JPS5823773Y2 - ピツチ送りコンベア装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一定ピッチずつ間欠送りするいわゆるピッチ送
りコンベア装置に関する。

従来ピンチ送りコンベアとしては、Ｖ形アタンチメント
を装備したチェインコンベアが用いられ、棒材を工作機
械の加工位置近くに設置されたロボツトの掴み位置に搬
送するために役立てられている。

この場合第１図に示す如く■形アダンチメント２を備え
たチェインコンベア１は、ステーションセンタにおいて
停止した際どの■形アタッチメト２を備えたチェインコ
ンベア１は、ステーションセンタにおいて停止した際ど
のＶ形アタッチメント２も棒材を一定高さ、一定水平方
向位置に保持するように構成されねばならない。

しかるにピンチ送りコンベア１上のＶ形アタンチメント
２を正確に位置調整してセントしてあっても長期に亘る
運転中にチェインにたるみが生じ、反送り方向に棒材の
停止位置がずれる傾向にあった。

そこで従来は止むを得ず、ステーションセンタの部署に
至ったＶ形アタンチメン）２に載置した棒材の位置を補
償し、棒材を常に正しい位置にセントするようにリフタ
Ｌが用いられていた。

又このリフタＬを用いろ他の理由は、第１図すで示す如
く棒材の外径が異った場合には■形アタッチメント２が
交換できないことから棒材の中心位置を正しく保持する
機能をも兼備させたことによる。

しかるにかかるリフタＬを用いることに付属機器として
センサ等も必要となり、配線、配管作業に多大の出費を
余儀なくされるのみならず、信頼性も低下する欠点があ
った。

本考案は前記欠点を全て除去したもので、以下に本考案
の実施例を図に基いて詳細に説明する。

第２図、第３図はその→りで、第４図〜第６図は異る実
施例である。

まず第２図−１第３図において、■形アタッチメント２
が一定ピッチで平行に設けられたピンチ送りコンベア１
としてのチェインコンベアにそのピンチにて複数個設け
られ、このピンチ送りコンベア１はコンベアフレーム４
上を所定のピンチで間欠送り駆動されろ。

このピッチ送りコンベア１上の■形アタンチメント２の
Ｖ形面２ａには例えば棒状の軸材ａが載置され、この軸
材ａは順次ロボットの掴み位置にあるステーションセン
タへと定ピンチずつ送られる。

この場合ステーションセンタの位置にある軸材はａ′で
示されているが１本考案によればステーションセンタへ
近づくにつれてＶ形アタンチメントの支承面２ａより浮
上し、チェインによって駆動されろように山形固定片３
をステーションセンタ位置におけろコンベアフレーム４
の両側面に対応して固定してあり、この山形固定片３の
山頂部附近を正規の軸材ａの停止位置とし、この部分に
凹部３ａを形設し、この凹部３ａに落下した軸材ａ′は
■形アタッチメント２とは無関係に支承されることにな
る。

第４図から第６図までには山形固定片３を２つの部分片
３／、３／ とじて構成し、コンベアフレーム４に送り
方向に可動に部分片３ ／、 ３ ／に夫々設けた長孔
３ ｂ’にねじγを螺入しである。

６は山形固定片３′の水平調整を容易にするためのガイ
ドレールを示す。

この構成では ２つの部分片３′を横方向に調整するこ
とによって軸材の停止位置を正確かつ簡単に調整しうろ
。

以上の構成においては、Ｖ形アタンチメントが軸材（棒
材）の停止位置にあるステーションセンタに到達した際
にＶ形アタンチメントの停止位置が多少ずれても確実に
所定の停止位置にセントされるので、次工程におけるロ
ボットの掴み位置が極めて正確になる。

又リフタのような高価な装置は全く必要とせず、ただ山
頂付近に凹部を有する山形固定片を設けるのみで、実用
に供し５るので、極めて取付作業も簡単になり、配線、
配管等の工数が嵩むことがなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは従来装置の正面図、第２図は本考案装置
の正面図、第３図はステーションセンタ部での縦断面図
、第４図は異る実施例の要部正面図、第５図はその水平
断面図、第６図はその縦断面図を示す。 図において、１はピンチ送りコンベア、２はＶ形アタッ
チメント、３は山形固定片、３ａは凹部、３′は部分片
を示す。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）ピンチ送りコンベアに複数のアタッチメントを定
   間隔に固定し、このアタッチメントに設けられた凹部に
   棒材を載置して設定停止位置まで移送するものにおいて
   、前記アタッチメント上に載置した棒材が設定停止位置
   に接近するに従いアタッチメントから持ち上げられろよ
   うな形状の山形固定片を設け、この山形固定片の山頂附
   近に前記アタッチメントの棒材載置位置より上位に位置
   する凹部を形成することにより、この凹部に転載された
   棒材が前記アタッチメントとは無関係に正規の停止位置
   に位置するようにしたことを特徴とするピンチ送りコン
   ベア装置。
2. （２）実用新案登録請求の範囲第１項記載のピンチ送り
   コンベア装置において、前記山形固定片を互いに重なり
   部を有する２枚の山形の部分片から構成し、これらの部
   分片の少くとも一方を横方向に移動可能に構成したこと
   を特徴とするピンチ送りコンベア装置。