JPS5825654Y2 - 時分割遠方制御装置 - Google Patents

時分割遠方制御装置

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JPS5825654Y2
JPS5825654Y2 JP12286176U JP12286176U JPS5825654Y2 JP S5825654 Y2 JPS5825654 Y2 JP S5825654Y2 JP 12286176 U JP12286176 U JP 12286176U JP 12286176 U JP12286176 U JP 12286176U JP S5825654 Y2 JPS5825654 Y2 JP S5825654Y2
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signal
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pulse
controlled
circuit
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修 秋葉
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松下電工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、制御部から複数の被制御部に対して伝送され
る信号のパルス中により、1または0の論理値を表現し
、この論理値の組合せによりアドレス信号や制御信号を
伝送するようにした時分割遠方制御装置に関するもので
あり、その目的とするところは入力信号パルスが必要以
上長くなった場合においてそれによる影響をなくすこと
ができた時分割遠方制御装置を提供するにある。
一般に制御部AとN個の被制御部B1・・・・・・BN
とを一対の伝送線lによって接続し、制御部Aより各被
制御部B1・・・・・・BNヘアドレス信号と制御信号
とを伝送し、各被制御部B1・・・・・・BNよりリレ
ー、外部接点、感知器等の状態を示す表示信号を送り出
す時分割遠方制御系において、信号の種類を判別する方
法として各信号パルスの巾を異なるものとして送出し、
受信側においてそのパルス中を測定することにより信号
の種類を判別する方式が多用されている。
しかし、信号パルス中は伝送線l上での歪みや制御部A
と被制御部B1・・・・・・BNの時間基準要素の相対
的な狂いといったことにより受信した信号が送出したパ
ルス中より変化する可能性がある。
又数種類の信号を判別する手段としては入力信号が存在
する間、受信側において時間要素(無安定マルチバイブ
レータ等)からのクロックをカウンタ等によりカウント
し、その値によって信号の種類を判別する方法があるが
、かかる方法によると制御部Aよりの信号パルスを被制
御部B1・・・・・・BN側で平滑し被制御部B1・・
・・・・BNの電源として使用する場合、システムの始
動時に長いパルスを送り被制御部B□・・・・・・BN
側の電源を急速に充電して正常動作に備える必要がある
が、長いパルスを前記カウンタのカウント値により判別
するようにすると、カウンタはそのカウント値の最大値
を越えると再度0になりカウント動作を続けることによ
り誤まった判定を下し誤まった動作をする可能性がある
即ち制御部Aより同期信号や制御指令を送り、表示信号
を被制御部B、、B2・・・・・・より返送させるのに
1対の伝送線により実現するためには少なくとも数種類
の信号を必要とする。
そこで伝送線上での信号波形の歪み、制御部Aと被制御
部B1゜B2・・・・・・との時間基準の相対的な狂い
等が生じても正しく信号を判別するためには各信号のパ
ルス巾に余裕を持たせる必要があり、またパルス巾検出
用の回路部において入力信号のパルス巾が変化してもそ
のカウント値がカウンタの最大値を越えないように設定
する必要があるため、カウンタを有効に使うことが出来
ない問題があった。
第9図はその例を示したものであって、a信号パルスは
