JPH0347851B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0347851B2
JPH0347851B2 JP4033383A JP4033383A JPH0347851B2 JP H0347851 B2 JPH0347851 B2 JP H0347851B2 JP 4033383 A JP4033383 A JP 4033383A JP 4033383 A JP4033383 A JP 4033383A JP H0347851 B2 JPH0347851 B2 JP H0347851B2
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JP
Japan
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bubble
ultrasonic
internal pressure
section
calculation
Prior art date
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Expired
Application number
JP4033383A
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English (en)
Other versions
JPS59164035A (ja
Inventor
Akira Kitahata
Teruo Usami
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP4033383A priority Critical patent/JPS59164035A/ja
Publication of JPS59164035A publication Critical patent/JPS59164035A/ja
Publication of JPH0347851B2 publication Critical patent/JPH0347851B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、生体組織の内圧を計測する生体組
織内圧計測装置に関するものである。
従来、生体組織の内圧を測定する場合には、第
1図に示すように、侵襲的に測定するのが一般的
であつた。
図において、1は被検査体、2はカテーテルで
あつて、カテーテル2は被検査体1に挿入され、
被測定部分に密着する状態で設けられ、このカテ
ーテル2内に計測機器を密封し、この計測機器に
よつて被測定部分を直接計測するようになつてい
る。
この従来の測定方式では、被検査体1(すなわ
ち、生体)の組織、例えば血管壁を傷つけること
もあり、危険を伴うため、生体組織の内圧計測が
診断、治療にとつて非常に貴重な因子を与える計
測法でありながら、あまり繰返し行なうことは困
難であるという問題があつた。
この発明は上述の従来の問題を解決するために
なされたもので、生体組織内に気泡を発生させ、
この気泡によつて変調された超音波信号を受信
し、受信した信号にもとづき演算処理を施すこと
によつて生体組織の内圧を表示できるようにした
無侵襲な生体組織内圧計測装置を提供することを
目的とするものである。
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。
第2図はこの発明の一実施例を示す概略的なブ
ロツク図で、図において、1は被検査体、3は超
音波探触子、4は超音波送信部、5は超音波受
信、6は超音波受信部5で得た信号を増幅するア
ンプ、7はアンプ6で増幅されたアナログ信号を
デイジタル信号に変換するA/D変換部、8は
A/D変換部7からのデイジタルデータを記憶す
る記憶部、9は記憶部8に記憶されているデータ
に基づいて所定の演算を行なう演算部、10は演
算部9における演算結果(すなわち計測結果)を
表示する表示する表示部、11は被検査体1の被
検査部分に気泡を発生させる気泡発生手段で、こ
の気泡発生手段11は例えば、被検査部分を微小
に振動させる振動装置、又は被検査部分に気泡を
含有する薬剤を注入する注入器等を意味するもの
である。12は制御部で、この制御部12は上記
超音波送信部4、超音波受信部5、アンプ6、
A/D変換部7、記憶部8、演算部9、表示部1
0、および気泡発生部11の各機能を制御するも
のである。
次に、この一実施例の動作を超音波エコー信号
を用いた左心内圧計測を例にして説明する。
第2図において、超音波送信部4によつて探触
子3が制御され、探触子3から超音波が被検査体
1に発射される。そして、被検査体1からの超音
波のエコー信号は探触子3によつて受信される。
この受信は超音波受信部5の制御によつて行なわ
れる。受信されたエコー信号は超音波受信部5に
おいては微弱な信号であるが、アンプ6によつて
増幅され、A/D変換部7によつてデイジタル信
号に変換され、記憶部8へ伝送されて記憶され
る。記憶部8に伝送されたエコー信号は、制御部
12の制御によつて演算部9で演算される。演算
部9で演算された結果は表示部10によつて表示
される。なお、超音波送受信の制御、アンプの特
性制御、A/D変換の条件の設定、記憶部8への
データ伝送、演算部9での演算法、表示部10で
の表示法、および気泡発生手段11のパラメータ
の制御の各々については制御部12から制御でき
るように構成されている。
以下、被検査体として、心臓を対象に、その内
圧を計測する場合の演算部9における演算に関し
て説明する。この演算の一例として超音波による
気泡の共振現象を応用した場合について説明す
る。
気泡発生手段11によつて被検査体1内に発生
した血液中の気泡は、血圧によつて気泡の径が変
化する。その径の変化を検知するため超音波を左
心内の気泡に発射し、その気泡の共振現象によつ
て変調された信号を受信し、演算を行なうことに
よつて内圧に換算し、表示するものである。
ここで、気泡の半径をRとすると、気泡の共振
周波数fmとの関係は fm=(1/2π)(k/m)1/2 =(3γP/δ)1/2/2πR ……(1) (ただし、k:弾性定数 m:δ/4πR γ:比熱の比 P:圧力) となることが知られている。
上記式(1)を、表面張力σの補正を考えると、共
