JPS5823526Y2 - ツイストドリル - Google Patents

ツイストドリル

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Publication number
JPS5823526Y2
JPS5823526Y2 JP17721978U JP17721978U JPS5823526Y2 JP S5823526 Y2 JPS5823526 Y2 JP S5823526Y2 JP 17721978 U JP17721978 U JP 17721978U JP 17721978 U JP17721978 U JP 17721978U JP S5823526 Y2 JPS5823526 Y2 JP S5823526Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tip
cutting
shank
drill
twist drill
Prior art date
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Expired
Application number
JP17721978U
Other languages
English (en)
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JPS5593410U (ja
Inventor
進 能上
秀夫 根岸
Original Assignee
三菱マテリアル株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 三菱マテリアル株式会社 filed Critical 三菱マテリアル株式会社
Priority to JP17721978U priority Critical patent/JPS5823526Y2/ja
Publication of JPS5593410U publication Critical patent/JPS5593410U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はツイストドリルに関するものであって、特に主
切刃の部分に超硬合金製の切刃チップを固着して構成さ
れたツイストドリルに関するものである。
従来、主切刃の部分に超硬合金製の切刃チップを固着し
たツイストドリル(以下、単にドリルという。
)としては第1図乃至第6図に示すように構成されたも
のが知られている。
すなわち、第1図および第2図に示すドリル1は、鋼製
のシャンク2の先端部で、チゼル部3を除いたドリル外
周部に一対の超硬合金製の切刃チップ4をろう付けし、
シャンク2の螺旋溝5の面に対応する面を研摩してこれ
らの面がなめらかに連続するようになすとともにシャン
ク2の先端部に形成したエツジと切刃チップ4の先端部
のエツジとが一直線をなすようにしてここを主切刃6と
したものである。
また、第3図および第4図に示すドリル10は、螺旋溝
11が形成された鋼製シャンク12の先端部に、チゼル
部13および主切刃14が形成された平板状の超硬金製
切刃チップ15をシャンク12の軸線方向に沿って挟み
込んでろう付けしてなるものである。
さらに、第5図および第6図に示すドリル20は、螺旋
溝21が形成され、かつ先端面が中心軸線に垂直な平面
となされた鋼製シャンク22の先端に、前記螺旋溝21
に連続する螺旋溝23が形成され、かつ先端部にチゼル
部24および主切刃25が形成された超硬合金製の切刃
チップ26を接合し、ろう付けしてなるものである。
ところで、上記のように構成された各ドリル1゜10.
20は主切刃6,14,25の一部あるいは全部が超硬
合金化されているから、当該部分の耐摩耗性、耐温度耐
久性等が向上するのであるが、ドリル全体としては各切
刃チップ4,15,26の形状あるいは取付態様により
、それぞれ以下に述べるような欠点がある。
すなわち、第1図および第2図に示すドリル1にあって
は、チゼル部3が鋼のままであるうえ、切刃チップ4を
ろう付けする際にその硬度が低下し、その結果チゼル部
3の耐摩耗性が低下してしまい、またろう付は層の一部
Aが主切刃6の一部となるから超硬合金製切刃チップ4
における主切刃6が当該部分から欠損する場合があり、
これがために信頼性に乏しく、しかも小径ドリルとして
は極めて製造しにくいものである。
また、第3図および第4図に示すドリル10にあっては
、切刃チップ15が平板状をなしていてねじれていない
ために、アキシアルレーキが0度、ラジアルレーキが負
角となり、そのため切削抵抗が大きくなるうえ、切屑生
成も悪く、結局スムースな切削を行うことができない。
さらに、第5図および第6図に示すドリル20にあって
は、シャンク22と切刃チップ26とのそれぞれに螺旋
溝21,23が形成されている関係上、シャンク22と
切刃チップ26とのろう付は面積が小さく、そのために
ろう付は強度が不足して当該ろう付は部分で折損する危
険があり、特に深穴加工時においては切屑とろう付は部
分とが接触することによりろう付けした部分に選択摩耗
が生じ、その結果当該ろう付は部分で折損する危険が更
に高まる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、超硬合金製
の切刃チップを強固に取り付けることができ、しかもス
ムースな切削を行なうことのできるツイストドリルを提
供することを目的とし、その特徴とするところは鋼製の
シャンクの螺旋溝に対応してねじられた超硬合金製の切
刃チップを前記シャンクの先端部に固着した点にある。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第7図乃至第9図中30は高速度鋼あるいは炭素工具鋼
等の鋼からなるシャンクであって、その外周部には従来
