JPS5825043B2 - 繊維状活性炭の連続的製造法 - Google Patents
繊維状活性炭の連続的製造法Info
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- JPS5825043B2 JPS5825043B2 JP51105513A JP10551376A JPS5825043B2 JP S5825043 B2 JPS5825043 B2 JP S5825043B2 JP 51105513 A JP51105513 A JP 51105513A JP 10551376 A JP10551376 A JP 10551376A JP S5825043 B2 JPS5825043 B2 JP S5825043B2
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Landscapes
- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維状活性炭を連続的に製造する方法に関す
るものである。
るものである。
更に詳しくは、有機質繊維、例えばポリアクリロニトリ
ル、セルローズ、フェノール系等の繊維を耐炎化して得
られた耐炎化繊維を連続的に賦活処理して、繊維状活性
炭を得る方法に関するものである。
ル、セルローズ、フェノール系等の繊維を耐炎化して得
られた耐炎化繊維を連続的に賦活処理して、繊維状活性
炭を得る方法に関するものである。
従来、前記有機質繊維から繊維状活性炭を得ることは知
られている。
られている。
これらの一般的方法は、有機質繊維を500℃以下の温
度で耐炎化処理し、次いで700〜i、ooo℃の温度
にて水蒸気、炭酸ガス等の賦活剤で賦活処理し、繊維状
活性炭を得ている。
度で耐炎化処理し、次いで700〜i、ooo℃の温度
にて水蒸気、炭酸ガス等の賦活剤で賦活処理し、繊維状
活性炭を得ている。
このようにして得られた繊維状活性炭は、溶剤ガス、悪
臭ガス等の吸着力に優れ、溶剤回収装置、悪臭ガス除去
装置、空気清浄装置等の吸着剤として有効に利用でき、
しかもその形状が従来のものと異り、取扱性に優れてい
る。
臭ガス等の吸着力に優れ、溶剤回収装置、悪臭ガス除去
装置、空気清浄装置等の吸着剤として有効に利用でき、
しかもその形状が従来のものと異り、取扱性に優れてい
る。
この繊維状活性炭を工業的に製造する方法としては、耐
炎化繊維を高温炉に入れ、水蒸気や炭酸ガスの雰囲気中
、一定の条件のもとて温度を昇降させて賦活させる回分
式と、水蒸気又は炭酸ガス雰囲気中高温下で連続的に耐
炎化繊維を通し、賦活する連続式とが考えられ、工業的
方法さしては生産能率、熱ロスなどを考慮すると、連続
方式の方が好ましい。
炎化繊維を高温炉に入れ、水蒸気や炭酸ガスの雰囲気中
、一定の条件のもとて温度を昇降させて賦活させる回分
式と、水蒸気又は炭酸ガス雰囲気中高温下で連続的に耐
炎化繊維を通し、賦活する連続式とが考えられ、工業的
方法さしては生産能率、熱ロスなどを考慮すると、連続
方式の方が好ましい。
しかし、連続方式とすると、雰囲気条件のコントロール
、シール方法等技術的問題が多い。
、シール方法等技術的問題が多い。
我々は、これらの問題について検討の結果、連続的に繊
維状活性炭を得る方法として、本発明に至った。
維状活性炭を得る方法として、本発明に至った。
すなわち本発明は、耐炎化繊維を、加熱機構を有するた
て型チューブ中にシール機構を有する導入口より供給し
、700〜1000℃の賦活剤と向流接触させつつ連続
的に賦活処理を行い、次いで該チューブ下端の液体シー
ル機構を介して系外に取出すことにより連続的に繊維状
活性炭を製造するものである。
て型チューブ中にシール機構を有する導入口より供給し
、700〜1000℃の賦活剤と向流接触させつつ連続
的に賦活処理を行い、次いで該チューブ下端の液体シー
ル機構を介して系外に取出すことにより連続的に繊維状
活性炭を製造するものである。
このような本発明の方法を実施するには、被処理物であ
る耐炎化繊維が、中央部をほぼ垂直に通過するに充分な
空間と、加熱機構を有するたて型チューブに、賦活剤の
供給口及び排出口を、賦活剤流が、被処理繊維の移動方
向と向流する位置関係に設け、且つ上端にシール機構を
有する当該繊維の導入口、下端に液体シールされた取出
口を有する装置を使用することができる。
る耐炎化繊維が、中央部をほぼ垂直に通過するに充分な
空間と、加熱機構を有するたて型チューブに、賦活剤の
供給口及び排出口を、賦活剤流が、被処理繊維の移動方
向と向流する位置関係に設け、且つ上端にシール機構を
