JPS5825954Y2

JPS5825954Y2 - 炊飯システムにおける洗米浸漬定量充填装置

Info

Publication number: JPS5825954Y2
Application number: JP1979045459U
Authority: JP
Inventors: 京一松本
Original assignee: 愛豊鉄工株式会社
Priority date: 1979-04-05
Filing date: 1979-04-05
Publication date: 1983-06-04
Also published as: JPS55146018U

Description

【考案の詳細な説明】この考案は、所定量の米と水を充填した多数の炊飯釜を
連続的にバーナで加熱して多量の炊飯を行なうようにし
た炊飯システムにおいて、炊飯釜内に洗米かつ一定時間
浸漬した定量の米と水を連続自動的に充填するための装
置に関するものである０従来、別個の洗米装置で予備洗米を行なった多量の米を
浸漬タンク内に入れ、攪拌翼で洗米後そのまま所定時間
浸漬し、こＸで充分に浸漬した米の一部を上方のタンク
に圧送し、このタンクから下方の水切装置に排出して水
切りした後計量タンク内に入れ、計量後の米を水と共に
炊飯釜内に充填するようにした配本装置が知られている
。

しかしながら、従来の装置においては予備洗米装置及び
浸漬タンクを床上に設置し、さらにその近傍の上方にタ
ンク及び水切計量装置を一連に配置するものであるため
、備品が多く装置全体が大型化し、設置スペースを多く
要すると共に、各種タンク、水切、計量部において米の
供給排出のためにバルブの切換操作を要することから、
その操作を頻繁に行なわなければならず、極めて煩雑で
不経済であった。

又、浸漬タンク内において一度に多量の米を洗米した後
そのま＼全体を浸漬し、その浸漬済みの米の一部を少量
づつ取出して上方のタンクに供給するため、タンクに送
米される米はその都度浸漬時間を異にし、均一な浸漬を
望むことができず、しかも浸漬タンク内の米が無くなっ
た場合、再度洗米浸漬時間を要し、その間炊飯釜への充
填を行なうことができないなどの難点があった。

この考案は、前記従来の課題を解決するために、装置全
体を合理化して小型に構成し、設置スペースの削減とコ
ストダウンを図ると共に、洗米、浸漬を能率的に行ない
、しかも一定時間均一に浸漬した米が常時炊飯釜内に充
填されるようにした装置を提案するものである。

以下この考案を図面に示す実施例について説明すると、
１は多量の洗米（例えば連続自動炊飯機によって一時間
に炊飯される洗米の量）を収容可能な浸漬タンクで、下
部の漏斗状部２の内部中央には笠状の邪魔板３がその外
面から水平放射状に突設した支持板４の先端を漏斗状部
２の周縁に引掛けることにより着脱自在に設置されてい
る。

この邪魔板３は、その周縁が漏斗状部内面に対して所定
間隔を保持するように設置され、頂部には工アー抜き用
の小孔５があけられている。

浸漬タンク１は適当な支持部材６によって所定の高さに
設置され、その下部には多孔板によって構成された計量
水切毎７、その周囲を囲む隔壁８、計量水切毎７の下部
開口を開閉するシャッター９および排水受皿１０からな
る計量水切充填装置１１が設けられている。

また、浸漬タンク１の上部には支持部材６に近接して配
置された水圧式洗米機１２からの洗米を水圧により圧送
する送水管１３および内部に水を供給する給水管１４が
接続され、さらにストレーナ−１５を介して内部の水を
洗米機１２の給水タンク１６に排水する排水管１７が接
続されている。

支持部材６の上部には給水タンク１８が設置され、給水
管１４からボールタップパルプ１９を介して内部に水が
貯留されるようになっており、貯留された水は排水管２
０から電磁パルプ２１を介して下方の炊飯釜Ｓに所定量
充填される。

また、支持部材６の下部には炊飯釜Ｓを載せて移動する
ためのローラコンベヤ等からなるコンベヤ２２が設置さ
れ、さらにその下部には排水受槽２３が設置されている
。

なお、第２図において２４はバルブ２５によって送水管
１３と流路を切換えて洗米を洗米機１２内に循環供給す
る戻し管である。

また、２６は排水受皿１０に流入した水を給水タンク１
６に排水する排水管である。

以上の構成において、この考案の装置を使用する際は、
第１図に示すように装置を炊飯機２７に近接して配置し
、ローラコンベヤ２２に別のコンベヤ２２′を接続して
炊飯釜Ｓを洗米計量水切充填装置１１の下方から炊飯機
２７の供給口へ移送できるように構成する。

