JPS5824278B2 - プリンタ−における印字ヘツドの位置調節装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプリンターにおける印字ヘッドの位置調節装置
の改良に関するものである。

この種のプリンターとして代表的なワイヤートッドプリ
ンターを例に挙げると、このワイヤートッドプリンター
は、印字−＼ラドＱこ設けられたワイヤーを長手方向に
１駆動しその自由端でインクリボンを介してプラテン上
ζこ装着した印字用紙上Ｇこドツトマトリックス状の文
字、記号を印字するものであり、その印字動作中にはそ
のワイヤー先端とプラテン上の印字用紙との間を常Ｑこ
一定の微小距離に設定、保持する必要がある。

これは、厚さが異なる印字用紙を装着した場合等、上記
微小距離が変更されると、印字むらやインクリボンの不
要な接触による印字用紙の汚れ、或いはインクリボンの
破損等が生じるからである。

本発明の目的とするところは、このような印字ヘッドの
位置調節を簡単な操作で行ない得るプリンターを提供す
ることにある。

以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明（こ係るプリンターの要部平面図、第２
図はその要部分解斜視図である。

図中、１は印字用紙２が装着される円筒状のプラテン、
３はこのプラテン１と平行に取付けられた案内棒、４は
この案内棒３上に支持され、プラテン１に対し所定の間
隔を有して平行に駆動されるキャリッジ、５はこのキャ
リッジ４の略中央部りこキャリッジ４の移動方向と直交
する方向に形成された溝４ａに挿嵌され、プラテン１方
向に移動可能に案内されるＴ字状の移動台、６はこの移
動台５上にねじ７゜γにより取付けられた印字ヘッド、
８はこの印字ヘッド６の先端部６ａより突出自在Ｑこ設
けられた印字用ワイヤー、９はこの印字ヘッド６の先端
部６ａと印字用紙２との間に所定の機構（図示せず）に
より案内、給送されるインクリボン、１０はキャリッジ
４の一側の突出部４ｂ上にねじｉｉ、ｉｉにより取付け
られる支持板、１２は一端１２ａがキャリッジ４の他側
に植設されたねじピン１３に枢支され、中央部１２ｂが
移動台５上に突出して設けられたピン１４？こ連結され
る回動レバー、１５は回動レバー１２の他端１２ｃに突
出形成され支持板１０の長孔１０ａを貫通するねじピン
１６の先端部に螺着される操作つまみ、１７はこの操作
つまみ１５を螺着する際にねじピン１６の台座１６ａと
共働して支持板１０の長孔１０ａ周辺を挾持する座金、
１８はその支持板１０の取付状態をプラテン１方向に適
宜調節するために、キャリッジ４の突出部４ｂの第２図
ζこおいて後方に形成された取付部１９と支持板１０の
舌片１０ｂとの間に橋架される調整用ねじ、２０は第３
図の部分断面図でその取付状態を詳細に示す調節レバー
である。

第３図において、２１は調節レバー２０に固着され、ね
じピン１３に挿嵌され調節レバー２ｃを回動自在ζこす
る偏心カラーで、回動レバー１２はこの偏心カラー２１
を介してねじピン１３上に枢支されており、これらの回
動レバー１２、調節レバー２０、偏心カラー２１は、ば
ね座金２２゜２３により弾性的に挾持され、ナツト２４
によりねじピン１３上に回動可能に取付けられている。

尚、回動レバー１２、ねじピン１３、調節レバー２０及
び偏心カラー２１の関係は第４図に拡大して示す通りで
ある。

以上のような構成よりなるプリンターにおいては、先ず
印字用紙２及びインクリボン９を装着する場合には、操
作つまみ１５を緩めて回動レバー１２をねじピン１３を
中心に第１図におＧ）で、時計方向に回動じて移動台５
、即ち印字ヘッド６を同図中上方に移動せしめることＱ
こより、印字・＼ラド６の先端部６ａとプラテン１との
間隔を広げる。

