JPS5822488B2 - ヒ−トシ−ルフイルム - Google Patents
ヒ−トシ−ルフイルムInfo
- Publication number
- JPS5822488B2 JPS5822488B2 JP56151461A JP15146181A JPS5822488B2 JP S5822488 B2 JPS5822488 B2 JP S5822488B2 JP 56151461 A JP56151461 A JP 56151461A JP 15146181 A JP15146181 A JP 15146181A JP S5822488 B2 JPS5822488 B2 JP S5822488B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- sealing
- container
- heat
- heat seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱可塑性プラスチック容器（以下樹脂容器とい
う。
う。
）のヒートシールに適した、易開封性を有するフィルム
に関する。
に関する。
従来より、樹脂容器は、シールパックとして乳製品、氷
菓子等の食品容器用に広く用いられているが、それらの
樹脂容器の封着材料としては、専らホットメルト型接着
剤又は溶剤型接着剤をコーディングしたアルミ箔が用い
られている。
菓子等の食品容器用に広く用いられているが、それらの
樹脂容器の封着材料としては、専らホットメルト型接着
剤又は溶剤型接着剤をコーディングしたアルミ箔が用い
られている。
然しなから、樹脂容器を開封した時に、容器側に残存す
る接着剤は人体に無害とは言い難く、食品衛生上の点か
ら問題となっており、アルミ箔に代るシール材が望まれ
ている。
る接着剤は人体に無害とは言い難く、食品衛生上の点か
ら問題となっており、アルミ箔に代るシール材が望まれ
ている。
本発明者は、上記の点に鑑み、アルミ箔に代えてプラス
チックフィルムを用いた樹脂容器のシール方法につき鋭
意研究した結果、特定の組成を有する熱可塑性樹脂組成
物より造られるフィルムを用いる時は、接着材を用いる
ことなく樹脂容器のシールを行うことができ、然もその
蓋が易開封性を有するので開封時に於いてフィルム又は
容器の□破損を招くことのないという知見により、本発
明を完成するに至った。
チックフィルムを用いた樹脂容器のシール方法につき鋭
意研究した結果、特定の組成を有する熱可塑性樹脂組成
物より造られるフィルムを用いる時は、接着材を用いる
ことなく樹脂容器のシールを行うことができ、然もその
蓋が易開封性を有するので開封時に於いてフィルム又は
容器の□破損を招くことのないという知見により、本発
明を完成するに至った。
即ち、本発明の樹脂容器のヒートシール用フィルムは、
（１）共役ジエン化合物の含有量が４５〜８０重量係で
あるビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物とからなる
熱可塑性ブロック共重合エラストマー、（２）ビニル芳
香族化合物とエラストマーとを混合して重合することに
よって得られるゴム変性重合体及び（３）１０〜５０重
量係のプロピレン系重合体からなることを特徴とするも
のである。
（１）共役ジエン化合物の含有量が４５〜８０重量係で
あるビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物とからなる
熱可塑性ブロック共重合エラストマー、（２）ビニル芳
香族化合物とエラストマーとを混合して重合することに
よって得られるゴム変性重合体及び（３）１０〜５０重
量係のプロピレン系重合体からなることを特徴とするも
のである。
； 本発明でいう樹脂容器とは、ポリスチレン系樹脂、
ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂又は熱可
塑性ポリエステル系樹脂等から成るシートから熱成形し
て得られる容器、或いは積層した積層シートを熱成形す
るか、更には射出成形、射出吹込み成形等の成形方法に
より得られる容器である。
ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂又は熱可
塑性ポリエステル系樹脂等から成るシートから熱成形し
て得られる容器、或いは積層した積層シートを熱成形す
るか、更には射出成形、射出吹込み成形等の成形方法に
より得られる容器である。
又本発明でいう易開封性とは、容器にシールフィルムを
ヒートシール等の方法でシールした場合、その運搬や保
存時には容器の気密性が保たれ、一方開封時には容器や
シールフィルムを破；損することなく、シール界面より
フィルムが容易に開封され得る性状を示すものである。
ヒートシール等の方法でシールした場合、その運搬や保
存時には容器の気密性が保たれ、一方開封時には容器や
