JP2015146777A - ウニ割り装置及びウニ割り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ウニの殻に側方から切れ目を形成して、殻を上下に分割するための装置及び方法を提供する。【解決手段】 本発明は、ウニの殻に側方から切れ目を形成して、殻を口側と肛門側とに分割するウニ横割り装置を提供する。本装置は、ウニの口側又は肛門側のいずれか一方の側が接するようにウニが載置される台と、台に載置されたウニに側方から当たって殻に切れ目を形成するための回転刃を有する切れ目形成機構と、概ね鉛直方向の回転軸の周りに自由回転する回転体を有し、回転体が回転刃に対向する位置から回転刃の方向に移動可能に構成された押し付け機構とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、ウニの殻を割るための装置及び方法に関し、より具体的には、ウニの殻に側方から切れ目を入れることによってウニを口側と肛門側とに分割するための装置及び方法に関する。
ウニは、生殖巣が高級食材として流通している。従来、ウニの殻を割って生殖巣を取り出す作業は、手作業で行われるのが一般的であるが、ウニは固い殻と無数の棘とを有しているため、殻を割って生殖巣のみを取り出す作業はきわめて煩雑であり手間がかかる作業である。ウニは、下面の口と上面の肛門とを結ぶ線を中心として、円周方向に5つの部分から構成されており、5つの部分の各々には、生殖巣、内臓及び歯などが同様に配置されている。生殖巣は、5つの部分の各々において口側の殻の裏面にまで延びて付いている。生殖巣を採取するには、まず、刃物や専用の器具をウニの口に差し込んで捩じることによって、ウニの殻を縦に2つに割る。ウニの殻は、5つの部分の継ぎ目のいずれか2ヶ所で割れる。2つに割れたウニの殻には、生殖巣や内臓などが交互に残るとともに、未消化の餌の破片や糞なども残る。そのため、殻から生殖巣と内臓とを取り出し、これらをざるに入れて水に晒しながら、生殖巣のみを選別する。
このように、殻割りから生殖巣の採取まで行う手作業は、きわめて煩雑で手間のかかる作業である。また、ウニの口に刃物等を差し込んで捩じるときに、殻の分割部分などで生殖巣が破壊される場合があり、このような場合には、高級食材としての生殖巣の生産性が低下するおそれがある。
こうした煩雑で時間がかかる作業を軽減するとともに、より多くの生殖巣を損傷させることなく採取することを目的として、以下のような技術が提案されている。
特許文献1(特開2012−152204)は、ウニの殻に穴を開ける手持ちタイプの器具を提案する。この器具は、開口部を有する筒状本体の該開口部周囲に複数の三角刃が設けられており、この三角刃によって、典型的には口の周囲の殻に丸い穴を開けるものである。生殖巣を殻に残したままで穴から内臓等を取り出すことができるため、この技術を用いれば、生殖巣を損傷させることなく採取することが可能であるとされる。
特許文献1(特開2012−152204)は、ウニの殻に穴を開ける手持ちタイプの器具を提案する。この器具は、開口部を有する筒状本体の該開口部周囲に複数の三角刃が設けられており、この三角刃によって、典型的には口の周囲の殻に丸い穴を開けるものである。生殖巣を殻に残したままで穴から内臓等を取り出すことができるため、この技術を用いれば、生殖巣を損傷させることなく採取することが可能であるとされる。
特許文献2(特開2010−29087)もまた、ウニの殻に穴をあけて生殖巣を傷つけることなく採取するためのウニ処理装置及び方法を提案する。この技術を用いた装置は、固定したウニの口側の殻を切断する切断具を有している。この切断具によって、ウニの口の周辺の殻を円形に切除することができ、ウニの生殖巣と口との境界を確実に簡単な操作で切断することが可能となり、生殖巣を切断することなく、内臓を除去した後、生殖巣を剥ぎ取り採取することができるとされる。
特許文献3(特開平7−194347)は、コンベヤーによって搬送されるウニの口側を、側面から横切るようにディスク状に切断することによって、ウニの生殖巣を露出させるウニ処理装置及び方法を提供する。この技術によって、ウニの生殖巣の採取効率が向上し、ウニの処理が半自動化することができるとされる。