1.5. b信号パルスは3.5. C信号パルスは7
.5の点に夫々検出点Xを設け、この検出点Xより先の
Y範囲を余裕範囲としたものである。
しかしパルスの歪みによる変化、あるいは時間基準の相
対的変化はプラス及びマイナスの両側にあるため、例え
ばC信号パルスについて考えると、制御部Aから10の
長さの信号パルスを送ったとしても、被制御部Bl、B
2・・・・・・の時間基準が狂っている場合、被制御部
Bl、B2・・・・・・側では10を越える可能性があ
りまた逆に8.5以下になる可能性もあることになる。
このため設定される検出点Xは、入力信号パルスのパル
ス巾が最つとも短かくなった場合にもその信号が検出で
きる点でなければならず、かつ余裕Yの量は制御部A及
び被制御部B1.B2・・・・・・の時間基準要素の部
品精度、経年変化、温度変化による相対的な差の程度と
、伝送線l上での歪みの程度とによって決定されるもの
である。
従って、この余裕量を少なくするためには高信頼性の部
品と正確な調整とが必要となるのであって、そうすると
コストが高く付くことになる。
これらを考慮に入れて信号パルス巾を決めると第10図
のようになる。
即ちプラス、マイナス両側の余裕Y(+)、Y(−)を
取り、それによってカウンタの最大値を越えないものと
するものであって、第9図は±20%の余裕を考えたも
のである。
C信号パルスは9.6〜6.4の間にばらつくことにな
るので、その最大パルス巾時(CMAX)にカウンタの
最大カウント数を越す、その最小パルス引時(CMIN
)が正しく検出できるためには、検出点Xは6となり、
カウンタの利用率が悪くなる。
本考案は上述の点に鑑みて提供せるものであって、最長
パルス検出カウント値となるとその後カウントを停止し
てカウンタが0に戻らないようにし、入力信号がなくな
るとカウンタをリセットして次の信号パルスの入力に備
える構造としたものであり、パルス巾の長い信号パルス
を使用した場合やあるいは何等かの原因により入力パル
スが必要以上に長くなってもそれによる影響をなくすこ
とができるようにしたものである。
第1図は上述のパルス巾検出の原理説明図で、最長信号
パルス(前例のC信号パルス)の検出点Xのカウント数
以上はカウントしないようにすることによって第10図
に示すように9.5の点に検出点Xを設定でき、±0%
の適正パルス引時C及び最小パルス引時(CMIN)、
最大パルス巾時(CMAX)の各場合のパルス終端は全
てカウンタ停止区間Zに位置することになり、カウンタ
の利用が効率的になるとともに、同じ信号数であれば最
大カウント数のより小さなカウンタを使用することがで
きるようになるものである。
以下本考案の一実施例を図面により詳述する。
第2図は遠方制御装置の概略的構成を示するものであっ
て、制御部Aに対し伝送線lを介して多数の被制御部B
1. B 2・・・・・・Bn+Bn+1・・・・・
・が結合されており、制御部Aより信号群の始まりを示
すスタート同期信号、該当する被制御部B1・・・・・
・を呼びだす番地信号、その番地信号の被制御部B1・
・・・・・への制御信号を送り出し、逆に被制御部B1
・・・・・・より制御部Aに表示信号を返送する構成と
なっている。
次にこの制御部A及び被制御部B1・・・・・・の論理
回路例を第3図及び第4図に示す。
第3図の制御部Aブロック図において、1はクロックパ
ルス回路、2はクロックパルス回路1からのクロックパ
ルスより各回路への同期信号を作る同期信号回路であっ
て、スタート同期パルス、番地信号、制御信号、表示信
号などからなる1番地当りの制御、表示行なうに必要な
る信号群を送出あるいは受信するための同期信号をプロ
グラムされたシーケンスに沿って出力し、一連のシーケ
ンスの出力が終わると再度最初に戻り同様に同期信号を
出力する回路である。
3は1チャンネル当りの信号群中に同期信号回路2から
1個出されるパルスをカウントし、送出あるいは受信す
べき信号のチャンネルの番地をテ゛コード回路4及びシ
フトレジスタ5に知らせるカウンタで゛あってバイナリ
−出力が出力端子に出ている。
4はカウンタ3からの番地を知らせるバイナリ−信号を