有する当該繊維の導入口、下端に液体シールされた取出
口を有する装置を使用することができる。
このような発明によって処理中繊維の切断もなく多孔板
上を移動させつつ賦活する方式に比較し、均一な処理を
行うことができる。
上を移動させつつ賦活する方式に比較し、均一な処理を
行うことができる。
本発明において、耐炎化繊維とは、ポリアクリロニトリ
ル、セルローズ、フェノール樹脂系等の有機質繊維を、
既知の方法で耐炎化処理、すなわち200〜400℃の
酸化性雰囲気中で熱処理(予備炭化処理)した繊維であ
る。
ル、セルローズ、フェノール樹脂系等の有機質繊維を、
既知の方法で耐炎化処理、すなわち200〜400℃の
酸化性雰囲気中で熱処理(予備炭化処理)した繊維であ
る。
耐炎化繊維の形体としては、−フィラメント状、トウ、
フェルト、編織物の何れも含む。
フェルト、編織物の何れも含む。
単繊維をフェルトや編織物等の連続帯とする段階は任意
である。
である。
賦活剤は炭酸ガス、水蒸気、過熱水蒸気等既知の賦活剤
が使用され、賦活剤と耐炎化繊維とは、処理工程中肉流
方向にて接触させることが必要である。
が使用され、賦活剤と耐炎化繊維とは、処理工程中肉流
方向にて接触させることが必要である。
平行流とすると、糸切れや収率の低下を生じ易い。
又向流接触すると温度調整が容易である。このように本
発明の方法では繊維を装置の上部より供給しこれを賦活
剤と向流接触させるが、かくすることにより高い吸着性
を有する繊維状活性炭を高収率で、かつ繊維切断のない
良好な賦活状態で得ることができる。
発明の方法では繊維を装置の上部より供給しこれを賦活
剤と向流接触させるが、かくすることにより高い吸着性
を有する繊維状活性炭を高収率で、かつ繊維切断のない
良好な賦活状態で得ることができる。
下表の実験結果はこのことを示している。
(注)*:本発明
不良:賦活床あり、所々切断あり
良好:賦活床なし、切断なし
上記の結果は下記の実験条件により得られたものである
。
。
賦活炉
長径214朋、短径40mmで長さ3450mmの楕円
形の円筒状で、上部シールは、厚さ20mmのウレタン
ホームで被覆された一対の金属ローラーからなり、下部
シールは水でシールされたたて型炉であり、有効加熱部
は1500mr/Lである。
形の円筒状で、上部シールは、厚さ20mmのウレタン
ホームで被覆された一対の金属ローラーからなり、下部
シールは水でシールされたたて型炉であり、有効加熱部
は1500mr/Lである。
賦活温度
炉の上部900℃、中央部900°C1下部900℃
賦活ガス
水蒸気 120 kg/ Hr
原料耐炎化繊維
アクリロニトリル繊維を空気中260℃で耐炎化処理し
た平衡水分率10%(室温RH80%)の耐炎化繊維ト
ウ(360,000フイラメント)原料繊維投入速度 5 m / hr 又被処理繊維である耐炎化繊維は、実質的に垂直で上か
ら下に向って順次賦活するようにする。
た平衡水分率10%(室温RH80%)の耐炎化繊維ト
ウ(360,000フイラメント)原料繊維投入速度 5 m / hr 又被処理繊維である耐炎化繊維は、実質的に垂直で上か
ら下に向って順次賦活するようにする。
更に、賦活炉への導入口は、シールされていることが必
要で、シール機構はローラーシール、スリットシール、
ベルトでの狭窄シール等が採用されている。
要で、シール機構はローラーシール、スリットシール、
ベルトでの狭窄シール等が採用されている。
このように繊維を上から下に向って順次賦活することに
より、■、賦活後の繊維にかかる荷重を軽くし繊維の切
断を防止する。
より、■、賦活後の繊維にかかる荷重を軽くし繊維の切
断を防止する。
■、賦活後の繊維と炉内通過ガス(分解ガスと繊維状活
性炭)との接触をなくする。
性炭)との接触をなくする。
■、高温繊維がシール機構で他と接触するのを防止する
。
。
■、賦活出口での液体シールにより炉内への酸素の吸入
を防止し繊維の燃焼を防止することができる。
を防止し繊維の燃焼を防止することができる。
賦活炉より処理後の繊維を取出すための取出口は、完全
にシールされていることが必要である。
にシールされていることが必要である。
これは炉下端からは、空気の混入がより容易であること
による。
による。
このため下端の取出口は、液体シールとする。
これによって、ローラーの加熱防止と処理繊維の冷却効
果をもたせることもできる。
果をもたせることもできる。
液体シールに用いられる液体は、水が最も好ましいが、
活性炭の吸着特性に影響を与えない様な液体、例えば塩
酸、カセイソーダ液等の無機塩水溶液などを用いること
もできる。
