JPS586623B2 - 複合シ−ト - Google Patents

複合シ−ト

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Publication number
JPS586623B2
JPS586623B2 JP53141066A JP14106678A JPS586623B2 JP S586623 B2 JPS586623 B2 JP S586623B2 JP 53141066 A JP53141066 A JP 53141066A JP 14106678 A JP14106678 A JP 14106678A JP S586623 B2 JPS586623 B2 JP S586623B2
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JP
Japan
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weight
resin
heat
composite sheet
block copolymer
Prior art date
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Expired
Application number
JP53141066A
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English (en)
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JPS5569454A (en
Inventor
増井武
長谷川嗣夫
鍋田健司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、合成樹脂複合シートであって、熱可塑性樹脂
の基材層とヒートシール層とから構成した複合シートに
関する。
近年、スチレン系樹脂シートを熱成形した容器に熱可塑
性樹脂フイルムの蓋材を用いて食品を密封包装すること
が行われている。
しかし、この包装に際し、これをヒートシーラによって
直接接着すると密封性はよいが、開封性に劣るので、ホ
ットメルト型や溶剤型の接着剤を塗布した熱可塑性樹脂
フィルムを用いてヒートシールしているが、開封時には
、接着剤が容器に残るという欠点がある。
本発明は、これらの欠点を解決することを目的とするも
ので、特定の合成樹脂を積層した熱可塑性樹脂複合シー
トであり、一般的な熱可塑性フイルムと接着剤を使甲す
ることなく、ヒートシール時の温度が比較的低くてもよ
く、さらにヒートシール温度幅が広くとれ、しかも容易
に剥離することができる複合シートを提供するものであ
る。
本発明は、熱可塑性樹脂を基材層とし、少くともその片
面にヒートシール層を形成させた複合シートから構成さ
れ、そのヒートシール層がビニル芳香族化合物一共役ジ
エン化合物ブロック共重合エラストマー50重量%以下
、ビニル芳香族化合物一共役ジエン化合物ブロック共重
合樹脂70重量%以下、ビニル芳香族系樹脂90重量%
以下及びオレフイン樹脂2.5〜50重量%を主体とす
る混合物からなる複合シートを特徴とする。
本発明の基材層となる熱可塑性樹脂はスチレン系樹脂、
塩化ビニル樹脂、プロピレン樹脂、エチレン樹脂などが
あげられるが、これらから撰ばれた1種以上の樹脂を併
用することも可能である。
次にヒートシール層を形成する熱可塑性樹脂の混合物は
、ビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物との共重合体
のエラストマー領域のもの(以下ブロック共重合エラス
トマーという)及びその樹脂(以下ブロック共重合樹脂
という)領域のものと、ビニル芳香族系樹脂とオレフイ
ン系樹脂とを含有する樹脂混合物からなるものである。
さらに具体的に説明すると、ブロック共重合体エラスト
マーは、ビニル芳香族化合物がlO〜50重量%含有す
るものが好しく、ビニル芳香族化合物はスチレン又はα
−メチルスチレンが、共役ジエン化合物はブタジエン、
イソプレン又はピペリレンが好しい。
ブロック共重合体附脂は、ビニル芳香族化合物は50〜
95重量%を含有するものが好しく、ビニル芳香族化合
物及び共役ジエン化合物については前記したブロック共
重合エラストマーのものと同様である。
ビニル芳香族系樹脂は、スチレン樹脂、ブタジエンゴム
等にスチレンをグラフト共重合させたいわゆる耐衝撃性
スチレン樹脂(HIスチレン樹脂メチルメタアクリレー
トーブタジエンースチレン共重合樹脂(MBS樹脂)、
アクリロニトリルースチレン共重合樹脂(AS樹脂)、
及びアクリロニトリルーブタジエンースチレン共重合樹
