JPS5825901B2 - 流体を使用して変速機を制御する装置 - Google Patents

流体を使用して変速機を制御する装置

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JPS5825901B2
JPS5825901B2 JP52109552A JP10955277A JPS5825901B2 JP S5825901 B2 JPS5825901 B2 JP S5825901B2 JP 52109552 A JP52109552 A JP 52109552A JP 10955277 A JP10955277 A JP 10955277A JP S5825901 B2 JPS5825901 B2 JP S5825901B2
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は流体を用いて変速機を制御する装置に関する
ものである。
更に詳しく述べると、ガバナーより発生し、速度応答性
を有する流体制御圧に応答する切換弁を備え、主として
車両の駆動に使用する自動変速機を制御する装置に関す
るものである。
従来の変速機に於いては、入力ガバナー(歯車ユニット
の入力側、即ちトルクコンバータの出力側)がロックア
ツプ切換弁にトルクコンバータの出力速度に比例する圧
力を供給し、更に歯車ユニット出力軸により駆動される
出力ガバナーが変速機出力に比例するガバナーライン圧
力を供し、このガバナーライン圧力は歯車ユニットの切
換弁及び切換信号弁の制御圧力として用いられていた(
例えば米国特許第3691872号)。
従って、従来の変速機では切換弁の作動は出力ガバナー
圧のみにより制御されており、出力ガバナーが作動不能
となると乗り物は走行することができなかった。
本発明の目的は、何らかの理由で出力ガバナーが作動不
能となっても変速機を制御することのできる流体を使用
して変速機を制御する装置を供することである。
本発明による流体を使用して変速機を制御する装置は、
入力ガバナーと、出力ガバナーと、変速機の変速ギヤ比
を切り換える切換弁とを備えるものであって; 第1の入口と、第2の入口と、該第11第2の入口のう
ちいずれか圧力の高い万と連通ずる出口とを備え、前記
第1の入口が前記出力ガバナーに、前記出口が前記切換
弁にそれぞれ接続されたシャトル弁と; 前記入力ガバナーに接続された入口と前記シャトル弁の
第2の入口に接続された出口とを備える減圧弁と; 前記切換弁に応答して前記減圧弁の減圧量を変速機のア
ップシフトにしたがって減少させて減圧弁出口圧力を出
力ガバナー圧力と同様に変化させるとともに、該出力ガ
バナー圧力よりも低く保つ減圧弁制御手段とを有するこ
とを特徴とする。
この発明による好ましい構成において、自動速度応答切
換多段化変速装置は変速機入力速度に応答し、かつ、出
力速度自動切換制御装置と基本的に同様な改良された自
動切換制御を行うよう作動するガバナー制御システムを
使用している。
入力ガバナーシステムは、出力速度にほぼ比例して増加
する合成変更入力ガバナー圧を生ずる。
この目的のために、入力ガバナーを使用して、入力速度
に比例した入力ガバナー圧を生じさせており、かつ、減
圧弁は、最低変速比において作動し、入力ガバナー圧を
比例的に低速の第1速比変更ガバナー圧まで比例的に低
減させると共に、各々のより高い変速比においては、各
々の高変速比変更ガバナー圧が、変速速度比の増加にと
もなって限界値まで漸進的に上昇するにつれて該入力ガ
バナー圧を生じさせ、その後、この人力ガバナー圧を制
御して、各々の高速度比における入力速度の増加にとも
なって増大するより高い速度比の変更ガバナー圧を生せ
しめ、同様の自動切換制御を準備するよう出力ガバナー
圧をシミュレートさせるやり方で平均傾斜範囲内で出力
速度と共に変化する各変速比における変更入力ガバナー
圧を切換操作に応答して使用し、該切換操作のための合
成変更入力ガバナー圧を生じさせるよう減圧弁制御手段
により作動する。
減圧弁は、第1速比において入力ガバナー圧を低減させ
、出力速度に対して入力ガバナー圧よりもより低率で増
加する比例的により低い第1速比変更ガバナー圧を生じ
させる。
ついで、各々のより高い変速比において、減圧弁制御手
段により各変速比用の速度比信号が累積的に印加され、
各々のより高い変速比において、入力ガバナー圧に対し
、同一の低率で増加するより高いレベルの該変更ガバナ
ー圧を減圧弁で制御する。
各々のより高い変速比における入力ガバナー圧のより低
速度部分は制御された値より低く、しかも、入力ガバナ
ー圧は減圧弁に供給されるので、初期制御点における限
界値までの各々のより高い変速比変更ガバナー圧の初期
段階部分は各変速比における入力ガバナー圧と同一とな
る。
該減圧弁は、第1速およびそれより高い変速比駆動にお
いて作用する人力ガバナー圧バイアスと変更人力ガバナ
ー圧バイアスに応答する減圧制御部分と、各変速比駆動
の変速比段階に比例し、かつ、入力および出力ガバナー
圧との関係に比例して、漸次上昇するより高い圧力レベ
ルに対する減圧制御部分によって制御された圧力レベル
を増加させるための漸次上昇するより高い変速比に応答
する減圧弁制御手段とを有している。
第1速比における変更入力ガバナー圧は、最低圧力レベ
ル(圧力レベルが増加しないことが好ましい)での第1
速比において入力ガバナー圧が一定比率の減圧制御部分
によって制御された低減圧力である。
各々の漸増するより高い変速比において、変更入力ガバ
ナー圧は、変速比の増加に比例し、かつ、入力および出
力ガバナー圧の関係に比例して同一の比率で減少し、か
つ、より高い変速比におけるより高い圧力レベルまで漸
進的に増加する、各変速比における、入力ガバナー圧力
までの、そして、該入力ガバナー圧力となる、各々の漸
増するより高い変速比における入力ガバナー圧である。
変速機が自動的に一速変化から他の速度比に切換わる際
、全体あるいは合成変更入力ガバナー圧は該−速度比に
生じた速度比変更入力ガバナー圧から該他の速度比に生
じた速度比変更入力ガバナー圧へと変化し、平均傾斜範
囲内で出力速度と共に変化し、かつ、同様の自動切換え
のために出力速度ガバナー圧とシミュレートする合成ま
たは全体変更入力ガバナー圧を生ずる。
変速機の好ましい態様において、出力ガバナーは通常自
動速度応答切換装置用の自動切換弁にガバナー圧を供給
する。
自動切換弁は自動切換用の出力速度ガバナーおよびスロ
ットル圧制御装置に応答する。
合成変更ガバナー圧は出力速度に対する出力ガバナー圧
よりも低く、しかも切換弁に接続されていない。
出力ガバナー圧を出力速度に対する変更入力ガバナー圧
より低い値まで下げると、この変更入力ガバナー圧は、
シャトル弁により、自動切換弁に接続されて出力速度に
対すると同様の方法で自動切換を制御する。
この発明の他の態様において、トルク要求あるいはスロ
ットル位置応答力が同様の変更用制御弁に印加されて低
トルクまたはアイドルトルク要求における変更入力ガバ
ナー圧と同様で、かつ、増加するトルク要求に比例して
変更入力ガバナー圧ニ対して減少する変更入力ガバナー
およびスロットル圧力信号を生ずる。
この変更入力ガバナーおよびスロットル圧力信号は、シ
ミュレートされた出力速度ならびにトルク要求で制御さ
れた自動切換を行うための対抗ばねパイアスカを有する
自動切換弁を制御するのに使用される。
以下、添附の図面を参照して、この発明を更に具体的か
つ詳細に説明する。
バックアップ入力速度ガバナー圧力装置を有する自動変
速機を含む以下の記載において、この発明による変更ガ
バナー圧の利用を可能とする基本的特徴をもった従来の
自動変速機について簡単に記載する。
なお、従来からあるトルクコンバーター、動力切換歯車
装置、ならびに自動出力速度とトルク要求応答切換制御
装置の詳細には、例えば米国特許第3691872号明
細書に示される様に公知である。
第2a図は従来のロータリートルクコンバーター11を
駆動する入力軸10を有する動力列(power fr
aiu )を示す。
この態様において、トルクコンバーターは動力切換変速
機13の中間歯車変速入力軸12を駆動するため平行に
接続されたロックアツプクラッチを含む。
動力切換変速機13は3個の遊星歯車セットを有する4
速歯車ユニツトを備えている。
後部、第1歯車セツト16はキャリヤー(受部材)18
に設けられ、太陽歯車19および環状歯車21と噛合す
る遊星ピニオン17を有する。
第2歯車セツト22はキャリヤー24に設けられ、太陽
歯車26および環状歯車27と噛合する遊星ピニオン2
3を有する。
第3歯車セツト28はキャリヤー31に設けられ、太陽
歯車32および環状歯車33と噛合する遊星ピニオン2
9を有する。
前進クラッチ36はすべての前進速度比と係合し、かつ
、コンバーター出力軸(中間軸12)に接続して歯車ユ
ニット14の第1入力軸37を駆動する。
この軸は、バブ38を介して第1歯車セツト16の太陽
歯車19を駆動し、またバブ39を介して第2歯車セツ
ト22の環状歯車2Tを駆動する。
前進クラッチ36は、軸12に駆動接続される回転バブ
43により駆動される入力ドラム42に設けられた入力
板41を有する。
バブ43の内部には、ピストン46用のシリンダー44
が形成されている。
4速駆動用管108を通じてシリンダー44に流体を供
給すると、ピストン46は入力板41と出力板47を係
