JPS5822497B2 - コ−クガイド車の機体構造 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はコーガイド車の機体構造に関し、その目的と
するところは、コークガイド車の荷重分布を従来炉前プ
ラットホーム上の２本の軌条にて受け、消火車通路を跨
いだ外側に設けるいわゆる第３軌条ではコークガイド車
から消火車通路に張出して設ける炭塵捕集フードの約半
分の荷重を受けるに止まっていた点を改善して、フード
を含むコークガイド車の全荷重を前記３本の軌条にて等
分に分布して受けさせようとするものである。

従来コークガイド車の主要機器であるドアーリフター、
ガイドウェイ、ジャムクリーナー及びフードはすべて台
車上に据付けているので、フードを除く機器が押出しコ
ークス誘導のため前後進作動すると、その負荷は直接前
後の車輪及び軌条に移動して荷重分布のアンバランスを
招いてコークガイド車の円滑な走行を妨げ、一部の軌条
及び車輪を過度に損耗させ、蛇行走行を助長するという
欠点があった。

本発明はこれらの欠点を解消したもので、以下実施例図
面について説明する。

コークス炉１の炉前プラットホーム２上に軌条４．４を
敷設し、該軌条４，４に車輪４’、４’を載嵌して走行
する台車３を配置する。

台車３上には縦柱２０を挾んで上部梁１３゜１３を水平
に取付けている。

上部梁１３．１３はコークス炉１と平行しており、１３
’、１３’は上部梁１３，１３の両端部の下面に接続し
た横梁である。

横梁１３’、 １３’下に内端を並行位置させ、外端に
車輪１２を取付けて消火車５の通路外側に設ける第３軌
条９上に曲折延伸して該第３軌条９に車輪１２を載嵌す
る平行梁７，７を配設し、平行梁７，７の内側水平部間
に骨材２１を張設し、該骨材２１下の横方向に懸吊用レ
ール２２群を並設してドアーリフター１７、ガイドウェ
イ１８、ジャムクリーナー１９を横移動可能に懸吊し、
且つ骨材２１にてフード６の上部を保持し懸吊する。

平行梁７，７の内端は取付孔を設けて、上部梁１３．１
３間より移動自在において垂下する取付板２４．２４に
ピンジヨイント８される。

なお、図において１０はサドル、１１はモーター、１４
はダクト、１５はコネクター、１６はメーンダクトであ
る。

以上により、コークガイド車が搭載するドアーリフター
をはじめとする主要機器は骨材２１下に懸吊され、この
骨材２１を平行梁７，７にて支持するので、平行梁７，
７をピンジヨイント８する取付板２４．２４の位置を移
動することによって軌条４，４及び第３軌条９と載嵌す
る車輪間の負荷圧を変化させることができる。

また、前記して来た主要機器を懸吊することによって、
主要機器の前後移動による負荷は緩和されるから、ピン
ジヨイント８する位置を選定することによって軌条４，
４及び９上の車輪にはゾ平均して荷重を分布させること
ができる。

かようにして、従来問題とされていた各軌条及び車輪の
荷重アンバランスを主要機器の懸吊と、平行梁の内端部
をピンジヨイントすることにより解消したので、コーク
ガイド車は蛇行することなくして、円滑に走行し、一部
の軌条及び車輪が過度に摩滅することも解消される効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は側面図、第２図はフード側より見た正面図、第
３図は主要機器の取付状態を示す正面図、１はコークス
炉、２はプラットホーム、３は台車、４は軌条、５は消
火車、６はフード、７は平行梁、８はピンジヨイント、
９は第３軌条、１０はサドＩル、１１はモーター、１２
は車輪、１３は上部梁、１３′は横梁、１４はダクト、
１５はコネクター、１６はメーンダクト、１７はドアー
リフター、１８はガイドウェイ、１９はジャムクリーナ
ー、２０は縦柱、２１は骨材、２２はレール、２３は支
え骨、２４は取付板である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ コークス炉の炉前プラットホーム上に敷設する２本
   の軌条に載嵌する車輪を有して載上する台車と、台車上
   に縦柱を挾んで上部梁を設けてなるコークガイド車にお
   いて、内端を前記上部梁下に位置させ、外端を消火車通
   路を跨いだ外側に設ける第３軌条上に曲折延伸し車輪受
   けさせる平行梁を設けて、該平行梁間に張設する骨材に
   ドアーリフター、ガイドウェイ、ジャムクリーナー及び
   フードを懸吊し、前記平行梁の内端を上部梁下に垂設す
   る取付板にピンジヨイントしたことを特徴とするコーク
   ガイド車の機体構造。