JP3213944U - 付箋紙断裁用の断裁刃 - Google Patents

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憲志 伊藤
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Abstract

【課題】断裁による付箋の製造に際して、のりの付着・堆積を防止して、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋の製造を可能とする付箋紙断裁用の断裁刃を提供する。【解決手段】付箋紙断裁用の断裁刃1は、鋼材からなる刀身2と、刀身2から延出した延出部およびその裏側に固着された超硬合金製の断裁板31を含む刃先3とを備える片刃構造で、刃先3の小刃32aを除いてフッ素樹脂コーティング層が設けられる。付箋紙断裁用の断裁刃1は、フッ素樹脂コーティング層の異物乖離特性により、小刃32aを除いた部位への、のりの付着・堆積が防止され、のりが固化した突起として小刃を除いた部位に盛り上がらない。一方、小刃32aは、刃丈が極小であるのでのりが付着・堆積し難い。よって、のりが固化した突起として小刃32aに盛り上がることはない。これにより、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋の製造が可能となる。【選択図】図1

Description

本考案は付箋紙断裁用の断裁刃に係り、さらに詳しくは、断裁による付箋の製造に際して、感圧性粘着剤からなるのりの付着・堆積を防止して、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋の製造を可能とする付箋紙断裁用の断裁刃に関する。
一例として、図7に示す付箋Xは、図8に示す付箋ブロックYを所定の断裁線に沿って厚み方向に断裁して、図9に示す4つの小分けブロックZ1〜Z4を生成する第1断裁工程と、各小分けブロックZ1〜Z4を所定の断裁線に沿って厚み方向に断裁する第2断裁工程を経て製造される。
仮に、製造された各付箋Xは、長手L1の寸法が76mm,短手W1の寸法が15mmの短冊紙片を多数枚積層した厚みT1の寸法が15mmのものであるとすれば、付箋ブロックYは、長手Lの寸法が304mm,短手Wの寸法が300mmの略正方形紙片を多数枚積層した厚みTの寸法が15mmのものからなり、この付箋ブロックYを、第1断裁工程で付箋Xにおける長手L1方向の寸法に相当する76mmの間隔P毎に、長手Lに直交して短手W全域にのびる3本の断裁線CY1〜CY3に沿って厚みT方向に断裁して4分割することにより、図9に示す長手W2の寸法が300mm、短手L2の寸法が76mm、厚みT2の寸法が15mmの4本の小分けブロックZ1〜Z4が生成され、第2断裁工程では、各小分けブロックZ1〜Z4を、付箋Xにおける短手W1方向の寸法に相当する15mmの間隔P1毎に、長手W2に直交して短手L2全域にのびる19本の断裁線CZ1,CZ2,CZ3〜CZn−1,CZnに沿って厚みT2方向に断裁して20分割することにより、各小分けブロックZ1〜Z4毎で20個の付箋Xが製造されることとなる。
図7に示す付箋Xにおいて、多数枚程度積層されている各短冊紙片それぞれの一端部裏面には、長手L1方向の寸法LXが15mm程度の感圧性粘着剤からなるのり10が設けられている。よって、図8の付箋ブロックYを構成する多数枚の略正方形紙片それぞれの裏面には、断裁線CY1を中心とする長手L方向の寸法を2LX(30mm)に設定して短手Wの全域にのびる帯状ののり10と、断裁線CY3を中心とする長手L方向の寸法を2LX(30mm)に設定して短手Wの全域にのびる帯状ののり10が設けられており、図9の各小分けブロックZ1〜Z4において、小分けブロックZ1,Z3を構成する多数枚の紙片それぞれの一端部には短手L2方向の寸法LXを15mmに設定して長手W2の全域にのびる帯状ののり10が設けられ、小分けブロックZ2,Z4を構成する多数枚の紙片それぞれの他端部には短手L2方向の寸法LXを15mmに設定して長手W2の全域にのびる帯状ののり10が設けられることとなる。
