JPS58224746A - 帯電防止性の優れた透明な包装用袋 - Google Patents

帯電防止性の優れた透明な包装用袋

Info

Publication number
JPS58224746A
JPS58224746A JP10797982A JP10797982A JPS58224746A JP S58224746 A JPS58224746 A JP S58224746A JP 10797982 A JP10797982 A JP 10797982A JP 10797982 A JP10797982 A JP 10797982A JP S58224746 A JPS58224746 A JP S58224746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
plasma
packaging bag
organic compound
vinyl chloride
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10797982A
Other languages
English (en)
Inventor
岡野 政次
鷲見 瑞夫
進 上野
野村 洋和
今田 潔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Mitsubishi Kasei Polytec Co
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Mitsubishi Monsanto Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd, Mitsubishi Monsanto Chemical Co filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP10797982A priority Critical patent/JPS58224746A/ja
Publication of JPS58224746A publication Critical patent/JPS58224746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、帯電防止性の優れた透明な包装用袋に関する
ものである。さらに詳しくは、軟質塩化ビニル系樹脂シ
ートよりなり、帯電圧が著しく低く、帯電圧減衰期が著
しく短かく、かつ、透明性の優れた包装用袋に関するも
のである。
塩化ビニル系樹脂フィルム又はシートは、透明性、機械
的強度、耐油性、耐候性等に優れており。
日用品分野(包装用、文具用、玩具用等)、工業用分野
、医療品分野、農業用分野等、各種の分野に広く使用さ
れている。しかしながら、塩化ビニル系樹脂フィルム又
はシートは、他の合成樹脂と同様、帯電しやすいという
問題がある、帯電したフィルムやシートには塵埃が付着
してフィルムの積したフィルムやシートを取り扱う場合
に、人体に衝撃を与える場合があり、これらフィルム又
はシートより製造した容器に半導体集積回路部品のよう
な静電気を嫌う物品を収納すると、製品の特性が変わる
という問題があった。
このような静電気の帯電にともなう問題を排除するため
に、基体の塩化ビニル系樹脂に帯電防止剤を練り込む方
法、フィルムやシート表面に帯電防止剤を塗布する方法
がある。しかしながら、このような従来法によるときは
、帯電防止性を充分なものとすることは困難であるほか
、帯電防止効果の持続性の点でも甚だ不十分であった。
極めて高い帯電防止効果の要求される用途分野例えば静
電気を嫌う半導体素子のような半導体集積回路部品など
を収納すや部製容器の用途には、介 基体の塩化ビニル系樹脂に導電性カーボンブラックを練
り込んだり、フィルム又はシートの表面に金属蒸発を施
したり、スパッタリング法によって金属薄膜を形成する
技術で対処している。
しかしながら、導電性カーボンブラックを練り込む方法
では、フィルムやシートの透明性が損なわれてしまうと
いう欠点があるほか、フィルムやシートの機械的性質1
例えば引張り強さ、引裂き強さ、伸び等が大幅に低下し
てしまうという欠点がある。このほか、塩化ビニル系樹
脂に配合した可塑剤が、フィルム化又はシート化した後
に時間が経過すると、表面にしみ出すが、同時に配合し
たカーボンブラックも表面に浮き出し、これが容器に収
納した被収納物に付着するという問題、カーボンブラッ
クの配合されたフィルム又はシートは、高周波ウエルダ
ーによる接着加工が困難となり、袋状の容器に仕上げる
のが難がしいという問題がある。
他方、フィルムやシートの表面に、金属蒸着法又はスパ
