JPS5824539A - マンデル酸の部分的光学活性体から光学活性体とラセミ体とを分離する方法 - Google Patents

マンデル酸の部分的光学活性体から光学活性体とラセミ体とを分離する方法

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JPS5824539A
JPS5824539A JP12312381A JP12312381A JPS5824539A JP S5824539 A JPS5824539 A JP S5824539A JP 12312381 A JP12312381 A JP 12312381A JP 12312381 A JP12312381 A JP 12312381A JP S5824539 A JPS5824539 A JP S5824539A
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JP
Japan
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mandelic acid
optically active
compound
racemic
alkali metal
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Application number
JP12312381A
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English (en)
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Hiroyuki Nohira
博之 野平
Keiko Ueda
上田 恵子
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マンデル酸の部分的光学活性体の溶液K、ア
ルカリ金属化合物を加えて選択的にマンデル酸のラセミ
体をアルカリ金属塩とマンデル酸との複塩として分離す
ることを特徴とするマンデル酸の部分的光学活性体から
光学活性体とラセミ体とを分離する方法に関するもので
ある。
マンデル酸は、最近その光学活性体が医薬品の原料とし
て利用されるようになったこと、および光学活性試剤と
しての利用価値も高いことから光学活性なマンデル酸の
安価な製造方法の開発が望まれている。
一方、(±)−マンデル酸から(+lまたは(−)−マ
ンデル酸を得る光学分割法は種々報告されているが、完
全に分離されないで部分分割に近いものがほとんどであ
り、多くの場合、数回再結晶を行なうことにより高純度
の光学活性体を得ている。
従って、マンデル酸の光学活性体の光学純度および収率
を向上させるために、部分的光学活性体から光学活性体
とラセミ体を分離し、再度光学分割を繰返すことは、有
用な光学活性マンデル酸を得る上で絶大な意義を有する
本発明者らは、さきに、マンデル酸の部分的光学活性体
から光学活性体とラセミ体を分離する新規な方法として
、マンデル酸の部分的光学活性体の溶液にアルカリ土類
金属化合物を加えて、選択的にマンデル酸のラセミ体を
アルカリ土類金属塩として分離する方法を見い出した。
〔特開昭55−147237〕しかしながら、上記分離
方法には、マンデル酸のアルカリ土類金属塩から遊離マ
ンデル酸を回収する際のマンデル酸の回収率に若干の難
点が残されていた。本発明者らは、ひきつyきマンデル
酸の部分的光学活性体から光学活性体とラセミ体を分離
する方法について、鋭意検討した結果、分離効率が極め
て高く、工業的にもきわめて簡単に実施できる画期的な
方法を新規に見出した。
すなわち、本発明は、マンデル酸の部分的光学活性体の
@液に、アルカリ金属化合物を加えてマンデル酸のラセ
ミ体をアルカリ金属塩とマンデル酸とのモル比1:10
複塩とし、析出させることによりマンデル酸の光学活性
体とラセミ体を分離させるものである。更に詳述すれば
、光学活性体およびラセミ体を含むマンデル酸の部分的
光学活性体の溶液に、所定量のアルカリ金属化合物を加
えると、マンデル酸のラセミ体2モルに対してアルカリ
金属イオン1モルが選択的に結合して、ラセミマンデル
酸のアルカリ金属塩・マンデル酸の複塩[Cs Hs 
CH(OH) C00M 11C6H5CH(OH3C
