JPS582334Y2 - 超音波プロ−ブ - Google Patents

超音波プロ−ブ

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Publication number
JPS582334Y2
JPS582334Y2 JP1979055341U JP5534179U JPS582334Y2 JP S582334 Y2 JPS582334 Y2 JP S582334Y2 JP 1979055341 U JP1979055341 U JP 1979055341U JP 5534179 U JP5534179 U JP 5534179U JP S582334 Y2 JPS582334 Y2 JP S582334Y2
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JP
Japan
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blood flow
flow velocity
transducer
blood
vibrator
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979055341U
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English (en)
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JPS55154004U (ja
Inventor
博 古幡
国泰 古平
博治 松本
亮一 菅野
三千雄 大野
洋一 島田
Original Assignee
吉村 正蔵
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Filing date
Publication date
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超音波によって血流速や血流量を測定するよう
にした超音波血流量計測装置に適用して好適な超音波プ
ローブに関する。
本考案の説明に先立ち、まずこの超音波血流量計測装置
について述べる。
脳動脈硬化等の脳血管障害予知に有効な脳循環特性(脳
血管特性)は頚動脈の血管物性を明らかにすることによ
って知ることができる。
即ち、頚動脈の血圧、血流速から求められる流体力学的
インプットインピーダンス特性に、頚動脈系の模擬電気
回路モチ゛ルのインプットインピーダンス特性を近似さ
せ、この電気回路モデ゛ルのパラメータ値から脳循環特
性を測定する。
電気回路モデルとしては変形ウィンドケラセル型モチ゛
ルが使用される。
そのため、血管物性を求めるには先ず、血管径、頚動脈
圧波、血流速(絶対流速)等を与えて、変形ウィンドケ
ラセル型モデルに必要な血管抵抗R1血管慣性値り及び
脳血管容量Cを求め、続いてこれら定数から血管のイン
プットインピーダンス特性を求めることによって解明で
きる。
従って脳循環特性を究明するには上述した血管径や頚動
脈圧波等を知る上で頚動脈の血圧、血流量を測定する必
要がある。
血圧は周知のストレインゲージ型の血圧測定装置を使用
すればよい。
一方、血流量は超音波を利用することにより、非観血的
、無侵襲的に測定することができる。
この装置を、この考案では超音波血流量計測装置という
この計測装置では第1図で示すように超音波プローブ(
トランスデユーサ)3を頚動脈1に当て、超音波連続波
の反射波(ドツプラー信号)を用いて血流速や血流量を
計測し、あるいはこれを波形として表示するものである
が、この場合頚動脈に対する超音波の照射角θTの相異
によって測定値が大幅に相異する。
表−1を参照しながら説明してみよう。
この測定例は血流速が60cnn/secの人血で測定
した場合であり、第1図で示すように血液が矢印a方向
に流れているとき超音波プローブ3を図のように当てた
場合の測定結果である。
この表をみれば明らかなように超音波照射角θ□が60
°のとき最も誤差のない出力(血流速)が得られ、この
照射角θ1を境にして誤差が大きくなる。
この例では照射角60°を中心として±10°変化する
ことによって、測定値は25〜30%程度の変動を示す
このことは超音波照射角θTを表−1のように60°に
常に設定しておかなければ正しい測定結果が得られない
ことを意味する。
しかしながら、実際にこのプローブを操作する場合には
医師等がプローブを手にとり、患者の頚動脈に当てるた
め照射角はまちまちである。
そのためこのプローブより得た血流速は測定の都度異っ
てしまう。
従って測定精度が極めて悪い。この欠点を除去するため
には、血流を測定するに際し、一対のプローブを使用し
、夫々のプローブで同時に得た反射波を利用すればよい
(その理由は後述する)。
この考案はこのように一対のプローブを利用して特に血
流速を測定するようにした超音波プローブの改良に係る
第2図はこの考案に係る超音波プローブの一例であって
、この例は血流速のほかに、血流量も同時に計測できる
ようにするため、血管径の偏位出力を得るための超音波
振動子の設けられた超音波プローブに適用した場合であ
る。
図において、5は角筒状の金属ケースで、6は振動子の
取付板である。
取付板6の所定位置には血流速測定に供する単一の送波
用振動子7が所定の照射角度となるように、取付板6の
平面6aに対し所定の角度をもって取付けられ、そして
この送波用振動子7に対しその前後に一対の受渡用振動
子8A、8Bが取付けられる。
取付は角度は図のように点Pよりの反射波連続波を受渡
できるような角度で、この角度θ8.θ5についての具
体例は後述する。
振動子7,8 A、8 Bは第3図で示すように、−直
線上に位置するように配置されている。
なお、これら振動子7,8 A、8 Bは図のように角
形であって、長さlは測定血管の管径に基いて定められ
る。
管径Dbは最大7〜lQmm程度であるから、10mm
程度の長さに選べばよい。
そして、振動子7.8 A、8 Bとしては固有振動周
波数が5MHzのセラミック振動子が使用される。
送波用振動子7を挾んで一対の受渡用振動子8A、8B
を配すれば、受渡用振動子8A、8Bの夫々に対し、独
立した送波用振動子を使用する必要がなく、また送波用
振動子が1個であれば、照射点Pがずれることもなく、
受渡用振動子8A、8BはいずれもP点の反射波だけを
受波することができる。
血管の径偏位測定用振動子9は受渡用振動子8Bの側方
に配される。
具体的にはこの振動子9は他の振動子と同一配列方向に
