JPS582653Y2 - 自動車用ドア構造 - Google Patents

自動車用ドア構造

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Publication number
JPS582653Y2
JPS582653Y2 JP9784078U JP9784078U JPS582653Y2 JP S582653 Y2 JPS582653 Y2 JP S582653Y2 JP 9784078 U JP9784078 U JP 9784078U JP 9784078 U JP9784078 U JP 9784078U JP S582653 Y2 JPS582653 Y2 JP S582653Y2
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JP
Japan
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door
flange
inner panel
outer panel
waist
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Expired
Application number
JP9784078U
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English (en)
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JPS5515133U (ja
Inventor
小池昌一
Original Assignee
日産自動車株式会社
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Publication date
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Priority to JP9784078U priority Critical patent/JPS582653Y2/ja
Publication of JPS5515133U publication Critical patent/JPS5515133U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車用ドアとりわけはめ移しタイプのコーナ
ーウィンドのガラスを有するドア構造の改良に関するも
のである。
一般に、この種のドアの典型的な一例を第1図および第
2図に示す。
リヤドア1はアウターパネル3とインナーパネル4とで
本体を構成し、インナーパネル4にはドアサツシュ5が
固着されると共に、ドアサツシュ5によって形成される
ウィンド開口部をコーナーサツシュ7によって2分し、
一方の開口部9は昇降式窓ガラスによって車室内外を区
画し、他方の開口部11は第2図仮想線で示すようにウ
ェザ−ストリップ13を介してコーナーウィンドウガラ
ス15がはめ込まれいわゆるはめ殺しタイプのウィンド
ウガラスを形成している。
アウターパネル3とインナーパネル4の両上端部によっ
て昇降式窓ガラスの進退用開口部17が開いており、コ
ーナーウィンドウガラス15は第2図に示すようにアウ
ターパネル3の上端部とインナーパネル4の上端部とで
支持されている。
このようなドア1にあっては前記開口部17のため、横
方向の力(すなわち車中方向の力)に対するドア上端部
の抗力すなわち横剛性が低いため、コーナーウィンドウ
部分におけるアウターパネル3の一部を開口部19を横
切るようにインナーパネル側に突出20し、インナーパ
ネル4の上端フランジ部4aと突出部20の端末フラン
ジ20aとを溶接し、横剛性をあげるようにしているが
、突出部20は単なる平板状のため、横方向の結合剛性
は未だとぼしく本来の機能を充分果していないのが実状
である。
この横方向の剛性を一層向上するために突出部20に車
中方向に延びるビードを形成することが考えられるが、
稜線部Aにまたがってビード成形するのは製造上難かし
い。
また、突出部20はアウターパネル3の一部から延出し
ているため、アウターパネル3の形状として無駄な部分
が多すぎいわゆる歩留りが悪いものである(すなわちア
ウターパネル3の成形前は突出部20の寸法だけ全体的
に大きな板材を必要とし、突出部20だけを残して他の
部分を捨てるということになる)。
本考案はかかる従来の実状に鑑みなされたもので、イン
ナーパネルのコーナーウィンドウ部分を絞り成形により
ドアアラクーパネル側に延出し、この延出部においてド
アアウターパネルと溶接又は接着してドアの上端部の横
剛性を充分に確保するようにしたものである。
以下図面に示す実施例により従来と同一部分には同一符
号を付して説明すると、第3図ないし第5図において、
ドア1のアウターパネル3、インナーパネル4の雨上端
部を両ウェスト平面部3b。
4bより立ち上りフランジ形成3c 、4Cしてドアウ
ェスト開口部19を形成している。
この両フランジ部3c 、4cによってコーナーウィン
ドウガラス15をウェザ−ストリップ13を介して支持
するようにしている。
このコーナーウィンドウガラス15の支持構造は従来と
同様である。
本実施例にあっては、インナーパネル4の上端部の一部
を立ち上りフランジ部4cを伴った状態で、アラクーパ
ネル3側へ絞り延出30してフランジ部3cと重合し、
この延出部30のフランジ部30aとアウターパネルフ
ランジ部3cとを点溶接している。
ここで延出部30はインナーパネルウェスト平面部4b
と同一のウェスト平面部30bを構成するように絞り成
形されているものである。
そして延出部30の立ち上りフランジ30aのうち、ド
アウェスト開口部19を横切り、かつウェザ−ストリッ
プ13が通過する部位はウェザ−ストリップ13との干
渉を避けるべく切欠30d。
30dされているが平面部30bと立ち上りフランジ3
0cとの稜線Bは確保されているものである。
さらに平面部30bには水抜き孔30eが穿設されてお
り、ウェザ−ストリップ13とガラス15との間から矢
印Xで示すように侵入した水をドア本体内に導き、図示
しないドア本体内の水抜き孔から車外に排出できるよう
にしている。
第4図中、13aはウェザ−ストリップ13の下端に突
設された水抜きバルブである。
かかる構成により、延出部30によりアウターパネル3
とインナーパネル4とがしっかりと結合されているため
、ドア上端部の横剛性は充分に確保されるのである。