特許文献1又は特許文献2は、固定されたウニに刃物で力を加えて殻を削りながら薄くしていき、内部まで刃物が到達した時点で殻が切断されるものであるため、殻の切断部付近が破損し、割れた殻の破片が生殖巣に入る可能性がある。また、これらの技術のように、殻に主として口側から丸い穴を開ける技術は、ウニの内部に直接的に刃物を挿入するため、特に実入りのよいウニなどの場合には、生殖巣を破壊するおそれがあるという問題がある。高級食材として取り扱われるウニの生殖巣は、半月状の房のような形状が維持されている必要があり、これらの技術では、生殖巣を損傷させないで採取することに対する要求が満たされない。
また、特許文献3において提案される技術は、生殖巣の採取効率を向上させることはできるものの、口側の殻をディスク状に切断する際に、口側にまで一部が延びている生殖巣も同時に切断されるおそれがあるという問題を有する。このような方法では、生殖巣とその他の部分との境界で殻を切断することは不可能である。また、この技術においても、特許文献1及び特許文献2の技術と同様に、固定されたウニに力を加えながら刃物を入れるため、殻が破損し、割れた殻の破片が生殖巣に入る場合がある。
こうした課題に鑑み、本発明は、ウニの生殖巣を傷つけたり、採取の際に殻の破片を混入させたりすることなく、生殖巣の採取を容易に行うことができるように、ウニの殻に側方から切れ目を形成して、殻を上下に分割するための装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、ウニの内部構造を考慮すれば、殻を側方から上下に分割することによって、生殖巣を損傷させずかつ異物の混入を防ぎながら、容易に生殖巣のみを分離することができるという知見に基づくものである。ウニの生殖巣は、放卵及び放精のための肛門側の生殖孔に繋がってぶら下がるように殻に張り付いており、歯や内臓などは口側にあるため、殻のみを側面から上下に分割すれば、上部殻にはすべての生殖巣が張り付く一方、下部殻には歯や内臓が集まることになる。
また、本発明は、ウニを固定しない状態で、回転する刃物にウニを押し当て、回転刃の回転によってウニを回転させて殻に徐々に切れ目を形成することによって、殻を破損させることなく切断することができるという知見に基づくものである。
第1の態様によれば、本発明は、ウニの殻に側方から切れ目を形成して、殻を口側と肛門側とに分割するウニ横割り装置を提供する。本装置は、ウニの口側又は肛門側のいずれか一方の側が接するようにウニが載置される台と、台に載置されたウニに側方から当たって殻に切れ目を形成するための回転刃を有する切れ目形成機構と、概ね鉛直方向の回転軸の周りに自由回転する回転体を有し、回転体が回転刃に対向する位置から回転刃の方向に移動可能に構成された押し付け機構とを備える。こうした各機構を備えることにより、本装置は、押し付け機構の回転体をウニの側方に当ててウニを回転刃に押し付けることによって、ウニを口と肛門とを通る中心軸線の周りに回転刃の回転によって回転させながら、殻の全周にわたって側方から切れ目を形成することができる。
一実施形態においては、本装置の切れ目形成機構は、1つの回転刃と、概ね鉛直方向の回転軸の周りに自由回転し、ウニを側方から支持する1つの支持体とを備えるものとすることができる。この場合には、回転刃と支持体とは、各々の外周間の距離がウニの殻の直径より小さくなるように併置される。別の実施形態においては、本装置の切れ目形成機構は、回転方向及び回転速度が同一の2つの回転刃を備えるものとすることができる。この場合には、2つの回転刃は、各々の外周間の距離がウニの殻の直径より小さくなるように併置される。
一実施形態においては、回転刃の両面又は片面に、回転刃の回転軸と同心の円形厚板を配置することが好ましい。円形厚板の径は回転刃の径より小さく、回転刃の径と円形厚板の径との差がウニの殻の厚みに相当するように構成される。
一実施形態においては、押し付け機構は、一方の端部が回転自在に軸支された棒状部材を備え、回転体の回転軸が棒状部材に取り付けられていることが好ましい。
一実施形態においては、本装置は、台に載置されたウニを台とは反対の側から押さえるための押さえ機構をさらに備えるものとすることができる。
一実施形態においては、台と回転刃とは、台上のウニの大きさに合わせてウニの側方の適切な位置に回転刃が当たるように、高さ方向に相対的に移動自在に構成されることが好ましい。
