JPS5823020Y2 - モ−ルド型内燃機関点火装置 - Google Patents

モ−ルド型内燃機関点火装置

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JPS5823020Y2
JPS5823020Y2 JP1978025278U JP2527878U JPS5823020Y2 JP S5823020 Y2 JPS5823020 Y2 JP S5823020Y2 JP 1978025278 U JP1978025278 U JP 1978025278U JP 2527878 U JP2527878 U JP 2527878U JP S5823020 Y2 JPS5823020 Y2 JP S5823020Y2
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JP
Japan
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winding
iron core
substrate
board
internal combustion
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Application number
JP1978025278U
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English (en)
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JPS54127937U (ja
Inventor
福田健児
Original Assignee
国産電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、点火コイルとこの点火コイルの1次電流を制
御する電子部品とを樹脂でモールドしてなるモールド型
内燃機関点火装置に関するものである。
内燃機関用点火装置は耐候性を要求されるため、その主
要部を樹脂でモールドすることが行なわれる。
従来のモールド型内燃機関点火装置においては、モニル
ド十べき部分をケース内に入れてケース内に熱硬化性樹
脂を注型することによりモールドしていたが、熱硬化性
樹脂は硬化するまでに相当の時間を要するため作業能率
が悪くなる欠点があった。
またケース内に樹脂を注型した場合には使用時の熱サイ
クルによる膨張収縮によりケースとモールド部との境か
ら空隙内に湿気が吸い込まれて絶縁劣化の原因となる欠
点があった。
更に注型による場合には電子部品が入り組んでいるよう
な個所に樹脂が十分流れ込まないでモールド部内に気泡
が残ることがあり、この気泡が絶縁耐力を低下させる原
因になることがあった。
そこでこれらの欠点を解消するため、本出願人は先に、
ケースを用いることなく、熱可塑性樹脂の射出成型によ
りモールド部を形成することを提案した。
しか′し点火コイルと1次電流制御回路を構成する電子
部品を実装した基板とを射出成型によりモールドしよう
とすると高い射出圧により基板が移動し、基板とコイル
間の配線が断線したり、基板の一部が外部に露出したり
する不具合があった。
本考案の目的は、電子部品を実装した基板を点火コイル
の鉄心に対して確実に位置決め固定することにより射出
成型時に基板が移動するのを防止して上記の欠点を解消
した内燃機関用点火装置を提供することにある 以下図示の実施例により本考案の点火装置を詳細に説明
する。
第1図において1は帯板状の珪素鋼板を積層してなる角
柱状の鉄心、2は鉄心1に巻装された1次巻線である。
1次巻線2の外周には円筒状の巻枠3に巻回された2次
巻線4が嵌合され、鉄心1.1次巻線2、゛及び2次巻
線4により点火コイルが構成されている。
鉄心1の一方の端部付近には幅広部が設げられて位置決
め部としての段部1aが設けられ、また鉄心1の両端部
には取付孔1b。
1bが設けられている。
一方点火コイルの1次電流を制御する制御回路を構成す
るトランジスタ、ダイオード、コンデンサ、抵抗等の電
子部品5゜5、・・・は第2図に示すような円板状のプ
リント基板6に実装されて所定の回路を構成するように
プリント配線される。
基板6の中央部には鉄心1が丁度嵌合する大きさの正方
形または矩形状の孔6aが設けられ、この孔に鉄心1が
嵌合されている。
基板6は点火コイル巻線2,4の側方に電子部品5が巻
線側に向くようにして配置され、巻線と反対側に位置す
る面が位置決め部としての段部1aに当接されて点火コ
イルの軸線方向に位置決めされている。
また図示の例では点火コイルの2次巻線4の巻枠3の端
部が基板6に当接する位置まで延長され、基板6は巻枠
3の延長された当接部3aと段部1aとの間に挾持され
た状態で位置決め固定されている。
1次巻線2の巻始め端部は鉄心1に接地され、巻終りの
端部はリード線7を介して基板6上の回路の所定個所に
接続されている。
2次巻線4の巻始めの端部は鉄心1に接地され、巻終り
の端部は2次巻線の外周に配置した端子金具8を介して
高圧コード9に接続されている。
基板6上の制御回路の接地端子はリード線10を介して
鉄心1に接地されている。
1次巻線2、巻枠3.2次巻線4及び電子部品5を実装
した基板6は、鉄心1の両端と高圧コード9のみが外部
に露出するように設けられた熱可塑性樹脂の射出成型に
よるモールド部11により一体にモールドされている。
上記の点火装置を製造するに当っては、先ず電子部品5
,5.・・・を実装した基板6の孔6aを鉄心1に嵌合
させ、基板6の孔6aの周縁を鉄心1の段部1aに当接
させて基板6を鉄心1に位置決めする。
次に鉄心1に1次巻線2を嵌装し、更にこの1次巻線2
の外周に2次巻線4を巻回した巻枠3を嵌合させる。
この時巻枠3の当接部3aを基板6に当接させ、巻枠3
を段部1aと当接部3aとの間に挾持した状態で鉄心1
に位置決め固定する。
次にリード線1及び10による各配線を行なった上で、
高圧コード9を接続する。
その後各部を金型内に配置して熱可塑性樹脂でモールド
部を射出成型する。
尚巻枠3の当接部3aは、その内部への樹脂の流入を妨
げないように巻枠の周方向に間隔をあげて設けられてし
る。
上記の実施例では基板6の中央部に孔6aを設げてこの
孔を鉄心と嵌合させるようにしたが、第3図に示すよう
に基板6に一端が外周部に開口するコの字形の切欠き6
aを設けてこの切欠きを鉄心に嵌合させるようにしても
よい。
このようにした場合には、鉄心1に点火コイルの巻線を
装着した後に基板6の取付けを行なうことができる。
上記の例では基板6を円板状に形成したが、必らずしも
円板状に形成する必要はなく、矩形板状等適宜の形状に
形成することができる。
第4図に示したように、鍔付きの樹脂製ボビン12に1
次巻線及び2次巻線を巻回してこのボビンを鉄心に嵌合
させる構造の点火コイルが用いられる場合には、ボビン
12の鍔の端面に一体に突設した突起状の当接部12a
’、12 a’を基板6に当接させることにより基板を
押えるようにしてもよい。
また、鉄心1に段部を設ける代りに鉄心の最外側の積層
鋼板の一部を切り起して起立させ、この起立部を位置決
め部として基板に係合させることにより基板を軸線方向
に位置決めするようにしてもよ(、鉄心に固着したリベ
ット等の突起を位置決め部としてもよい。
上記の実施例に示した点火装置は、鉄心1の両端に磁極
部をそれぞれ取付けて、これらの磁極部を図示しない内
燃機関の出力軸に取付けられた磁石回転子と対向させる
ことにより、1次巻線2に点火電源を兼ねさせる形式の
ものであり、点火位置を定める信号は1次巻線2に誘起
する電圧から得るようじなっている。
そのためモールド部から導出されるリート遍は高圧コー
ド9のみである。
このような形式の点火回路としては、トランジスタをス
イッチ素子とした公知の電流速断形点火回路、例えば点
火コイルの1次巻線に対してコレクタエミッタ回路を並
列接続したトランジスタと、このトランジスタをオンオ
フ制御する制御回路とを備えて、1次巻線の誘起電圧が
立上ったとぎにトランジスタを導通させ、1次巻線の誘
起電圧が一部レベルに達したときにこのトランジスタを
遮断させるようにしたものを用いることができる。
尚採用する点火回路の形式は任意であり、コンデンサ充
放電式の点火回路を用いてもよく、点火電源と点火位置
を定める信号源とを別個に設げる点火回路を用いてもよ
い。
尚点火電源と信号源とを別個に設ける場合には、高圧コ
ード以外にこれらに接続されるリード線が更に導出され
るのは勿論である。
以上のように、本考案によれば、鉄心に位置決め部を形
成するとともに巻線の巻枠に当接部を設けて、基板の孔
または切欠きに鉄心を嵌合させた状態で基板を位置決め
部と当接部との間に挾持させて固定するようにしたので
、基板を巻線の軸線方向と該軸線に直交する方向とに位
置決めして鉄心に強固に固定でき、モールド部の射出成
型時に基板が鉄心に対して移動したり傾斜したりするの
を防ぐことができる。
したがって点火コイルと基板との間の配線が断線したり
基板がモールド部の表面に露出したりするといった問題
が生じるのを防ぐことができ、製品の歩留りを向上させ
ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は本考案
で用いる基板の一例を示す正面図、第3図は基板の変形
例を示す正面図、第4図は点火コイルに鍔付きボビンが
用いられる場合はこのボビンに基板位置決め用の突起を
設けた状態を示す斜視図である。 1・・・鉄心、1a・・・段部、2・・・1次巻銚 3
a。 12a・・・当接部 4・・・2次巻線、5・・・電子
部品、6・・・基板、6a・・・孔、6a・・・切欠き