第1、第2断裁工程では各紙片とともにのり10が断裁され、これが繰り返されると、断裁刃の刃先の特にしのぎ面にのり10が付着・堆積しやすく、当該のり10の固化した突起としてしのぎ面に盛り上がることとなる。そのため、前記盛り上がったのり10の突起が、その後になされる第1断裁工程では付箋ブロックYの被断裁面を傷付けたり、第2断裁工程では各小分けブロックZ1〜Z4の被断裁面を傷付けたりするおそれがある。その結果、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋Xの製造が妨げられる。
特になし
本考案は、上記の実情に鑑みてなされたもので、断裁による付箋の製造に際して、のりの付着・堆積を防止して、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋の製造を可能とする付箋紙断裁用の断裁刃の提供を目的とするものである。
前記目的を達成するために、本考案に係る付箋紙断裁用の断裁刃は、刀身と刃先とを備える片刃構造の付箋紙断裁用の断裁刃であって、前記付箋紙断裁用の断裁刃は、上死点ではシャー角をもった傾斜姿勢で待機し、断裁の実行時には、横移動と、回動との複合動作を含みながら下降して、下死点では、シャー角が消失した水平姿勢に姿勢変換されて、刃先の小刃の尖端が一様にカッティングバーの上面に当接して、付箋紙を断裁することを特徴とするとするものである。
前記構成の付箋紙断裁用の断裁刃は、付箋紙のみならず感圧性粘着剤からなるのりについてもスムーズに切断できることから、付箋紙断裁用の断裁刃へののりの付着・堆積が防止され、その結果、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋の製造が可能となる。
前記目的を達成するために、本考案に係る付箋紙断裁用の断裁刃は、前記刃先の小刃を除いてフッ素樹脂コーティング層が設けられていることを特徴とするものである。
前記構成の付箋紙断裁用の断裁刃は、フッ素樹脂コーティング層の異物乖離特性により、小刃を除いた部位への、のりの付着・堆積が防止されるので、のりが固化した突起として小刃を除いた部位に盛り上がることはない。その一方、小刃は、その刃丈が極小である。そのため、小刃にはのりが付着・堆積し難い。よって、のりが固化した突起として小刃に盛り上がることはない。その結果、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋の製造が可能となる。しかも、フッ素樹脂コーティング層により断裁抵抗が軽減されて切れ味がよくなる。
前記付箋紙断裁用の断裁刃の刀身は鋼材からなり、前記刃先は刀身から延出された延出部と、この延出部の裏側に固着されて先端部が前記延出部から突出する超硬合金製の断裁板と、を備える。これによれば、鋼材からなる刀身により靭性が高められるので、長期使用を可能にする付箋紙断裁用の断裁刃が構成できるとともに、超硬合金製の断裁板により切れ味のよい付箋紙断裁用の断裁刃を構成できる。
前記刃先のしのぎ面は、前記延出部に所定の刃角度で形成した第1しのぎ面と、この第1しのぎ面に連なって刃角度よりも大きい刃先角度で前記断裁板の先端部に形成した第2しのぎ面と、この第2しのぎ面に連なって刃先角度よりも大きい小刃角度で断裁板の先端部に形成されて、刃丈が極小の小刃を構成する第3しのぎ面とからなる。