第2の態様によれば、本発明は、ウニの殻に側方から切れ目を形成して前記殻を口側と肛門側とに分割するウニ横割り方法を提供する。本方法は、ウニに側方から当たって殻に切れ目を形成するための回転刃を回転させる工程と、ウニの口側又は肛門側のいずれか一方の側が台に接するように、台の上にウニを載置する工程と、ウニを挟んで回転刃に対向する方向からウニを回転刃に押し付けることによって、ウニを回転刃の回転によって口と肛門とを通る中心軸線の周りに回転させながらウニの殻の全周にわたって側方から切れ目を形成する工程とを含む。
一実施形態おいては、切れ目を形成する工程は、ウニを挟んで回転刃に対向する方向からウニを回転刃に押し付けるとともに、対向する方向及び回転刃の当たる方向とは別の方向からウニを支持しながら、ウニの殻に切れ目を形成することを含むものとすることができる。別の実施形態においては、回転刃を回転させる工程は、併置された2つの回転刃を同一の回転方向及び回転速度で回転させることをさらに含み、切れ目を形成する工程は、ウニを挟んで2つの回転刃に対向する方向からウニを2つの回転刃に押し付けることによって、ウニの殻に切れ目を形成することを含むものとすることができる。
一実施形態おいては、本方法は、台に載置されたウニを台とは反対の側から押さえる工程をさらに含むことが好ましい。
一実施形態おいては、本方法は、台上のウニの大きさに合わせてウニの側方の適切な位置に回転刃が当たるように、台と回転刃とを高さ方向に相対的に移動させる工程をさらに含むことが好ましい。
本発明によれば、殻を口側と肛門側とに分割することによって、生殖巣を損傷させずかつ異物の混入を防ぎながら、半月状の房の形状を棄損することなく生殖巣のみを採取することができる。また、本発明によれば、固定されない状態で台の上に配置されたウニを、回転刃の方向に移動可能な回転体で回転刃に押し当てることで、殻に回転刃が当たり、該回転刃の回転によって回転するウニの殻の表面に、回転刃が小さな切れ目を連続的に浅く刻む。これを繰り返すことによって無数の刺し傷がつながり、殻を削り取る従来技術では発生するおそれのある微細な破片を発生させる事なく、殻を奇麗に上下に切断することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるウニ横割り装置1の上面図である。
[装置の概略]
図1に示されるように、ウニ横割り装置1は、ウニUを載置する台10と、ウニUに側方から当たって殻に切れ目CLを形成するための回転刃22を有する切れ目形成機構20と、台10の上に載置されたウニUを、回転刃22に対向する位置から回転刃22の方向に向けて移動させるとともに回転刃22に押し付ける押し付け機構30とを備える。ウニ横割り装置1は、さらに、台10の上に載置されたウニUを台10とは反対の側から押さえる押さえ機構40を備えることが好ましい。
図1に示されるように、ウニ横割り装置1は、ウニUを載置する台10と、ウニUに側方から当たって殻に切れ目CLを形成するための回転刃22を有する切れ目形成機構20と、台10の上に載置されたウニUを、回転刃22に対向する位置から回転刃22の方向に向けて移動させるとともに回転刃22に押し付ける押し付け機構30とを備える。ウニ横割り装置1は、さらに、台10の上に載置されたウニUを台10とは反対の側から押さえる押さえ機構40を備えることが好ましい。
ウニ横割り装置1は、固定されることなく台10の上に載置されたウニUを、押し付け機構30によって回転刃22の方向に移動させ、さらに回転刃22に押し付けて、回転刃22の回転によってウニUを回転させながら、殻に切れ目を入れることができる。ウニUは、回転刃22の回転によって回転しながら、殻の側方の全周にわたって徐々に切れ目が形成され、最終的に切れ目がつながって、殻が切断される。このウニ横割り装置1によれば、ウニUを、歯や内臓などがある口側と生殖巣がある肛門側とに、殻の破片を発生させることなく奇麗に分割することができる。
[台]
台10は、ウニUを載置するための上面12を有する。台10は、上面12の位置を変えることができるように、高さ方向に移動可能に構成されることが好ましい。上面12は、ウニUを切れ目形成機構20に向かって移動させる部分に、ウニUの移動の妨げとならないように凹凸がないことが好ましい。
