JPS5825753Y2 - ホ−ルモ−タ - Google Patents

ホ−ルモ−タ

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Publication number
JPS5825753Y2
JPS5825753Y2 JP1976028787U JP2878776U JPS5825753Y2 JP S5825753 Y2 JPS5825753 Y2 JP S5825753Y2 JP 1976028787 U JP1976028787 U JP 1976028787U JP 2878776 U JP2878776 U JP 2878776U JP S5825753 Y2 JPS5825753 Y2 JP S5825753Y2
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JP
Japan
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rotor
hall effect
hall element
hall
magnetic flux
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Expired
Application number
JP1976028787U
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English (en)
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JPS5214908U (ja
Inventor
弘 鎌倉
嘉啓 三井
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ホール効果素子を使用した無接点直流モータ
に関するものである。
本考案の目的は、唯一のホール効果素子にてロータの磁
束の状態を検知して駆動コイルへの電流を供給制御する
ことにより、モータを駆動することにある。
本考案の目的は、唯一のホール効果素子によりモータを
駆動することによって、ホール効果素子の特性のバラツ
キを補償する回路補償等を皆無にして、簡潔な構成のモ
ータを供することにある。
本考案の目的は、唯一のホール効果素子にて複数の駆動
コイルを制御してモータの回転の方向性、起動性等の特
性を満足したことにある。
本考案の目的は、ロータの磁気回路と唯一のホ−ル効果
素子により著しく偏平な形状を可能にしたモータを供す
ることにある。
本考案の目的は、ロータの磁気回路と唯一のホール効果
素子と高透磁率磁性材とにより、確実なる自起動性を有
するモータを供することにある。
本考案の更に別な目的は、ホール効果素子数の減少、回
路部品の減少、ホール効果素子の選別組合わせ工程の省
略等を可能にしたため、著しく量産性が高く、シかも安
価なモータを供することにある。
複数のホール効果素子によってロータの磁束の状態を検
知して駆動コイルを制御駆動するモータは公知であるが
、この種モータの断面図を第1図、ホール電圧の波形を
第2図、電気回路図を第3図に示し、説明する。
直径方向に磁化されたロータ1の周辺に、必ず2個のホ
ール効果素子2,3がπ/2に配置されていた。
ホール効果素子の出力、即ちホール電圧VHは、ホール
効果素子の入力電流を1、垂直に加わる磁束密度をB1
ホール効果の厚みをd1ホール係数をRHとすると、v
HRHXIB/dで表わされる。
ホール電圧を高く得るためには、磁束密度Bを極力高く
とらなければならない。
このため、磁性材から成る環状構造物4をロータ1の外
周辺に設置して、ホール効果素子2,3を通る磁気回路
の抵抗弁を小さくする方法が採られていた。
ロータ1の回転によってホール効果素子2,3に加わる
磁束密度の分布は、ロータ1の外周方向の表面磁束密度
に相似であるため、正弦波になる。
モータの1周期T間のこの様子をホール効果素子2,3
のホール電圧VH/2で表わしたのが第2図である。
唯一のホール効果素子によるモータの駆動の可能性を探
ると、例えばホール効果素子2のみのホール電圧VH/
2の発生は、第2図及びvHの式から明らかなように、
直流分のみで連続しない部分が必ずある。
さらに駆動コイル5,6等による磁界の発生は、ホール
効果素子2に加わる磁束密度を歪ませ、ホール電求VH
/2のS/Nを低下させる。
トランジスタ(第3図−7)への入力レベルを直流分を
拾わないまでに下げても連続的な動作は不可能であり、
さらにS/Nを考慮した場合には、入力レベルを上げな
ければならないため、モータの連続的な駆動は今まで不
可能であった。
さらに、ホール効果素子2,3の特性のバラツキは避け
られないものであるが、人力抵抗Rin%出力抵抗Ro
ut、ホール電圧vHは、極めて近似した素子の組合わ
せによってモータの負荷特性、電圧特性等の安定化を計
らなければならなかった。
モータの温度特性の安定化のためには、さらにRin
、Bou t 、vHの温度係数が近似していなければ
ならない。
このためホール効果素子の特性による選別組合わせ工程
を必要とする大きな欠点を有していた。
しかも量産時には、計算機の助けを必要とする程膨大で
、かつ必要な作業でもあった。
電気回路的にも幾分補償したこれまで用いられてきてい
る一例を、第3図に示す。
駆動コイル5゜6は、ホール効果素子2,3にトランジ
スタ7゜8を夫々穴して接続されている。
抵抗器9,11及び10,11は、それぞれホール効果
素子2゜3の入力端子に接続されている。
ホール効果素子2.3の入力抵抗Rinと抵抗器9,1