合させ、これらの入・出力板はバブ48によって接続さ
れて歯車ユニットの第1入力軸37を駆動する。
第4速クラツチ51は中間軸12を第2入力軸52に接
続し、この入力軸が第2および第3歯車セツ)22,2
8の太陽歯車26および32をそれぞれ駆動する。
上述の前進クラッチにより、キャリヤー24、環状歯車
33およびキャリヤー18から出力軸53に至る駆動歯
車比を1対1に固定する第4速クラツチ51にはドラム
42の続きとして入力ドラム54が形成されているので
、中間軸12によって駆動され、かつ、入力板56を駆
動する。
出力板57は出力ドラム58およびバブ59により第2
入力軸52に接続されている。
バブ59の内部にはピストン62用のシリンダー61が
形成されており、このシリンダーに第4速クラツチ接続
管211によって流体が供給されると、ピストン62が
板と係合して中間軸から第2入力軸52に対して駆動力
を伝達し、太陽歯車26と32を駆動する。
軸52は、また、第3速フレーキロ3によって支持して
もよい。
この第3速ブレーキは固定変速機ハウジング66に接続
された固定板64と、該軸52を静置固定状態に保持す
るためドラム68とバブ69を介して第2入力軸52に
駆動接続された回転板61とを有する。
第3速ブレーキ印加管212によって流体がハウジング
66内に形成されたシリンダー71に供給されてピスト
ン72を動かし、板64と67を係合させると、第3速
ブレーキ63が係合して第2入力軸52と太陽歯車26
および32を固定保持する。
第2速ブレーキ73はノ・シリンダ66に固定された複
数個の固定板74と第3歯車セツト28のキャリヤー3
1にバブ77で接続された回転板76とを有している。
ハウジング66内に形成されたシリンダー78に、第2
速ブレーキ印加管209より流体が供給されると、ピス
トン79が移動して固定板T4と回転板76とを係合さ
せ、キャリヤー31を静止状態に保持する。
第1速および反転ブレーキ81はハウジング66に固定
された複数個の固定板82と環状歯車21に駆動接続さ
れた回転板83を有する。
ハウジング66内に形成されたシリンダー84に第1速
ブレーキ印加管より流体が供給されると、ピストン86
が移動して固定板82と回転板83とを係合させ、それ
により第1速歯車セツト16の環状歯車21が静止状態
に保持される。
※※制御 下表rXJ印を付した箇所はブレーキとクラッチが係合
してそれぞれ前進4速ならびに後進1速を形成し、他は
保合を解除して中立状態にあることを示す。
流体の供給 第2b図を参照すると、制御系ならびに関連潤滑系(図
示せず)から排出された流体は変速装置のハウジング6
6の下部に設けられた流体溜め(図示せず)に集まり、
調整圧力源91により主要管92に供給される。
該圧力源91は公知の入力ポンプと圧力調整弁とを有し
ている。
主要管92は、公知の方法でトルクコンバーター11゜
ロックアツプクラッチおよび潤滑系統にも流体を供給す
る。
ガバナー(調速材)87.93 公知のピトー型前部入力ガバナー87は歯車変速入力軸
12の速度に比例した入力ガバナー圧を提供する。
該入力ガバナー87は環状樋(トラフ)88を有し、こ
のトラフは入力ドラム42上に回転可能に載置され、軸
12と共に回転する。
潤滑系または主要管92かも供給される限定量の流体は
トラフ88を充満して、操作過程で、歯車変速入力速度
に比例した入力ガバナー管90に圧力を提供するよ5ピ
トー管89の開口端に衝突する流体の回転環状体を形成
する。
入力用ピトーガバナーはロックアンプクラッチ(図示せ
ず)用のロックアツプ切換弁を制御するのに従来より使
用されている。
主要管92は出力軸53によって駆動される公知の後部
出力ガバナー93に流体を供給すると共に、出力ガバナ
ー圧力管94内の出力速度ガバナー圧(第3図、第4図
、第5図の02曲線を参照)に応じて出力軸速度と共に
変化する出力ガバナー圧を供給する。
出力ガバナー93は複数個の錘を有していて、上述の階
段状ガバナー圧力曲線G2を提供し、この曲線は直線的
ガバナー圧力曲線に極く近似している。
手動選択弁96 手動選択弁96は内孔98内に同一径の陵部!。
bおよびCを備えたパルプエレメント97を有する。
それぞれのバルブ位置において主要管92は陵部97b
と97Cの間にある内孔98に接続されている。
中立位mにおいて、この主要管92は陵部97立と97
bの間で閉塞される。
後進選択(駆動)管101は排出口102に接続されて
いる。
■速駆動供給管103.2速駆動供給管104および3
速駆動供給管106は排出口107に接続されている。
4速駆動供給管108は限定保持供給管109に接続さ
れ、これら2本の供給管は保持調整弁111、保持圧力
管112、および3速駆動供給管106により排出口1
07に接続されている。
選択弁96が各駆動位置に移動すると、上述の中立位置
に形成された排出用接続状態が継続される。
ただし、この排出用接続は次のような圧力接続に置き換
えられる場合がある。
すなわち、後進駆動選択管において、陵部97三は排出
口102を閉じ、主要管92を後進駆動選択管101に
接続する。
4速駆動位置DR4において、主要管92は4速駆動管
108に流体を供給する。
3速駆動位置DR3において、主要管92は保持供給管
109に流体を供給すると共に3速駆動供給管106の
排出口を閉じる。
2速駆動位置DR2において、主要管92は上述の各駆
動供給管に流体を供給し、該2速駆動供給管104と3
速駆動供給管106とを互に連結する。
1速駆動位置DR1において主要管92は上述の各駆動
供給管に流体を供給し、1速駆動供給管103.2速駆
動供給管104、ならびに3速駆動供給管106を互に
連結する。
保持調整弁111 保持調整弁111(第2図2亘)は1速、2速および3
速駆動供給管によって分配される圧力を調整する働きを
する。
この弁は、内孔117内に同一径の陵部互、0および!
を配したバルブエレメント116を有する。
はね118は排出口119により排出されるばね室内に
配され、バルブエレメント116を図示の開口位置に偏
倚する。
図示の開口位置には、限定保持供給管109が陵部11
6互と116!間の空間に接続されており、3速駆動供
給管106に接続されている保持圧力供給管112に供
給する。
この保持圧力供給管112は、また、制限通路121に
より内孔117の端部にある閉塞室122に接続されて
いて、圧力をバルブエレメント116の陵部116aに
作用させ、ばねによるパイアスカに対抗させる。
室122内の圧力はばね118のパイアスカに抗してバ
ルブエレメントを移動させ、保持圧力供給管112を排
出口123、または、保持供給管10Bに接続して、該
保持圧力管112内の保持圧力を主要管92内の圧力よ
り低い値に調整する。
逆スロットル圧調整弁126 逆スロットル圧調整弁126(第2図2互)はトルク要
求に反比例する圧力を生ずる。
この弁は、内孔128内に同一径の陵部旦および互を設
けたバルブエレメント127を有している。
ばね129は内孔128の一端部に配置されたばね室1
31内に位置し、バルブエレメント127を開口位置に
まで偏倚する。
この開口位置において、該バルブエレメントは、陵部1
27!と127 b間にする主要管92をスロットル圧
力管123に接続する。
スロットル圧力管133は制限された分枝管134によ
って内孔128の他端部にある室136に接続され、陵
部1271の端部に作用してバルブニレメンN 27を
バイアスし、該陵部127aと127b間のスロットル
圧力管133を排出口137に接続させ、スロットル角
度あるいはエンジンのトルク要求、あるいは、スロット
ルがアイドル状態からフルスロットル状態に進むにした
がって作動装置138により伝達される増加力に反比例
するスロットル圧力を調整する。
作動装置138は、矢印139で示すように、と(7)
矢印139の方向にアイドル位置からフルスロットル位
置に移行して案内孔142内の可動アバツトメント14
1に作用し、スロットル位置に比例してばね143を圧
縮し、かつ、アバツトメント144および駆動力伝達ピ
ン146を介してスロットル位置に比例するバルブエレ
メント127に力を伝達する。
アバツトメント141および144は内孔142を案内
されるが、その中に密封されるのではない。
排出口147は作動装置138内に漏出流体が蓄積する
のを防止する。
切換信号弁151 、151’、 152//前進第1
速駆動と第4速駆動間の自動切換(変速)はトルク要求
信号制御切換信号弁により準備される。
この信号弁の一つは各速度変化用のものであり、各切換
信号弁は関連リレー弁を有し、これらは本実施において
切換弁を構成する。
各速度変化用の切換およびリレー弁は同様の構成である
ので、まず、1〜2速切速切換弁151と1〜2速リレ
ー弁176について詳述し、つづいて他の弁の構造上な
らびに接続上の相違について述べることにする。
この自動切換弁は、例えば、米国特許第 3691872号明細書に記載したように、流体の双方
向の流れを制限するための制限手段、他の供給管におけ
るよりも一方向の流れをより制限するための制限装置お
よびチェック弁、および切換え操作を改善するため切換
圧力変化を制御するよう供給管に接続されたトリマー弁
を備えることができる。
1〜2速切速切換弁151(第2図2b)は階段状内孔
153に陵部aおよびさらに大径の陵部0を有するバル
ブエレメント152と、階段状内孔156に設けられ、