台10は、ウニUを載置するための上面12を有する。台10は、上面12の位置を変えることができるように、高さ方向に移動可能に構成されることが好ましい。上面12は、ウニUを切れ目形成機構20に向かって移動させる部分に、ウニUの移動の妨げとならないように凹凸がないことが好ましい。
本実施形態においては、後述される回転刃22の高さ方向の位置を固定し、上面12の上に載置されたウニUの側方から切れ目CLを形成するのに適切な高さに回転刃22が位置するように、台10を高さ方向に移動できるように構成されている。台10を高さ方向に移動させる機構については、特に限定されるものではなく、例えば、台10の支持部(図示せず)にボールねじ、エアシリンダ、油圧シリンダなどといった当業者に周知の機構を設けることによって、高さ方向への移動機構を実現することができる。
[切れ目形成機構]
図2は、ウニ横割り装置1の切れ目形成機構20の詳細を説明するための側面図である。図2は、ウニ横割り装置1を図1の左側からみた図である。
切れ目形成機構20は、台10の上面12の上に載置されたウニUの殻に側方から当たって切れ目CLを形成するための回転刃22を備える。本実施形態においては、切れ目形成機構20は、図1に示されるように、直径が等しい2つの回転刃22を備える。2つの回転刃22は、各々の回転刃22の外周間の距離が、ウニUの殻の直径より小さくなるように配置される。このような2つの回転刃22は、切れ目CLが形成されている間にこれらの回転刃22がウニUを適切な位置に保持する役割も果たす。
図2は、ウニ横割り装置1の切れ目形成機構20の詳細を説明するための側面図である。図2は、ウニ横割り装置1を図1の左側からみた図である。
切れ目形成機構20は、台10の上面12の上に載置されたウニUの殻に側方から当たって切れ目CLを形成するための回転刃22を備える。本実施形態においては、切れ目形成機構20は、図1に示されるように、直径が等しい2つの回転刃22を備える。2つの回転刃22は、各々の回転刃22の外周間の距離が、ウニUの殻の直径より小さくなるように配置される。このような2つの回転刃22は、切れ目CLが形成されている間にこれらの回転刃22がウニUを適切な位置に保持する役割も果たす。
各々の回転刃22は、本実施形態においては厚さ約0.6mm〜約0.8mmの円形薄板の全周に鋸状の歯が形成されたものであるが、これに限定されるものではない。回転刃22の材質は、特に限定されるものではなく、ウニUの殻に切れ目CLを形成することが可能な強度を有するものであればよい。
各々の回転刃22の両面又は片面には、回転刃22と同心の円形厚板24を配置することが好ましい。この円形厚板24は、薄板である回転刃22を補強するとともに、回転刃22がウニUに進入する深さを規定する機能を有する。円形厚板24の径は、回転刃22の径より小さく、回転刃22の径との差がウニUの殻の厚みに相当するように設定されることが好ましい。回転刃22の径と円形厚板24の径との関係をこのように設定することによって、回転刃22がウニUの殻を貫通したときに殻が円形厚板24の周縁部に当たって、回転刃22がそれ以上ウニUの内部に進入せず、したがって生殖巣を損傷させることがない。
回転刃22と、その両面又は片面に配置された円形厚板24とは、回転軸26に固定される。回転軸26は、図示されない駆動部からの駆動力によって回転し、本実施形態における2つの回転刃22は、同一速度で同一方向に回転するように構成される。回転軸26は、台10の上面12から下面までを貫通するように設けられた貫通孔を通すようにすることも、台10の外部に配置されるようにすることもできる。
本実施形態においては、回転刃22がウニUの側方の適切な位置に当たるように、ウニUを載置する台10を高さ方向に移動できるように構成されている。しかしながら、回転刃22がウニUの側方の適切な位置にくるようにするには、台10を高さ方向に移動させる構成のみに限定されるものではなく、台10を固定し、回転刃22を高さ方向に移動可能にする構成と、台10及び回転刃22の両方を高さ方向に移動可能にする構成とのいずれを採用してもよい。いずれの構成であっても、台10と回転刃22とは、台10の上のウニUの大きさに合わせて、ウニUの側方の適切な位置に回転刃22が当たるように、高さ方向に相対的に移動可能に構成されていればよい。
[押し付け機構]