受信してテ゛コードするテ゛コード回路である。
5はカウンタ3からの番地を知らせるバイナリ−信号を
パラレル入力端子から読み込み、同期信号回路2からの
パルスによって直列にシフトし、並直列変換をして番地
信号を作り出すパラレル人力シリアル出力のシフトレジ
スタで゛ある。
6は各信号群の最初に出すスタート同期パルスを同期信
号回路2からの同期信号に同期して他の信号よりパルス
長が長いパルスとして作るスタート同期パルス発生回路
である。
7は制御指令用パスライン22にスイッチブロック24
あるいは25等によって設定された制御指令が、デコー
ド回路4の出力によってアナログスイッチ9あるいは1
0を制御することにより送り出されたときこれをパラレ
ル入力端子より読込み、同期信号回路2からの同期信号
によってシリアルシフトし、制御指令を符号化するパラ
レル人力シリアル出力のシフトレジスタである。
8はシフトレジスタ5、スタート同期パルス発生回路6
、シフトレジスタ7からの信号を加え合せ、さらに同期
信号回路2からの信号により出力信号を制御する送信制
御回路である。
19は結合器であって伝送線lへ送信制御回路8からの
信号を送出し、あるいは伝送線lから表示信号受信制御
回路18に表示信号を伝える回路である。
しかしてこの表示信号受信制御回路18は、同期信号回
路2から受信許可信号が出ると結合器19からの信号を
パルス巾検出用のカウンタ回路16及びクロック発生回
路17へ伝える。
このクロック発生回路17は表示信号を受信すべくカウ
ンタ回路16及びシフトレジスタ13にクロックを供給
する。
カウンタ回路16とクロック発生回路17とで構成され
たパルス巾検出ブロックは結合器19からの表示信号の
パルス巾の違いを検出することにより信号の種類を検出
し、シフトレジスタ13にクロックを供給する回路であ
り、またシフトレジスタ13は表示信号を直並列変換す
るためのシリアル入力パラレル出力のシフトレジスタで
゛あって、その出力を表示信号パスライン21へ送り出
す動作をする。
かくて表示信号パスライン21に送出された表示信号は
、カウンタ3の出力をデコードして得た信号をゲート回
路11.12に送り、更に同期信号回路2が表示信号を
受信した後出力する表示信号読込み信号との論理積をと
り、その出力を表示信号記憶用回路14.15を送るこ
とにより表示信号パスライン21上の信号は表示信号記
憶用回路14.15に読込まれ、表示ランプ26あるい
は27を点灯、あるいは消灯し、被制御部Bの状態を表
示する。
図中23の破線で囲んだ部分は表示信号処理回路ブロッ
クである。
次に第4図の被制御部B1・・・・・・のブロック図に
おいて、lは伝送線であり、制御部A及び他の被制御部
B1・・・・・・の結合器に接続されている。
32は結合器であって伝送線lと論理回路との結合要素
、及び信号のレベルシフト回路、ノイズ除去フィルター
、表示信号送出用のドライバー等からなっている。
33はクロック発生回路であって、入力信号があると所
定の周波数のクロックパルスをパルス巾検出用のカウン
タ34に供給している回路で、制御端子付マルチバイブ
レータ等からなっている。
パルス巾検出用のカウンタ34はクロック発生回路33
からのパルス数をカウントしてそのカウント結果からパ
ルス巾を検出し、信号の種類を判別するためのものであ
り、クロック発生回路33とカウンタ34とによりパル
ス中検出回路Cが構成されている。
35はシリアル入力パラレル出力のシフトレジスタから
なる直並列変換回路であって、番地信号の読込、制御信
号の読込をして並列信号を得る。
36は直並列変換回路35から出た番地符号が設定しで
ある番地と一致しているかどうかを判別する一致判別回
路であって、スイッチブロックとゲート回路から構成さ
れている。
37は一致判別回路36の信号を受け、一致信号が入る
とそれを記憶し更に表示信号送出時間と制御信号受信時
間を判別する時間帯判別回路であり、表示時間になると
時間帯判別回路37は送信制御回路38に信号を送りパ
ルス巾検出回路Cからの信号を表示接点31からの情報
により選択し、表示信号を結合器32を介して送り出す