直径がaからCに向って増大する陵部旦、0および旦を
有する制御エレメント154とを備えている。
バルブエレメント152の陵部1は陵部旦よりも大きい
ので、バルブエレメント152が第2b図に示したよう
なダウンシフト位置から主要管92を供給孔157およ
び1速から2速への切換信号管158に接続するアップ
シフト位置まで移動すると、バルブエレメント152の
シフト方向に追加のヒステリシス力線が存在する。
図示のダウンシフト位置では、1〜2速切換信号管15
8は排出口159に接続され、このヒステリシス力線も
低下する。
ダウンシフトおよびアップシフトの周位置において、ガ
バナー信号圧力管161は内孔153の端部に設けられ
た室162に接続されており、この中の圧力はアップシ
フト方向にバルブエレメント152の陵部且に作用する
また、スロットル圧力管133は。コントロールエレメ
ント154の最大径陵部Cと中間径陸部上の間にある階
段状内孔156に接続されていてさらにアップシフト方
向の力を提供する。
ガバナーおよびスロットル圧力のアップシフト方向の両
方の力はばね163のダウンシフト方向のパイアスカと
対抗している。
とのばね163は排気孔167により通気されているば
ね室166内のばね座と停止部材とのアセンブIJ−1
64上に設けられている。
ガバナー圧とスロットルとの両方の力がばねの放出する
パイアスカを克服すると、両バルブエレメント152お
よび154はアップシフトを取り、管133からのスロ
ットル圧もまた制御エレメント154の陵部aとbの間
に接続される。
陵部154旦は陵部154旦より大径であるから、アッ
プシフト操作後には追加の区域とアップシフト力が残り
、ダウンシフトなiwする。
この追加のアップシフト力がトルク要求ヒステリシス力
である。
1速駆動管103は保持圧を供給し、かつ、分枝保持管
168を介して接続され、ダウンシフト操作のあった場
合には、該ダウンシフト位置に切換弁エレメント152
を保持するか、あるいは、分枝保持管169を介して接
続され、切換弁エレメント152がアップシフト位置に
ある場合には、所定の速度で切換弁エレメント152を
ダウンシフトさせる。
供給された調整剤保持圧力は所定の速度以上でダウンシ
フトを行うには不充分である。
2〜3速切速切換弁151’U1〜2速切換信号弁15
1と同様であるので、異なった部分を説明する下記の記
載においては、「′」を付した参照番号を用いる。
2〜3速切換弁ニレメン) 152’U径のより大きな
追加の陵部152 C’を有する。
この陵部152ぐの1521に対する面積比は、陵部1
52bの152aに対する面積比よりも大きい。
従って、同一の保持圧力を1〜2速ならびに2〜3速切
速切換弁151および151′に使用することができる
階段状の内孔153′は、陵部152c’用に追加の階
段部分とこの階段部分に排出口170とを有している。
2〜3速切速切換弁151′は、ガバナー信号管161
によって供給される室162′内ツガバナー信号管16
1に応答して同じような働きをし、かつ、スロットル圧
力管133からのスロットル圧は、1〜2速切速切換弁
151よりも高速でアップシフトおよびダウンシフト操
作を行うための制御ニレメン) 154’に作用する。
アップシフトを行なうと、2〜3速切速切換弁151′
は主要管92を供給孔157′と2〜3速切換信号管1
71に接続する。
3〜4速切速切換弁151〃は、面積および/またはよ
り高速度で切換を行うためのばね力が異なる点を除けば
2〜3速切速切換弁151′と同様である。
従って、部材を参照する場合には、同一番号に「〃」を
付して使用し、上述の記載を参照してもらいたい。
3〜4速切速切換弁151〃は、アップシフ■・を行う
と、主要管92を供給孔157〃と3〜4速切換信号管
172に接続する。
リレー弁176.176’、176// 1〜2速リレー弁176(第2a図参照)は、内孔17
Bに同一径の陵部a、b、cを配置させたバルブエレメ
ント177を有し、閉塞室182内に配置したばね座1
81上に設けたばね179によって示され第1速(低速
)比位置にバイアスされている。
バルブニレノン)177は一体的す弁停止兼はね案内部
材180を有する。
室182は孔183および通路184によりバルブエレ
メント177を通じて陵部177aの溝187に配置し
た孔186に接続されていて、バルブエレメントのアッ
プシフト位置においてのみ、室182を排出口188に
連通排出するようにする。
主要管92は低供給孔191と高供給孔192に圧力を
供給する。
前述の米国特許第3691872号明細書に記載された
通りの構成の優先弁193は、本発明の態様においては
、主要管920部分に含まれていて供給孔191および
192にのみ供給を行なう。
また、この弁193は、主要管92内の圧力が不充分で
変速操作を適切に行なうことができない場合には1〜2
速リレー弁176に流体が全部流れることのないように
するため閉鎖し、圧力が充分な場合に開放する制限およ
びフルフローレリーフ弁(図示せず)を並列に配しであ
る。
1〜2速リレー弁176は、図示の第1速比位置におい
て、1〜2速切換管196を陵部177aおよび177
互間にある高供給孔197を介して排出口188に接続
し、高供給口192を閉塞し、主要管92を低供給孔1
91、陵部177bと177至聞及び低供給孔199を
介して第1速印加管201に接続している。
また、陵部177cは排出孔202を閉塞し、陵部17
7cに隣接する手動選択弁96からの後退選択(駆動)
管101とその孔203を、通路184が陵部177a
で閉塞されているために閉じているばね室182に接続
させ、かつ、該ばね室182を孔204を介して後進駆
動供給管206に接続する。
1〜2速切速切換弁151が1〜2速切換信号管158
に圧力を提供して流体を閉塞している作動装置室207
に供給すると、1〜2速リレーバルブエレメント177
は、後進駆動の場合を除き、ばね179のパイアスカに
抗して第2速位置まで移動する。
それから、後進駆動供給管206は接続され、孔204
、ならびに、通路184を介して排出口188に接続さ
れているばね室182を介して排出を行う。
また、主要管92は高供給孔192を介して高供給孔1
97と1〜2速切換管196に接続され、かつ、低供給
孔191は陵部177bによって閉塞される。
さらに、第1速印加管201は低供給孔199を介して
排出孔202に接続されており、かつ、後進駆動選択管
101は孔203の位置で陵部177とによって閉塞さ
れている。
このようにして、いずれかの前進駆動操作の間に、第1
〜2速リレー弁176は、図示の低(あるいはダウンシ
フト)位置において、主要管92を第1速印加管201
に接続させて第1速ブレーキ81を係合させるとともに
第1〜2速切換t196を排出させるのでより高い変速
比の装置は保合を解除され、かつ、高(あるいはアップ
シフト)位置において、第1速印加管201を排出させ
て第1速ブレーキ81を解除し、かつ、主要管92を第
1〜2速切換管196に接続するので、より高い変速比
の装置が係合することになる。
後進駆動位置において、手動選択弁96は、第1〜2速
リレー弁176が第1速(低)位置にある場合に、後進
駆動供給管206に供給し、ばね室182を加圧して1
〜2速リレー弁176を第1速/後進位置に保持する後
進駆動選択管101に供給する。
2〜3速リレー弁176′は1〜2速リレー弁176と
同様であるので、上述の説明に関しては「′」を付した
同一参照番号を使用する。
相違点および孔の接続について以下に記載する。
2〜3速リレー弁176′の構造は、バルブエレメント
177における通路184とその孔183゜186が省
略されていることを除けば、1〜2速リレー弁176と
同じである。
さらに、孔203も省略されている。
弁停止兼ばね案内部材180′は別部材である。
2〜3速リレ一弁176’Uz〜3速切換信号管171
に接続された作動装置室207′と、排出口188′と
、3〜4速切換供給管208に接続された高供給孔19
7′と、共に2〜3速切換供給管196′に接続された
高供給孔191′および低供給孔192′と、第2速印
加管209に接続された低供給孔199′と排出口20
2′と、常時はね室182′を排出している排出孔20
4′とを有している。
後進駆動供給管101および206は2〜3速リレー弁
176′に接続されていない。
前進駆動範囲において、1〜2速リレー弁176がアッ
プシフトを行って1〜2速切換管196に供給を行なう
と、2〜3速リレー弁176′は、その低位置において
、2〜3速切換管196′を孔191′を介して第2速
印加管209に接続して第2速ブレーキ73を係合させ
、かつ、3〜4速切換供給管208を排出孔188′に
接続する。
高位置において、2〜3速リレー弁176′は第2速印
加管209を排出口202′に接続させるとともに、2
〜3速切換管196′を3〜4速切換供給管208に接
続させる。
3〜4速リレー弁176〃は2〜3速リレー弁176′
と同一であるので同一参照番号に「〃」を付して使用し
、弁構造については上述の記載を参照する。
3〜4速リレー弁176〃は3〜4速切換信号管172
に接続された作動装置室207〃と後進駆動供給管20
6に接続された孔188〃と第4速クラツチ接続管21
1に接続された高供給孔197〃と、共に3〜4速切換
供給管208に接続された低供給孔191〃および高供