図3は、ウニ横割り装置1の押し付け機構30の詳細を説明するための側面図である。図3は、ウニ横割り装置1を図1の下側からみた図である。
押し付け機構30は、台10に取り付けられた軸32と、軸32を支点として回転自在に軸支された棒状部材34と、棒状部材34の両端部34a、34bの間のいずれかの位置に取り付けられた回転体36とを有する。
図3は、ウニ横割り装置1の押し付け機構30の詳細を説明するための側面図である。図3は、ウニ横割り装置1を図1の下側からみた図である。
押し付け機構30は、台10に取り付けられた軸32と、軸32を支点として回転自在に軸支された棒状部材34と、棒状部材34の両端部34a、34bの間のいずれかの位置に取り付けられた回転体36とを有する。
棒状部材34は、端部34aが軸32に回転自在に取り付けられ、該端部34aから台10の上面12と概ね平行に伸びている。棒状部材34は、軸32に取り付けられた端部34aを支点として、図1において両矢印で示される方向、すなわちA1方向とA2方向とに自由に移動させることができる。
棒状部材34の端部34aから反対側の端部34bまでの間のいずれかの位置には、略円柱形状の回転体36が取り付けられている。回転体36は、側方からウニUに当たる側面36sを有している。回転体36は、棒状部材34の長手方向に直交する回転軸36cに軸支されており、回転軸36cの周りに自由回転する。回転体36が棒状部材34に取り付けられる位置は、回転体36が棒状部材34によってA1の方向すなわち回転刃22の方向に移動したときに、ウニUを回転刃22に押し付けるのに適した位置である。2つの回転刃22が設けられた本実施形態においては、回転体36が棒状部材34に取り付けられる位置は、回転体36によってウニUが両方の回転刃22に対して概ね等しい力で押し付けられるように、ウニ36を押し付けているときの回転体36の中心軸36cと回転刃22の各々の中心軸26との距離が概ね等しくなる位置であることが好ましい。
本実施形態においては、回転体36は、回転軸36cの周りに自由回転するように棒状部材34に取り付けられているが、回転体36は、例えば内部にモータなどを組み込むことによって、自らが回転するようにされたものであってもよい。
[押さえ機構]
図4は、ウニ横割り装置1の押さえ機構40の詳細を説明するための側面図である。図4は、ウニ横割り装置1を図1の下側からみた図であるが、分かりやすくするために、手前に設けられている押し付け機構30は記載されていない。
押さえ機構40は、台10に取り付けられた軸42と、軸42を支点として回転自在に軸支された平板状の押さえ部材44とを備える。押さえ部材44は、端部44aから中心方向に若干寄った位置において、軸42に固定されずに軸支されている。軸支された位置と端部44aとの間には、一端が押さえ部材44に係止されるコイルバネ46が設けられており、コイルバネ46によって押さえ部材44の端部44aが上方に押し上げられる。コイルバネ46の中心には、押さえ部材44の端部44aと、後述されるバネ受け具48の端部との間に設けられた軸が通っている。
図4は、ウニ横割り装置1の押さえ機構40の詳細を説明するための側面図である。図4は、ウニ横割り装置1を図1の下側からみた図であるが、分かりやすくするために、手前に設けられている押し付け機構30は記載されていない。
押さえ機構40は、台10に取り付けられた軸42と、軸42を支点として回転自在に軸支された平板状の押さえ部材44とを備える。押さえ部材44は、端部44aから中心方向に若干寄った位置において、軸42に固定されずに軸支されている。軸支された位置と端部44aとの間には、一端が押さえ部材44に係止されるコイルバネ46が設けられており、コイルバネ46によって押さえ部材44の端部44aが上方に押し上げられる。コイルバネ46の中心には、押さえ部材44の端部44aと、後述されるバネ受け具48の端部との間に設けられた軸が通っている。
押さえ部材44の端部44aの下方には、コイルバネ46の伸長力を受けるためのバネ受け具48が設けられる。バネ受け具48は、押さえ部材44と平行に延び、一方の端部近くにおいてコイルバネ46の他端が係止され、他方の端部近くにおいて軸42に固定されている。