これによると、フッ素樹脂コーティング層から小刃のみが極小の刃丈で露出した刃先が簡単な手法により構成できる。即ち、第3しのぎ面は、第2しのぎ面の刃先角度よりも大きい小刃角度により形成されているので、第2しのぎ面に関わりなく第3しのぎ面に設けられているフッ素樹脂コーティング層を研削することが容易となる。よって、付箋紙断裁用の断裁刃の全面にフッ素樹脂コーティング層を設けた後に、第3しのぎ面に設けられているフッ素樹脂コーティング層のみを研削する簡単な手法により、小刃を除いてフッ素樹脂コーティング層を設けた刃先を備える精度の高い付箋紙断裁用の断裁刃1を構成することができる。
本考案の付箋紙断裁用の断裁刃は、フッ素樹脂コーティング層の異物乖離特性により、小刃を除いた刃先への、のりの付着・堆積が防止されるので、のりが固化した突起として小刃を除いた刃先に盛り上がることはない。その結果、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋の製造が可能となる。
本考案に係る付箋紙断裁用の断裁刃の一実施形態を示す斜視図である。 図1の付箋紙断裁用の断裁刃の詳細図であり、図2(a)は拡大縦断側面図、図2(b)はさらに拡大しかつコーティング層を省いて示す要部の縦断側面図ある。 本考案に係る付箋紙断裁用の断裁刃とテーブルに埋め込まれたカッティングバーとの位置の相対関係を示す説明図で、図3(a)は一部を断面にして示す正面図、図3(b)は図3(a)のIIIb−IIIb線に沿う断面図、図3(c)は付箋紙断裁用の断裁刃を除去して示すテーブル後端部側の平面図である。 本考案に係る付箋紙断裁用の断裁刃の断裁動作を示す説明図である。 第1断裁工程の断裁に適用される断裁機の一実施形態の説明図で、図5(a)は概略正面図、図5(b)は図5(a)の概略左側面図、図5(c)は門形フレームを除去して示す図5(a)の概略平面図である。 第2断裁工程の断裁に適用される断裁機の一実施形態の説明図で、図6(a)は第1テーブルと第2テーブルの互いの近接状態を示す概略平面図、図6(b)は第2テーブルが離れた状態を示す概略平面図である。 付箋の一実施形態を示す斜視図である。 付箋ブロックの一実施形態を示す斜視図である。 小分けブロックの一実施形態を示す斜視図である。
以下、本考案に係る付箋紙断裁用の断裁刃の好ましい実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本考案に係る付箋紙断裁用の断裁刃の一実施形態を示す斜視図、図2は図1の付箋紙断裁用の断裁刃の詳細図であり、図2(a)は拡大縦断側面図、図2(b)はさらに拡大しかつコーティング層を省いて示す要部の縦断側面図ある。
図1、図2(a)、(b)示すように、付箋紙断裁用の断裁刃1は、刀身2と刃先3とを備える片刃構造のもので、1220mmの全長CLと、120mmの刃丈CHおよび11mmの厚みCTを備えており、刃先3の刃丈CH1は31mmに設定されている。刀身2は炭素鋼またはステンレス鋼などの鋼材からなり、刃先3は刀身2から延出した延出部30と、この延出部30の裏側にロウ付けなどで固着された超硬合金製の断裁板31とからなる。断裁板31の厚みCTは3.1mmに設定されていて、その先端刃先部32は、8mmの刃丈CH2で延出部30から突出している。
刃先3のしのぎ面40は、第1しのぎ面40aと、第2しのぎ面40bおよび第3しのぎ面40cを備える。第1しのぎ面40aは、付箋紙断裁用の断裁刃1の鉛直な裏面1Aに対して19度の刃角度θ1で傾斜して延出部30に形成され、第2しのぎ面40bは、第1しのぎ面40aに連続し、かつ裏面1Aに対して刃角度θ1よりも大きい21度の刃先角度θ2で断裁板31の先端部32における上部域に形成されており、第3しのぎ面40cは、第2しのぎ面40aに連続し、かつ裏面1Aに対して刃先角度θ2よりも大きい23度の小刃角度θ3で先端部32の下端部に形成されるとともに、刃丈Δhが極小(2〜3mm)の小刃32aを構成している。
付箋紙断裁用の断裁刃1は、刃丈Δhが極小(2〜3mm)の小刃32aを除いてフッ素樹脂コーティング層4が設けられている.