制御指令が入って来ると直並列変換回路35のパラレル
出力と、時間帯判別回路37からの制御指令受信指令を
受信制御回路39に入力し、リレー30にドライバー等
を介して制御指令を伝達する。
しかして第3図回路において、クロックパルス回路1か
らのクロックパルスにより同期信号回路2のプログラム
に基いて第5図イに示す信号が伝送線l上に送り出され
るものであり、スタート同期パルス発生回路6により最
長パルス巾の信号がスタート同期パルスSTとして出力
され、続いて番地信号がパルス化されて出力される。
次に図中破線で示す表示信号が当該番地の被制御部B1
・・・・・・から返信されると、表示信号受信制御回路
18、クロック発生回路17とカウンタ回路16とより
なるパルス中検出ブロック、シフトレジスタ13より構
成された表示信号受信判別回路により処理され、当該す
る表示信号記憶用回路14.15に入力して夫々対応す
るLED等の表示ランプを点灯し表示する。
次にスイッチブロック24 、25により設定された制
御指令は、デコード回路4の出力により該当する番地の
アナログスイッチ9,10をオンにしてシフトレジスタ
7に読み込み、同期信号回路2よりの信号によって直列
化された制御信号を送出するものである。
一方第4図の被制御部B1・・・・・・においては、第
5図イの破線で示す表示信号を除く信号が入力されるこ
とになるものであって、クロック発生回路33とカウン
タ34とにより構成されたパルス巾検出回路Cにより信
号の種類を判別するものであり、スタート同期パルスS
Tが入ると第5図口のリセットパルスが生じ、直並列変
換回路35と時間帯判別回路37とをリセットして初期
条件を整え、次の番地信号の入力を待つ。
この番地信号が入力すると、第5図ハに示すタイミング
パルスに従って同図イの×間部分をシフトレジスタで構
成された直並列変換回路35に読み込むことによって直
列−並列変換し、アドレス判定回路たる一致判別回路3
6で受信した番地符号と被制御部各々に設定された番地
とが一致しているか否かが判定され、一致しているとき
時間帯判別回路37にそれを記憶し、送信制御回路38
に第5図二のような送信制御信号が生じることにより、
そのときの表示接点31の接点状態等を制御部Aに報知
する。
次に制御信号が入力すると、直並列変換回路35で前述
と同様に第5図ハのタイミングパルスに基きこれを直列
−並列変換し、その並列出力を受信制御回路39に入力
し、さらに時間帯判別回路37から得られる第5図ホの
ようなリモートコントロール信号によりリレー30に制
御指令を伝えるものである。
次に本考案のパルス巾判別回路Cについてその具体回路
例により説明する。
前述のように被制御部B1.B2・・・・・・において
クロック発生回路33とカウンタ34とによりパルス巾
検出回路Cが構成されているものであり、この具体例を
第6図に示す。
第6図において、41はオアゲ’−)、42はナントゲ
ート、43,44,46,49.51は夫々インバータ
であり、また45.48はアンドゲート、47はナント
ゲート、50は計数部であって、計数部50の0〜9の
数はこの計数部50によるカウント出力をテ゛コードし
た出力を示し、カウント値がnであるとすると、nの数
の出力端がHとなる。
またナントゲート42、インバータ43と抵抗R1,R
2,コンテ゛ンサCとは無安定マルチバイブレータより
なるクロック発生回路33を構成し、その発振周波数は
制御部Aから送出する信号パルスのbit/secに調
整してあり、またパルス巾判別用のカウンタ34は計数
部50を中心として構成されている。
金波制御部B1・・・・・・において第4図に示された
結合器32に入った信号は第6図回路においてオアゲー
ト41を介してナントゲート42に入り、その値がHで
あればクロック発生回路33を発振し、その出力をイン
バータ44で反転してアンドゲート45に入力する。
一方、結合器32よりの信号か土であるとオアゲート4
1の出力もLで゛あり、これをインバータ46で゛反転
して計数部50のリセット入力端子Rに伝えるため、計
数部50はリセット状態を保つ。