押さえ部材44は、端部44aがコイルバネ46の伸長力によって上方に押し上げられ、その伸長力により、押さえ部材44が軸42によって軸支されている部分を支点として、端部44bが下方に押し下げられる。その結果、端部44bが、ウニUの平坦な口側又は肛門側を下方に押し下げ、ウニUは台10の上面12に押し付けられる。ウニUは、回転刃22に押し付けられながら切れ目CLが形成されることになるが、その際、回転刃22の回転力によってウニUが跳ね上がる場合があり、この跳ね上がりを押さえ機構40によって防止することができる。
押さえ部材44の端部44bは、ウニUをより効果的に押さえることができるように、ウニUの平坦な口側又は肛門側に当たる部分が、他の部分より幅広に形成されていることが好ましい。押さえ部材44の端部44bには、押さえ部材44をウニUの上に乗せる際に用いるための取っ手49を設けることが好ましい。
[装置の使用方法]
図5は、装置の使用方法を説明するための概略図である。
まず、図5(a)に示されるように、ウニUを台10の上の適切な位置に載置する。ウニUは、2つの回転刃22から近く、かつ等距離の位置に載置されることが好ましい。ウニUは、口側を台10の上面12に接するように載置しても、肛門側を載置してもよいが、口側を上面12に接するように載置することによって、上下に分割された後に殻の上半分を持ち上げたときに、殻に張り付いた生殖層がぶら下がった状態になるため、生殖巣の損傷をより確実に防止することができる。
図5は、装置の使用方法を説明するための概略図である。
まず、図5(a)に示されるように、ウニUを台10の上の適切な位置に載置する。ウニUは、2つの回転刃22から近く、かつ等距離の位置に載置されることが好ましい。ウニUは、口側を台10の上面12に接するように載置しても、肛門側を載置してもよいが、口側を上面12に接するように載置することによって、上下に分割された後に殻の上半分を持ち上げたときに、殻に張り付いた生殖層がぶら下がった状態になるため、生殖巣の損傷をより確実に防止することができる。
次に、ウニUの側方の適切な位置に回転刃22が当たるように、台10を高さ方向に移動させて、台10の上面12と回転刃22との間の高さ方向距離を調節する。次に、押さえ機構40の押さえ部材44を、端部44bを持ち上げながら図5(a)の矢印A3の方向に移動させて、台10の上に載置されたウニUの上に乗せる。その後、外部の動力源の電源を入れて2つの回転刃22を回転させる。2つの回転刃22は、同一速度で同一方向に回転するように設定されることが好ましい。次に、押し付け機構30の棒状部材34を、図5(b)の矢印A1の方向に移動させて、回転体36の側面36sを側方からウニUに押し当てる。図5(c)に示されるように、棒状部材34をさらに矢印A1の方向に移動させて、ウニUを回転する回転刃22に近づける方向に移動させる。なお、この時点では、ウニUはまだ回転していない。
棒状部材34を矢印A1の方向にさらに移動させて、図5(d)に示されるようにウニUを回転する回転刃22に当てると、ウニUは、回転刃22の回転方向と逆方向に回転を始める。棒状部材34を矢印A1の方向にさらに移動させると、ウニUの棘が、回転する回転刃22及び円形厚板24に当たって折れ、殻から除去される。次いで、棘が除去されてむき出しになった殻に回転刃22が当たり、回転刃22は、回転刃22と概ね同じ速度で回転するウニUの側面に切れ目を形成する。回転体36によってウニUを回転刃22に押し当て続けると、回転するウニUの側面には徐々に切れ目が形成されていき、最終的にウニUの全周にわたって切れ目がつながる。その結果、ウニUの殻は、図5(e)に示されるように、生殖巣が張り付いた上部殻と、刃や内臓などがある下部殻とに分割される。
[別の実施形態]
図6は、本発明に係るウニ横割り装置の別の実施形態を説明するための上面図である。なお、図6においては、分かりやすくするために押さえ機構40は記載されていない。
図6(a)に示される実施形態は、切れ目形成機構20が1つの回転刃22のみを備えるウニ横割り装置1’である。このウニ横割り装置1’においては、上述のウニ横割り装置1とは異なり、ウニUの殻に切れ目CLを形成するための回転刃22が1つのみ設けられており、回転体36によってウニUを1つの回転刃22に押し当てることによって、ウニUの側面に切れ目CLを形成するように構成されている。回転体36を棒状部材34に取り付ける位置は、回転体36によってウニUを回転刃22に押し当てたときに、回転体36の回転軸と、ウニUが回転するときの回転軸線と、回転刃22の回転軸とが、概ね直線状に並ぶ位置であることが好ましい。ウニ横割り装置1’は、切れ目CLの形成中にウニUが適切な位置から移動しないように、ウニUの側方にガイド52を備えることが好ましく、このガイド52は、ウニUの大きさによって位置が変更できるように構成されることが好ましい。