前記構成の付箋紙断裁用の断裁刃1で、前述の第1、第2断裁工程による断裁が繰り返されても、フッ素樹脂コーティング層4の異物乖離特性により、小刃32aを除いた部位への、のり10(図7〜図9参照)の付着・堆積が防止されるので、のり10が固化した突起として小刃32aを除いた部位に盛り上がることはない。その一方、小刃32aは、その刃丈Δhが極小(2〜3mm)である。そのため、小刃32aにはのり10が付着・堆積し難い。よって、のり10が固化した突起として小刃32aに盛り上がることはない。その結果、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋X(図7参照)の製造が可能となる。しかも、フッ素樹脂コーティング層4により断裁抵抗が軽減されて切れ味がよくなる。
付箋紙断裁用の断裁刃1の刀身2は炭素鋼またはステンレス鋼などの鋼材からなり、刃先3は刀身2から延出された延出部30と、この延出部30の裏側にロウ付けなどで固着されて先端部32が延出部30から突出する超硬合金製の断裁板31とを備えるので、鋼材からなる刀身2により靭性が高められ、長期使用を可能にする付箋紙断裁用の断裁刃1が構成できるとともに、超硬合金製の断裁板31により切れ味のよい付箋紙断裁用の断裁刃1を構成できる。
刃先3のしのぎ面40は、第1しのぎ面40aと、第2しのぎ面40bおよび第3しのぎ面40cを備えているので、フッ素樹脂コーティング層4から小刃32aのみが極小の刃丈Δh(2〜3mm)で露出した刃先3が簡単な手法により構成できる。即ち、第3しのぎ面40cは、第2しのぎ面40bの刃先角度θ2(21度)よりも大きい小刃角度θ3(23度)により形成されていることにより、第2しのぎ面40bに関わりなく第3しのぎ面40cに設けられているフッ素樹脂コーティング層4を研削することが容易となる。よって、まず付箋紙断裁用の断裁刃1の全面にフッ素樹脂コーティング層4を設けた後に、第3しのぎ面40cに設けられているフッ素樹脂コーティング層4のみを研削する簡単な手法により、小刃32aを除いてフッ素樹脂コーティング層4を設けた刃先3を備える精度の高い付箋紙断裁用の断裁刃1を構成することができる。
図3(a)〜(c)に示すように、付箋紙断裁用の断裁刃1は、複数のボルト(図示省略)により駆動板5に着脱可能に固着されて後述する断裁機に組み込まれる。当該断裁機は、上面6aが水平なテーブル6を備え、このテーブル6の先端側には、幅WT方向にのびる合成樹脂製のカッティングバー7が、その上面をテーブル6の上面6aと面一にした段差のない状態で埋め込まれており、当該カッティングバー7の上面7aに仮想断裁線CL2が設定されている。そして、付箋紙断裁用の断裁刃1は、小刃32aの尖端を、投影側面上で仮想断裁線CL2に直交する仮想鉛直線VCに合致させて配置される。
図4において、付箋紙断裁用の断裁刃1は、実線で示す上死点ではシャー角αが1.7度の傾斜姿勢でカッティングバー7の上面から離れて待機しており、断裁の実行時には、右方向への横移動と、反時計まわりへの回動との複合動作を含みながら下降して、下死点では、二点鎖線で示すように、シャー角αが消失した水平姿勢に姿勢変換されて、刃先3の尖端、詳しくは小刃32aの尖端が一様にカッティングバー7の上面7aに当接して、前記付箋ブロックYや小分けブロックZ1〜Z4(図8、図9参照)などを断裁する。反対に、下死点から上死点への復帰は、二点鎖線で示す下死点にある付箋紙断裁用の断裁刃1が、左方向への横移動と、時計まわりへの回動との複合動作を含みながら上昇して、上死点では、実線で示すように、シャー角αが1.7度の傾斜姿勢に姿勢変換されてつぎの断裁を待機する。
第1断裁工程において、付箋ブロックY(図8参照)の断裁に適用される断裁機について説明する。