ッタリング法によって金属薄膜を形成する方法では、フ
ィルム又はシートの透明性が損なわれるという問題があ
るほか、基体フィルム又はシートの表面と、金rp4薄
膜との密着性が問題となる。
本発明者らは、かかる状況にあって、軟質塩化ビニル系
樹脂シートの優れた透明性、機械的性質、接着加工性等
を犠牲にすることなしに、半導体集積回路部品などを収
納するのに適した極めて優れた帯電防止効果を具備した
包装用袋を提供すべく税意検討した結果、軟質塩化ビニ
ル系樹脂シート表面を、プラズマ重合性を有しない不活
性ガスのプラズマと、プラズマ重合性を有する有機化合
物とを接触させて重合体の被膜を形成し、このようにし
て得られたシートを加工して得られた包装用袋が好適で
あることを発見し、本発明を完成するに至った。
しかして本発明の要旨とするところは、塩化ビニル系樹
脂100重量部あたり、可塑剤20〜5oiu部を含む
樹脂組成物をシート化し、このシートの少なくとも片面
に、真空下、プラズマ重合性を有しない不活性ガスのプ
ラズマと、プラズマ重合性を有する有機化合物とを接触
させて、V−1表面に有機化合物重合体の被膜を形成し
、このシートより調製した帯電防止性の優れた透明な包
装用袋において、このシートのJIS L 1094の
A法に準拠して測定した帯電圧半減期が1秒以下、JI
Sに6911に準拠して測定した表面抵抗率が109Ω
以下、波長555 ミIJ ミクロンでの光線透過率が
プラズマ処理前のシートの光線透過率の80%以上の値
を示し、前記被膜の厚みが0.01ないし2ミクロンで
あることを特徴とする、帯電防止性の優れた透明な包装
用袋に存する。
以下1本発明の詳細な説明する。
本発明において塩化ビニル系樹脂とは、ポリ塩化ビニル
及び塩化ビニルを主体とする共重合体を意味する。塩化
ビニルと共重合しうるモノマーとしては、ビニルエステ
ル類、ビニルエーテル類、アクリル酸又はメタクリル酸
及びこれらのエステル類、マレイン酸又はフマール酸及
びこれらのエステル類、ならびに無水マレイン酸、芳香
族ビニル化合物、へロゲン化ビニリデン化合物、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、エチレン、プロピレ
ンなどがあげられる。
上記塩化ビニル系樹脂には、樹脂100重量部に対して
20〜80重量部の可塑剤を配合する。
可塑剤の配合量を上の範囲とすると、シートは機械的性
質、柔軟性等の優れたものとなり好ましい。
使用しつる可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジ
ブチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジベン
ジルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジドデシル
フタレート、ジイソデシルフタレート等のフタル酸エス
テル類:アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジ−n−ブ
チル、セパシン酸ジブチル等の脂肪族二塩基酸エステル
類;ペンタエリスリトールエステル、ジエチレングリコ
ールジベンゾエート等のグリコールニスデル類;アセヅ
゛ルリシノール酸メチル等の脂肪酸エステル類;トリク
レジルホスフェート、トリノエニルホスフエート等のり
ん酸エステル類;エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ
油等のエポキシ化部;アセチルトリブチルシトレート、
アセチルトリオクチルシトレート、トリーn−ブチルシ
トレート等のクエン酸エステル類ニトリアルキルトリメ
リテート、テトラ−n−オクチルピロメリテート、ポリ
プロピレンアジベート、その他ポリエステル系等の種々
の構造の可塑剤があげられる。
塩化ビニル系樹脂には、可塑剤のほか、必要に応じて、
通常の各種樹脂添加物1例えば熱安定剤。
滑剤、防曇剤、紫外線吸収剤、顔料、染料等を配合する
ことができる。
使用しうる熱安定剤としては、ステアリン酸カルシウム
、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸鉛。
ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カドミウム、すシ
ノール酸バリウム等の金属石けん類;三塩基性硫酸鉛、
二塩基性亜リン酸鉛、ジブチルすずラウレート、ジブチ
ルすずマレート、ジーn−オクチル丁ずメルカプタイド
、伏メチルすずメルカプタイドのような有機すず化合物
等があげられる。
使用しつる滑剤としては、ステアリン酸、パルミチン酸