位置し、かつ振動子8Bの前方に配されるものである。
そして、他の振動子7と同一照射点となるようにその取
付位置が選定される。
振動子9の取付位置に対応する部分は図のように取付板
6及び補強部材12自体に中空の孔11a、12aが形
成され、ここにバッキング材13が充填され、振動子9
はこのバッキング材13の先端に取付は固定される。
14はバッキング材13を固定するためのネジである。
なお、この振動子9はチタン酸バリウム振動子を使用し
た送受波兼用のもので、10 KHzのパルスにより間
欠的に励振され、その固有振動周波数は6M止である。
超音波プローブ10をこのように構成した場合、血流速
■、は次のようにして求めることができる。
今、第4図で示すように、振動子7と血管1とのなす角
をθ。
、振動子8Aと血管1及び振動子8Bと血管1のなす角
を夫々θ8.θ5とする。
θ、−08−〇を常に所定の角度に保持した状態で血流
を測定すると、体表面に当てる超音波プローブ10の角
度に拘わらず、常にほぼ一定の測定出力を得ることがで
きる。
続いて、第5図を参照しながら上述の理由を説明しよう
振動子7より発射された超音波の反射波即ちドツプラ出
力は頚動脈1を流れる血液の流速と超音波受渡角のコサ
インに比例することは知られている。
即ち、振動子8A、8Bによって受波されたドツプラ出
力S−,Sbは(1) 、 (2)式のようになる。
とすれば、第5図により0点及びD点がABを直径とす
る円の円周上に位置するとき、線分ADによって表わさ
れるドツプラ出力S′8及び線分ACによって表わされ
るドツプラ出力S′5は、夫々受波角度が第4図の場合
と第5図の場合とで相異するので、 のような関係になる。
そして、この第5図において、 である。
線分DBは、ηξ θ、−θ8 θとする と、 で求められるから、結局(6)式で与えられる血流速■
5は となる。
この(8)式に基いて求めた血流速V、の測定値(計算
値)と、測定すべき真の血流速VBとのずれはあまりな
いことが確認された。
(表−2)のデータはθ二15°で、測定すべき真の血
流速■8が60 、0 cm/secと100.0 c
m/secであるときの(8)式による計算値■5を示
す。
このように、2個のプローブを使用すれば、角度依存性
があまり顕著にあられれないことが判った。
依って、測定の都度プローブ10の当接角が変わろうと
も、血流速測定には殆んど影響しない。
角θの採りうる範囲は、特に限定されないが、本例では
θ=20°に選定されている。
そして、上述したようにプローブ単体ではθ、=60’
のとき測定誤差が最も少ないので、振動子7の照射角θ
、は60゜の近傍に選ばれる。
この例ではθ□=65°で、θ855°、θ5=75°
である。
以上説明したように、この考案によれば、単一の送波用
振動子7を挾んで一対の受渡用振動子8A、8Bを配し
たので、送波用振動子7を共用でき、また送波用振動子
7が1つであるから、照射点Pが常に一定となって、こ
の同一点からの反射波に基いて血流速■5を求めること
ができる。
そのため、血流速V、の測定精度を向上させることがで
きる。
また、送波用振動子7を共用することによりプローブの
小型化、コストダウンを図れる。
なお、血流速Vbを求めるための具体的な回路構成は、
この考案とは直接関係がないので省略する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の説明図、第2図はこの考案の一例を示
す超音波プローブの縦断面図、第3図はその底面側の図
、第4図及び第5図はこの考案の説明に供する図である
。 7は送波用振動子、8A、8Bは受渡用振動子、9は送
受波用振動子、5はケースである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 血流速測定のための単一の送波用振動子と、一対の受渡
    用振動子とを有し、上記送波用振動子を挾んで直線上に
    上記受波用振動子が配され、上記送波用振動子により発
    射された連続超音波を上記一対の受波用振動子で夫々受
    波するようにした超音波プローブ。
JP1979055341U 1979-04-24 1979-04-24 超音波プロ−ブ Expired JPS582334Y2 (ja)

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JP1979055341U JPS582334Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24 超音波プロ−ブ

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JP1979055341U JPS582334Y2 (ja) 1979-04-24 1979-04-24 超音波プロ−ブ

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JPS55154004U JPS55154004U (ja) 1980-11-06
JPS582334Y2 true JPS582334Y2 (ja) 1983-01-17

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ID=28951058

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421086A (en) * 1977-07-18 1979-02-16 Shiyouzou Yoshimura Device for measuring blood stream via ultrasonic wave

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS535429Y2 (ja) * 1972-12-29 1978-02-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5421086A (en) * 1977-07-18 1979-02-16 Shiyouzou Yoshimura Device for measuring blood stream via ultrasonic wave

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JPS55154004U (ja) 1980-11-06

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