JPS5825622A - 電磁駆動シヤツタ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、撮影光学系の光軸を回転中心として回動自在
のコイルと、該コイルと固着して共に回動部材を形成し
て該回動部材の回転運動をシャッター絞り羽根に伝える
セクターリングと、前記コイルと交叉する磁場を形成さ
せる磁石とを有し、前記コイルに通電する事によって得
られる電磁力によって前記回動部材を回００Ｊさせシャ
ッター絞り羽根を開閉させる電磁駆動シャッターに関す
る。

従来この棹の、光軸を回転中心として回動する可動コイ
ルによって駆動する電磁駆動シャッターは、姿勢差を無
くする為あるいはコイルを巻き易くする為に回動部Ｈの
コイルが回転中心を通る回転面内の２つの直交軸に関し
て対称な形状に巻かれており、磁気回路に使用される（
１ａ石の数も少なくとも４ヶ以上設けられていた。また
コイルは上記形状圧巻かれているため、一定の１Ｅ気抵
抗で巻き得るコイルの巻数が少な（、磁石１個当りに対
応する磁場と交叉する巻線数が減少して磁石１個当りの
出力が弱かった。

即ち、上記型式電磁駆動シャッターは第１図又は第２図
の如くコイル７を光軸（回転中心）Ｋ対して対称形状に
回巻し、対称形状のコイルに対して光軸の両側にそれぞ
れ光軸方向に磁化された磁石５．５ａ、　５ｂ、　５ｃ
、　６．６ａ、　６ｂ、　６ｃ（５，５ａ、５ｂ、５ｃ
の磁極の方向は同一、６゜６ａ、６ｂ、６ｃの磁極の方
向は同一テ５，５ａ。

５ｂ、５ｃと逆向の極性を有する。）を設けている。こ
のため磁石の数が増大すると共にコイル−巻の長さが長
くなり、一定の電気抵抗で巻き得るコイルの巻数が少な
（なり、磁石１個当りの出力が弱くなる欠点がある。

本発明は上記欠点を解消せんとするもので、コイルを光
軸（回転中心）に対して偏心させて回巻することにより
コイル−巻あたりのコイル長を短縮化して一定の電気抵
抗下でのコイル巻数を増大させ、磁石１個当りの回転力
を増大させると共へ回転軸に対して偏心回巻されたコイ
ル゛に対して、回動部材全体がバランスする様にコイル
と共に回動部材を構成するセクターリングの形状を規制
し、コイルを偏心回巻した際においても回動部材の回転
運動が安定する様ならしめコイルを偏心回巻した場合に
おいてもシャッター作動の姿勢差を無（した電磁駆動シ
ャッターを提供するものである。

次いで本発明に係る電磁駆動シャッターについて説明す
る。

第６図は本発明に係る電磁駆動シャッターの一実施例の
平面図、第４図はその断面図であり、第５図は要部平面
図である。１はシャッター地板、２と４はヨーク、ろは
ホルダーで該ホルダーには磁石５，６を保持する孔３ｆ
、　　６ｇが設けられ、ろａ、３ｃ、　ろｄ、ろｅの部
分でヨーク２と圧接し間隙を作っている。５と６は光軸
方向に磁化された磁石で、５は後述のセクターリング側
がＳ極に磁化され、６はセクターリング側がＮ極に磁化
されている。７はコイルで、回転中心Ａ（光旬１中心）
を通る回転面内の１つの軸に対して片側でのみ磁石５．
乙により形成される磁場と２ケ所で交叉し、−巻の憂さ
を短くする事で一定の電気抵抗での巻線数を増し、これ
によりコイルが磁場と交叉する長さを長くして、磁石１
個当りで発生する電磁力を強力にしている。該コイルは
回転中心に対して偏心回巻されているため慣性中心は回
転中心に対して磁場側となっている。８はセクターリン
グでコイルと固着され、共に回動部材を成す。

該リングは回転中心に対して前記コイルの慣性中心の反
対側圧慣性中心を有する様その形状が決められており、
回動部材の回転運動の安定化を計っている。９，１０は
シャッター絞り羽根で、９はヨーク２に植設された回転
軸２ａと孔９ａで嵌合し、セクターリングに植設された
羽根駆動ピン８ａと孔９ｂで嵌合する事によって、セク
ターリングの回転に伴って回転軸２ａのまわりに回転す
る。