図6は、本発明に係るウニ横割り装置の別の実施形態を説明するための上面図である。なお、図6においては、分かりやすくするために押さえ機構40は記載されていない。
図6(a)に示される実施形態は、切れ目形成機構20が1つの回転刃22のみを備えるウニ横割り装置1’である。このウニ横割り装置1’においては、上述のウニ横割り装置1とは異なり、ウニUの殻に切れ目CLを形成するための回転刃22が1つのみ設けられており、回転体36によってウニUを1つの回転刃22に押し当てることによって、ウニUの側面に切れ目CLを形成するように構成されている。回転体36を棒状部材34に取り付ける位置は、回転体36によってウニUを回転刃22に押し当てたときに、回転体36の回転軸と、ウニUが回転するときの回転軸線と、回転刃22の回転軸とが、概ね直線状に並ぶ位置であることが好ましい。ウニ横割り装置1’は、切れ目CLの形成中にウニUが適切な位置から移動しないように、ウニUの側方にガイド52を備えることが好ましく、このガイド52は、ウニUの大きさによって位置が変更できるように構成されることが好ましい。
図6(b)に示される実施形態は、切れ目形成機構20が1つの回転刃22と1つの支持体62とを備えるウニ横割り装置1’’である。このウニ横割り装置1’’においては、ウニUの殻に切れ目を形成するための1つの回転刃22と、切れ目CLの形成中に回転刃22と協働してウニUを適切な位置に保持するための支持体62とを備えるように構成されている。支持体62は、回転体36と同様に略円柱形状を有し、側方からウニUに当たる側面62sを有していることが好ましい。支持体62は、回転刃22の回転によって回転するウニUによって回転するように、回転軸63の周りに自由回転可能とすることができる。あるいは、支持体62は、図示されない駆動部からの駆動力によって、回転刃22と同一速度で同一方向に回転するようにしてもよい。
1 ウニ横割り装置
10 台
12 台の上面
20 切れ目形成機構
22 回転刃
24 円形厚板
26 回転軸
30 押し付け機構
32 軸
34 棒状部材
36 回転体
36c 回転軸
36s 側面
40 押さえ機構
42 軸
44 押さえ部材
46 コイルバネ
48 バネ受け具
49 取っ手
52 ガイド
62 支持体
U ウニ
CL 切れ目
10 台
12 台の上面
20 切れ目形成機構
22 回転刃
24 円形厚板
26 回転軸
30 押し付け機構
32 軸
34 棒状部材
36 回転体
36c 回転軸
36s 側面
40 押さえ機構
42 軸
44 押さえ部材
46 コイルバネ
48 バネ受け具
49 取っ手
52 ガイド
62 支持体
U ウニ
CL 切れ目
Claims (12)
- ウニの殻に側方から切れ目を形成して前記殻を口側と肛門側とに分割するウニ横割り装置であって、
ウニの口側又は肛門側のいずれか一方の側が接するように前記ウニが載置される、台と、
前記台に載置された前記ウニに側方から当たって殻に切れ目を形成するための回転刃を有する、切れ目形成機構と、
概ね鉛直方向の回転軸の周りに自由回転する回転体を有し、前記回転体が前記回転刃に対向する位置から前記回転刃の方向に移動可能に構成された、押し付け機構と
を備え、
前記押し付け機構の前記回転体を前記ウニの側方に当てて前記ウニを前記回転刃に押し付け、前記回転刃の回転によって前記ウニを口と肛門とを通る中心軸線の周りに回転させながら、殻の全周にわたって側方から切れ目を形成できるように構成されたことを特徴とする、ウニ横割り装置。 - 前記切れ目形成機構は、
1つの前記回転刃と、
概ね鉛直方向の回転軸の周りに自由回転し、前記ウニを側方から支持する1つの支持体と
を備え、
前記回転刃と前記支持体とは、各々の外周間の距離が前記ウニの殻の直径より小さくなるように併置されたことを特徴とする、請求項1に記載のウニ横割り装置。 - 前記切れ目形成機構は、
