JPS5822746B2 - クリ−ニング装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、感光体表面の残留トナーをブレードによって
掻落して清掃するブレード掻落し方式の複写機のクリー
ニング装置の改良に関する。

ブレード掻落し方式のクリーニング装置は回転ブラシ式
のものに比較してトナーの飛散がなく犬がかりな集塵装
置を必要としないといった長所があり、数多くの複写機
に採用されている。

しかし、従来においては第１図に示すように感光体ａの
表面の残留トナーｂをシリコンゴム等からなるブレード
Ｃによって掻落すとともに掻落したトナーｂを柔軟性を
有する密閉用ローラｄの回転に伴ってトナー収集箱ｅ側
に運ばれたのち、スクレーパｆを介してトナー収集箱ｅ
に収容される構成となっているにすぎない。

したがって、例えば機械の修理、または感光体の清掃、
交換等において感光体ａを複写機本体から取外すと掻落
したトナーｂがこぼれ落ち本体内を汚すという問題があ
る。

本発明は、上記事情にもとづきなされたもので、その目
的とするところは、感光体の取外し動作に連動してブレ
ードの下方に対向し得る補助トナー収集箱を設けること
により本体内の汚れを防止し得るようにした複写機のク
リーニング装置を提供しようとするものである。

以下、本発明の一実施例を第２図および第３図にもとづ
いて説明する。

図中１は感光体２の側部に対向して配設されたクリーニ
ング装置であり、つぎのように構成されている。

すなわち、３は感光体２が定位置にあるとき、この下端
縁が感光体２の表面に圧接して残留トナーｂを掻落すブ
レードであり、この下方には感光体２の表面に転接して
感光体２の回転方向と逆の方向に回転し、上記ブレード
３で掻落したトナーｂを感光体２の表面から運び出す柔
軟性を有した密閉ローラ４が設けられている。

また、密閉ローラ４によって感光体２の表面から離れる
方向に運ばれたトナーｂはスクレーパ５により密閉ロー
ラ４の表面から掻落されてトナー収集箱６に収容される
構造となっている。

一ヒ記トナー収集箱６は密閉ローラ４の下方まで延出す
る傾斜底部６ａを有し、この傾斜底部６ａと密閉ローラ
４との間に樋状の補助トナー収集箱７が位置し得るよう
になっている。

この補助トナー収集箱７は長手方向両端を感光体２の両
端側に位置して設けられた揺動アーム８，８の下端部に
取着することにより支承されている。

上記揺動アーム８，８はブレード３と密閉ロール４との
間に位置して設けられた支軸９，９によつて枢支され、
この枢支部と補助トナー収集箱７の取付部との間に位置
して感光体２の画像非形成部に転接し得るガイドローラ
１０がそれぞれ取着されている。

また、揺動アーム８，８は上端に連結されたスプリング
ＩＬ１１によって密閉ローラ４の回転方向と同じ方向に
回転するよう付勢されている。

なお、１２，１２は揺動アーム８，８の回動規制を行う
ストッパピンであり、１３は補助トナー収集箱７の底部
に形成されたトナー排出用スリットを開閉する開閉板で
ある。

つぎに、上記実施例の動作を説明する。

まず、感光体２が定位置にあるときには、ガイドローラ
１０．１０が感光体２の画像非形成部に転接するため揺
動アーム８，８の下端部はスプリング１１゜１１の付勢
力に抗して押し戻された状態にあり、これらの下端部に
両端部を取着した補助トナー収集箱７は第２図および第
３図イで示すように密閉ロール４とトナー収集箱６の傾
斜、底部６ａとの間に位置している。

また、このとき、ブレード３の下端縁および密閉ローラ
４の周面が感光体２の表面に弾性的に接触した状態にあ
る。

そして、第３図イで示すように感光体２の表面の残留ト
ナーｂはブレード３で掻落されたのち密閉ロール４の回
転に伴って感光体２の表面から運び出され、ついでスク
レーパ５を介してトナー収集箱６内に収容されることに
なる。

また、機械の修理または感光体２の清掃、交換等におい
て感光体２を複写機本体から取外すと同時に第３図口で
示すように揺動アーム８，８がススプリング１１．１１
の付勢力により回動し、補助トナー収集箱７がブレード
３の下方に対向し、感光体２を取外すことによりこぼれ
落ちるトナーｂはこの補助トナー収集箱７内に収容され
、複写機本体内を汚すことがない。

また、補助トナー収集箱７内に収容されたトナーｂは感
光体２を定位置にある状態すなわち第２図および第３図
イの状態において、開閉板１３を引抜いて底部に形成さ
れたトナー排出用スリットを開放することにより、トナ
ー収集箱６に移すことができる。

なお、上述の一実施例において補助トナー収集箱７を樋
状かつ底部にトナー排出中スリットを有する構成とし、
開閉板１３を引き抜くことにより上記スリットを開放し
て収容したトナーｂをトナー収集箱６に移すようにした
が、たとえば第４図・に示すようにしてもよい。

すなわち、補助トナー収集箱７′を断回路り字状に形成
し、感光体２が取外されると同時にブレード３の下方に
位置してトナーｂを受けるよともにトナーｂを傾斜した
平板部７ａを介してトナー収集箱６に移すようにしても
よい。

その他、本発明の要旨を変えない範囲で種々変形実施可
能なことは勿論である。

なお、上述の他の実施例（第４図）の説明において、前
述の一実施例と同一部分は同一の符号を付して説明を省
略する。

本発明は、以上説明したように、感光体表面の残留トナ
ーを掻落すブレードと、上記感光体の取外し動作に連動
してブレードの下方に対向し得る補助トナー収集箱を設
けたものである。

したがって、感光体を取外すことによりこぼれ落ちたト
ナーを補助１゛・ナー収集箱内に収容でき、従来のよう
に本体内を汚すことがないといった効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の概略的構成図、第２図は本発明装置
の一実施例を示す斜視図、第３図イ１口は同実施例のそ
れぞれ異なる動作状態を示す概略的構成図、第４図は本
発明他の実施例を示す概略的構成図である。 １・・・・・・クリーニング装置、２・・・・・・感光
体、３・・・・・・ブレード、４・・・・・・密閉ロー
ラ、６・・・・・・トナー収集箱、７．γ′・・・・・
・補助トナー収集箱、ｂ・・・・・・トナー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 感光体の上昇移動する位置で、この感光体の中心よ
   り上方に配置され、前記感光体表面の残留トナーを掻き
   落すブレードと、このブレードにより掻落されたトナを
   回収する回収部材と、補助回収部材とを具備し、前記補
   助回収部材が前記感光体の取外し動作に連動して前記ブ
   レードの下方に対向する位置に変位することを特徴とす
   るクリーニング装置。