９ｃ、９ｄは副絞り測光用の孔である。羽根１０は回転
軸２ｂと孔１０ａで嵌合し、羽根駆動ピン８ｂと孔１０
ｂで嵌合し、前記羽根９と同様にセクターリングの回転
に伴って回転軸２ｂのまわりに回転する。１１は羽根の
開き始め時期を調整する偏心ピンである。１２はセクタ
ーリングを時計まわりに付勢するバネである。１６は測
光用の孔１３ａを有し、副絞り回転軸１４のまわりに回
転させる事により測光時期を調整可能な副絞りである。

次いで、該第３．　第４．第５図にて示される電磁駆動
シャッターの動作を説明する。

今、不図示の電源からコイル７に反時計まわり方向に通
電すると、磁石５，６により形成される磁場に対して直
交するコイルに反時計方向の電磁力が発生する。これに
よりバネ１２の付勢力により調整ビン１１と圧接する位
置で静止していたセクターリングが反時計方向に回動し
、セクターリングに植設された羽根駆動ピン８ａ、８ｂ
によって羽根９，１０が回転軸２ａ、２ｂを中心として
反時計まわりに回転し、シャッター絞り羽根が開き露光
動作が実行される。

又シャッターを閉じる場合は、コイル７への通電を遮断
することにより前記電磁力が消滅し、バネ１２によりセ
クターリングが時計方向に回動する。これによりシャッ
ター羽根９，１０は軸２　ａ。

２ｂを中心として時計まわりに回動しシャッターを閉じ
る。上述の如くコイル７とセクターリング８にて構成さ
れる回動部材は回転中心Ａに対してコイル７の慣性中心
とリング８の慣性中心とが反対側になる様構成されてい
るので、偏心回巻されたコイルを用いた場合においても
回転運動の安定化が保たれる。

尚、該実施例ではコイル７はそれ自身接着する性質のも
のを使用、あるいは接着剤を用いて固形化され、回動部
材と磁場が交叉する部分をコイルのみで形成して磁気回
路の間隙の減少化が計られ電磁力を増大する様なされて
いる。

又、上記実施例はコイルを固形化したものであるが、通
常のコイルを用い、コイル全体をセクターリング（この
場合はセクターリングを実施例のものよりも太き（する
。）上に固着する場合は回動部材の回転中心に対するコ
イルの慣性中心の反対側の位置にカウンターバランスを
セクターリング上に固着する様にすれば良いことはもち
ろんである。

第６図は本発明に係る電磁駆動シャッターの他の一実施
例を示す要部断面図で、第６〜第５図示の実施例と同一
構成部には同一記号を附しである。

該実施例においては上記の如くセクターリング８をコイ
ル７の全体部をカバーする形状となし、セクターリング
上にコイル７を固着すると共に回転部材の回転面内にお
ける回転中心に対するコイルの慣性中心と反対側にバラ
ンスウエート１５を設けた処が第６〜第５図示実施例と
異なる処である。

第７図は本発明の他の一実施例を示す要部平面図で、第
６〜第５図示実施例と同一構成部には同一記号が附され
ている。該実施例においては、シャッター駆動ピン８ａ
、８ｂを回動部材の回転中心に対するコイルの慣性中心
の反対側に設けることにより、セクターリングの形状を
コイルとバランスさせることを容易ならしめている。

以上、詳述しました如く、本発明においては、コイルを
偏心回巻し磁石の数を軽減し、かつ一定によって生ずる
回動部材の回転運動の不安定化をセクターリングの慣性
中心をコイルの慣性中心の反対側となる様リングの形状
を決定しコイルとリングによって回動部材バランスを計
り、上記不安定化を防止したものであるため、電磁駆動
シャッターにおいて多大な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の電磁駆動シャッターの構成を示す平面図
、第２図は従来の他の電磁駆動シャッターの構成を示す
平面図、第６．第４．第５図は本発明の電磁駆動シャッ
ターの一実施例を示す構成図で、第３図は平面図、第４
図は断面図、第５図は要部平面図を示している。第６図
は本発明の電磁駆動シャッターの他の実施例を示−「断
面図、第７図は本発明の他の実施例を示す平面図である
。 ７・・・コイル　８−・・センターリング１５・ｅ・バ
ランスウエート 特許出願人　キャノン株式会社 代理人　丸島儀二゛　・ 、−一 ９９

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 撮影光学系の光軸に回転中心を有し該回転中心に対して
   偏心回巻された可動コイルと、該コイル７の偏心形状側
   にてコイルと垂直に交叉する磁場を形成する磁石と、該
   コイルと共に回動部材を形成し、該部材の回転運動をシ
   ャッタ一部材に伝えろ駆動部材とを設けると共に、駆動
   部材の慣性中心を回転中心に対し前記コイルの慣性中心
   の反対側を配し回動部材の回転運動を安定化させたこと
   を特徴とする電磁駆動シャッター。