これにより計数部50の出力はオアゲート41の出力か
Lの時には0出力がHとなり他はLとなっているため信
号が入った直後は計数部50の出力9はLでありインバ
ータ51を介してHの出力をアントゲ−145に伝えて
いるため、インバータ44の出力が計数部50のクロッ
ク入力端子CKに伝わり、計数部はクロック発生回路3
3の出力パルスをカウントしてカウントアップする。
以下第7図においてこの間の動作を説明する。
まず第7図イは番地信号および制御信号をシフトレジス
タにより構成された直並列変換回路35に読み込む動作
を示している。
また第7図のiは伝送線lを介して制御部Aから被制御
部B1・・・・・・BNに伝送されるパルス信号の波形
図を示しており、同図に示すように各パルス信号はパル
ス巾が異なり、パルス巾の長い長パルスは論理値1を表
わしており、パルス巾の短い短パルスは論理値Oを表わ
している。
同図においてX印はシフトレジスタが伝送線l上の信号
を読み込むタイミングを示しており、この読み込みのタ
イミングにおいて伝送線l上の信号がHレベルであれば
長パルスと判断されシフトレジスタに論理値1が読み込
まれ、反対にLレベルであれば短パルスと判断されたシ
フトレジスタに論理値Oが読み込まれるようになってい
る。
このゲータ読込のタイミングは伝送線l上の信号レベル
がHレベルとなってから一定時間後に設定されており、
その動作原理は次のようである。
まず伝送線l上の信号レベルがHレベルになると、オア
ゲート41を介してクロック発生回路33が起動され、
インバータ44の出力側に第7図のhに示すようなりロ
ック信号を生じるものである。
またオアゲート41の出力がHレベルとなると、インバ
ータ46の出力はLレベルとなるので゛、計数部50の
リセットは解除され、計数部50はカウント動作の可能
な状態となる。
第7図のgは計数部50の出力の変化を示すものであり
、クロック信号が立上がると、計数部50の出力は0が
ら1に切り換わり、さらにもう一度クロック信号が立ち
上がると、計数部50の出力は1から2に切り換わるも
のである。
ところで計数部50の1の出力はオアゲート41に入力
されているので、計数部50のlの出力がHレベルで゛
ある間はオアゲート41の出力側はHレベルに保たれ、
クロック発生回路33の発振動作は持続されるようにな
っている。
そしてこの計数部50の1の出力はナントゲート47を
介してシフトレジスタのクロック入力端子に供給される
ようになっている。
第7図において、fはこのクロック入力端子に供給され
るSRクロック信号の波形図を示しており、このSRク
ロック信号が立ち上がるタイミング、換言すれば計数部
50のカウント値が1から2へ変化するタイミングにお
いて、伝送線l上の信号レベルがシフトレジスタに読み
込まれるものである。
しかして伝送線l上を伝送されるパルス信号が長パルス
である場合には、計数部50のカウント値が2であると
きにパルス信号が立ち下がるようにパルス巾が設定され
ており、したがってシフトレジスタには論理値1が読み
込まれるようになっている。
また伝送線l上を伝送されるパルス信号が短いパルスで
ある場合には、計数部50のカウント値が1であるとき
にパルス信号が立ち下がるようにパルス巾が設定されて
おり、したがってシフトレジスタには論理値Oが読み込
まれる。
そして伝送線l上のパルス信号がLレベルに立ち下がっ
て、かつ計数部50の1の出力がLレベルに立ち下がる
と、オアゲート41の出力はLレベルとなるので゛、イ
ンバータ46の出力がHレベルとなり、計数部50がリ
セットされる。
またクロック発生回路33は発振を停止して次のパルス
信号が入力されるまで待機するものである。
以上の動作により、論理値1を長パルス、論理値0を短
パルスとして直列に伝送されてきた伝送信号をシフトレ
ジスタの各レジスタに読み込んで並列的なテ゛−夕に変
換することができる。
このようにしてシフトレジスタに得られた並列的なテ゛
−タのうち、アドレス信号に対応するデータは上述のよ
うに一致判別回路36に送られてアドレスが一致してい