振周波数foは、 fo=fm(g/α)1/2 ……(2) (ただし、d:補正係数 g:表面張力係数 g=1+2σ/P・R−2・α/
3γPR) で表わされることが知られている。
上記式(2)のgとαは定数として近似されるの
で、共振周波数foは次のようになる。
fo∝P1/2/R ……(3) 上記式(3)で示すように、気泡の径と共振周波数
とは所定の関係があり、気泡の径が、左心内圧の
変化によつて変化すれば、第3図に示すように、
共振周波数が変化することが判る。第3図の縦軸
はスペクトラム、横軸は周波数で、実線で示した
ものは内圧P1、気泡半径r1の状態であり、破線で
示したものは内圧P2、気泡半径r2の状態である。
そこで、この周波数を検出すれば、左心内圧が算
出されることになる。
すなわち、上記式(3)と、一般的な次式 P・V=const ……(4) (ただし、V:体積(V=4/3πR3)) R∝P-1/3 ……(5) から、 fo∝P1/2/R=P5/6 ……(6) が導かれる。
上記式(6)の共振周波数foと内圧Pの関係から、
共振周波数を検出することによつて左心内圧の変
化を検出することが可能である。
以上のように、共振周波数と内圧力との関係は
上記式(6)で表されるので、記憶部8によつて記憶
されている超音波信号データを、演算部9におい
てフーリエ変換などの演算を行ない、共振周波数
成分を抽出し、内圧を算出し、表示部10におい
て表示するものである。
なお、上述の実施例では、超音波ビームを被検
査体1に常に一定の関係で照射させるために、探
触子3から発射される超音波ビームの焦点を零か
ら無限大まで可変としている。このようにするこ
とによつて、被検査体1と探触子3との間の距離
が変化しても超音波ビームは常に一定の関係で被
検査体1に照射される。
上述の実施例では、超音波エコー信号を用いた
左心内圧計測について説明したが、同様な方法で
他の生体組織内圧の計測にも応用できる。また、
検出する超音波信号はエコー信号のみならず、第
4図に示すように、探触子3から超音波を発射
し、他の探触子3で透過信号を検出するようにし
ても同様の結果を得ることができる。さらに、気
泡の径を抽出するためには、前述の共振特性を応
用する他に、吸収,散乱,反射などの物理特性を
用いてもよい。さらにまた、表示手段としては他
の計測結果の表示、例えば断層像や心電図、ドツ
プラー血流表示などと同時に表示しても良い。
以上のように、この発明の装置では、無侵襲で
生体組織内圧を計測することが可能となり、繰返
り計測を行なうことが可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の測定方法を示す概略的な構成
図、第2図はこの発明の一実施例を示す概略的な
構成図、第3図は気泡の共振周波数の変化を示す
図、第4図はこの発明の他の実施例を示す概略的
な構成図である。 図において、3は探触子、4は超音波送信部、
5は超音波受信部、9は演算部、10は表示部、
11は気泡発生手段である。なお、図中同一符号
は各々同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被検査体内部の液体中に気泡を発生させる手
    段、上記液体中の気泡発生部分に超音波を発射す
    る手段、上記気泡発生部分を透過した上記超音
    波、または上記気泡発生部分にて反射された上記
    超音波の上記気泡の共振周波数によつて変調され
    た信号を受信する受信手段、上記受信手段によつ
    て受信された信号から上記気泡の共振周波数を抽
    出し上記気泡を取り囲む圧力を算出する演算手段
    とを備えたことを特徴とする生体組織内圧計測装
    置。
JP4033383A 1983-03-09 1983-03-09 生体組織内圧計測装置 Granted JPS59164035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4033383A JPS59164035A (ja) 1983-03-09 1983-03-09 生体組織内圧計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4033383A JPS59164035A (ja) 1983-03-09 1983-03-09 生体組織内圧計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59164035A JPS59164035A (ja) 1984-09-17
JPH0347851B2 true JPH0347851B2 (ja) 1991-07-22

Family

ID=12577692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4033383A Granted JPS59164035A (ja) 1983-03-09 1983-03-09 生体組織内圧計測装置

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Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6432050B1 (en) * 1997-12-30 2002-08-13 Remon Medical Technologies Ltd. Implantable acoustic bio-sensing system and method
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US20060241438A1 (en) 2005-03-03 2006-10-26 Chung-Yuo Wu Method and related system for measuring intracranial pressure
JP5341995B2 (ja) * 2009-06-18 2013-11-13 株式会社日立メディコ 超音波撮像装置及び超音波撮像装置の作動方法

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Publication number Publication date
JPS59164035A (ja) 1984-09-17

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