によりデータ入力用プログラムにしたがってランダム・
アクセス・メモリＲＡＭ内の対応する固定データを読み
出し、順次ディスプレイＤＰＰに表示する。

そして、固定データ表示終了後、キーボードＫＢ。

から可変データ、例えば数量データを入力し、数量キー
（図示せず）を押下する。

数量キーの押下により、中央処理装置ＣＰＵは単価×数
量の合価を演算し、全データをバッファに記憶する。

同様にして、売上のあった商品のデータを次々に入力し
、入力が終了すると図示しない合計キーを押下する。

これにより、総売上類が演算され、バッファに記憶され
ていた全データがランダム・アクセス・メモリＲＡＭま
たは図示しない外部メモリに記憶される。

そして、このランダム・アクセス・メモＩＪＲＡＭまた
は外部メモリに記憶されたデータは、例えば１日の販売
活動終了後、親端末装置ＭＥ側へケーブルＬを介して転
送される。

以上本発明を親端末装置ＭＥと携帯用端末装置ＰＥとを
ケーブルＬにて接続する場合を例にとって説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく通信回線と音響
カプラまたはモデム等を介して遠隔地からデータを転送
するようにすることもできる。

また、データ出力手段として携帯用端末装置ＰＥにプリ
ンタを備えてもよく、さらに、親端末装置ＭＥにおける
商品コード・マスクファイルＣＣＭＦへのデータ人力は
キーボードＫＢＭによらず、マスク・メモリで構成して
もよい。

また、携帯用端末装置ＰＥにおいて、商品コードをキー
ボードＫＢＰより入力したが、全商品コードを順次ガイ
ド表示するようにしてもよい。

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、固定
データのキー操作による煩られしさを軽減することがで
き、かつ伝送制御用のプログラムを付加するだけでよく
、プログラムが簡単であるので、実用上の効果は極めて
犬である。

また、固定データの変更に際しても親端末装置のメモリ
の内容を変えて個々の携帯用端末装置に転送し直すだけ
でよく、容易性かつ即応性に富み、さらに、プログラム
は側ら変更する必要がないという点において極めて有効
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による携帯用端末システムの一実施例を
示すブロック図、第２図は第１図の動作説明に供するフ
ローチャートである。 ＭＥ・・・・・・親端末装置、ＰＥ・・・・・・携帯用
端末装置、ＰＭ・・・・・・プログラム・メモリ、ＣＰ
Ｕ ・・・・・・中央処理装置、ＣＣＭＦ・・・・・・
商品コード・マスクファイル、ＫＢ、・・・・・・キー
ボード、ＲＯＭ・・・・・・リード・オンリー・メモリ
、ＣＰＵ ・・・・・・中央処理装置、ＲＡＭ・・・・
・・ランダム・アクセス・メモリ、ＢＴ・・・・・・バ
ッテリー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ データをマニュアル入力するためのキーボードと、
   データ入力用プログラムおよびデータ伝送用プログラム
   を予め格納したＲＯＭと、これらのプログラムの実行を
   行なうＣＰＵと、データメモリ用のＲＡＭと、このＲＡ
   Ｍのバックアップを行なうバッテリーとを備えた携帯用
   端末装置を、商品コードとこの商品コードに対応した固
   定データを予め記憶した親端末装置に接続し、この親端
   末装置から送られてくる前記商品コードおよび固定デー
   タを前記データ伝送用プログラムにしたがって前記ＲＡ
   Ｍ内に格納するとともに前記キーボードから商品コード
   が入力されたときに前記データ入力用プログラムにした
   がって対応する固定データを出力するようにしたことを
   特徴とする携帯用端末システム。