回転方向及び回転速度が同一の2つの前記回転刃を備え、
2つの前記回転刃は、各々の外周間の距離が前記ウニの殻の直径より小さくなるように併置されたことを特徴とする、請求項1に記載のウニ横割り装置。 - 前記回転刃の両面又は片面に、前記回転刃と同心の円形厚板が配置されており、前記円形厚板の径は前記回転刃の径より小さく、前記回転刃の径と前記円形厚板の径との差が前記ウニの殻の厚みに相当することを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載のウニ横割り装置。
- 前記押し付け機構は、一方の端部が回転自在に軸支された棒状部材を備え、前記回転体の回転軸が前記棒状部材に取り付けられたことを特徴とする、請求項1に記載のウニ横割り装置。
- 前記台に載置された前記ウニを前記台とは反対の側から押さえるための押さえ機構をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のウニ横割り装置。
- 前記台と前記回転刃とは、前記台上の前記ウニの大きさに合わせて前記ウニの側方の適切な位置に前記回転刃が当たるように、高さ方向に相対的に移動自在に構成されたことを特徴とする、請求項1に記載のウニ横割り装置。
- ウニの殻に側方から切れ目を形成して前記殻を口側と肛門側とに分割するウニ横割り方法であって、
ウニの口側又は肛門側のいずれか一方の側が台に接するように、前記台の上に前記ウニを載置する工程と、
回転刃を回転させる工程と、
前記ウニを挟んで前記回転刃に対向する方向から前記ウニを前記回転刃に押し付けて、前記回転刃の回転によって前記ウニを口と肛門とを通る中心軸線の周りに回転させながら前記ウニの殻の全周にわたって側方から切れ目を形成する工程と、
を含むことを特徴とする、ウニ横割り方法。 - 切れ目を形成する前記工程は、前記ウニを挟んで前記回転刃に対向する方向から前記ウニを前記回転刃に押し付けるとともに、前記対向する方向及び前記回転刃の当たる方向とは別の方向から前記ウニを支持しながら、前記ウニの殻に切れ目を形成することを含むことを特徴とする、請求項8に記載のウニ横割り方法。
- 前記回転刃を回転させる工程は、併置された2つの回転刃を同一の回転方向及び回転速度で回転させることをさらに含み、
切れ目を形成する前記工程は、前記ウニを挟んで前記2つの回転刃に対向する方向から前記ウニを前記2つの回転刃に押し付けることによって、前記ウニの殻に切れ目を形成することを含むことを特徴とする、請求項8に記載のウニ横割り方法。 - 前記台に載置された前記ウニを前記台とは反対の側から押さえる工程をさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載のウニ横割り方法。
- 前記台上の前記ウニの大きさに合わせて前記ウニの側方の適切な位置に前記回転刃が当たるように、前記台と前記回転刃とを高さ方向に相対的に移動させる工程をさらに含むことを特徴とする、請求項8に記載のウニ横割り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014021855A JP5793789B2 (ja) | 2014-02-07 | 2014-02-07 | ウニ割り装置及びウニ割り方法 |
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JP2015146777A true JP2015146777A (ja) | 2015-08-20 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101784285B1 (ko) | 2015-09-10 | 2017-10-12 | 주식회사 마린솔루션 | 성게알의 인출을 위한 성게 껍질 자동 절단장치 |
CN111869715A (zh) * | 2020-07-09 | 2020-11-03 | 温州东吉商贸有限公司 | 一种海胆分离内脏与生殖腺自取设备 |
-
2014
- 2014-02-07 JP JP2014021855A patent/JP5793789B2/ja active Active
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