JPS5823488Y2 - シ−ムヨウセツソウチ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は竪型シーム溶接装置の改良に関するものである
。

従来の竪型シーム溶接装置は作業を自動化する場合、ロ
ボット等を利用したが、溶接するコーナーが鋭角の場合
、ロボットでは製品が逃げ、溶接は困難である。

従ってこの際作業員が手で被溶接物を持って溶接しなけ
ればならないから人件費が嵩む。

本考案の目的は前記従来の欠点を除去することにある。

この目的を達成するため本考案は、水平な軸１′。

２′に一対の同径の回転極板１，２を各々取付けるとと
もに、両回転極板１，２は夫々を周縁部１“。

２′で対向するように左右に並設し、その一方の回転極
板１に他方の回転極板２側に対して押圧力を与える加圧
シリンダ３を装備し、又各回転極板１゜２が前記対向す
る周縁部１”７／で、上向きのみ回転方向を持つよつＩ
Ｃそれぞれを反対方向に回転させる駆動輪４，５を該極
板１，２に接触させ、被溶接部Ｗを両回転極板１，２の
対向周縁部１“７／によりくわえて吊り上げるようにし
たものである。

図中６は駆動輪４，５としてのナールの駆動軸、７は溶
接機本体を示す。

尚、駆動輪としてナール４．５の代りに歯車輪を用いて
も差支えない。

本考案は以上の構造であるから、例えばオートバイのオ
イルタンク等の如く被溶接部Ｗがフランジのように定幅
で突出したものを溶接する場合、その被溶接部Ｗを、左
右に並設した両極板１，２０対向した周縁部１“、ｚ′
でくわえさせて溶接作業を行うと、両極板１，２の回転
に伴ない周縁部１“。

２′の移動方向つまり上方へ被溶接部Ｗを移行させよう
とすることになり、逆に被溶接物の荷重が移動させる力
に対抗するので、被溶接物は移動せず被溶接部Ｗのみ下
から上へ移行し、従って被溶接物が重心間りに回動しな
がら被溶接部Ｗを溶接でき一々手で把持している必要が
ない。

以上の如く、本考案によれば水平軸１’、２’に取付け
た同径の極板１，２を周縁部１“、２“を対向させて左
右に共通し、周縁部１“、２“で上向きの回転方向をも
つようにし、被溶接部Ｗが常時周縁部１“。

２“でくわえて吊り上げられた状態で自動的に回動させ
ながら溶接できるので人手を節約でき、しかも挿着、取
外し操作も両極板の回転で行われ、半径の小さい箇所も
綺麗に溶接できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るシーム溶接装置の一実施例を示した
もので、第１図は正面図、第２図は平面図、第３図は側
面図である。 １，２・・・・・・回転極板、１’、２’・・・・・・
水平な軸、１“。 ２“・・・・・・周縁部、 ３・・・・・・加圧シリンダ、 ５・・・・・・ 駆動輪、Ｗ・・・・・・被溶接部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水平な軸１’、２’に一対の同径の回転極板１，２を各
   々取付けるとともに、両回転極板１，２は夫夫を周縁部
   １“、γで対向するように左右に並設し、その一方の回
   転極板１に他方の回転極板２側に対して押圧力を与える
   加圧シリンダ３を装備し、又各回転極板１，２が前記対
   向する周縁部１“、γで上向きのみ回転方向を持つよう
   にそれぞれを反対方向に回転させる駆動輪４，５を該極
   板１，２に接触させ、被溶接部Ｗを両回転極板１，２の
   対向周縁部１“、γによりくわえて吊り上げるようにし
   たシーム溶接装置。