のシャンクと同様に2条の螺旋溝31が形成されており
、また先端部は所定の先端角がつくように尖塔形状をな
すように形成されている。
そして、この先端部には前記螺旋溝31とほぼ等しいね
じれ角をもって切込部32が形成されている。
すなわち、この切込部32は図に示すように、一方の螺
旋溝31の外周端から前記先端部の中心部を通り他方の
螺旋溝31の外周端までの間に前記螺旋溝31に沿って
形成されたものである。
そして、この切込部32内に超硬合金製の切刃チップ3
3が挿入、固着されている。
切刃チップ33は前記切込部32とほぼ対応する形状で
あって、すなわち前記螺旋溝31のねじれ角とほぼ等し
いねじれ角となるようにねじられた板状体であって、そ
の先端側には前記シャンク30の先端角とほぼ等しい先
端角がつけら札 これに伴ってその中央部にはチゼルエ
ツジ33aが形成され、さらにこのチゼルエツジ33a
を挟んで点対称となる2稜線に主切刃33bが形成され
ている。
そしてこの切刃チップ33は図に示すように前記切込部
32内に挿入されるとともに所定の歪吸収材(例えば鋼
板金網)を介在させてろう付けされている。
この状態において、切刃チップ33は螺旋溝31と対応
するようにねじられて形成されたものであるから、螺旋
溝31の面とこれに対応する前記切刃チップ33の面と
は一致し、相互に滑らかに連続する面となっている。
しかして上記のように構成されたツイストドリルにあっ
ては、ろう付は面積を大きくとれるから、切刃チップ3
3の接合強度が高く、信頼性の高い工具となり、また主
切刃33bのみならずチゼルエツジ33aも超硬合金化
され、同時に主切刃33bの部分にろう付は層が表われ
ないから、主切刃33bおよびチゼルエツジ33aの耐
摩耗性が向上するとともにこれらが欠損する恐れもない
さらに、切刃チップ33は螺旋溝31に対応してねじれ
たものであるから、アキシャルレーキおよびラジアルレ
ーキを通常のソリッドタイプのツイストドリルのそれと
ほぼ等しい角度に設定することができ、その結果切削抵
抗が小さく、しかも切屑生成もスムースな良好な切削を
行なうことができる。
なお、上記実施例では超硬合金製の切刃チップ33を切
込部32内にろう付けして構成したが、切刃チップ33
の固定手段は特に限定されるものではなく、例えば所定
のボルトにて固定してもよい。
以上説明したように本考案に係るツイストドリルによれ
ば、鋼製シャンクの直径とほぼ等しい幅を有し、かつ螺
旋溝に対応してねじられた超硬合金製切刃チップを前記
シャンクの先端部に固着したから、切刃チップのシャン
クに対する接合面積を大きくとれることによって切刃チ
ップを強固に取り付けることができ、また主切刃のみな
らずチゼルエツジも超硬合金化されるから、これらの部
分の耐摩耗性が向上し、さらにはアキシアルレーキおよ
びラジアルレーキを通常のソリッドタイプツイストドリ
ルのそれとほぼ等しく設定し得るから、切削抵抗が小さ
く、しかも切屑生成がスムーさな良好な切削性能を有す
るツイストドリルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のツイストドリルの正面図、第2図はその
一部省略した側面図、第3図は従来の他のツイストドリ
ルの正面図、第4図はその一部省略した側面図、第5図
は従来の更に他のツイストドリルの正面図、第6図はそ
の一部省略した側面図、第7図は本考案の一実施例の正
面図、第8図は第7図の一部省略した■−■線矢視側面
図、第9図は第7図の一部省略したM−■線矢視側面図
である。 30・・・シャンク、 31・・・螺旋溝、 32・・・切込部、 33・・・切刃チップ、 33a・・・チゼルエツジ、 33b・・・主切刃。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 螺旋溝が形成された鋼製シャンクの先端部に、前記螺旋
    溝のねじれ角とほぼ等しいねじれ角の切込部を前記螺旋
    溝に沿って形成するとともに、前記切込部内に、前記シ
    ャンクの直径とほぼ等しい幅を有し、かつ前記切込部に
    対応するようにねじられて形成された超硬合金製切刃チ
    ップを挿入、固着してなることを特徴とするツイストド
    リル。
JP17721978U 1978-12-22 1978-12-22 ツイストドリル Expired JPS5823526Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17721978U JPS5823526Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 ツイストドリル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17721978U JPS5823526Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 ツイストドリル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5593410U JPS5593410U (ja) 1980-06-28
JPS5823526Y2 true JPS5823526Y2 (ja) 1983-05-20

Family

ID=29186510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17721978U Expired JPS5823526Y2 (ja) 1978-12-22 1978-12-22 ツイストドリル

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JPS5593410U (ja) 1980-06-28

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