図5は第1断裁工程の断裁に適用される断裁機の一実施形態の説明図で、図5(a)は概略正面図、図5(b)は図5(a)の概略左側面図、図5(c)は門形フレームを除去して示す図5(a)の概略平面図である。
図5(a)〜(c)および図8において、付箋ブロック断裁機M1は、テーブル6と、門形フレーム9とを備える。なお、以下の説明では、図5(c)のテーブル6の中心から矢印F1方向を「前」、矢印F2方向を「後」とし、中心から矢印F3方向を「左」、矢印F4方向を「右」とする。
門形フレーム9は、テーブル6の前端端部を左右に跨いで立設されている。この門形フレーム9に前述の付箋紙断裁用の断裁刃1および駆動板5(ともに図示せず)が格納されて、カッティングバー7の上面に対向配置される[図3(b)参照]。前記駆動板5[図3(a)参照]は、門形フレーム9に格納されている断裁刃駆動装置(図示省略)に連繋されており、断裁刃駆動装置の駆動により、図4のように付箋紙断裁用の断裁刃1が作動する。
テーブル6には、カッティングバー7に同一平面上で直交して前端部から後端部にのびる左右一対の切欠11が設けられ、各切欠11を案内に前後に進退する送り板12がテーブル6の下側空間から上面6aに突出して設けられており、この送り板12により付箋ブロックYがテーブル6の後側から前側に向けて所定の送り量で送られる。各送り板12は、テーブル6の下側域に配置されている送り機構(図示省略)に連繋されており、この送り機構の駆動により進退する。切欠11の左右両側に平行して、付箋ブロックYの短手Wの寸法300mmよりも僅かに大きい左右の間隔を隔てて前後にのびる左右一対のガイド板13が配置されている。本実施形態では、1つの付箋ブロックYを送る構成としているが、送られる付箋ブロックYの数量は1つに限定されない。即ち、テーブル6の幅員(左右の大きさ)を大きくして、2つ以上の付箋ブロックYを並列し、これらを同時に送る構成としてもよい。
押圧手段14は、投影平面上で各切欠11に平行して前後にのびる左右一対の押圧板14aと、各押圧板14aに跨がって、それらを互いに連結する門形の連結部材14bと、門形の連結部材14bに取り付けられて鉛直上向きにのびる入力棒14cおよび各押圧板14aの前端部に跨がって取り付けられた棒状のウエート14dを備え、入力棒14cは押圧手段昇降機構(図示省略)に連繋され、押圧手段昇降機構の駆動により昇降する。テーブル6の前端は、傾斜案内板15を介して搬出コンベヤ16に連続している。
付箋ブロックYはテーブル6の上面6aにセットされる。このセットは、押圧手段14が上死点で待機し、かつ各送り板12がテーブル6後端部側の待機位置に復帰している状態で、付箋ブロックYの長手Lの両立面を左右一対のガイド板13に当接させることにより行われる。
前記図示されていない断裁刃駆動装置、送り機構および押圧手段昇降機構などは、門形フレーム9に格納されて、付箋ブロックYの断裁プログラムに基づいて作動する。
セットされた付箋ブロックYは、押圧手段14を上死点で待機させた状態で、送り板12の前進により、断裁線CY1が仮想断裁線CL2に合致する位置まで送られて停止するとともに、押圧手段14の下動により押圧される。ここで、付箋紙断裁用の断裁刃1を前述の作動により下死点まで下降させて、断裁線CY1に沿う断裁を行って小分けブロックZ1(図9参照)を生成する。付箋紙断裁用の断裁刃1は上死点に復帰し、かつ押圧手段14は上動して付箋ブロックYを移動可能な状態に開放する。
送り板12の前進により付箋ブロックYの断裁線CY2を仮想断裁線CL2に合致させて停止させる。この前進により小分けブロックZ1は傾斜案内板15を経て搬出コンベヤ16に排出され適宜回収される。停止した付箋ブロックYは、押圧手段14の下動により押圧されたのち、付箋紙断裁用の断裁刃1により断裁線CY2に沿う断裁がなされて、小分けブロックZ2が生成される。付箋紙断裁用の断裁刃1は上死点に復帰して停止し、かつ押圧手段14は上動して付箋ブロックYを移動可能な状態に開放する。