、ミスチリン酸等の脂肪酸系滑剤;ステアリン酸アミド
、パルミチン酸アミド、メチレンビスステアロアミド、
エチレンビスステアロアミド等の脂肪酸アミド系滑剤;
ブチルステアレート、ブチルパルミテート等のエステル
系滑剤、あるいはポリエチレンワックス、流動パラフィ
ン等があげられる。
使用しうる防曇剤としては、ソルビタンモノステアレー
ト、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノベン
ゾエート等のソルビタン系界面活性剤;グリセリンモノ
ラウレート、ジグリ少リンモノパルミテート、グリセリ
ンモノステアレートなどのグリセリン系界面活性剤:ポ
リエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレン
グリコールモノパルミテートなどのポリエチレングリコ
ール系界面活性剤;アルキルフェノールのアルキレンオ
キサイド伺加物;ソルビタン/グリセリンの縮合物と有
機物とのエステル等があげられる。
使用しつる紫外線吸収剤としては、ベンゾエート系紫外
線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリ
アゾール系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線
吸収剤、フェニルサリシレート系紫外線吸収剤等に分類
されるものがあげられる。
これら各種樹脂添加物は、通常の配合量5例えば基体塩
化ビニル系樹脂100重量部当り、5重社部以下の範囲
で選ぶことができる。
基体塩化ビニル系梅脂に可塑剤、各種樹脂添加物を配合
するには、通常の混合、配合技術、例えばリボンブレン
ダー、バンバリーミキサ−、ス−パーミキサーその他従
来から知られている配合機。
混合機を使用すればよい。
このようにして得られた樹脂組成物をシート化するには
、それ自体公知の方法、例えば溶融押出成形法(T−ダ
イ法、インフレーション法を含む)、溶液流延法、カレ
ンダー成形法を採用すればよい。
シートの表面は平滑であってもよいし、エンボスが付与
されていてもよい。シートの11さは0.05ないし数
ミリメートルの範囲で選ぶことができる。
本発明においてプラズマ重合性を有しない不活性ガスと
は、プラズマ状態に存在させたとき、いわゆるプラズマ
重合体を形成しないようなガスを意味する。具体的には
、ヘリウム、ネオン、アルゴンなどの不活性ガス;塩素
、塩化水素、シアン化臭素、臭化スズなどのへロゲン化
物;硫黄、亜硫酸ガス、硫化水素などの硫化物;酸素、
アンモニア、−酸化炭素、二酸化炭素、水素などがあげ
られる。これらのガスは単独で使用しでもよいし、混合
して使用してもよい。
本発明においてプラズマ重合性を示す有機化合物とは、
真空下においてガス化しうる有機化合物、好ましくは室
温で0. ] mn Hgの然気圧を示す有機化合物で
ある。具体的にはメタン、エタン、プロパン、あるいは
エチレン、プロピレン等の炭化水素化物及びその塩化物
;メタノール、エタノール、プロパツール等のアルコー
ル類;ぎ酸、酢酸等の有機酸類;アリルアルコール、ア
リルアミン、アリルグリシジルエーテル等のアリル化合
物;ジビニルベンゼン、ビニル酢酸等のビニル化合物;
アクリル酸、メチルアクリレート、2−ジメチルアミノ
エチルアクリレート等のアクリル系化合物;メタクリル
酸、メシルメタクリレート等のメタクリル系化合物;メ
チルアミン、エチルアミン、ピリジン等のアミン化合物
、その他芳香族化合物。
有機けい素化合物、弗素系化合物等があげられる。
これらの有機化合物は単独で使用してもよいし。
2種以上を混合して使用してもよい。
本発明において、シートの表面に有機化合物重合体の被
膜を形成する方法としては、プラズマ発生装置内にシー
トをセットし、不活性ガス及び上記有機化合物ガスを通
気しながら、圧力を0.01〜10トルに保持した後、
電極間に高周波電力、例えば13.56M)Tz、 1
0 〜500Vl)ji!力を印加することによって行
われる。
この場合、不活性ガスのプラズマ中に有機化合物のガス
を通気し、初期のプラズマを安定化することもできるし
、又最初不活性ガスのプラズマによって表面処理した後
、不活性ガス及び有機化合物のガスよりなるプラズマに
よって基体表面に重合処理してもよい。プラズマ重合処
理する時間については、印加する電力によっても相違す
るが、数秒〜数十分で行われる。
プラズマ発生条件としては、例えば電極間に数KHz〜
数百MHzの高周波電力を印加すればよく、放電は有極
放電、無′N、t!!j放電のいづれでも十分な結果が
得られる。
なお、プラズマ処理には上記の方法以外にも種々あり、