シールフィルムを破；損することなく、シール界面より
フィルムが容易に開封され得る性状を示すものである。
又物性的には、１８０度剥離強度の測定で、通常２０ミ
リ巾当り、３００〜３０００．９の剥離強度を有するも
のである。
リ巾当り、３００〜３０００．９の剥離強度を有するも
のである。
次に本発明で蓋材として使用するフ・イルムの組成につ
いて説明する。
いて説明する。
ビニル芳香族化合物と共に共役ジエンとからなる熱可塑
性ブロック共重合エラストマーとしては、ブロック共重
合体中に占める共役ジエン化合物の含有量が４５〜８０
重量係のものが使用される。
性ブロック共重合エラストマーとしては、ブロック共重
合体中に占める共役ジエン化合物の含有量が４５〜８０
重量係のものが使用される。
ビニル芳香族化合物としては、スチレン、α−メチルス
チレン等であり、共役ジエン化合物としては、ブタジェ
ン、イソプレン、ピペリレン等の化合物である。
チレン等であり、共役ジエン化合物としては、ブタジェ
ン、イソプレン、ピペリレン等の化合物である。
更にビニル芳香族化合物とエラストマーとを混合して重
合することにより得られるゴム変性重合体としては、例
えばスチレン−ブタジェングラフト共重合体等であり、
これらを１種以上好ましくは２種以上使用する。
合することにより得られるゴム変性重合体としては、例
えばスチレン−ブタジェングラフト共重合体等であり、
これらを１種以上好ましくは２種以上使用する。
また、プロピレン系重合体としてはアククチツクポリプ
ロピレン、エチレン−プロピレンエラストマー又はエチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合体エラストマー等
が使用される。
ロピレン、エチレン−プロピレンエラストマー又はエチ
レン−プロピレン−ジエン三元共重合体エラストマー等
が使用される。
本発明に使用するフィルム中のプロピレン系重合体の含
有量は、約１０〜５０重量係である。
有量は、約１０〜５０重量係である。
１０重量係未満の時はヒートシール強度が弱く、５０重
量係を越えると、逆にヒートシール強度が強くなり、易
開封性を示さず、然もヒートシール強度の温度変化が大
きく、ヒートシール用フィルムとして適さなくなる。
量係を越えると、逆にヒートシール強度が強くなり、易
開封性を示さず、然もヒートシール強度の温度変化が大
きく、ヒートシール用フィルムとして適さなくなる。
本発明に係るフィルムは、又熱可塑性ポリエステル、ナ
イロン、延伸ポリプロピレン等の熱盤ブロツキンク性の
少ないプラスチックフィルムやアルミ蒸着プラスチック
フィルム、紙、金属箔等とドライラミネート、ウェット
ラミネート、押出しラミネート等の方法により積層して
用いることも出来る。
イロン、延伸ポリプロピレン等の熱盤ブロツキンク性の
少ないプラスチックフィルムやアルミ蒸着プラスチック
フィルム、紙、金属箔等とドライラミネート、ウェット
ラミネート、押出しラミネート等の方法により積層して
用いることも出来る。
以下更に本発明を実施例を以って詳説する。
実施例 １
熱可塑性ブロック共重合エラストマー（商品名「カリフ
レックスＴＲ１１０２Ｊスチレン／ブタジエン比−２８
／７２、シェル社製）１０重量電ゴム変性重合体（商品
名「テンカスチロールＨＩＥ−６」電気化学工業社製）
７０重量％及びアククチツクポリプロピレン（高粘度品
、溶融粘度η２００°Ｃ＝１５００ポアズ以上、三井東
圧社製）２０重量％をブレンドし、これをインフレーシ
ョン法により５０μ厚のフィルムにした後、アルミ蒸着
ポリエステルフィルムを押出ラミネート法で積層し、一
方耐衝撃性ポリスチレン樹脂製シート（８５０μ厚）と
低密度ポリエチレン樹脂フィルム（１５０μ厚）とを積
層したシートを熱成形して得たクリーム容器、及びポリ
スチレン樹脂製シート（８５０Ｊ’ｆ−）を熱成形して
得たクリーム容器を用いてヒートシールテストを行なっ
た。
レックスＴＲ１１０２Ｊスチレン／ブタジエン比−２８
／７２、シェル社製）１０重量電ゴム変性重合体（商品
名「テンカスチロールＨＩＥ−６」電気化学工業社製）
７０重量％及びアククチツクポリプロピレン（高粘度品
、溶融粘度η２００°Ｃ＝１５００ポアズ以上、三井東
圧社製）２０重量％をブレンドし、これをインフレーシ
ョン法により５０μ厚のフィルムにした後、アルミ蒸着
ポリエステルフィルムを押出ラミネート法で積層し、一
方耐衝撃性ポリスチレン樹脂製シート（８５０μ厚）と
低密度ポリエチレン樹脂フィルム（１５０μ厚）とを積
層したシートを熱成形して得たクリーム容器、及びポリ
スチレン樹脂製シート（８５０Ｊ’ｆ−）を熱成形して
得たクリーム容器を用いてヒートシールテストを行なっ
た。
ヒートシールテストは温度１２５℃、１５５℃、１８５
℃、圧力５〜１０ｋｇ／Ｃｒ？Ｌ１シール時間１．６秒
で、日本相互物産社製のカップシーラーを用いて行なっ
た。