1及び10゜11が電源間(VCC−GND)に直列に
挿入されているため、ホール効果素子2,3の入力電流
が定まる。
従って入力抵抗Rinが近似したホール効果素子2,3
を組み合わせるか、抵抗器9,10の値をホール効果素
子2,3の組合わせ毎に変えてやる必要がある。
12,13は可変抵抗器でトランジスタ7.8のエミッ
タに夫々接続され、中間タップは抵抗器14,15を介
して電源のGNDにそれぞれ接続されている。
これら一群の可変抵抗器12,13と抵抗器14.15
はホール効果素子2,3の不平衡電圧及びトランジスタ
7.8のバラツキを補償し、抵抗器9 、10.11と
ともに、トランジスタ7.8への入力レベルを決定して
いる。
これらの抵抗器は部品点数を増すばかりでなく、特に抵
抗器群12,13,14゜15は大電力回路に挿入され
ているため、電力の損失、形状の増力口、価格の上昇と
なるという大きな欠点を有している。
かかる欠点を除去して、唯一のホール効果素子にて制御
駆動する本考案の一実施例を、判り易く分離して描いた
図を第4図に、実際に機器に取付けた図を第5図に、モ
ーター周期T間のホール電圧を第6図に、電気回路を第
7図に示す。
21゜22はロータ磁石で、π/3毎に磁化方向が異な
る永久磁石23,24,25,26,27,28と29
,30,31,32,33,34からなり、夫々は異極
が対向するように継鉄35.36に取付けられている。
継鉄35.36はブツシュ37に固定されていて、磁束
の方向が軸38に平行であるような磁気構造を有するロ
ータを形成している。
磁束の方向がπ/3毎に異なるロータの一様磁界中に、
唯一のホール効果素子39と1駆動コイル40.41が
基板42に設置されている。
駆動コイル40と41の間隙はπ、1駆動コイル40と
ホール効果素子39の間隙は、およそπ/2に配置され
、駆動コイルの中心角はπ/3である。
43は基板42の取付は穴で、ブツシュ37を使用機器
の軸38にはめ込んだ後、ナツト47等で軸38ととも
に回転可能に固定される。
ロータ磁石21゜22の磁束密度は、従来のロータに比
して非常に大きく、ホール効果素子39に刃口わる磁束
密度をπ/3毎にその向きを極めて急峻に変化させ、し
かも中央部付近では飽和しているため、ホール効果素子
39のホール電圧は第6図に示す如く大きく、急峻に変
化する。
またホール効果素子39には磁束のレンズ効果を持たせ
るため、サブストレートハーマロイ等の電磁軟鉄を使用
している。
この電磁軟鉄の厚みによりホール効果素子とロータとの
空隙が縮少し、抵抗器が減少するため、ホール電圧は起
ち上がり後、比較的早く飽和領域に達する。
電磁軟鉄の厚みがロータの空隙内で可能な限り厚い程ホ
ール電圧の大きさ、起ち上がり、飽和について有効な手
段である。
ホール効果素子39の入力端子に接続された抵抗器50
と51とホール効果素子39の入力抵抗Rinによって
入力電流が定められるとともに、駆動コイル40゜41
に夫々接続されているトランジスタ48゜49への入力
レベルの決定を行なっている。
この入力レベルの値によって、トランジスタ48゜49
への入力が交互にしかも連続的に供給可能であるため、
連続的なモータの駆動が可能である。
しかも、ホール効果素子39には駆動コイル40゜41
による磁界の影響がほとんどないため、ホール電圧VH
/2のS/Nも高く、入力レベルの決定は非常に容易で
ある。
ヒータの駆動方法を第4図について説明すると、永久磁
石24.30による磁束がホール効果素子39に与えら
れて駆動コイル40に矢印54、.55方向の駆動電流
が流れる。
永久磁石28,34と電流54、永久磁石23.29と
電流55が電磁気の法則によって作用し合い、ロータは
矢印58方向に回転する。
およそπ/60−タが回転すると、ホール効果素子39
には永久磁石25.29による磁束が与えられて、駆動
コイル41に矢印56.57方向の、駆動電流が流れる
永久磁石25.31と電流57、永久磁石24.30と
電流56が作用し合い、ロータはさらに回転を持続する
このように、ホール効果素子39に加わる磁束の方向に
より電力を供給する駆動コイルが定められる。
駆動コイルとホール効果素子間は、予め決められた角度
の挿入孔に埋め込まれて配置されていて、駆動コイルに
予め決められた電流の方向とロータの磁束の向きが作用
し合う。
更に、59は高透磁率磁性材であり、ロータの停止時の
位置決めを行ない、起動時に自起動できる位置、すなわ
ち死点をはずれた位置にロータを停止させるのであり、
これにより更に確実なる自起動性を有するため、モータ
としての回転の方向性、起動性等の特性を満足したもの
である。
本発明の他の実施例を第8図に示す。
第5図の2個のロータ磁石21,22のうち、片側のロ
ータ磁石22を取り去って、継鉄36のみによってロー
タを形成したものである。
ロータの磁束密度は低下するが、イナーシャの減少、価
格の低廉化をねらったものである。
さらに、継鉄36をも取り去った方法も、イナーシャの
減少、価格の低廉化のためには有効な手段である。
非常に簡単な電気回路によって連続的なモータの駆動が
可能であるが、第9図、第10図にはホール効果素子3
9の特性のバラツキ、電圧の変動、負荷の変動に対して
も定回転が得られるべく、トランジスタ48,49への
入力レベルの決定を自在に行なう電気回路を示す。
制御トランジスタ52のベース53には、ホール効果素
子の特性のバラツキ、電圧の変動、負荷の変動に対して
モータを定回転にする如く制御された信号が加わる。
制御トランジスタ52は、第9図ではホール効果素子3
9の入力電流とトランジスタ48.49への入力レベル
を制御し、第10図では、トランジスタ48.49に流