活性炭の吸着特性に影響を与えない様な液体、例えば塩
酸、カセイソーダ液等の無機塩水溶液などを用いること
もできる。
このようにして賦活された繊維は、連続体であり、取扱
性もよく、繊維状活性炭固有の吸着特性を有している。
性もよく、繊維状活性炭固有の吸着特性を有している。
以下に本発明の方法を図面によって具体的に説明する。
原料である耐炎化繊維1は装置の上方から供給される。
原料はトウ状、織物状、フェルト状などシート状集合体
の形態で供給されることが望ましい。
の形態で供給されることが望ましい。
上方から供給された原料は導入口(スリット、)8を通
って順次落下し加熱ジャケット3によって加熱された賦
活炉7に入る。
って順次落下し加熱ジャケット3によって加熱された賦
活炉7に入る。
賦活炉内部の温度は加熱ジャケット3によってコントロ
ールされ場合によっては温度分布をつけることもできる
。
ールされ場合によっては温度分布をつけることもできる
。
温度は温度検出部4によって測定される。
原料は、賦活炉7の下部の賦活剤吹込口6から導入され
る水蒸気又は過熱水蒸気などと700℃〜i、ooo℃
の温度雰囲気中で反応し賦活される。
る水蒸気又は過熱水蒸気などと700℃〜i、ooo℃
の温度雰囲気中で反応し賦活される。
賦活によって生じた水素ガス、二酸化炭素ガス等を含む
混合ガスは排気口2より外部へ排気される。
混合ガスは排気口2より外部へ排気される。
原料は賦活炉7の上方から順次下方へ移る間に賦活され
、液体シール部5の液体中に没している引取ローラーを
経て引き取られる。
、液体シール部5の液体中に没している引取ローラーを
経て引き取られる。
液体シール部5は賦活炉7の内部に酸素ガスが混入しな
い様、又賦活炉内部を均一な水蒸気雰囲気にするため必
要である。
い様、又賦活炉内部を均一な水蒸気雰囲気にするため必
要である。
酸素ガスが混入すると耐炎化繊維の消失が起る。
液体シール部5は窒素ガスなどの不活性ガスによってシ
ールすることも考えられるが、賦活炉がたて型炉のため
ドラフト効果が大きく、そのため酸素ガス等が吸入しや
すくなり、ガスシールとすることは非常に困難である。
ールすることも考えられるが、賦活炉がたて型炉のため
ドラフト効果が大きく、そのため酸素ガス等が吸入しや
すくなり、ガスシールとすることは非常に困難である。
この様にして工業的に効率よく繊維状活性炭が製造でき
ることが判った。
ることが判った。
以下に本発明の方法を実施例により説明する。
実施例 1
長径214mm、短径40mmで長さ450mmの楕円
形の円筒状で、上部シールは、厚さ20mmのウレタン
ホームで被覆された一対の金属ローラーからなり、下部
シールは水でシールされたたて型炉であり、有効加熱部
は1500mmである。
形の円筒状で、上部シールは、厚さ20mmのウレタン
ホームで被覆された一対の金属ローラーからなり、下部
シールは水でシールされたたて型炉であり、有効加熱部
は1500mmである。
父上部導入部の予熱部では、30℃より700℃まで加
熱され、下部冷却部では800℃より順次温度は低下し
て30℃位になっている。
熱され、下部冷却部では800℃より順次温度は低下し
て30℃位になっている。
賦活炉の有効加熱部の上部は750℃、中央部及び下部
は800℃に設定され、水蒸気は冷却部の中間から20
01/hrの速度で供給される。
は800℃に設定され、水蒸気は冷却部の中間から20
01/hrの速度で供給される。
賦活原料は、アクリル繊維を260℃で4時間空気中で
熱処理して耐炎化繊維を作り、これをニードルパンチに
より巾200mmのフェルト(目付400f/m)にし
たものを1.5m/hrの速度にて上部シールローラー
を介して連続的に供給し、フェルト状活性炭素繊維とし
た。
熱処理して耐炎化繊維を作り、これをニードルパンチに
より巾200mmのフェルト(目付400f/m)にし
たものを1.5m/hrの速度にて上部シールローラー
を介して連続的に供給し、フェルト状活性炭素繊維とし
た。
得られたフェルト状活性炭は目付1oooy/mでBE
T法による表面積は1050 rrr’/f?で、ベン
ゼン吸着量は49重量%であった。
T法による表面積は1050 rrr’/f?で、ベン
ゼン吸着量は49重量%であった。
実施例 2
実施例1の装置を用い、原料としてアクリル繊維を26
0°C4時間空気中で耐炎化した耐炎化繊維トウを同様
に連続的に賦活炉上部より供給し、トウ状の繊維状活性
炭を製造した。
0°C4時間空気中で耐炎化した耐炎化繊維トウを同様
に連続的に賦活炉上部より供給し、トウ状の繊維状活性
炭を製造した。
得られた繊維状活性炭の表面積は1000rrVff。