給孔192〃と、第3速印加管212に接続された低供
給孔199〃とを有している。
前進駆動範囲において、1〜2速リレー弁176と2〜
3速リレー弁176′がアップシフトを行って3〜4速
切換供給管208に供給すると、3〜4速リレー弁17
6〃が、図示の低位置において3〜4速供給管208を
第3速印加管212に接続させて第3速ブレーキ63を
係合させ、かつ、第4速クラツチ接続管211を孔18
8〃において排出させる。
この排出は後進駆動供給管206、ばね室182、通路
184、および1〜2速リレー弁176の排出孔188
を経て行なわれ、第4速クラツチ51を保合解除する。
3〜4速リレー弁176ttがアップシフトされると、
第3速印加管212が排出孔202〃に接続されて第3
速ブレーキ63を保合解除し、一方3〜4速駆動供給管
208が第4速クラツチ接続管211に接続されて、第
4速駆動用の第4速クラツチ51を係合させる。
ガバナー圧調整弁216 ガバナー圧調整弁216は入力ガバナー圧を調整して出
力ガバナー圧にシミュレートする変更入力ガバナー圧を
提供して、このガバナー圧が自動切換制御系を制御する
のに第1義的または第2義的に使用できるようにする。
ガバナー圧調整弁216は階段状内孔219の最大径内
孔部218に形成された同一径の陵部且およびlと、該
内孔219の逐次減少する径を有する内孔部221゜2
22および223に形成された逐次減少する径の陵部c
、d、eを有するバルブエレメント217を備えている
該バルブエレメント217の陵部aは減圧弁を構成し、
陵部す、C1d、eは減圧弁制御手段を構成する。
変更ガバナー圧力管226ハ該バルブエレメント217
のすべての位置にある陵部217a(減圧弁)と217
川間の最大径内孔部218に接続されている。
変更ガバナー圧力拘束枝管227は最大径孔部218の
閉鎖端で変更ガバナー圧力室228に連結しているので
、変更ガバナー圧は陵部217a(減圧弁)の区域に作
用して減圧パイアスカを提供する。
入力ガバナー圧力管90は陵部217a(減圧弁)の調
整端縁部における最大径内孔部218に接続され、かつ
、最大径内孔部218とその次の小径の内孔部分221
間にある室330に、階段部分で接続されている入力ガ
バナー圧枝管229を有し、これによって陵部2171
の面積差、すなわち、陵部2170の面積から陵部21
7互の面積な差弓いた残りの部分に作用して、増圧パイ
アスカを提供する。
陵部217bの調整端縁部での最大径内孔218中には
排出口231がある。
陵部217bの面積差に対する陵部217a(減圧弁)
の全体面積の比が入力ガバナー圧と低減ガバナー玉量の
基礎減圧比を決定する。
4段変速においては特に約4=1である。
これによって、低減ガバナー圧(第5図の曲線GRI
s t−4th)は、それぞれ同一比率で入力ガバナー
圧の曲線において約25φより厳密には、21%低減す
る(曲線GIIst−4th)。
第1速比においては、バルブエレメント217に作用す
る切換信号圧力はないので、ゼロ(従って最低)値の第
1速比増圧パイアスカが存在する。
第2速比において、1〜2速切換信号管158は1〜2
速切換信号圧力を最少径内孔部223の端部に設けられ
た室334に供給して、低い値の第2速比増圧パイアス
カを提供する。
第3速比においては、第2速比パイアスカが継続され、
2〜3速切換信号管171が階段部分において内孔部2
22と223の間にある室333に2〜3速切換信号圧
力を供給して陵部217dの面積差部分に作用し、追加
のパイアスカを提供する。
それ故、第3速比増圧パイアスカ全体は大きな値となる
第4速比においては、第2速および第3速比のパイアス
カが継続しており、3〜4速切換信号管172は階段部
分において内孔部221と222との間にある室332
に3〜4切換切換圧力を供給して陵部217cの面積差
区域に作用させ、追加のパイアスカを提供するので第4
速比増圧パイアスカは最大となる。
入力ガバナー圧が上記の増圧パイアスカの要求する変更
ガバナー圧よりも低いか、または同等である場合、ガバ
ナー圧調整弁216は調整作用を行なわず、単に入力ガ
バナー圧力管90を変更ガバナー圧力管226に接続し
て、変更ガバナー圧が入力ガバナー圧と同等になるよう
にする。
入力ガバナー圧が上述の増圧パイアスカの要求する変更
ガバナー圧より大きい場合には、ガバナー圧調整弁21
8は、変更ガバナー圧力管226を増圧のための入力ガ
バナー圧力管90ならびに減圧のための排出口231に
対して開放することにより、上記増圧パイアスカに従っ
て変更ガバナー圧を調整する。
作動解除装置(de −acfivator ) 23
5は、内孔238内に摺動可能に封入されたピストン2
37を有する。
この作動解除装置用ピストン237は内孔238と21
9間の壁242内に形成されたアパチャー241に摺動
可能に封入されたピン239に作用する。
内孔238の一部で構成され、排出口246によって通
気されているばね室244内にあるばね243は、アバ
ツトメント247上に着座し、ピストン237にバイア
スを加えて、ピン239が変更ガバナー圧調整弁エレメ
ント217と係合して変更入力ガバナー圧力管226と
排出口231との接続によって調整を阻止し、変更ガバ
ナー圧がゼロとなるようにする。
手動選択弁96を何れかの前進駆動位置に切換えて第4
速駆動管108に圧力を供給すると、主要管92からの
圧力は第4速駆動管108によって作動解除装置解除室
248に接続されてピストン237とピン239をガバ
ナー圧調整弁エレノy)217から引き離し、ガバナー
圧調整弁216の調整操作を可能にする。
出力ガバナー圧力管94と変更ガバナー圧力管226は
これらのガバナー圧の高い方を切換信号弁151,15
1’および151〃を操作するためのガバナー信号圧力
管161に接続させるシャトル弁249に接続されてい
る。
入力および出力ガバナー87および93、ガバナー圧調
整弁216およびシャトル弁249を有するガバナー圧
力装置の作用について、第3図、第4図および第5図の
曲線によって示される特定例を参照して、以下に説明す
る。
第4速比は1:1の駆動関係にあるから入力軸12と出
力軸53の速度は同じである。
また、出力速度に関して示した管90(曲線GI−4t
h)内の第4速比入カガバナー圧はすべての速度比にお
ける入力速度に関して同一である。
第4速比から第1速比へと速度比が減少するにつれて、
継続的に低速度比にある入力ガバナー圧(ただ、この圧
力も入力速度に関して同一の率で増加するものではある
が)は出力軸速度に関して継続的により高い率で増加す
る(第5図、曲線G I−4th fo G I−I
s t)。
管94内の出力ガバナー圧は出力軸速度とともに増加し
、出力ガバナーの操作中作動しく第5図、曲線G2、実
線で示す)、かつ、変更入力ガバナーの操作中非作動と
なる(第3図、第4図、鎖線曲線G2)。
変更ガバナー圧調整弁216は入力ガバナー圧力管90
により供給されるので、各速度比(曲線G M−Ist
=GM −4t h )における管226内の変更入
力ガバナー圧は同−比、かつ、同一出力速度で、管90
の入力ガバナー圧を超えることができない(第5図、曲
線GI−Ist〜4th)。
大径の陵部217a(減圧弁)に作用する変更ガバナー
圧の減圧パイアスカと、陵部217bの小面積差区域上
に作用する入力ガバナー圧の増圧パイアスカによって与
えられる減圧作用のみ(従って、速度比信号圧パイアス
カは存在しない)を考慮すると、ガバナー圧調整弁21
6は調整作業中に作用して各駆動比における低減入力ガ
バナー圧を提供する(曲線GR−Ist −G R−4
t h )。
この圧力は、それぞれの速度比入力ガバナー圧(曲線G
I−Ist−GI−4t h )の低減部分、例えば2
1%を含んでいる。
各速度比入力ガバナー圧は、速度比信号圧パイアスカに
よって与えられる基本圧力と結合して、速度比が(第1
速から第4速まで)増加するに伴って基本圧力を増加さ
せ、各速度比において、速度比の増加にともなって増加
する基本圧力レベルから、同一の速度比で低減入力ガバ
ナー圧と同率で増加する変更入力ガバナー圧(曲線GM
−Ist −G M−4t h )を提供する。
第1速比駆動において、基本圧力は最低値(好ましくは
ゼロ)を取る。
なぜかというと、ガバナー圧調整弁216には速度比信
号圧力ならびにパイアスカが無いからである。
従って、第1速比低減入カガバナー圧と第1速比変更入
カガバナー圧は同一(曲線GR−Ist、 GM −I
st )であり、かつ、速度ゼロにおいて圧力はゼロで
あり、さらに、出力速度(曲線G2)に対する出力ガバ
ナー圧の増圧率よりもやや低い低減部分(例えば21%
)を選択することにより、出力速度に関して、決まる率
で増圧する。
第2速比駆動におL・て、基本圧力は低い値(たとえば
18 psi )をとる。
その理由は、1〜2速切換信号圧がガバナー圧調整弁2
16に低い値の増圧第2速比パイアスカを与えるためで
ある。
従って、第2速比変更ガバナー圧(曲線GM−2nd)
の調圧部分は低減した入力ガバナー圧(曲線GR−2n
d)よりも一定の低圧力値(たとえば18 psi )
だけ高(なる。
第2速比変更ガバナー圧(曲線GM−2nd)は、仮想
線で速度ゼロの縦座標まで延びていて低基本圧力値(た
とえば18 psi )を示す。
しかしながら、この仮想表示部分は供給圧力、即ち、第