例えば放電周波数帯としては低周波、マイクロ波、直流
などを用いることができ、又電極も外部電極のほか内部
電極、コイル型など容量結合、誘導結合のいずれでもよ
い。しかし、どのような方法をとっても放電熱により材
料表面が変質しないようにしなければならない。
上記のように、塩化ビニル系樹脂シートの表面にプラズ
マ処理を施すと、シート表面にプラズマ重合性を有する
有機化合物の重合体被膜が形成される。
この重合体被膜は、厚さが0.01ないし2ミクロンの
範囲であり、重合体被膜の形成されたシートは、JIS
 L 1094のA法(半減期測定法)に準拠して測定
した帯電圧半減期が1秒以下、JIS K 6911に
準拠して測定した表面抵抗率が109Ω以下、波長55
5ミ9ミクロンでの光線透過率がプラズマ処理前のシー
トの光線透過率の80%以上の値を示すようにする。
重合体被膜は、電子顕微鏡を用いて測定することができ
、その厚みは0.01ないし2ミクロンとするのがよい
。厚さが0,01ミクロンより薄い場合は、被膜が薄す
ぎて全体として帯電防止性改良効果が充分に発揮されな
いので好ましくなく、逆に2ミクロンより厚くなると、
被膜が厚すぎて硬くなり、わずかな力学的変形によって
も被膜に亀裂が生じるため、失透して透明性が低下する
ので好ましくない。
本発明に係る包装用袋製造用のシートは、JISL 1
094のA法(半減期測定法)に準拠して測定した帯電
圧半減期が1秒以下、JISK6911に準拠して測定
した表面抵抗率が109Ω以下という性質を満たさない
ときは、このシートから調製した包装用袋は、帯電防止
効果を充分に発揮することができず、又帯電防止効果を
長期間にわたって持続することができないので、好まし
くない。
JIE’lL](194のA法に準拠した帯電圧半減期
が短いということは、シートに高圧の電流を印加しても
長時間帯電し続けることがなく短時間に導電されてしま
うことを意味する。又J工5K6911に準拠し゛C測
定した表面抵抗率が109Ω以下であると、シートに静
電気が発生しても導電されて噂これがシートに蓄積する
ことが極めて少なくなる。
不発明に係る包装用袋を製造するためのシートは、波長
fi55ミ!Itクロンでの光線透過率が、重合体被膜
の形成されていないシートの光線透過率(波長55 F
l ミIJ ミクロンでの)の80%以上の値を示すも
のとする。M冷体被膜が形成されたシートの光線透過率
は、被膜を形成する重合体の種類、被膜の厚み、重合体
被膜を形成する際に採用した条件等によって変わるが1
重合体被膜の形成されていない原シートの光線透過率に
比較して・。
80%より低い値となると、透明性が低下して、好まし
くない。
本発明に係る包装用袋は、上のような性質を有するシー
トをもとにして製造する。重合体被膜が片面にのみ形成
されているシートを用いる場合は。
この被膜が形成されている面を、袋の内側に位置させる
のがよい。袋の構造は、例えば地図やその他の平面状の
物品を収納しつるような平板状であってもよいし、半導
体集積回路部品などを収納しうるような立方体状であっ
てもよい。平板状袋、立方体状袋のいずれであっても、
それ自体公知の製造法例えば、高周波ウエルダーによる
接着法、超音波接着法、熱接着法、接着剤を用いる接着
法等により接着加工し、容易に製造することができる。
本発明に係る包装用袋は、次のような効果を奏し、その
工業上の利用価値は極めて大である。
(1)不発明に係る包装用袋は、これを構成する軟質塩
化ビニル系樹脂シートの少なくとも片面に、プラズマ重
合性を有する有機化合物の重合体被膜が形成されている
ので、シート表面の電気特性、特に帯電防止性に優れ、
かつ、この帯電防止効果の持続性にも優れている。した
がって、静電気を嫌う半導体集積回路部品などを収納す
る包装袋の用途に好適である。
(2)不発明に係る包装用袋は、プラズマ重合性を有す
る有機化合物の重合体被膜を、袋内側に位置させると、
基体シートに配合された低分子物が、袋内側にしみ出て
くることがなく、収納しトにカーボンブラックが配合さ
れていないので。
従来知られている接着技術を採用して、極めて容易に製
造することができる。
(4)本発明に係る包装用袋は、これを構成するシ−ト
が軟質塩化ビニル樹脂よりなるので、収納する物品の形
状に制約をうけることがなl、s0又シートが透明であ
るので、収納して%/する物品σ)確認が容易である。
以下、本発明に係る包装用袋を、実施例6二基づいて詳
細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以
下の例に限定されるものではなV)。
実施例1、比較例1 (シートの貫層製) ポリ塩化ビニル(〒=1050)  100重量部ジ−