送り板12の前進により断裁線CY3を仮想断裁線CL2に合致させて停止させる。この前進により小分けブロックZ2は傾斜案内板15を経て搬出コンベヤ16に排出され適宜回収される。停止した付箋ブロックYは、押圧手段14の下動により押圧したのち、付箋紙断裁用の断裁刃1により断裁線CY3に沿う断裁がなされて、小分けブロックZ3、Z4が一度に生成される。付箋紙断裁用の断裁刃1は上死点に復帰して停止し、かつ押圧手段14は上動して小分けブロックZ3、Z4を移動可能な状態に開放する。
以下、テーブル6の上面6aに後続する付箋ブロックYを順次セットし、前記一連の作動による付箋ブロックYの断裁を繰り返すことで、各付箋ブロックY毎に4本の小分けブロックZ1〜Z4を順次生成することができる。なお、先行の付箋ブロックYから一度に生成された小分けブロックZ3、Z4は、後続する付箋ブロックYの前進により、順次傾斜案内板15を経て搬出コンベヤ16に排出され適宜回収される。
第2断裁工程において、小分けブロックZ1〜Z4(図9参照)の断裁に適用される断裁機について説明する。なお、第1断裁工程に適用される既述の断裁機M1と同一もしくは相当部分には、同一符号を付す。
図6は第2断裁工程の断裁に適用される断裁機の一実施形態の説明図で、図6(a)は第1テーブルと第2テーブルの互いの近接状態を示す概略平面図、図6(b)は第2テーブルが離れた状態を示す概略平面図である。
図6(a)、(b)、図7および図9において、断裁機M2は、第1テーブル6Aと、第2テーブル6Bおよび門形フレーム9[ただし、図6(a)、(b)には、門形フレーム9極一部のみが示されている」を備える。なお、以下の説明では、第1、第2テーブル6A,6Bの各中心から矢印F1方向を「前」、矢印F2方向を「後」とし、第1、第2テーブル6A,6の中心から矢印F3方向を「左」、矢印F4方向を「右」とする。
第1テーブル6Aの上面6aと第1テーブル6Bの上面6bは、第2テーブル6Bの後述する前端側一部の領域を除いて同じ高さに設定されており、門形フレーム9は、第1テーブル6Aの前端部を左右に跨いで立設されている。この門形フレーム9に前述の付箋紙断裁用の断裁刃1および駆動板5(ともに図示せず)が格納されて、カッティングバー7の上面に対向配置される[図3(b)参照]。図示されていない前記駆動板5は、門形フレーム9に格納されている断裁刃駆動装置(図示省略)に連繋されており、断裁刃駆動装置の駆動により、図4で説明したように作動する。
第1テーブル6Aには、カッティングバー7に同一平面上で直交して前端部から後端部にのびる左右一対の切欠11が設けられ、各切欠11を案内に前後に進退する送り板12が第1テーブル6Aの下側から上面6aに突出して設けられており、この送り板12により小分けブロックZ1、Z2が第1テーブル6Aの後側から前側に向けて所定の送り量で送られる。各送り板12は、第1テーブル6Aの下側域に配置されている送り機構(図示省略)に連繋されており、この送り機構の駆動により進退する。本実施形態では、2本の小分けブロックZ1,Z2を並列して同時に送る構成としているが、同時に送られる小分けブロックの本数は2本に限定されない。即ち、第1テーブル6Aの幅員(左右の大きさ)を大きくして、3本以上の小分けブロックを並列し、これらを同時に送る構成としてもよい。この場合、第2テーブル6Bの幅員は、第1テーブル6Aの幅員と同様に大きくする必要がある。