れる電流とトランジスタ48゜49の入力レベルを制御
している。
さらに、制御□□トランジスタ52のベース53に温度
が変化した場合でも、定回転が得られる信号を加味して
加えることによって、モータの温度補償も広い範囲にわ
たって可能である。
以上に詳述した如く、唯一のホール効果素子にて複数の
駆動コイルを制御する本モータは、方向性、起動性等の
特性を満足するばかりでなく、回路部品の減少、形状の
偏平化、低廉化をもたらし、工業使用上極めて犬なる利
益をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のモータの断面図で、1はロータ、2,
3はホール効果素子、5,6はコイル、第2図は従来の
モータのホール電圧の波形、第3図は従来のモータの電
気回路図、第4図は本考案によるモータの実施例を判り
易く分離した図で、21.22はロータ磁石、39はホ
ール効果素子、40.41は駆動コイル、第5図は機器
に取付けた一実施例の実装図、第6図は本考案によるモ
ータのホール電圧の波形、第7図は本考案によるモータ
の一実施例の電気回路図、第8図は本考案によるモータ
の他の実施例の実装図で、21はロータ磁石、35,3
6は継鉄、39はホール効果素子、40.41は駆動コ
イル、59は高透磁率磁性材、第9図は別の実施例の電
気回路図、第10図はさらに別の実施例の電気回路を、
それぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホール素子にて永久磁石からなるロータの磁束の状態を
    検知して、駆動電流を制御する如きホールモータに於い
    て、互いに隣接する扇形磁石が異極に6分割磁化された
    円板状の一対の永久磁石、該永久磁石を取付けた継鉄、
    該継鉄を前記一対の永久磁石が空隙を介して異極が相対
    する如く回転軸に固定した前記回転軸に平行な磁束を有
    するロータ、該ロータの磁束の状態を検知する唯一のホ
    ール素子、該唯−のホール素子の検出信号によっで制御
    された電力が印加される中心角2ytの1駆動辺を有す
    る空心の2つの扇形駆動コイル、前記ロータの停止時の
    位置決めをするための高透磁率磁性材と、前記唯一のホ
    ール素子と前記扇形駆動コイルの埋め込み用穴を有する
    基板を備え、該基板を前記ロータの空隙内に固定シフ、
    前記唯一のホール素子と該唯−のホール素子によって電
    力が印加される前記2つの扇形駆動コイルとの配置角は
    それぞれ90°及び2700であり、前記唯一のホール
    素子によって電力が印加される前記2つの扇形駆動コイ
    ルの相互配置角は180°であることを特徴とするホー
    ルモータ。
JP1976028787U 1976-03-11 1976-03-11 ホ−ルモ−タ Expired JPS5825753Y2 (ja)

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JP1976028787U JPS5825753Y2 (ja) 1976-03-11 1976-03-11 ホ−ルモ−タ

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JP1976028787U JPS5825753Y2 (ja) 1976-03-11 1976-03-11 ホ−ルモ−タ

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Publication Number Publication Date
JPS5214908U JPS5214908U (ja) 1977-02-02
JPS5825753Y2 true JPS5825753Y2 (ja) 1983-06-02

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ID=28488436

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JP1976028787U Expired JPS5825753Y2 (ja) 1976-03-11 1976-03-11 ホ−ルモ−タ

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3483456A (en) * 1966-04-28 1969-12-09 Siemens Ag Brushless direct-current motor with hall-generator control
US3486099A (en) * 1967-01-13 1969-12-23 Julius Brunner Brushless direct-current motor

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3483456A (en) * 1966-04-28 1969-12-09 Siemens Ag Brushless direct-current motor with hall-generator control
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Also Published As

Publication number Publication date
JPS5214908U (ja) 1977-02-02

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