特に立ち上りフランジ30aと平面部30bとで形成さ
れる稜線Bが横剛性向上に大きく寄与しているのである
次に第6図および第1図により他の実施例を示すと、イ
ンナーパネル4の延出部30はインナーパネル−膜面に
おけるウェスト平面部4bより下方に段付成形されて平
面部30bが構成されていると共に延出部フランジ30
aも同様にインナーパネルフランジ部4cの下方に落ち
込んでいるものである。
そしてこのフランジ30aの落ち込みにより、フランジ
30aのドアウェスト開口部19を横切る部位とウェザ
−ストリップ13とが干渉しないようにしているのであ
る。
特にフランジ30aがインナーパネルフランジ部4cよ
り落ち込むため、アウターパネルフランジ部3cと重合
する部分が不足した場合、溶接重合面を確保するため、
延出部30の延出端フランジ30aを大きくするのが望
しく第6図において符号30fで示す仮想線部分がこれ
に相当する。
本実施例においては前述の実施例と違い、わざわざ切欠
部30dを設ける必要がない。
これを除いては前述実施例と同様横剛性が向上するもの
である。
次に第3図ないし第5図に示した実施例にドア回りの部
品を取りつけた状態を第8図に示すと、ドアフィニッシ
ャ40がインナーパネル4の立ち上りフランジ部4cに
間欠的に上端フック部40aにおいて引っ掛けておりウ
ェザ−ストリップ13のインナーリップ13bによって
ドアフィニッシャ上端フック部40aを押さえ込むよう
にしている。
また、ドアウェストモールディング50がドアアウター
パネル3の立ち上りフランジ部3cに嵌装したクリップ
60によってかけ止めされるものである。
以上本考案によれば、ドア上端部の横剛性が著しく向上
し、振動対策上、安全対策上極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来例を示すそれぞれドアの斜視図お
よび第1図■−■線断面図、第3図、第4図、第5図は
本考案の一実施例を示すそれぞれ第1図A部の拡大斜視
図、第3図IV−IV線断面図および第3図■−■線断
面図、第6図、第7図は他の実施例を示すそれぞれ第3
図と同様の斜視図および第6図■−■線断面図、第8図
はドア回り部品の取付状態を示す第5図と同様の断面説
明図である。 1・・・・・・ドア、3・・・・・・アラクーパネル、
3b・・・・・・ウェスト平面部、3c・・・・・・フ
ランジ部、4・・・・・・インナーパネル、4b・・・
・・・ウェスト平面部、4c・・・・・・フランジ部、
13・・・・・・ウェザ−ストリップ、15・・・・・
・コーナーウィンドウガラス、19・・・・・・ウェス
ト開口部、30・・・・・・延出部、30a・・・・・
・フランジ部、30b・・・・・・ウェスト平面部、3
0c・・・・・・フランジ部、30d・・・・・・切欠
、30e・・・・・・水抜き孔。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) ドアにおけるアウターパネル、インナーパネ
    ルの両上端部をウェスト平面部より立ち上りフランジ形
    成してドアウェスト開口部を形成し、該両フランジ部に
    よりコーナーウィンドウガラスをウェザ−ストリップを
    介して支持するようにした構造において、該インナーパ
    ネルの上端部の一部を立ち上りフランジ部が伴なった状
    態でアウターパネル側へ延出してアウターパネルフラン
    ジ部と重合し、該延出部の重合部とアウターパネルフラ
    ンジ部とを固着して成る自動車用ドア構造。
  2. (2)延出部はインナーパネルウェスト平面部と同一の
    ウェスト平面部を有するように形成され、延出部におけ
    る立ち上りフランジのドアウェスト開口部を横切りかつ
    ウェザ−ストリップの通過する部位がウエザース) I
    Jツブと干渉しないように切欠かれていることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の自動車用
    ドア構造。
  3. (3)延出部はその立ち上りフランジのドアウェスト開
    口部を横切る部位がウェザ−ストリップと干渉しないよ
    うにインナーパネルの一般面より下方に段成形して成る
    実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の自動車用ドア
    構造。
JP9784078U 1978-07-14 1978-07-14 自動車用ドア構造 Expired JPS582653Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9784078U JPS582653Y2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 自動車用ドア構造

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JP9784078U JPS582653Y2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 自動車用ドア構造

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Publication Number Publication Date
JPS5515133U JPS5515133U (ja) 1980-01-30
JPS582653Y2 true JPS582653Y2 (ja) 1983-01-18

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ID=29033049

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JP9784078U Expired JPS582653Y2 (ja) 1978-07-14 1978-07-14 自動車用ドア構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6134897Y2 (ja) * 1980-02-26 1986-10-11

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JPS5515133U (ja) 1980-01-30

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