℃、圧力５〜１０ｋｇ／Ｃｒ？Ｌ１シール時間１．６秒
で、日本相互物産社製のカップシーラーを用いて行なっ
た。
結果を表−１に示す。
比較例 １〜８
実施例１又は２で用いたものと同一の樹脂又はエラスト
マーを使用して、表−１に示す割合で、実施例１と同様
の方法によりシール材を作製し、ヒートシールテストを
同様に行なった。
マーを使用して、表−１に示す割合で、実施例１と同様
の方法によりシール材を作製し、ヒートシールテストを
同様に行なった。
結果を表−１に示す。
比較例１〜４の２成分系では、オレフィン系容器とのヒ
ートシール温度幅が狭く、又比較例５〜８の２成分系で
は、スチレン系容器とのヒートシール温度幅が狭く、易
開封性ヒートシールフィルムとしての性能を低下させる
。
ートシール温度幅が狭く、又比較例５〜８の２成分系で
は、スチレン系容器とのヒートシール温度幅が狭く、易
開封性ヒートシールフィルムとしての性能を低下させる
。
Claims (1)
- １（１）共役ジエン化合物の含有量が４５〜８０重量係
であるビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物とからな
る熱可塑性ブロック共重合エラストマー、（２）ビニル
芳香族化合物とエラストマーとを混合して重合すること
によって得られるゴム変性重合体及び（３）１０〜５０
重量係のプロピレン系重合体からなるヒートシールフィ
ルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56151461A JPS5822488B2 (ja) | 1981-09-25 | 1981-09-25 | ヒ−トシ−ルフイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56151461A JPS5822488B2 (ja) | 1981-09-25 | 1981-09-25 | ヒ−トシ−ルフイルム |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11007078A Division JPS5536260A (en) | 1978-09-07 | 1978-09-07 | Heat-sealable film |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57123242A JPS57123242A (en) | 1982-07-31 |
| JPS5822488B2 true JPS5822488B2 (ja) | 1983-05-09 |
Family
ID=15519047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56151461A Expired JPS5822488B2 (ja) | 1981-09-25 | 1981-09-25 | ヒ−トシ−ルフイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5822488B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE4001159A1 (de) * | 1990-01-17 | 1991-07-18 | Basf Ag | Siegelfaehige thermoplastische formmasse |
| JP2006306453A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nippon Polystyrene Kk | アルミレス蓋材 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5638338A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Thermoplastic resin composition |
-
1981
- 1981-09-25 JP JP56151461A patent/JPS5822488B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5638338A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-13 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Thermoplastic resin composition |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57123242A (en) | 1982-07-31 |
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