るかどうかを判定され、アドレスの一致した被制御部に
おいては、シフトレジスタに得られた並列的なデータの
うち、制御信号に対応するデータを受信制御回路39に
入力してリレー30に制御指令を送り負荷を制御するも
のである。
次に第7図口においてスタート同期パルスmが入ると図
中kに示すインバータ44の出力をカウントすることに
より計数部50は同図jのようにしてカウントアツプす
るが、カウント値が9となるとインバータ51の出力が
Lとなりインバータ44の出力信号はアンドゲート45
を通過しないため、計数部50は9以上にカウントアツ
プすることがなく、又カウントアツプが停止するため、
入力信号が失なわれれリセットされるまで出力9の状態
を保持し続ける。
このため、スタート同期パルスの検出点を9としておき
、入カスタード同期パルスが仮りに計数部50が10以
上をカウントするパルス長であってもこの計数部50は
9以上のカウントをしないため、1回転して7,8の出
力端から出力を出すことはない。
したがってシステムの始動時において、非常に長いパル
スを送り、被制御部B1・・・・・・BN側の電源を急
速に充電して正常動作に備えるような場合においても計
数部50が誤動作するようなことはなく、シかもこのよ
うな非常に長いパルスを送ることにより各被制御部を強
制的に同期させてしまうことが可能となるものである。
更にこの回路は被制御部B 1. B 2・・・・・・
が表示信号を出すさいにも利用で゛きるもので゛あって
、フリップフロップ55が表示信号送出指令を受けると
セットしQ端子からHの出力を出し、ナントゲート47
の出力を停止し、さらにオアゲート41にH信号を入れ
るため無安定にマルチバイブレータよりなるクロック発
生回路33は発振する。
この時もパルス巾判別をすると同時にカウントアツプす
るが、その動作を第8図に示す。
同図aは計数部50の出力状態であるが、この出力に応
じて表示信号が出て行くものであって、今カウント2に
なると同図すに示すような信号が計数部50よりオアゲ
ート54に伝送され、このオアゲート54を介して同図
jのカウントタイミング2部分の出力が生じる。
次にカウント3となると、外部接点1の状態によりアン
ドゲート53及びオアゲート54を介し出力を生じるも
のであって、今仮に外部接点1が同図eに示すようにH
であれば、カウント3のタイミングにdの信号が計数部
50からアンドゲート53に転送され、アンドゲート5
3はdとeとのアンドをとることによって同図fの信号
を出力し、オアゲート54はjに示すようにカウント3
のタイミングで゛もHとなる。
次にカウント4のタイミングにはオアゲート54出力は
Lとなり、カウント5のタイミングにはCの信号が計数
部50からオアゲート54に転送され、このオアゲート
54の出力はjに示すようにカウント5のタイミング部
分がHとなる。
この後カウント6になったとき、同図りに示す外部接点
2からの信号がLであると、計数部50からアンドゲー
ト52に信号gが転送されてもこのアンドゲート52の
出力iはLを維持し、従って信号jのカウント6タイミ
ング部分はLとなる。
かくて信号jに明らかなように、外部信号がHのとき長
パルス信号が、Lのとき短パルス信号が送出されること
になるものであって、図示実施例では外部接点1がHで
外部接点2がLであるため、外部接点1の表示信号は長
パルス、外部接点2の表示信号は短パルスとなり、jに
示すような信号が制御部Aに送られることになる。
本考案は以上のように構成されており、制御部から被制
御部に対して伝送されるパルス信号のパルス巾の長短に
より論理値1.0を表わしてこの論理値1,0の組合せ
によりアドレス信号や制御信号を伝送するようにした時
分割遠方制御装置において、被制御部内に、複数個の出
力を有する計数部と、計数部をカウントアツプするクロ
ック発生回路と、伝送線からテ゛−夕を入力するシフト
レジスタとを設け、計数部の特定の出力と伝送線上の信
号レベルとの論理和出力によりクロック発生回路を発振
制御し、この論理和出力の否定論理により計数部をリセ
ットするようにして、計数部の前記特定の出力の立ち下