第1テーブル6Aの上面6aに、左右の切欠11に平行して、小分けブロックZ1、Z2の短手L2の寸法76mmよりも僅かに大きい左右の間隔を隔てて前後にのびる3本のガイド板13A1、13A2、13A3が配置されている。第2テーブル6Bの上面6bには、前記3本のガイド板13A1、13A2、13A3それぞれの延長線上に位置して3本のガイド板13B1、13B2、13B3が配置される。
前後一対の押圧手段14A,14Bが、投影平面上でカッティングバー7に近接平行して設けられ、各押圧手段14A,14Bは、鉛直上向きにのびる入力棒14cを介して押圧手段昇降機構(図示省略)に連繋され、この押圧手段昇降機構により昇降する。第2テーブル6Bの上面6b所定位置において、ガイド板13B1とガイド板13B2の間およびガイド板13B2とガイド板13B3の間には、オペレーターによりストッパー17が配置される。
各小分けブロックZ1,Z2は、第1テーブル6Aの上面6aにセットされる。このセットは、各押圧手段14A,14Bが上死点で待機し、かつ送り板12が第1テーブル6A後端部側の待機位置[図6(b)参照]に復帰している状態で、小分けブロックZ1の長手W2の両立面をガイド板13A1、13A2に当接させ、小分けブロックZ2の長手W2の両立面をガイド板13A2、13A3に当接させることにより行われる。
第1、第2テーブル6A,6Bの互いの近接状態において、第2テーブル6Bの後端部上位に押し出し手段18が配置される。この押し出し手段18は、投影平面上でガイド板13B1と13B2の間およびガイド板13B2と13B3の間に位置する左右一対の押圧板18aと、ガイド板13B2を跨いで各押圧板18aを互いに連結する門形の連結部材18bおよび門形の連結部材18bに取り付けられて鉛直上向きにのびる入力棒18cとを備え、入力棒18cは押し出し手段駆動装置(図示省略)に連繋され、押し出し手段18を昇降および前後方向に進退させる。
第2テーブル6Bの前端側一部の領域は、下向きに傾斜してコンベヤ16の送り側16A下側の空間に潜り込ませ、当該送り側16Aの端面16aに対して、第2テーブル6Bの上面6bが送り側16Aの厚みに相当する小さい段差を有して交差し、後述する付箋列が第2テーブル6Bからコンベヤ16の送り側16Aにスムーズに移行できるように構成されている。
前記図示されていない断裁刃駆動装置、送り機構、押圧手段昇降機構および押し出し手段駆動装置などは門形フレーム9に格納されて、小分けブロックZ1〜Z4の断裁プログラムに基づいて作動する。
第1テーブル6Aにセットされた各小分けブロックZ1,Z2は、押圧手段14A、14Bを上死点で待機させた状態で、各送り板12の前進により、断裁線CZ1が仮想断裁線CL2に合致する位置まで送られて停止するとともに、押圧手段14A、14Bの下動により押圧される。そして、付箋紙断裁用の断裁刃1を前述の作動により下死点まで下降させて、断裁線CZ1に沿う断裁を行って、各小分けブロックZ1,Z2毎で1つの付箋Xを生成する。付箋紙断裁用の断裁刃1は上死点に復帰して停止するとともに、押圧手段14A、14Bは上動して各小分けブロックZ1,Z2を移動可能な状態に開放する。
各送り板12の前進により、各小分けブロックZ1,Z2の断裁線CZ2、CZ3、CZ4…を順次仮想断裁線CL2に合致させて停止させ、かつその停止時に付箋紙断裁用の断裁刃1により各小分けブロックZ1,Z2を順次断裁する作動を繰り返すことで、切断回数に相当する数量の付箋Xが生成される。
第1テーブル6A側で生成された付箋Xは、第2テーブル6Bの上面6bに順次移載される。第2テーブル6Bでは、移載直後の付箋Xが先行して移載されている付箋Xを押圧して前進させる動作が繰り返される。これにより、各付箋Xは直列しながら漸次成長して付箋列を形成する。