そして、印字用紙２並びにインクリボン９の装着動作が
終了した時、回動レバー１２を同図において、反時計方
向ζこ回動してそのねじピン１６が支持板１０の長孔１
０ａ端部Ｑこ当接したところで操作つまみを締め、回動
レバー１２を固定する。

この状態では印字ヘッド６の先端部５ ａ、即ち印字用
ワイヤー８の先端とプラテン１上の印字用紙２との間は
微小距離となっているが、最適距離か否かは定かではな
い。

そこで、次（こ調節レバー２０の指示部２０ａが指示し
ている回動レバー１２上の指標１２ａを参照して、印字
用紙２の厚さく殆んどの場合は枚数）に応じた位置まで
調節レバー２０を回動せしめる。

この調節レバー２０の回動により偏心カラー２１が回動
せしめられ、その結果回動レバー１２の一端１２ａがね
じピン１６を中心（こ若干回動せしめられ、移動台５即
ち印字ヘッド６はその回動量の約手分位の量だけ変移せ
しめられることをこなる。

以上の操作で印字ヘッド６の位置調節が終了する。

以上のようにこのプリンターでは、その印字ヘッド６と
プラテン１上の印字用紙との距離を回動レバー１２と調
節レバー２０の各操作Ｑこより簡単に設定し得、またそ
のために要する構成も回動レバー１２のみの従来構成に
対して、調節レバー２０並びに偏心カラー２１を付加す
るのみであり、特に全体を複雑、高価にすることはない
。

また、このような調節レバー２０並びに偏心カラー２１
を回動レバー１２の枢支点に取付けると、微調整という
点に関しては有利であるが、どうしても調節レバー２０
の操作が重いものになってしまうため、この点を更に改
良するのにこのような調節レバー２０及び偏心カラー２
１を第５図に示すように移動台５のピン１４と回動レバ
ー１２の中央部１２ｂとの連結部に取付けたり、或いは
図示しないが第１図、第２図で示した回動レバー１２と
支持板１０との関係を、印字用紙装着の場合には支持板
１０自身が移動して回動レバー１２を回動せしめ、支持
板１０に回動レバー１２が単に枢支されるのみの構成と
することも可能である。

更に、以上のような構成は、ワイヤートッドプリンター
を例に挙げて説明したが、いわゆる感熱式、放電破壊式
等、各種プリンターにも適用出来ることは勿論である。

以上詳述したように、本発明は回動レバーと調節レバー
の各操作により印字ヘッドの位置調節を容易Ｑこしたも
のであり、特Ｑこ第１図〜第４図ζこ示した形体、或い
は第５図Ｑこ示した形体で実施すると、その構成も簡単
であり好適なものとなる等、その奏する実用的効果は太
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すプリンターの平面図、
第２図はその要部分解斜視図、第３図はその部分断面図
、第４図はその要部説明図、第５図は他の実施例の説明
図である。 図中、１はプラテン、２は印字用紙、４はキャリッジ、
５は移動台、６は印字ヘッド、１２は回動レバー、２０
は調節レバー、２１は偏心カラーである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 印字用紙が装着されるプラテンと、 このプラテンに対し所定の間隔を有して平行に駆動され
   るキャリッジと、 このキャリッジ上ζこ形成された溝に挿嵌されるととも
   にキャリッジの移動方向と直交する方向に移動可能に案
   内される移動台と、 この移動台に取付けられた印字ヘッドと、一端がキャリ
   ッジ上に枢支されるとともに中央部が移動台Ｑこ連結さ
   れ、移動台を印字用位置とそれより後退した位置に移動
   せしめるように回動操作される回動レバーと、 この回動レバーの一端とキャリッジとの枢支部或いは回
   動レバーの中央部と移動台との連結部に介在された偏心
   カラーと、 この偏心カラーに固着され、回動レバーにより印字用位
   置ζこ移動せしめられた移動台を更に微小距離移動せし
   めるために操作される調節レバーとよりなるプリンター
   における印字ヘッドの位置調節装置。