JPS5823501Y2 - スポツト溶接用電極チツプ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はスポット溶接用電極スツプの改良に関するも
のである。

一般に、スポット溶接ガンの電極チップはワークに対す
る当接部が加圧通電の繰返しにより損耗するため、七〇
当接部を定期的に研摩して使用し、当接部が所定量摩耗
して使用限度に達すれば、新しいものに取り換える。

しかしながら、現状ではその使用限度を報知するものが
ないために時として過使用になり、当接部の強度不足に
より七〇当接部が変形して加圧力が不足し、その結果、
溶接不良が発生するという問題があった。

この考案は、上記の問題に着目してなされたものであり
、電極チップをわずかに改良するだけで使用限度を知る
ことができるようにしたものである。

図面について説明すればに電極チップ１の冷却水流通穴
２の底部２ａで、かつ該流通穴２の内周２ｂ近くに小孔
３を設けたものである。

この小孔３は、二点鎖線で示すように当接部１ａが所定
量摩耗し使用限度がきたときに開口するものである。

図中４ばアダプタである。

このような電極チップにおいては、使用限度に達すると
小孔が開口して冷却水が漏洩し、作業者は電極チップの
取換えが必要であることを知ることができ、溶接不良の
発生を未然に防止することができる。

なお、上記実施例のように小孔３を冷却水流通穴２の内
周２ｂ近くに設ければ、中央に設けたものと違って当接
部１ａに格別の強度不良をもたらすことがなく、従来同
様の限度まで使用することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の芙施例馨示す電極チップの断面図であ
る。 １・・−・・・電極チップ、１ａ・・・・・・当接部、
２・・・・・・冷却水流通穴、２ａ・・・・・・底部、
３・・・・・・小孔。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）スポット溶接用電極チップにおける冷却水流通穴
   の底部に、当接部が所定量摩耗し使用限度がきたときに
   開口して冷却水が漏洩する小孔を設けたことを特徴とす
   るスポット溶接用電極チップ。
2. （２）前記小孔が冷却水流通穴の内周近くに設けられて
   いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記
   載のスポット溶接用電極チップ。