脂(八BS樹脂)が好ましく、これらの1種又は2種以
上の混合物である。
オレフイン系重合体はエチレンーαオレフインランダム
共重合体、エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンー
アクリル酸アルキルエステル共重合体、ポリプロピレン
、エチレンープロピレンエラストマー等から選ばれた1
種以上で、ヒートシール層材のブレンド組成中2.5〜
50重量%となる様に用いる。
オレフイン系重合体に用いられるαオレフインとしては
プロピレン、ブテン、ペンテン及びヘキセンが好しい。
エチレンー酢酸ビニル共重合体は酢酸ビニル含量の少い
、例えば5〜35重量%の範囲が好ましい。
エチレンーアクリル酸アルキルエステル共重合体中アク
リル酸アルキルエステル含量は5〜35重量%がよく、
アルキル基としてはエチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル基から選ばれるが、エチル基のものが最も好まし
い。
ポリプロピレンはアタクテイツクの形態が好ましい。
エチレンープロピレンエラストマーには二重結合をもつ
少量の不飽和化合物を含んでもよい。
これらの配合割合は、ブロック共重合エラストマーは5
0重量%以下、好ましくは5〜20重量%であり、50
重量%を越えるとシート表面の粘着性が増加して、シー
トとして巻いた状態で裏面とプロツキングして使用でき
なくなる。
また、ブロック共重合樹脂は、70重量%以下、好まし
くは10〜50重量%であり、70重量%を越えると易
開封性の得られるヒートシール温度条件幅が狭くなる。
次にビニル芳香族系樹脂は90重量%以下であり、この
範囲を越えると易開封性の得られるヒートシール温度条
件幅が狭くなる。
さらにオレフイン系樹脂の範囲は2.5〜50重量%で
あり、この範囲以外では、易開封性の得られるヒートシ
ール温度条件幅が狭くなる。
次に本発明の複合シートは次の方法によって製造する。
即ち、第1の方法として、基材とヒートシール層組成物
を夫々別の押出機で押出し、ダイス内で接合させる共押
出し法があり、この場合共押出しシートをそのまゝ用い
ても更に押出されたシートを一軸ないし、二軸延伸して
用いても何ら差しつかえない。
次の方法として、基材のシートにヒートシール層組成物
を押出コードで接着する方法があるが、この場合に、基
材は無延伸でも延伸してあっても構わないし、押出コー
ト後に延伸してもよい。
更にもう一つの方法としてヒートシール層組成物をあら
かじめフイルム化しておいて押出ラミネート又はドライ
ラミネート等の方法で接着しても本発明を満足する。
なお本発明の複合シートのヒートシール層の厚さは5〜
100μ好ましくは10〜50μ、基体層の厚さは0,
05〜3%好ましくは0.1〜2%である。
しかしこれらに限定されるものではない。以上説明した
とうり、本発明の複合シートは、熱可塑性樹脂を基体層
とし特定の樹脂をヒートシール層とする複合シートから
なるが、これを食品容器とするときは一般的な熱可塑性
樹脂を蓋材としてヒートシールして密封しても容易に開
封することができるという利点がある。
尚、本発明の複合シートから容器を成型するには、真空
成型法や圧空成型法等の一般的熱成型法で十分成型され
る。
実施例 1 基材としてHIポリスチレン(電気化学工業社製[デン
カスチロールHI −E−4J )を、一方ヒートシー
ル層として、エチレンー酢酸ビニル共重合体(三井ポリ
ケミカル社製[エバフレックスP−1905j酢酸ビニ
ル19重量%)35重量%、スチレンーブタジエンブロ
ック共重合体エラストマー(旭化成工業社製「タフプレ
ン」スチレン含量40重量%)10重量%、スチレンー
ブタジエンブロック共重合体樹脂(電気化学工業社製「
デンカクリアレン」スチレン含量80重量%)35重量
%及びHIポリスチレン(電気化学工業社製「デンカス
チロールHI−E−6J )20重量%のブレンド組成
物を準備した。
次いで、65へ押出機(L/D=28)と40へ押出機
(L/D=25)を甲いてT−ダイ共押出法により、幅
400mm,厚みがシート基材層350μ、ヒートシー
ル層10μの複合シートを製造した。
蓋材として厚さ12μのポリエチレンテレフタレート(
PET)と厚さ30μの低密度ポリエチレン(PE)及
び厚さ12μのPETと厚さ50μのHIスチレン樹脂
との複合シートをそれぞれ用いて日本相互物産製ヒート
シーラーにて第1表に示す温度条件でシール幅20へ、
シール圧力0. 5 kg/cm’、シール時間1秒で
ヒートシールした。
その結果、剥離速度20mm/分に於ける180°剥離
の強度を第1表に示す。
比較のために350μのHI−ポリスチレンシートと1
2μのPETと30μのPE,及び12μのPETと5