2速比入カガバナー圧(曲線GI−2nd)より高い圧
力値を有するので、この調整部分は実際には与えられな
い。
したがって、利用可能な第2速比変更ガバナー圧(曲線
GM−2nd)は当初の低速度において、第2速比入カ
ガバナー圧(曲線GI−2nd)と同一であり、かつ、
上記の調整部分までの出力速度にともなって増加し、最
終的にこの調整部分と同一となる。
第3速比駆動において、基本圧力は中間値(たとえば3
6 psi )を取る。
なぜならば1〜2速ならびに2〜3速切換信号圧は中間
値増圧第3速比パイアスカを生ずるからである。
このようにして、第2速比におけると同様の方法で、利
用可能な第3速比変更圧(曲線GM−3rd)は、当初
、低速度域において、第3速比入カガバナー圧(曲線G
I−3rd)と同一であり、これは、出力速度に対して
、第2速比入カガバナー圧より低い率で増加しかつ、出
力速度と共に、第3速比低減ガバナー圧(曲線GR−3
rd)まで上昇し、その後、該第3速比低減ガバナー圧
以上の一定値の基本圧力で調整される。
第4速比駆動において、基本圧力は高い値(たとえば1
15 psi )をとる。
なぜならば1〜2速、2〜3速、および3〜4速切換信
号圧は高増圧第4速比パイアスカを提供するからである
それにより、第3速比におけると同様の方法で、利用可
能な第4速比変更ガバナー圧(曲71GM−4th)は
、尚初、大力の速度域において、第4速比入力ガバナー
圧(曲線GI−4th)と同一であり、これは第3速比
における入力ガバナー圧より低率で上昇し、かつ、出力
速度と共に、第4速比低減カハナー圧(曲線GR−4t
h)まで上昇した後、はぼ最高速度において、第4速比
低減ガバナー圧以上の一定値を有する基本圧力値で調整
される。
出力ガバナーにより通常の出力ガバナー圧(第5図、曲
線G2)を提供する通常操作、ならびに、1〜2速、2
〜3速等のアップシフト点および2〜1速、3〜2速等
のダウンシフト点における出力ガバナー切換操作の過程
で、「合成公称(nominal )出力ガバナー操作
変更入カガバナー圧(曲線NGM)jは、各出力ガバナ
ー操作切換点においである−の速度比変更ガバナー圧か
ら次の速度比変更ガバナー圧へと変化しながら、各駆動
比(第5図の曲線GM−Ist−GM−4th )にお
ける変更ガバナー圧の部分に追随する。
減圧比と基本圧力レベルにより、公称変更ガバナー圧(
NGM)は常に圧力ガバナー圧(曲線G2)より低く、
従って、管94における出力ガバナー圧はシャトル弁2
49によってガバナー信号圧力管161に供給され、管
226内の低値の公称変更ガバナー圧は閉塞される。
第5図は、1〜2速、2〜3速、および3〜4速アップ
シフト点でのアップシフト方向矢印を有する継続的に高
い速度比をとる変更ガバナー圧(曲線GM−I8j−G
M4th)間のアップシフト操作用、また、同様に、4
〜3速、3〜2速、および2〜1速ダウンシフト点での
ダウンシフト方向矢印を有する継続的に低い速度比をと
る変更ガバナー圧(曲線GM4 t h−GM−I s
t )間のダウンシフト操作用の公称(nomina
l )変更ガバナー圧(曲線NGM)を示す。
2〜1速のような低速における、また、一方では、好ま
しくは、図示のように出力ガバナー圧より低いか、ある
いは、それと同一の変更ガバナ圧は、ダウンシフト操作
に何ら顕著な遅れを生ずることなく、出力ガバナー圧よ
り幾分高くすることができる。
各速度比(曲線GM−I s t =GM 4 t
h )にあける変更ガバナー圧が変速装置を自動的に切
換えるよう働くと、これらのガバナー圧は結合して、第
3図に示すようなアップシフト操作用の変更ガバナー圧
(曲線UOGM−図表ではDOGMで表わしである)と
第4図に示すようなダウンシフト操作用の変更ガバナー
圧(曲線DOGM)を提供する。
出力ガバナー圧がない場合、あるいは、出力ガバナー圧
が変更入力ガバナー圧より低い場合には、変更入力ガバ
ナー圧は自動切換作用をする。
したがって、実在はしないが、変更入力ガバナー切換操
作と出力ガバナー圧切換操作の過程での切換え点の関係
を示すために、「通常の出力ガバナー圧」を第3図およ
び第4図で仮想曲線G2で示しである。
入力ガバナー圧(曲線Gl)および低減ガバナー圧(曲
線GR)は、第5図に示すとおり、各速度比において同
一であるので、第3図および第4図では省略する。
各速度比(曲線GM−Ist −GM−4t h )に
おける変更ガバナー圧は第3図、第4図および第5図に
おいては同一であるが、切換点が出力ガバナー切換操作
(第5図)の過程での出力速度とは異なっている変更入
力ガバナー切換操作(第3図および第4図)の過程での
出力速度において発生するので、アップシフト操作(第
3図の曲線UOGM)ならびにダウンシフト操作(第4
図の曲線DOGM)用の変更ガバナー圧は互に異なって
いるとともに、公称変更ガバナー圧(第5図、曲線NG
M)とも異なっている。
変更ガバナー圧切換操作の間、出力速度は第1速比で増
加するので、第1速比変更ガバナー圧(曲線GM−Is
j)が出力ガバナー切換操作(第3図)のために1〜2
速切換点における出力ガバナー圧の値まで増加した場合
、変更ガバナー圧は変速装置を第2速比までアップシフ
トし、かつ、ガバナー圧調整弁216は第2速比変更ガ
バナー圧(曲線GM−2nd)を生ずる。
同様に、出力速度が増加し続けると、変更ガバナー圧も
第2速、第3速、第4速の各速度比で増加し続ける(曲
線GM−2nd、GM−3rd、GM−4th)。
第2速および第3速比において、変更ガバナー圧が出力
ガバナー圧の値まで増加して、それぞれ、2〜3速切換
および3〜4速切換を行うと、変更ガバナー圧は2〜3
速および3〜4速切換を生ずる。
切換は同一圧力で起きるから、これらの変更入力ガバナ
ー圧によるアップシフト操作は、出力ガバナーによるア
ップシフト操作よりも幾分高い出力速度である。
出力ガバナー圧操作中の3〜4速アツプシフトは線aで
起り、変更ガバナー圧操作中の3〜4速アツプシフトは
線すで起る。
これらの速度線互および互は、同等のガバナー圧力線C
においてそれぞれのガバナー圧力曲線G2およびUOG
Mと交わる。
第4図に示す変更ガバナー圧ダウンシフト操作において
、出力速度が第4速比における高い値から減少するにつ
れて、変更ガバナー圧(曲線GM4th)は出力ガバナ
ー操作4〜3速ダウンシフトを生ずる。
出力ガバナー圧の値と同一の圧力値に減少して変更入力
ガバナー操作4〜3速ダウンシフトを生ずる。
このことは、同等のガバナー圧力線茗でそれぞれガバナ
ー圧曲線(G2およびGIVi−4thあるいはDOG
M)が交差する「出力ガバナー操作4〜3速ダウンシフ
ト速度線e」および「変更入力ガバナ−4〜3速ダウン
シフト速度線f」によって示される。
他の変更ガバナーダウンシフト操作も、同様にして、出
力ガバナーダウンシフトと同一のガバナー圧において起
る。
4〜3速ダウンシフトにおいて、第4速比変更ガバナー
圧(曲線GM−4th)であったダウンシフト操作用変
更入力ガバナー圧(曲線DOGM)は、第3速比変更ガ
バナー圧(曲線GM−3rd)に変る。
ついで、同様に、第3速比および第2速比(曲線GM−
3rdおよびGM−2nd)にある変更ガバナー圧が、
それぞれ3〜2速および2〜l速切換ポイントガバナー
圧の値に減少するにつれて、変更ガバナー圧は3〜2速
および2〜1速ダウンシフトを生ずると共に次段階のよ
り低い速度比の変更ガバナー圧(曲線GM−2ndおよ
びGM−■st)を生ずる。
これらのダウンシフトは、同一速度で示され、かつ、出
力ガバナーG−2によって作られた場合の速度よりも幾
分低い速度になるかもしれない2〜1速ダウンシフトを
除き、幾分高い速度である。
別の態様(第6図) 第6図は動力列252と公知の絞り弁(スロットル弁)
254ならびに変更ガバナースロットル圧調整弁256
を備えた変更制御装置253を備えた変速装置251を
示す。
ガバナースロットル圧調整弁256は、該変更制御装置
253の公知の切換信号弁に速度ガバナーおよびトルク
要求を合わせた信号を提供するのに使用される。
変速機251は第2a図および第2b図に示されるもの
と同様である。
動力列252も同じであり、第2a図に示されるような
トルクコンバーター11と動力切換歯車装置14、なら
びに第2互図の入力ガバナー87と管90に対応し、入
カガバナー管90′内に入力ガバナー圧を準備する入力
駆動ピトー型入力ガバナー87′を有する。
このシステムは出力駆動のガバナーを使用しないので、
出力ガバナー93は省略しである。
制御装置253は第2a図に示したものと同一であるが
、逆スロットル圧調整弁126およびスロットル圧力管
133が使用されておらず、したがって、1〜2速、2
〜3速および3〜4速切速切換弁151,151’およ
び151〃を制御するように接続されていない点が違っ
ている。
これは、これらの切換信号弁のスロットル圧力孔を排出
口に変えることにより、また、好ましくは、スロットル
圧力孔を省略し、かつ、匍脚エレメント154,154
’および154〃を制御用内孔156,156’および
156〃における単−陵部を有する単一直径の制御に変
更することによって簡単に達成できる。
ばね163,163’および163〃のパイアスカを減
少させてアイドルスロットル状態にある第2図のネット
ダウンシフトパイアスカを同等にする。
これはばねのパイアスカからダウンシフト位置にあるア