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鉄心に巻線を巻装してなる点火コイルと、前記点火コイ
    ルの1次電流を制御する回路を構成する電子部品を実装
    した基板とを備え、前記゛塞板の板面を前記巻線の軸線
    と直交させた状態で前記基板を前記巻線の軸線方向端部
    に隣接する位置に配置し、射出成型された樹脂モールド
    部により前記巻線及び基板を被覆したモールド型内燃機
    関点火装置において、前記基板は孔または切欠きを有し
    て絞孔または切欠きに前記鉄心が嵌合され、前記巻線の
    巻枠に前記基板側に突出する当接部が設けられて該当接
    部に前記基板が当接され、また前記鉄心には前記当接部
    と反対の側から前記基板に当接する位置決め部が設けら
    れ、前記基板は前記当接部と位置決め部との間に挾持さ
    れた状態で前記鉄心に位置決め固定されていることを特
    徴とするモールド型内燃機関点火装置。
JP1978025278U 1978-02-28 1978-02-28 モ−ルド型内燃機関点火装置 Expired JPS5823020Y2 (ja)

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JP1978025278U JPS5823020Y2 (ja) 1978-02-28 1978-02-28 モ−ルド型内燃機関点火装置

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JP1978025278U JPS5823020Y2 (ja) 1978-02-28 1978-02-28 モ−ルド型内燃機関点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54127937U JPS54127937U (ja) 1979-09-06
JPS5823020Y2 true JPS5823020Y2 (ja) 1983-05-17

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JP1978025278U Expired JPS5823020Y2 (ja) 1978-02-28 1978-02-28 モ−ルド型内燃機関点火装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039770A (ja) * 1973-07-16 1975-04-12
JPS5114971U (ja) * 1974-07-19 1976-02-03

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5039770A (ja) * 1973-07-16 1975-04-12
JPS5114971U (ja) * 1974-07-19 1976-02-03

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JPS54127937U (ja) 1979-09-06

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