JPS5823284B2 - 塵芥処理装置におけるコンテナの蓋体脱着装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンパクタとコンテナとよりなる塵芥処理装
置において、コンテナの出入口の蓋体を開閉せしめるコ
ンテナの蓋体脱着装置に関するものである。

一般に、塵芥処理装置には、コンパクタの押出口とコン
テナの出入口とを連通せしめて、該コンパクタとコンテ
ナとを連結し、塵芥をコンテナ内に積込むようにしてい
るものがある。

その−１７パクタの押出手段がスクリューフィーダ式の
ものにおいては、塵芥をコンテナの内部にまで十分押込
むために、スクリューフィーダの先端を押出口より突出
させ、その突出部をコンテナ内に出入口より挿入してコ
ンパクタとコンテナとを連結するようにしている。

従って、その連結時において、コンテナの出入口の蓋体
が障害物になるため、従来、作業者が連結時の前後に上
記蓋体を手動にて開閉するようにしている。

しかし、前記蓋体が鉄板製で、重量物であるため、その
開閉作業は非常に困難であり、且つ危険なものであった
。

本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので、コンパクタ
の押出口に近接した位置に、即ち、コンパクタの前面上
部、或いはコンパクタの前方に昇降自在な係合装置を設
け、コンパクタとコンテナとの近接時に係合装置がコン
テナの蓋体に係合して蓋体を開閉するようにした塵芥処
理装置におけるコンテナの蓋体脱着装置を提供するもの
である。

以下、本発明の構成を実施例について図面に基づいて説
明する。

第１図に示すように、１は塵芥処理装置であって、コン
パクタ２と該コンパクタ２に脱着自在に連結されるコン
テナ３とよりなり、該コンパクタ２に投入された塵芥を
コンテナ３に積込み搬出処理する。

前記コンパクタ２は本体４の上部に投入口５が、前部に
押出口６がそれぞれ開設され、内部に押出手段７が設け
られてなり、前記投入口５にはホッパ８が連設され、前
記押出口６は円形に形成されると共に、シュー１−９が
連設されている。

前記押出手段７は前後方向に設けられたスクリューフィ
ーダ１０であって、シャツＮＯａにスクリュー１０ｂが
螺設され、該シャツＨＯａの後端にて片持ち保持されて
なり、該スクリューフィーダ１０の先端は前記押出口６
より前方に突出している。

更に、前記コンパクタ２は前記本体４の一側方に該コン
パクタ２に塵芥を投入するコレクタ等の反転装置１１が
、下部にコンテナ３の引寄装置１２が、前部両側にコン
テナ３との固縛装置１３が設けられている。

前記コンパクタ２の前方には該コンパクタ２０前後方向
と直交方向に移動するスライダ１４が設けられ、該スラ
イダ１４上に前記コンテナ３が載置される。

該コンテナ３は後部に開閉扉１５がその上端にてヒンジ
１６により保持され、該開閉扉１５には円形の出入口１
７が開設されている。

該出入口１７は前記コンパクタ２との連結時に前記押出
口６に連通し且つ前記スクリューフィーダ１０の突出部
が挿入されるもので、ガイド筒１８が連設されている。

更に、前記開閉扉１５には出入口１７の蓋体１９が上方
より抜差自在に設げられ、該蓋体１９は前記出入口１７
と略同幅に形成されている。

又、前記塵芥処理装置１にはコンテナ３の蓋体脱着装置
２０が設げられ、該蓋体脱着装置２０は第２図に示すよ
うに、コンパクタ２とコンテナ３との近接時に蓋体１９
を開閉せしめるもので、前記コンパクタ２のホッパ８に
係合装置２１が設けられる一方、前記コンテナ３の蓋体
１９に係止部２２が設けられてなる。

上記係合装置２１は外筒２３、内筒２４及びフォーク（
支持部）２５よりなり、該外筒２３は前記ホッパ８の前
面に略垂直に設けられている。

前記内筒２４は外筒２３内に摺動自在に且つ外筒２３の
下方に出没自在に嵌挿され、該内筒２４と外筒２３との
間には伸縮シリンダ２６が接続されている。

前記フォーク２５は前記内筒２４の下端に固着され、前
方に突出している。

前記係止部２２は前記蓋体１９の上端にコ字型部材２７
が上方に突出して固着されてなり、該コ字型部材２７と
蓋体１９の上辺とによりフォーク２５の差込孔２８が形
成されている。

