JPS582584Y2 - 包装袋の成型装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、例えば羊かん等の充填物の底部を好ましい角状
体に保持できるようにするため、熱溶融性を有する包装
袋を連続的に成型する装置に係るものである。

従来、羊かん等の半流動物の充填用包装袋は、両側に厚
み部分の折込みを設は底部をそのｉｔ閉じたアル□箔の
袋が多用されており、この包装袋に充填された羊かんは
その胴部に比して先端の底部が細くなり、また、底部の
先端面も上下両側から逐次肉薄く突き出る形状を呈し、
車重しい鉤体形状に保持されない憾みがあった。

本案はこの点を解決することを目的とするもので、以下
、図面について本案を説明すると、１は包装袋供給列置
ａに連なる合板で、その下側に設けである包装袋の送り
機構（図示しない）の送り溝２を有し、長手方向の一側
端は起立させてガイド壁３を設け、他方の側は端部近く
の下方にコ字状に折曲した凹部４を形成し、その先端部
を起立させてやや高いガイド壁５を設けである。

６は、発熱体７を内蔵し、且つ第４図示のごとく上面の
外側部両端に３角形状の圧着体８を突設した加圧体で、
前記凹部４の底壁に遊嵌したボルト９の先端に螺着され
、該底壁との間に介装したコイルバネ１０によって圧着
部８の上面が前記台板１の上面と同一平面にあるよう支
持しである。

１１は内側にアーム１２を一体に突設した抑圧体で、エ
アシリンダー１３に連結され、該アームに遊嵌してコイ
ルバネ１４を介装したボルト１５の先端には、発熱体１
６を内蔵し、且つ前記加圧体６と対称的に下面の外側部
両端に３角形状の圧着部１７を突設した加圧子１８が螺
着してあり、この加圧子の外側面は前記加圧体６の外側
面と同一の垂直面に位置し、また、前記押圧体１１の内
面１１ａはこの垂直面から包装袋１枚の厚みに相当する
間隙をおいて設定しである。

なお、本案装置は独立して使用するほか、第１図に示す
ように羊かんの包装外箱との組合せ装置に組み込むこと
も可能である。

即ち、ｍは外箱、ｂは外箱の供給装置、Ｃは間歇移送チ
ェーンで、本案装置で成型された袋ｎは、次の段階で押
込機構ｄによって外箱ｍ内に差し込まれる。

このように構成された本案の装置は、次のように作動す
る。

即ち、シールした底部を本案装置側にして供給装置ａか
ら１枚毎に送り出された熱溶融性を有する包装袋ｎが、
その両端をガイド嘩３゜５に支えられつつ第２、第３図
示のごとく所定位置で停止すると、図示しないリミット
スイッチによってエアシリンダー１３が作動し、抑圧体
１１を押し下げる。

このため加圧子１８も下降し、下面の圧着部１７が対向
している下方の加圧体６の圧着部８との間に袋ｎの底部
近くの両側部分を挟着するが、前記抑圧体１１はなお下
降するため、挟着部分から先の底部先端ｎ′は該抑圧体
の内側面１１ａと加圧体６の外側面との間隙に折曲され
、他方、前記圧着部８，１７はコイルバネ１０，１４に
より弾性的に挟着力を強めて該挟着部分ｎ〃を確実に加
熱シールする。

次いで、エアシリンダー１３によって抑圧体１１は旧位
に復し、次の袋にこの作動をくり返す。

上記のごとく、本案の装置は、溶着された袋ｎの底部の
先端ｎ′を直角に折曲し、この折曲部の両端部内側にの
み３角形状のシール部ｎ〃を形成するから、袋ｎは２枚
重ねに溶着した先端縁よりもさらに内部古都の部分を止
着され、且つ止着した両端の前記シール部ｎ〃の間は単
に折曲されているだけであるため、これを膨ら１せた場
合に袋の底部が完全に拡開し、第６図■に示すようにほ
ぼ完全な角形となるのである。

また、先端からさらに内方の胴部の両端を前記のように
シールｎ〃シても、該部分から先の端縁側は折曲されて
いるから内容物を充填して外箱内に詰入れても少しも妨
げとならず、確実に外箱内に収納し得るのである。

上記のところから明らかなごとく、本案装置によれば、
袋の底部が好ましい価状体になり、且つ外箱内に安定的
に収納し得る成型袋が得られる効界がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案装置を有する包装袋と外箱との組合せ装置
の概括的な平面図、第２図は本案装置の中央縦断側面図
、第３図は第２図Ｉ−Ｉ線ｄ析面図、第４図は加圧体の
斜面図、第５図は作動状態の中央縦断側面図、第６図は
成型後の包装袋の斜面図である。 １・・・・・合板、６・・・・・・加圧体、７・・・・
・・発熱体、８・・・・・・圧着部、１１・・・・・・
押圧体、１２・・・・・・アーム、１３・・・・・・エ
アシリンダー、１６・・・・・発熱体、１７・・・・・
・圧着部、１８・・・・・・加圧子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上面の外側部両端に３角形状の圧着部８を突設し且つ発
   熱体７を内蔵した加圧体６をガイド壁５から適宜間隔を
   おいて台板１の一側に弾性的に取り付け、前記圧着部と
   対称的な圧着部１７を下面に突設し且つ発熱体１６を内
   蔵した加圧子１８を上下動する押圧体１１のアーム１２
   に弾性的に支持させて前記加圧体と対向させ、常態にあ
   る加圧子とほぼ等しい位置に延設した抑圧体の内側の面
   １１ａを前記加圧体の外側面からほぼ包装袋１枚分の厚
   み幅に離して設定したことを特徴とする包装袋の成型装
   置。