そして、まず洗米機１２に米を入れ、パルプ２５を戻し
管２４側に切換えて洗米を行ない、洗米後パルプ２５を
送米管１３側に切換えて浸漬タンク１内に洗米を供給充
填し、給水管１４より供給した水に浸漬する。

浸漬タンク１内に所定量の洗米が貯留され、下方の洗米
が充分に浸漬された状態にち・いて浸漬タンク１の下部
のパルプ２８を開いて計量水切毎７内に水と共に洗米を
充填し、バルブ２８を閉じて所定時間水切りを行ない、
次いで開閉シャッター９を開いて下方の炊飯釜Ｓ内に水
切りした洗米を充填し、同時に電磁パルプ２１を一定時
間開いて給水タンク１８内の水を排水管２０を介して炊
飯釜Ｓ内に充填する。

所定量の米と水を充填した炊飯釜Ｓは、コンベヤ２２．
２２’により炊飯機２７の供給口に移送し、新たな炊飯
釜Ｓを計量水切充填装置１１の下方に配置して同様に所
定量の米と水を充填する。

このようにして、浸漬タンク１内の洗米は下部の一定時
間浸漬されたものから順次連続的に排出されるが、上部
から下部に順次流下する際、漏斗状部２の内部に邪魔板
３が設置されているため、上部の米が下部に急速に流下
して下部の米に混合されることなく、順次留められた順
に整然と流下して計量水切毎γ内に排出し、下方の炊飯
釜Ｓ内には常時一定時間均一に浸漬された米が充填供給
されることになる。

浸漬タンク１には内部の米の量を外部に表示するレベル
表示器を設けて内部の米が所定基準量以下になったとき
（例えば炊飯釜４個分の洗米が排出されて減少したとき
）、洗米機１２により洗米した米を順次供給する。

以上の通りこの考案によれば、下部に計量水切充填装置
を備えた内部に多量の洗米を収容可能な浸漬タンクを支
持部材によってその上方に支持固定し、支持部材の下部
にはこれに近接して水圧洗米機を設置し、この水圧洗米
機により洗米した米を送米管を介して浸漬タンクに圧送
可能としたので、装置全体が合理化されて小型化し、設
置スペースおよびコストを削減することができる。

また、洗米した多量の米を順次浸漬タンク内に貯留浸漬
しながら炊飯釜内に充填するので、洗米、浸漬、充填の
工程を能率よく連続的に行なうことができ、しかも浸漬
タンクの漏斗状部内には笠状の邪魔板が設置されている
ので、上部と下部の米が混合することなく留められた順
に整然と流下し、一定時間均一に浸漬された米を連続的
に炊飯釜に充填することができ、良好な米飯を得ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の装置の使用例を示す概略断面図、第
２図はこの考案の装置の一部を破断して表わした正面図
、第３図は同平面図である。１・・・浸漬タンク、２・・・漏斗状部、３・・・邪魔
板、４・・・支持板、６・・・支持部材、１１・・・計
量水切充填装置、１２・・・水圧式洗米機、１３・・・
送水管、１４・・・給水管、１γ・・・排水管、２２・
・・炊飯釜移動用ココンベヤ、Ｓ・・・炊飯釜。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

内部に多量の洗米を収容可能な浸漬タンクを支持部材に
よってその上方に支持固定し、前記浸漬タンクには、そ
の下端に計量水切充填装置を設け、かつ下部漏斗状部内
には、空気抜き穴を有する上端中央から下り勾配に形成
した笠状の邪魔板を周壁に多少の間隙を保持して設置し
、前記支持部材の下部にはこれに近接して水圧洗米機を
設置し、この水圧洗米機により洗米した米を送水管を介
して水圧により前記浸漬タンクに圧送可能としてなるこ
とを特徴とする炊飯システムにおける洗米浸漬定量充填
装置。