次に蓋体脱着装置２０の作動について説明する。

先ず、コンテナ３をスライダ１４上に載置しく第１図実
線参照）、引寄装置１２によりコンパクタ２側に移動さ
せると、その移動に伴ってフォーク２５の先端が係止部
２２の差込孔２８に挿入される（第３図Ａ点参照）。

この状態において、伸縮シリンダ２６を収縮させてフォ
ーク２５を上昇させると、フォーク２５とコ字型部材２
７とが当接して蓋体１９が上昇しく第３図Ｂ点参照）、
出入口１７が開放される。

尚、この際、蓋体１９は完全に抜かれるものではな（、
その下端は出入口１７の上部にてコンテナ３側に接続さ
れている。

続いて、コンテナ３を引き寄せると、係止部２２はフォ
ーク２５上を摺動移動しく第３図Ｃ点参照）、スクリュ
ーフィーダ１０の突出部は出入口１７よりコンテナ３内
に挿入されると共に、押出口６と出入口１７とが連通し
てコンパクタ２とコンテナ３とが連結される。

また、コンテナ３をコンパクタ２より離脱させる場合は
上記動作を逆に行えばよい。

したがって、コンテナ３の引寄せ動作及び離脱動作の間
は、係合装置２０にて蓋体１９が開放支持されている。

なお本実施例においてはコンパクタ２の上部前面へ係合
装置２０を設けているが、別の基台を設けて、その基台
へ係合装置を設けてもよく、さらに本実施例においては
係合装置２０をフォーク２５としているが、電磁石ある
いはその他の吸着手段により係合装置を構成してもよい
。

また、その場合、内筒２４より水平レール部材を突設し
、該水平レール部材上を転動する車輪を有する台車が、
ワイヤ、索条、リンク等の懸吊部材にて電磁 、石あ
るいはその他の吸着手段を懸吊するようにすることもで
きる。

以」二のように本発明塵芥処理装置におけるコンテナの
蓋体脱着装置によれば、コンパクタの押出口に近接した
位置に昇降自在な係合装置を設け、コンパクタとコンテ
ナとの近接時に係合装置がコンテナの蓋体に係合して該
蓋体を開閉するようにしたために、作業者が大重量の蓋
体を手動にて開閉する必要がないので、その開閉作業を
迅速かつ簡易に行うことができると共に、極めて安全に
作業を行うことができる。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施態様を例示し、第１図は塵芥処理装
置の側面図、第２図は蓋体脱着装置の斜視図、第３図は
作動状態を示す同側面図である。 １・・・・・・塵芥処理装置、２・・・・・・コンパク
タ、３・・・・・・コンテナ、５・・・・・・投入口、
６・・・・・・押出口、７・・・・・・押出手段、８・
・・・・・ホッパ、１０・・・・・・スフＩ） 、：Ｌ
−フィーダ、１７・・・・・・出入口、１９・・・・
・・蓋体、２０・・・・・・蓋体脱着装置、２１・・・
・・・係合装置、２２・・・・・・係止部、２３・・・
・・・外筒、２４・・・・・・内筒、２５・・・・・・
フォーク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 上部に投入口を、前部に押出口を有し、内部に押出
   手段を備えたコンパクタと、前記押出口に連通可能な出
   入口及び該出入口の蓋体を有し前記コンパクタに連結可
   能なコンテナとよりなり、前記コンパクタの先端部をコ
   ンテナ内に挿入して両者を連結する塵芥処理装置におい
   て、前記コンパクタの押出口に近接した位置に、昇降自
   在でかつ前記出入口の蓋体を支持する支持部を有する係
   合装置を設け、該係合装置は、前記コンパクタとコンテ
   ナとの近接時に、前記支持部が前記コンテナの蓋体に係
   合して該蓋体を開閉し、かつ、前記コンテナの引寄せ動
   作及び離脱動作の間前記蓋体を開放支持するように構成
   していることを特徴とする塵芥処理装置におけるコンテ
   ナの蓋体脱着装置。 ２ 押出手段は、前後方向に設けられたスクリューフィ
   ーダよりなり、該スクリューフィーダの先端が押出口よ
   り前方に突出している特許請求の範囲第１項記載の塵芥
   処理装置におけるコンテナの蓋体脱着装置。 ３ 係合装置は、略垂直に固設された外筒と、該外筒内
   に摺動自在に嵌挿された内筒と、該内筒の下端に突設さ
   れたフォークとよりなる特許請求の範囲第１項記載の塵
   芥処理装置におけるコンテナの蓋体脱着装置 ４ 押出口及び出入口は、円形に形成され、蓋体は前記
   出入口と略同幅に形成されている特許請求の範囲第１項
   記載の塵芥処理装置におけるコンテナの蓋体脱着装置。