イドルスロットルパイアスカを差引いたものである。
シャトル弁249は省略しである。
逆スロットル圧調整弁126は公知のスロットル弁25
4と置換えられ、この弁はスロットルペダル255によ
って作動され、かつ、スロットル圧力管257にスロッ
トル位置に正比例するスロットル圧力を提供する。
ガバナー圧調整弁216は変更ガバナースロットル圧調
整弁256と置換えられ、この弁は、下記に説明するよ
うに、同一の参照番号に「′」を付した第2旦図および
第21図の圧力管に接続される。
変更ガバナースロットル圧調整弁256(第6図)は調
整装置の内孔259内を移動可能な同一径の陵部aおよ
びbを有する調整弁エレメント258を備えている。
スロットル陵部261は調整弁エレメント258全体の
一部を構成し、かつ、同軸スロットル内孔262内に設
けられているとともに、陵部258aの端部と一体の一
端と、スロットル圧力管257に接続されたスロットル
室263内のこれと反対例の自由端とを有しているので
、スロットル圧は、調整された減圧方向に調整装置のバ
ルブエレメント258にパイアスカを与えるよう、スロ
ットル陵部261の自由端に作用スル。
スピードガバナースロットル圧信号管161′は、第2
互図に示したガバナー信号管161の接続と同じように
して制御装置253の切換信号弁151,151’およ
び151〃に接続されるとともに、すべての弁位置で、
陵部258仝と258旦の間にある調整装置内孔259
に分岐管によって接続され(第6図)、また、調整装置
の内孔259とスロットル内孔262間の階段部におけ
る調整室269に制限分岐管268によって接続されて
陵部258aの面積差部分(陵部258aの面積から陵
部2610面積を差引いたもの)に作用する。
入カガバナー管90牡陸部258見の調整用端縁部にお
いて調整装置の内孔259の調整孔271に接続される
該内孔259は陵部258互の調整端縁部において調整
排出孔272を有する。
排出口273は調整弁エレメント258と制御弁エレメ
ント274間の内孔259と276を通気する。
制御弁エレメント274は順次直径の減少する陵部27
4C,274d。
274eおよび274fを有し、これらの陵部は、各内
孔部分間、したがって、各陸地間で各陸地と階段部分と
を嵌合する部分を有する階段状制御内孔276内に摺動
可能に嵌合している。
各階段および制御内孔276の端部それぞれには室が設
けられている。
すなわち、陵部274旦と274〃間で3〜4速切換信
号管172′に接続されている第4速信号室277と、
陵部2741と274e間で2〜3速切換信号管171
に接続されている第3速信号室と、陵部274且と27
4L間にあって1〜2速切換信号管158′に接続され
ている第2速信号室279と、陵部274fの端部で入
力ガバナー圧力管90′に接続された入力ガバナー室2
81とである。
変更ガバナースロットル圧調整弁256は、管90′内
の同一人力ガバナー圧、および、管158’、171’
および172′内の同−l〜2速、2〜3速、および3
〜4速切換信号圧に応答して管161′内の変更ガバナ
ースロットル圧を調整して、上述の変更入力ガバナー圧
調整弁216によって調整されるように、管161′内
で同一の増圧パイアスカと変更ガバナースロットル圧を
提供するため同様の区域に作用する。
更に、変更ガバナースロットル圧調整弁256は、増大
するスロットル角(スロットル設定)とスロットル陵部
261に作用する圧力に応答して管161′内の変更ガ
バナースロットル圧を減少させる。
第6図にその一部を示した作動解除装置236′(デア
クチベーター)は、第2!図に示した作動解除装置23
6と同一であり、この態様においても使用される。
この装置は、第2互図のものと同様に、ガバナースロッ
トル圧信号管161′を排出するためスロットル陵部2
61と係合するピン239′を有しているので、「中立
」と「後進」位置ではアップシフト信号は発生しない。
作動 第2旦図および第2梨図の態様 変速装置を駆動するエンジンが稼動している時、変速機
により調整された圧力源91(公知の入力駆動ポンプと
調整弁)は、流体溜めから主要管92へ流体を圧力送給
する。
この送給用圧力は、変速装置が前進駆動の場合は、通常
の管内圧力値、例えば180 psiに制御され、後進
駆動の場合には、より高い後進駆動圧力値、例えば、3
00psiに制御される。
調整弁超過(余剰流体)によって常とう的に生じ、低圧
値、例えば、80psi以上に維持されている潤滑管9
5は、トルクコンバーター11、変速装置歯車用潤滑系
、および入力ピトー管ガバナー87に流体を供給するの
に使用される。
中立N位置において、手動式選択弁96は後進駆動管1
01を排出口102に、また、1速駆動管103と、2
速駆動管104と、3速駆動管106とをそれぞれ排出
口107に接続する。
4速駆動管108は保持供給管109に接続され、両者
は保持調整弁111と3速駆動管106を介して排出口
107へ排出される。
主要管92は逆スロットル圧調整弁126と、出力ガバ
ナーと、1〜2速、2〜3速、3〜4速切速切換弁15
1゜151′および151〃と、1〜2速リレー弁17
6に供給する。
逆スロットル圧調整弁126は、トルク要求に反比例す
る逆スロットル圧を管133内に生ずる。
変速出力ガバナー93は、管94内に、出力速度の関数
である出力ガバナー信号を生ずる。
保持圧調整弁111は供給を受けず、したがって管11
2には保持圧力は存在しない。
入力ピトー管ガバナー87はコンバーター出力、あるい
は、入力速度の関数である管90内のガバナー圧、つま
り、シャフト12の速度となる変速歯車入力を生じる。
通常、手動式選択弁96が中立N位置にある時、それに
よる出力と車両の駆動は静止状態にあるか、または、は
ぼ静止状態にあり、エンジンは稼動をつづけて先に指摘
した通り、該システムを加圧する。
出力ガバナー圧とモジュレータ−圧とでは、ばねによる
ダウンシフトパイアスカを克服することは不充分である
ので、1〜2速、2〜3速、3〜4速切速切換弁151
,1511および151〃はダウンシフト位置にあって
、1〜2速、2〜3速、3〜4速切換信号管158,1
71および172をそれぞれ排出口159,159’お
よび159’/に接続する。
主要管92は各々の切換信号弁152゜152′および
152〃に直接接続され、それぞれの陵部152亘、1
52ゼおよび152 b//により閉塞されている。
切換信号圧がなければ、1〜2速、2〜3速および3〜
4速リレー弁176.176’および176〃は、ばね
によるパイアスカを受けてダウンシフトした低速位置に
ある。
主要管92は、そののち、ダウンシフト1〜2リレー弁
176により、第1速ブレーキ印加管201に直接接続
されて、第1速比ブレーキ81を係合させる。
このようにして、エンジンが稼動中で、選択弁96が中
立N位置にある場合は、トルクコンバーター11は充満
して作動状態にあり、また、低速出力速度において、第
1速比ブレーキ81が係合し、他のすべての駆動設定装
置は積極的に中立状態を保つためその保合を解除され、
自動切換制御装置は駆動操作のできる状態になる。
選択弁96をうつかり中立位置にしてエンジンを稼動さ
せ高速で出力駆動を行なうと、出力ガバナーとスロット
ル圧自動制御装置は、自動切換駆動操作中は下記のよう
に作動して、第1速ブレーキ81、第2速ブレーキ73
、第3速ブレーキ63、あるいは第4速クラツチ51を
選択的に係合させるよう速度とトルク要求に応じて切換
信号弁とリレー弁とを所定位置に配置するが、変速は、
前進クラッチ36が係合解除されているため積極的に中
立位置にとどまっている。
手動式選択弁96をいずれかの前進駆動位置に移動させ
ると、前進クラッチ36は係合して、自動制御により選
択された駆動速度比を係合させる。
駆動ならびに惰力運転自動切換係合順序は同じであり、
駆動は常に第2速、第3速あるいは第4速保合装置によ
って完結する。
出力速度とトルク要求値が1〜2速切速切換弁151を
アップシフトするのに不充分なままで手動式選択弁96
を第4速駆動位置DR4に切換えると、主要管92が4
速駆動管108に直接接続されて流体を直接供給して前
進クラッチ36を係合させ、第1速駆動の保合を完了す
る、この間、第1速ブレーキ81は中立位置に係合され
たままになっている。
他の駆動設定装置は、他の駆動態様の設定を解除するよ
う排出される。
第2速ブレーキ印加管209がダウンシフトされた2〜
3速リレー弁176′によって1〜2速切換供給管19
6に接続される。
この1〜2速供給管196はダウンシフトされた1〜2
速リレー弁176によって第2速ブレーキ73の設定を
解除するための排出孔188に接続される。
第3速ブレーキ印加管212はダウンシフトされた3〜
4速リレー弁176’/により2〜3速切換供給管20
8に接続される。
この2〜3速切換供給管208はダウンシフトされた2
〜3速リレー弁176′により排出口188′に接続さ
れて第3速ブレーキ63を保合解除する。
第4速クラツチ接続管211はダウンシフトされた3〜
4速リレー弁176〃を介して後進駆動供給管206に
接続される。
この3〜4速リレー弁176//は1〜2速リレー弁1
76と後進駆動管101により手動式選択弁96におけ
る排出口102に接続されて第4速クラツチ51の保合
を解除する。
車輛の速度が増加すると、上述したような管161内の