ベンゼン吸着量は48.5 wt%であった。
図面は、本発明方法を実施するための装置の1例を示す
概略断面図である。 1:耐炎化繊維、2:排気口、3:加熱ジャケット、4
:温度検出部、5:液体シール部、6:賦活剤吹込口、
7:賦活炉、8:導入口。
概略断面図である。 1:耐炎化繊維、2:排気口、3:加熱ジャケット、4
:温度検出部、5:液体シール部、6:賦活剤吹込口、
7:賦活炉、8:導入口。
Claims (1)
- 1 耐炎化繊維を加熱機構を有するたて型チューブ中に
上部シール機構を有する導入口より供給し、700〜1
000℃の賦活剤と向流接触させつつ連続的に賦活処理
を行い、次いで該チューブの下端の液体シール機構を介
して系外に取出すことを特徴とする繊維状活性炭の連続
的製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51105513A JPS5825043B2 (ja) | 1976-09-03 | 1976-09-03 | 繊維状活性炭の連続的製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51105513A JPS5825043B2 (ja) | 1976-09-03 | 1976-09-03 | 繊維状活性炭の連続的製造法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9561782A Division JPS584822A (ja) | 1982-06-05 | 1982-06-05 | 繊維状活性炭の連続的製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5331820A JPS5331820A (en) | 1978-03-25 |
JPS5825043B2 true JPS5825043B2 (ja) | 1983-05-25 |
Family
ID=14409670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51105513A Expired JPS5825043B2 (ja) | 1976-09-03 | 1976-09-03 | 繊維状活性炭の連続的製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5825043B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS584822A (ja) * | 1982-06-05 | 1983-01-12 | Toho Rayon Co Ltd | 繊維状活性炭の連続的製造装置 |
JPS60145904A (ja) * | 1983-12-29 | 1985-08-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 炭化賦活炉 |
JPH0610979B2 (ja) * | 1985-07-04 | 1994-02-09 | 松下電器産業株式会社 | 分極性電極用活性炭の製造法 |
JPH0674124B2 (ja) * | 1985-12-27 | 1994-09-21 | 松下電器産業株式会社 | 賦活炉および賦活方法 |
PL3730208T3 (pl) | 2014-03-11 | 2024-06-24 | Tekna Plasma Systems Inc. | Proces do wytwarzania cząstek proszku przez atomizację materiału wsadowego w postaci elementu podłużnego |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4737568U (ja) * | 1971-05-19 | 1972-12-26 |
-
1976
- 1976-09-03 JP JP51105513A patent/JPS5825043B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4737568U (ja) * | 1971-05-19 | 1972-12-26 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5331820A (en) | 1978-03-25 |
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