0μのHIスチレン樹脂をそれぞれ用いて同様にヒート
シールした場合の剥離強度を合せて第1表に示す。
第1表より本発明による複合シートは易剥離性を有する
ことが判る。
なお*印はヒートシール層側の樹脂を示す。
実施例 2 実施例1で用いた複合シートを三和興業社製真空成形機
(PLAVACFE−36PH型)にて30×80×1
50mmの大きさで、つば状のシール幅6%のトレーを
成形した。
このトレーに水200cc充填した後、実施例1と同様
の蓋材でシールし、開封性と落下強度を測定した。
比較の為、HIスチレン樹脂シート350μを用いて同
様に成形し、同様のテストを行なった。
結果を第2表に示す。第2表で、開封性は手で開封し難
易度により判定した。
落下強度は供試体10個を50cm高さからシール面を
下に、コンクリート床面に落下し、水もれのない供試体
の数で表した。
実施例 3 実施例1で使用したと同様の基材を、一方ヒートシール
層としてエチレンーブテン(1)ランダム共重合体(三
井石油化学社製「タフマーA4 0 8 5−ブテン(
1)21重量%)20重量%、スチレンーブタジエンブ
ロック共重合体エラストマー(実施例1で使用したもの
と同じ)10重量%、スチレンーブタジエンブロック共
重合体樹脂(実施例1で使用したものと同じ)50重量
%及びHI−ポリスチレン(実施例1で使甲したものと
同じ)20重量%のブレンド組成物を準備した。
次いで、基材を65へ押出機(L/D=28)により、
T−ダイ法で350μ厚み×20mm幅シートを製造し
た。
一方、上記ヒートシール組成物を75lヘンシエルミキ
サーでブレンド後65%押出機(L/D一22)により
溶融混練後ペレットとした。
このペレットを用いて65%押出機(L/D=28)に
よりインフレーション法で25μ厚さのフイルムを製造
した。
上記基材シ一トとヒートシール層フイルムをウレタン系
接着剤を用いてドライラミネート法ではり合せた。
蓋材として延伸ナイロンフイルム30μ/キャスティン
グポリプロピレン20μ( ONy 30μ/cpp”
20μと表す)及びPET12μ/スチレンーブタジエ
ンブロック共重合体樹脂「デンカクリアレン」50μを
用いて実施例lと同様にテストした。
結果を第3表に示す。尚、易開封性はシール形状や容器
形状等により変化するので、いちがいに定義出来ないが
、剥離強度0.50〜2。
O kg/ 2 0 mmがひとつの目安となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 熱可塑性合成樹脂を基材層とし、少くともその片面
    にヒートシール層を形成させた複合シートから構成され
    、そのヒートシール層がビニル芳香族化合物一共役ジエ
    ン化合物ブロック共重合エラストマー50重量%以下、
    ビニル芳香族化合物一共役ジエン化合物ブロック共重合
    樹脂70重量%以下、ビニル芳香族系樹脂90重量%以
    下及びオレフイン樹脂2.5〜50重量%を主体とする
    混合物からなる複合シート。
JP53141066A 1978-11-17 1978-11-17 複合シ−ト Expired JPS586623B2 (ja)

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JP53141066A JPS586623B2 (ja) 1978-11-17 1978-11-17 複合シ−ト

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JPS5569454A JPS5569454A (en) 1980-05-26
JPS586623B2 true JPS586623B2 (ja) 1983-02-05

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049432B2 (ja) * 1981-02-09 1985-11-01 住友ベークライト株式会社 イ−ジ−ピ−ルフィルムの製造方法
JPS59182732A (ja) * 1983-04-01 1984-10-17 三菱化成ポリテック株式会社 二軸延伸された複合シ−ト
WO2019054397A1 (ja) * 2017-09-12 2019-03-21 出光ユニテック株式会社 積層体、成形体及び成形体の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS508399A (ja) * 1973-05-24 1975-01-28
JPS5032108A (ja) * 1973-07-26 1975-03-28

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