ガバナー信号圧(出力ガバナー圧でも、変更入力ガバナ
ー圧でも、どちらでもよい)が、制御エレメント154
に作用する管133からのスロットル圧によって与えら
れるスロットルパイアスカにより減少されるにつれて、
ばね163のパイアスカに抗して1〜2速切速切換弁1
51をアップシフトする。
アップシフトされた1〜2速切速切換弁151は排出口
159を閉じ、主要管92から1〜2速切換信号管15
8に対して圧力を供給する。
この圧力は室207内で作用し、ばね179のパイアス
カに抗してダウンシフト位置からアップシフト位置まで
1〜2速リレー弁176をアップシフトする。
アップシフトされた1〜2速リレー弁176は、第1速
ブレーキ81を係合させていた第1速印加管201を、
排出口202に接続させて第1速ブレーキ81の係合を
解除させると共に、1〜2速リレー弁エレメントの陵部
177鼻を177bとの間の高供給孔192からの主要
管92を、ダウンシフトされたリレー弁176′の陸部
177旦′と1771との間にある孔191′によって
第2速駆動のために第2速ブレーキ73を係合させるた
めの第2速ブレーキ印加管209に接続されている1〜
2速切換供給管196に接続する。
更に速い速度において、ガバナー信号圧は、同様に、2
〜3速切速切換弁151′をアップシフトし、2〜3速
切換信号管171を排気口159′から切りはなして主
要管92に接続するようにする。
2〜3速信号管171は2〜3速リレー弁1761の室
207′に接続されてこの弁176′を、第2速ブレー
キ印加管209を排出口202′に接続し、かつ、2〜
3速切換供給管196を高供給孔192′を介し、かつ
、陵部176ビと177b’間で、3〜4速切換供給管
208に接続するアップシフトされた位置に接続する。
このアップシフトされた位置は、ダウンシフトされた3
〜4速リレー弁176〃の陵部177 b//と177
0//との間にある低供給孔191〃により第3速ブレ
ーキ印加管212に接続され、第3速駆動のために第3
速ブレーキ63を係合させる。
さらに増大した速度では、ガバナー信号圧が3〜4速切
速切換弁151〃をアップシフトする。
それにより、3〜4速切換信号管172は排出口159
〃から切りはなされて主要管92に接続され、室207
〃に圧力を供給して3〜4速リレー弁176〃をアップ
シフトする。
アンプシフトされた3〜4速リレー弁176〃は、次い
で、第3速ブレーキ印加管212を排出口202〃に接
続し、高供給孔192〃を介して2〜3速切換供給管2
08を第4速クラツチ接続管211と第4速クラツチ5
1に接続して第4速駆動係合を得る。
低下する出力速度によるガバナー信号圧の減少および/
または増大するトルク要求によるスロットル圧によって
切換信号弁のダウンシフトが順次行なわれ(最初に3〜
4速切速切換弁151〃、次に2〜3速切速切換弁15
1′、最後に1〜2速切速切換弁151)上に述べたア
ップシフト操作と逆の操作により、この順序でダウンシ
フトを行なう。
以前に供給された第4速駆動管108による供給とは別
に、手動選択弁96が第3速駆動位置に移動しても保持
供給管109に供給が行なわれて第3速駆動供給管10
6の排出孔を閉塞する。
このようにして、保持圧力は、保持供給管109によっ
て主要管92から圧力の供給を受けると、保持調整弁に
よって調整され、保持圧力管112を介して第3速駆動
供給管106へ保持圧力を供給する。
この供給管106は孔168〃または169〃ニヨって
3〜4速信号弁ニレメン) 152//と制御ニレメン
) 154//間に接続され、3〜4速切速切換弁15
1//をダウンシフトするか、または通常のガバナース
ロットル操作中よりも早い速度で該弁をダウンシフトし
た状態に保持する。
したがって、通常の動力駆動は第1速駆動から第3速駆
動に限定されるが、より高速の惰力運転による第4速駆
動へのアップシフトは可能である。
手動選択弁96が第2速駆動位置DR2に移動すると、
さらに、第3速駆動供給管106を第2速駆動供給管1
04に接続して保持圧力を供給する。
この第2速駆動供給管は同様の方法で接続されて、より
高速で第2速位置から第3速位置まで切換えるため2〜
3速切速切換弁151′に作用するので、通常の動力駆
動の間は、第1速駆動と第2速駆動間の切換えのみが行
なわれるが、より高速の惰力運転では、3速から4速比
にアップシフトする。
手動選択弁96が第1速駆動位置DRIへ移動すると、
さらに、第3速駆動供給管106から第1速駆動管10
3へ保持圧力を接続供給する。
この第1速駆動供給管103は同様にして接続され、1
〜2速切速切換弁151に作用して1〜2速リレー弁1
76を制御して通常第1速比に保持するが、高速惰力運
転によるアップシフト操作も可能である。
後進駆動切換を行なうためには、まず、手動選択弁96
を中立位置Nに移動して制御装置を上記の中立状態に置
いてから、後進位置Rに移動させなければならない。
後進位置において、手動選択弁96は排出保持供給管1
09と、保持制御弁111と、排出された第3速駆動供
給管106を通して第4速駆動供給管108を排出孔1
07へ排出する。
中立位置におけるように、第4速駆動供給管108の排
出は前進駆動クラッチ36の保合を阻止するので、前進
駆動比は設定できず、したがって作動解除装置236は
変更ガバナー圧力管226を排出口231に接続するた
めガバナー圧制御弁216を作動解除するよう作用する
従って、変更ガバナー圧は発生しない。
後進駆動設定のためには、出力速度は、1〜2速、2〜
3速および3〜4速切速切換弁151゜151′および
151〃が、それぞれ1〜2速、2〜3速、および3〜
4速リレー弁176 、176’および176〃をダウ
ンシフト位置にダウンシフトするような低速でなければ
ならない。
後進位置Rにおいて、手動選択弁96は主要管92を後
進駆動管101に接続する。
この後進駆動管101は、1〜2速リレー弁176と3
〜4速リレー弁176〃がダウンシフト位置にある場合
、第1速比ブレーキ81と第4速クラツチ51を係合さ
せて後進駆動を設定する働きをする。
変速装置出力が自動制御装置によって第2速以上の速度
比を設定するのに必要かつ充分な速度で稼動している場
合、第4速駆動供給管108が排出することにより変速
装置は中立状態に置かれる。
速度が1〜2速切速切換弁151と第1〜2速リレー弁
176をダウンシフトするのに充分な低速度値になると
、1〜2速リレー弁176が主要管92を低供給孔19
1を通して第1速ブレーキ印加管201に接続して第1
速比ブレーキ81を係合させると共に、後進駆動管10
1を、通路184が閉塞されるにつれて、ダウンシフト
された3〜4速リレー弁176〃を介して第4速印加管
211に接続され、後進駆動用第4速クラツチ51を係
合させる働きをする後進駆動供給管206に接続する。
通常の自動切換操作中に、出力ガバナー93は、出力速
度(第5図、曲線G2)と共に増加する出力ガバナー圧
を出力ガバナー圧力管94へ供給する。
この出力ガバナー圧力管はシャトル弁249によりガバ
ナー信号圧力管161および1〜2速、2〜3速、3〜
4速切速切換弁151,151’および151〃に接続
され、第5図に示す出力ガバナー圧力値点および出力ガ
バナー操作用自動切換点(アップシフト点1〜2速、2
〜3速、3〜4速およびダウンシフト点4〜3速、3〜
2速、2〜1速)で出力ガバナー自動切換を行なう。
先にも述べたように、ガバナー圧制御弁216によって
変更ガバナー圧力管226に供給された変更人力ガバナ
ー圧は、各速度比(速度比曲線GM−I8jからGM−
4th)における出力速度に伴なって増加する変更ガバ
ナー圧力値を有する。
各速度比はアップシフトおよびダウンシフト操作用の「
公称(nomiral )合成変更入力ガバナー圧」(
曲線NGM)を提供する。
名目的操作の間、公称変更入力ガバナー圧は、すべての
出力速度において、通常の出力ガバナー圧(曲線G2)
とほぼ同等か、あるいは、僅かに低圧であるので、シャ
トル弁249は変更ガバナー圧力管226を閉塞する。
なにかの理由で、管94の出力ガバナー圧が、管226
の公称変更入力ガバナー圧より低いと、アンプシフト操
作に関して第3図で、また、ダウンシフト操作に関して
第4図で説明したように、後者のガバナー圧は、シャト
ル弁249によって、ガバナー信号圧力管161ならび
に1〜2速、2〜3速、3〜4速切速切換弁151,1
51’および151〃に供給されて、変更穴カガバナー
圧自動切換操作を行なう。
切換信号弁は、変更入力ガバナー圧を供給されても、又
、出力ガバナー圧を供給されても、各速度切換用の同一
のガバナー信号圧力値に応答して切換わる。
アップシフト操作(第3図、曲線UOGM)およびダウ
ンシフト操作(第4図曲線DOGM)用の変更入力ガバ
ナー圧は低速においてほぼ同一の値をとり、この圧力値
は対応する高出力速度における出力ガバナー圧よりも一
般に低いので、変更穴カガバナー圧操作中の切換点は、
第3図および第4図に示すように、出力ガバナー操作切
換点に比較して同一またはやや高い速度で発生する。
各速度比における変更入力ガバナー圧(即ち、第1速か
ら第4速までの速度比入力ガバナー圧)は、変速切換操
作に応答して組合わされ、合成変更穴カガバナー圧曲線
0第3図のアップシフト操作曲線UOGM、あるいは、
第4図のダウンシフト操作曲線)を形成し、この合成変