OOH。
M二NaまたはK〕が沈澱として析出する。
この生成したアルカリ金属複塩を戸別すれば、r液は光
学活性マンデル酸が溶解した状態になる。
このようにして分離した複塩およびP液を酸分解し濃縮
すれば、複塩工つマンデル酸のラセミ体、E液よりマン
デル酸の光学活性体がそれぞれ高純度で得られる。
本発明で、部分的光学活性体を溶解する溶媒として、水
、メタノール、エタノール、1−プロパツール、2−1
0ノぞノールなどが用いられるが、特にこれらに限定さ
れるものではない。しかし溶解性、価格等の点で、水、
メタノールが好ましい。
本発明で用いるアルカリ金属化合物としては、水酸化ナ
トリウムおよび水酸化カリウムが適当である。
アルカリ金属化合物の使用量は、特に限定するものでは
ないが、過剰に存在する方の活性体の全量と当量用いる
bが理想的である。
本発明は、例えば次の様な方法で実施にあた−る。(1
)体あるいは(−)体過剰のマンデル酸の水溶液に過剰
な方の活性体全量と当量の水酸化ナトリウムを作用させ
、晶出物を除去した後、母液を酸で処理し、濃縮するこ
とにより、純度の高い(+)体あるいは(−)体のマン
デル酸が高収率で得られる。また、晶出物を酸で処理す
ることにエリ、光学活性体の含有率がきわめて低いラセ
ミマンデル酸が高収率で回収できる。
本発明によれば、マンデル酸の部分的光学活性体から高
収率、高純度、しかも効率よく光学活性体とラセミ体を
分離することができる。
更に、本発明方法を実施例にて説明する。
実施例1 光学純度33係の(+1体過剰の(±)−マンデル酸1
0.0f(0,066モル)に1.769(0,044
モル)の水酸化ナトリウムを水20−に溶かした溶液を
加え、時々攪拌しながら70℃で約3分間加熱して溶解
し、室温で放置して得られたラセミ体のマンデル酸アル
カリ金属塩とマンデル酸との複塩を戸別する。複塩の収
量かΦ→2、原料マンデル酸に6、/2 対して57.1係、〔α]、 + 4.3°(C1,0
O1−H2O) p液を約15m1に濃縮した後、塩酸で処理L’、  
3.03 ’l (原料マンデル酸に対して30329
.5 チ)の(+)−マンデル酸を得た。〔α〕  +35 284.0° (C1,00,H2O)、光学純度83
.7 係 実施例2 光学純度67%の(+)体過剰の(±)−マンデル酸1
0.0f(0,066モル)に2.16F(0,054
モル)の水酸化ナトリウムを水15−に溶かした溶液を
加え、時々攪拌しながら70℃で約3分間加熱して溶解
し、室温で放置して得られたラセミ体のマンデル酸アル
カリ金属塩とマンデル酸との複塩を炉別する。複塩の収
量3,062(28,4係)〔α〕お+25.7°(C
1,0O1H20) E液を約10−に濃縮した後、塩酸で処理し、5.05
f(50,5チ)の(+)−マンデル酸を得た。〔α]
15+154.0°(CI、00、H2O)光学純度9
8.71 実施例3 光学純度33壬の(+)体過剰の(±)−マンデル酸1
0.0f(0,066モル)に2.46F(0,044
モル)の水酸化カリウムを水1〇−に溶かした溶液を加
え、時々攪拌しながら70℃で約3分間加熱して溶解し
、室温で放置して得ら九たラセミ体のマンデル酸アルカ
リ金属塩とマンデル酸との複塩を炉別する。
複塩の収量8.122(71,9係)、〔α〕、+14
.8°(C1,00、H2O) p液を濃縮した後、塩酸で処理し、2.98f(29,
8嗟)の(+)−マンデル酸を得た。
〔α〕13+97.9°(C1,0O1H20)光学純
度62.8 係 特許出願人  野  平  博  之

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マンデル酸の部分的光学活性体の溶液に、アルカリ金属
    化合物を加えて選択的にマンデル酸のラセミ体をアルカ
    リ金属塩とマンデル酸との複塩として分離することを特
    徴とするマンデル酸の部分的光学活性体から光学活性体
    とラセミ体とを分離する方法。
JP12312381A 1981-08-07 1981-08-07 マンデル酸の部分的光学活性体から光学活性体とラセミ体とを分離する方法 Pending JPS5824539A (ja)

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