がり時にシフトレジスタに伝送線上のパルス信号を読み
込むようにしたから、各パルス信号のパルス巾の長短に
対応して1または0の論理値をシフトレジスタ内に順次
読み込むことができ、しかもノイズ等の細い入力パルス
に対しては入力パルスの立ち下がりと共に計数部が自動
的にリセットされることになるので、ノイズ除去機能を
有しており、ノイズによる誤動作の可能性が少ないとい
う利点があり、また、計数部の最上位出力の否定論理を
アンドゲートに入力し、クロック発生回路の出力パルス
を前記アンドゲートを介して計数部のクロック入力に印
加するようにしたから、入力信号パルスが必要以上に長
くなった場合、例えばシステムの始動時において非常に
長いパルスを送り、被制御部側の電源を急速に充電して
正常動作に備えるような場合においても、計数部は最上
位出力の状態でカウント動作を停止することになるので
計数部が誤動作するおそれがないという利点を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるパルス巾検出の原理説明図、第2
図は遠方制御装置の概略構成図、第3図は本考案実施例
の制御部のブロック図、第4図は同上の被制御部のブロ
ック図、第5図は同上のタイムチャート、第6図は同上
のパルス巾判別回路の具体回路図、第7図イ9口は夫々
同上の受信信号パルス巾判別時のタイムチャート、第8
図は同上の表示信号作成時のタイムチャート、第9図は
従来例のパルス巾検出の原理説明図、第10図は第9図
のパルス巾検出における検出点設定の説明図であり、A
は制御部、B1・・・・・・BNは被制御部、Cはパル
ス巾判別回路、33はクロック発生回路、34はカウン
タである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 制御部と複数個の被制御部とを一対の伝送線によって接
    続し、制御部から被制御部に対して伝送されるパルス信
    号から被制御部の駆動電源を得る電源部を各被制御部に
    設け、個々のパルス信号のパルス中の長短によって表わ
    される1または0の論理値の組合せにより、各被制御部
    に対するアドレス信号を伝送し、このアドレス信号に続
    けて、同じくパルス中の長短によって表わされる1また
    は0の論理値の組合せからなる制御信号を伝送するよう
    にした時分割遠方制御装置において、被制御部内に、複
    数個の出力を有しかつクロック入力があるたびに最下位
    出力から順次最上位出力までのいずれか1つの出力のみ
    がHレベルとなるようにカウントアツプされる計数部と
    計数部をカウントアツプするためのクロック発生回路と
    、伝送線からの信号入力をデータ人力するとデータ読込
    用のシフトレジスタとを設けて、計数部の最上位出力の
    否定論理をアンドゲートに人力し、クロック発生回路の
    出力パルスを前記アンドゲートを介して計数部のクロッ
    ク入力に印加し、計数部の最上位および最下位出力以外
    の特定の出力と、伝送線からの信号人力との論理和出力
    をクロック発生回路の発振制御端子に印加し、前記論理
    和出力の否定論理を計数部のリセット端子に接続し、計
    数部の前記特定の出力の立下がり時に前記シフトレジス
    タにテ゛−タ読込クロック信号を入力して、シフトレジ
    スタ内の各レジスタに伝送線上の各パルス信号のパルス
    中の長短に対応する1またはOの論理値を読み込み、シ
    フトレジスタに読み込まれたゲータのうちアドレス信号
    に対応するデータを被制御部のアドレス判定回路に入力
    し、アドレスの一致した被制御部における被制御負荷を
    、シフトレジスタに読み込まれたテ゛−夕のうち、制御
    信号に対応するテ゛−夕の1または0の論理値の組み合
    わせに応じて制御するようにして戒ることを特徴とする
    時分割遠方制御装置。
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