更穴カガバナー圧曲線は各曲線の傾斜の平均範囲におい
て僅かに異なる傾斜部分で増加し、出力ガバナー圧力の
増加を出力速度にシミュレートさせる。
出力ガバナーの切換操作中に、アンプシフトおよびダウ
ンシフト出力ガバナー操作中の合成公称変更入力ガバナ
ー圧(曲線NGIVf)は出力ガバナー操作用アップシ
フト点における速度比を変更した入力ガバナー圧(曲線
GM−Ist乃至GM−4th)と低速度ダウンシフト
点との間で変化し、かつ、出力速度と共に変化して出力
ガバナー圧力変化を対応する出力速度における出力ガバ
ナー圧力値よりも常に基本的に低い値の出力速度とシミ
ュレートさせる。
変更入力ガバナー切換操作の間、同様のアップシフトお
よびダウンシフト入力ガバナー操作用の合成変更入力ガ
バナー圧(曲線UOGMおよびDOGM)はアップシフ
トおよびダウンシフト変更入力ガバナー操作用切換点で
変化し、かつ、出力速度と共に変化して出力ガバナー圧
(曲線G2)をシミュレートさせると共にそれより僅か
ばかり低い値とする。
第6図の態様 第6図の変速装置251の別態様においては、出力ガバ
ナー93を使用せず、入力ガバナー87′は第5図の圧
力曲線G■−■st乃至GI−4thと同様に各速度比
における入力ガバナー圧を形成する。
変更ガバナー調整弁216と同様に、変更ガバナースロ
ットル調整弁256は調整スロットル圧を第5図のGR
−Isj乃至GR−4th圧力曲線と同様に各速度比に
おける減圧値まで比例的に低下させ、その後、切換信号
圧により第2速乃至第4速比における減圧値を第3図、
第4図および第5図の変更ガバナー圧力曲線GM−Is
t乃至GM−4thと同様に速度比変更ガバナー圧力ま
で増加させる。
アイドルスロットルにおいて、従来のスロットル弁25
4のスロットル圧はゼロであり、ガバナースロットル調
整弁256は、変更ガバナー調整弁216が、第3図お
よび第4図の曲線GM−Ist乃至GM−4thに示す
ように、アイドルスロットルにおいて対応する速度の時
に形成するのと同一のガバナースロットル調整圧をガバ
ナー信号圧力管161′に形成する。
ばね163,163’および163〃のパイアスカをア
イドルスロットルにおける第2図の正味ダウンシフトパ
イアスカと同等になるよう減する(このパイアスカはば
ねのパイアスカからダウンシフト位置における相対する
アイドルスロットルパイアスカを引いたものである)と
、アップシフトが第3図の曲線のように、第2図の前部
ガバナー操作中とほぼ同一の出力速度で発生し、また、
ダウンシフトが、切換弁の主要管が有するヒステリシス
のために、対応するアップシフトとダウンシフトとの間
で同一の速度差を有する低速度で発生する。
切換信号弁が第2図におけるように同一の面積とばねの
パイアスカを有する場合には、アイドルスロットルにお
ケル第6図の変速装置の変更ガバナースロットル圧は第
3図におけるガバナー圧力よりも大きく、従って、全開
スロットル変更ガバナースロットル圧は第3図のガバナ
ー圧とほぼ同一となって、同様の出力速度で切換点を形
成する。
スロットルペダル255が前進してスロットル弁254
が管257および室263内で比例的により高いスロッ
トル圧を形成するとスロットル調整弁エレメント258
の陵部261には減圧力が発生して、管161′内の変
更ガバナースロットル圧をスロットルペダルの前進に応
答した対応速度における変更ガバナー圧(曲線GMIs
t乃至GM−4th)よりも比例的に低い値で調整する
管161’内の変更ガバナースロットル圧は一定のヒス
テリシス(アップシフト速度とダウンシフト速度との差
)により、出力速度とトルク要求に応じて自動切換用の
切換信号弁を操作するための単一圧力を形成する。
従って、本発明によれば、乗り物が比較的高速度で走行
している間に、出力ガバナーが何らかの理由で作動不能
となったときにダウン・シフトを防止すべく自動的に作
動するバック・アップ圧力が供せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2a図と第2b図との組合せ配置を示す。 第2a図および第2b図は、第1図に示した通りに組合
せた場合に、入力および出力速度ガバナーシステムを使
用したこの発明による自動速度範囲切換システムを有す
る変速機の好ましい態様を示す図。 第3図は、変更入力ガバナー圧自動アンプシフト操作を
示すため出力速度に対する変更入力ガバナー圧と出力ガ
バナー圧をプロットしたグラフ。 第4図は、変更入力ガバナー圧自動ダウンシフト操作を
示すため出力速度に対する変更入力ガバナー圧と出力ガ
バナー圧をプロットしたグラフ。 第5図は、アップシフトならびにダウンシフトのための
入力ガバナー制御操作および出力ガバナー圧自動操作を
示すため出力速度に対する入力ガバナー圧、減圧、変更
入力ガバナー圧および出力ガバナー圧をプロットしたグ
ラフ。 第6図は、この発明の別の態様を示す図で各種制御装置
を有する前記態様とほぼ類似した変速機を含み自動切換
弁を制御するため変更入力ガバナーとスロットル圧力と
を使用しているもの。 主要部分の符号の説明、216(256)・・・・・・
速度応答圧力制御手段、8T・・・・・・入力ガバナー
、151.176・・・・・・切換弁機構、90・・・
・・・入力ガバナー圧が生ずる管、53・・・・・・出
力部材、226(161’)・・・・・・(合成)変更
入力ガバナー圧が生ずる管、261.263・・・・・
・トルク要求手段、93・・・・・・出力ガバナー 2
49・・・・・・選択的接続手段、152a、162・
・・・・・作動装置、94・・・・・・出力ガバナー圧
が生ずる管、36,81,73・・・・・・速度比設定
装置、236・・・・・・作動不能化手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 人力ガバナー87と、出力ガバナー93と、変速機
    の変速ギヤ比を切り換える切換弁151゜176とを備
    えた流体を使用して変速機を制御する装置において; 第1の入口と、第2の入口と、該第4、第2の入口のう
    ちいずれか圧力の高い方と連通ずる出口とを備え、前記
    第1の入口が前記出力ガバナー93に、前記出口が前記
    切換弁151,176にそれぞれ接続されたシャトル弁
    249と;前記入力ガバナー81に接続された入口と、
    前記シャトル弁249の第2の入口に接続された出口と
    を備える減圧弁217−aと; 前記切換弁151,176に応答して前記減圧弁217
    −aの減圧量を変速機のアップシフトにしたがって減少
    させて減圧弁出口圧力を出力ガバナー圧力と同様に変化
    させるとともに、該出力ガバナー圧力よりも低く保つ減
    圧弁制御手段217b、c、d、eとを有することを特
    徴とする流体を使用して変速機を制御する装置。
JP52109552A 1976-12-13 1977-09-13 流体を使用して変速機を制御する装置 Expired JPS5825901B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

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US05/750,129 US4082009A (en) 1976-12-13 1976-12-13 Range shift control by input governor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5374669A JPS5374669A (en) 1978-07-03
JPS5825901B2 true JPS5825901B2 (ja) 1983-05-30

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JP52109552A Expired JPS5825901B2 (ja) 1976-12-13 1977-09-13 流体を使用して変速機を制御する装置

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JP (1) JPS5825901B2 (ja)
CA (1) CA1065167A (ja)
DE (1) DE2739606C3 (ja)
FR (1) FR2373727A1 (ja)
GB (1) GB1534628A (ja)
IT (1) IT1089808B (ja)
SE (1) SE437242B (ja)

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CA1065167A (en) 1979-10-30
US4082009A (en) 1978-04-04
JPS5374669A (en) 1978-07-03
GB1534628A (en) 1978-12-06
IT1089808B (it) 1985-06-18
DE2739606B2 (de) 1980-09-25
FR2373727B1 (ja) 1981-08-21
DE2739606C3 (de) 1981-07-16
FR2373727A1 (fr) 1978-07-07
SE7710204L (sv) 1978-06-14
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