JPS5825756B2 - イタ ノ エンブカラ フチヤクザイリヨウ オ ジヨキヨスル ソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は板または帯状板の縁端部に付着した材料、特
に陰極板上に電解的に生じた付着物を除去する装置に関
するものである。

このような付着物は、例えば銅の電解精練に際して得ら
れる。

その場合、粗銅は電解槽の陽極で電解液に溶解される。

純銅は陰極に付着され、その主部分は始めは純銅の薄い
板で構成され、これがいわゆる開始板材の活性部分であ
る。

開始板材はいわゆる親板と呼ばれる板上に電解付着して
作られる。

電解中、銅の層が母板上に形成される。

母板も銅または他の金属、例えばチタンで作ることがで
きる。

付着物は親板からいわゆる゛ストリッピング“によって
除去される。

これを行なうために、親板は側面縁と下面縁に沿ってｖ
字溝の形の破砕切込みが設けられる。

縁端部周面の一般にＵ字形片を形成する付着物は、開始
板材自体が除去される前に最初に除去される。

縁端部付着物の除去は、従来はやっとこを使用して手で
行なわれたが、これは時間がかかり厄介であった。

この処理を容易にするためにこの発明が考えられたもの
である。

この発明は他の場合１例えば板や帯状材等の縁端から付
着物を除去するのに用いることもできる。

この発明はまた開始板材を作る中間作業を行なうことな
く。

板上に銅を直接付着する場合にも使用することができる
。

この発明の装置は、周面上にローラ軸心方向に隔った歯
が設けられているローラがホルダ上の軸に支持され、ホ
ルダは板の縁に平行に動くよう案内され、ローラは板の
縁に対し成る角度を形成する面内でホルダ上で回転する
ことができ、ローラが縁に沿ってホルダによって動かさ
れるとき、周面上の歯は縁に接して板の平らな面の付着
物と係合し、この付着物は縁から外方に押圧されること
を特徴とする。

板の一面のみに付着が行なわれる場合と、二面に付着さ
れ且つ縁表面には付着されていない場合が考えられる。

この場合は、一つのローラによって縁端の付着物を除去
することができる。

付着が電解によって行なわれる場合は、付着は両面およ
び縁端面に行なわれるのが普通である。

その場合は、板の両面の付着物と同時に係合するように
複数のローラを設けるのがよい。

これらローラの軸は同一のホルダに取付けられる。

ローラはそれぞれの軸上で回転できるか、または軸に固
定され。

軸が駆動機構に接続される。

この発明を添付図面に示した実施例について説明すると
、銅の電解精練の開始板を製造するための板、すなわち
親板１の側縁部、下面および面３に付着物２が覆ってい
る。

第１図ないし第３図の実施例では、１対のローラ４，５
がローラ４，５に対する共通のホルダ８に取付けられた
軸６，７に回転可能に取付けられている。

ローラ４，５は一般に円筒形周面が設けられ、この周面
上にローラ軸心方向に隔った歯９が形成され、鋭どい刃
先縁が全体に延び、装置が動作されるときに付着物２に
係合して除去する。

二つのローラ４，５の軸６．７はローラ周面の最小間隔
が親板１と付着物２との厚さに相応するような距離に選
ばれる。

第１図に示した親板１から一般にＵ字形の縁端片が除去
される。

この目的のために、装置は第１図ないし第３図に示した
ように使用され、ローラ４．５の周面の歯９が親板１の
縁部分の両面の付着物２と係合する。

ホルダ８は第１図で１０１０の点線で示されるローラ４
，５の面が親板１の縁３と小さな角度■、すなわち５°
〜２０’をなすようを形成するように配置される。

ホルダ８は第１図の矢印１１で示される方向に案内され
るか動かされるものとする。

ローラ４，５は矢印１２の方向に回転する。

ローラ４，５の歯９はローラ４，５が角度をもって配置
されているために付着物２と係合し、ホルダ８が前方に
動かされると、付着物２の層は外方に引出される。

これは第１図の上部で付着物部分１４として示され、外
方に引出されて曲げられている。

第３図に示すようにローラ４，５の軸６，７は互いに小
さな角度をなし、ローラ４，５の周辺表面間の間隙１５
は楔形をなし、これはローラ４゜５を付着物２に保合さ
すのを容易にし、歯９の中に容易に入ることができる。

装置が第１図の上から下に動かされると、縁端部の付着
物２は親板１から分離されて外方に引かれる。

この状態は第５図の実施例でも同様であるが、角度■は
第１図の場合よりもかなり大きく。

３０°〜７５°の角度をなし、ローラ４，５を軸１６に
固定配置するのに適した大きさであり、軸１６は駆動機
構１７，１８に接続され、操作に際してローラ４，５を
回転さす。

回転の方向は矢印で示す。

ローラ４，５は第６図に示すように縁部付着物２に押付
けるように配置することができ、ローラ４，５は軸１６
に固着されて軸１６が駆動される。

第４図では破砕凹所は親板１の両面に■字形の切込み１
９．２０として示される。

開始板として用いられる付着物２は縁部で縁部と平行に
延びるこれらの切込み１９．２０によって境界が作られ
る。

場合によっては、装置を簡単にして一つのローラを当て
盤またはクッションで動かすようにしてもよい。

この一例が第７図に示され、付着物２を有する板１が台
２１の上に設けられたクッション２０’上に配置され、
付着物２が取除かれる。

ローラ２２は台２７の上部の直線溝２６に沿って移動す
る鳩尾部分２５を有するホルダ２４に取付けられた軸２
３上で回転する。

親板１は縁２８が溝２６と平行に調整され、ローラ２２
の面が溝２６と縁２８とに対して成る角度で傾斜する。

ホルダ２４が溝に沿って動くと、ローラ２２の周面の歯
が親板１上面の縁部の付着部２を引き離す。

もし親板１の下面にも付着物２がある場合は、親板１を
裏返して下面を上にして操作を繰返す。

【図面の簡単な説明】

第１図は縁部に付着部を有する親板の平面を示しこの発
明による装置が親板の縁端から付着物を除去するのを示
し、第２図は第１図の右方より見た平面図でローラの周
面が親板の縁部の面と合致しているのを示し、第３図は
第２図の装置を上から見た斜視図、第４図は第３図と同
様の図であるが親板が二つのローラの間にある拡大部分
断面図を示し、第５図、第６図は第１図と同様に被駆動
ローラが付着物を除去するのを示し、第５図では引張っ
て第６図では押すように動作し、第７図は一つのローラ
を有する装置の正面図で、ローラは親板の一面の付着物
に作用しているのを示す。 図中、１：親板、２：付着物、３：面、４，５：ローラ
、６，７：軸、８：ホルダ、９：歯、１４：除去付着物
、１５：間隙、１６：軸、１７．１８：駆動機構、１９
，２０：切込み、２０′：クツション、２１：台、２２
：ローラ、２３：軸、２４：ホルダ、２５：鳩尾部分、
２６：溝、２７：台、２８：縁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 周面上にローラ軸心方向に隔った歯が設けられてい
   るローラはホルダ上の軸に支持され、ホルダは板の縁に
   平行に動くよう案内され、ローラは板の縁に対し成る角
   度を形成する面内でホルダ上で回転することができ、ロ
   ーラが縁に沿ってホルダによって動かされるとき、周面
   上の歯は縁に接して板の平らな面の付着物と係合し、こ
   の付着物は縁から外方に押出されることを特徴とする板
   または帯状板の縁部から付着物を除去する装置。