付箋列が成長して、その先端がストッパー17に当接したタイミングで、第2テーブル6Bは図6(b)の位置まで移動して第1テーブル6Aから離れ、投影平面上で押し出し手段18における左右一対の押圧板18aが付箋列の後端面に当接可能となる。ここで、押し出し手段18は下死点まで下降して、各押圧板18aが各別に各付箋列の後端面に当接する。ついで、押し出し手段18により各押圧板18aが各付箋列と各ストッパー17を押し進め、コンベヤ16に各ストッパー17および各付箋列X1を移載する。
第2テーブル6Bは図6(b)の位置から図6(a)に復帰して第1テーブル6Aに近接する。同時に押し出し手段18は上死点に上昇して後退し、図6(a)の位置に復帰する。オペレーターは、コンベヤ16から各ストッパー17を受け取って、第2テーブル6Bの前述した所定位置に設置する。
以下、本実施形態では、第1テーブル6Aの上面6aに小分けブロックZ3,Z4および後続する小分けブロックZ1〜Z4を順次セットし、前記一連の作動による小分けブロックZ1〜Z4の断裁を繰り返すことで、各小分けブロックZ1〜Z4毎で付箋列X1を生成しコンベヤ16に移載し回収することができる。つまり、多数の付箋Xを製造しコンベヤ16に移載し回収することができる。
本考案の付箋紙断裁用の断裁刃1と断裁機M1、M2について、各実施形態に基づいて説明したが、本考案は前記実施形態の構成に限定されるものではなく、その趣旨および技術思想を逸脱しない範囲であれば構造変形が可能である。
本考案の付箋紙断裁用の断裁刃は、断裁手法による付箋の製造に際して、感圧性粘着剤からなるのりの付着・堆積を防止して、損傷のない被断裁面を備える高品質の付箋を製造するのに有用である。
1 付箋紙断裁用の断裁刃
2 刀身
3 刃先
4 フッ素樹脂コーティング層
30 延出部
31 断裁板
32a 小刃
40 しのぎ面
40a 刃角度19度の第1しのぎ面
40b 刃先角度21度の第2しのぎ面
40c 小刃角度23度の第2しのぎ面

Claims (4)

  1. 刀身と刃先とを備える片刃構造の付箋紙断裁用の断裁刃であって、
    前記付箋紙断裁用の断裁刃は、上死点ではシャー角をもった傾斜姿勢で待機し、断裁の実行時には、横移動と、回動との複合動作を含みながら下降して、下死点では、シャー角が消失した水平姿勢に姿勢変換されて、刃先の小刃の尖端が一様にカッティングバーの上面に当接して、付箋紙を断裁することを特徴とする付箋紙断裁用の断裁刃。
  2. 請求項1に記載した付箋紙断裁用の断裁刃において、
    前記刃先の小刃を除いてフッ素樹脂コーティング層が設けられていることを特徴とする付箋紙断裁用の断裁刃。
  3. 請求項1または請求項2に記載した付箋紙断裁用の断裁刃において、
    前記刀身は鋼材からなり、前記刃先は刀身から延出された延出部と、この延出部の裏側に固着されて先端部が前記延出部から突出する超硬合金製の断裁板と、を備える付箋紙断裁用の断裁刃。
  4. 請求項1ないし請求項3に記載の付箋紙断裁用の断裁刃において、
    前記刃先のしのぎ面は、前記延出部に所定の刃角度で形成した第1しのぎ面と、この第1しのぎ面に連なって刃角度よりも大きい刃先角度で前記断裁板の先端部に形成した第2しのぎ面と、この第2しのぎ面に連なって刃先角度よりも大きい小刃角度で断裁板の先端部に形成されて、前記小刃を構成する第3しのぎ面とからなる付箋紙断裁用の断裁刃。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112976158A (zh) * 2021-03-02 2021-06-18 九五防护科技(东莞)有限公司 一种用于膜片裁切的裁切刀具及其应用方法

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