n−オクチルフタレート    39 〃エポキシ化大
豆油         3  //バリウムー亜鉛系液
状安定剤      1 〃バリウムー亜鉛系粉末状安
定剤    0,5〃よりなる樹脂組成物をまず調製し
た。次いで、この樹脂組成物を、165℃に加温したカ
レンダーロールに供給して混練したのち、厚さ0.1■
のシートとした。これをシート1という。
(プラズマ処理) シート1をプラズマ発生装置内にセットし、密封後高真
空下に不純1物を除去し、0.1トルの圧力下アルゴン
プラズマで前処理したのち、精製したアリルアミンを導
入、圧力を0.2トルに調整保持しまた。この際のプラ
ズマ化条件は、13.56MHz、400W、30秒と
した。この10940A法に準拠して帯電圧半減期、電
圧印加直後の発生帯電圧1.TI8に69]1  に準
拠して表面抵抗率、JISL 1094のB法に準拠し
て摩擦帯電圧、波長555 ミ’J ミクロンにおける
光線透過率を、それぞれ測定した。その結果を、第1表
に、示す。
(包装用袋の作成) 第1図および第2図に示す要領で包装用袋を作成した。
すなわち、上記シート1およびシート2を、20anX
10(至)の大きさに切断し、それぞれの長辺の中央部
を(シート2の場合は被膜を内側に位置するように)折
り曲げ、シートの三辺のうち二つの辺を5字型に、端部
から5篩の位置で、高周波ウエルダーによって接着し、
包装用袋を多数個作成した。第1図は折り曲げる前、第
2図は折り曲げ高周波接着した状態をそれぞれ示し、l
はシート基体、2は重合体被膜である。
なお、第3図は両面に重合体被膜を設けたシートで作っ
た包装用袋め使用態様を示す部分断面図であり、1はシ
ート基体、2,3は重合体被膜、4は内容物である。
(包装用袋への物品収納試験) 上の方法で作成した袋に、8cmX8cmX3ymの大
きさのポリスチレン製平板を収納し、この袋の上側に2
即の荷重をのせ、50℃の温度条件下で14日間放置し
た。その後、荷重をとり袋から平板を取り出し1袋の重
量、ポリスチレン製平板の重量を測定して、袋からポリ
スチレン平板に移行した低分子物(主に可塑剤)の険を
算出し、】d当りの移行!(trf/)として第1表に
示した。
第  1  表 第1表は、本発明に係る包装用袋製造用のシートは、帯
電性がなく、透明性にも優れており、物品収納部側への
低分子物のしみ出しが少ないことを示している。
実施例2、比較例2 (シートの調製) ポリ塩化ビニル(p−to5o)  100重量部υ−
n−オクチルフタレート   30 〃エポキシ化大豆
油        3 〃バリウムー亜二状安定剤  
     1  〃バリウムー亜鉛系粉末状安定剤  
  0.5〃よりなる樹脂組成物をまず調製した。次い
で、この樹脂組成物を、165℃に加温したカレンダー
ロールに供給して混練したのち、厚さ0.1閣のり一ト
とした。これをレート3という。
(プラズマ処理) シート3をプラズマ発生装置内にセットし、密封後高真
空上不純物を除去した後、空気ガスを通気し圧力を0.
1トルに調整した。次いでエチルアミンを通気し、圧力
Y0.3)ルに調整保持した後13.56MHz、20
0Wの高周波電力を印加し5分間処理した。このように
して得られたシートをシート4という。
シート3およびシート4について、重合体被膜の沖さ、
帯電圧半減期、電圧印加直後の発生、帯電圧、表面抵抗
率、摩擦帯電圧、光線透過率等を、それぞれ測定した。
その結果を、第2表に示す。
(包装用袋の作成) 実施例1、比較例1の場合と同様に、作成した。
(包装用袋への物品収納試験) 実施例1、比較例1の場合と同様とした。
結果を、第2表に示す。
第2表 第2表は、第1表の場合と同様、本発明に係る包装用袋
製造用のシートは、帯電性がなく、透明性にも優れでお
り、物品収納部側への可塑剤のしみ出しが少ないことを
示している。
実施例3 (V−トの製造) 実施例1、比較例1の場合と同じ。
(プラズマ処理) シート1をプラズマ発生装置内にセットし、密封後高真
菟下不純物を除去したのち、窒素ガスを通気し、圧力を
0.2トルに保持した後、継続してN−ビニル−2−ピ
ロリドンを通気し圧力を0.5トルに調整保持した。
この際のプラズマ化条件は、13.5 f3 >JH2
゜100W、20分とした。このようにして得られたシ
ートを、シート5という。
シート5について、重合体の被膜の厚さ、帯電圧半減期
、電圧印加直後の発生帯電圧、表面抵抗率、摩擦帯電圧
、光線透過率等を、それぞれ測定した。その結果を、第
3表に示す。
(包装用袋への物品収納試験) 実施例1の場合と同様とした。結果を、第3表に示す。
第3表 第3表は、第1表及、び第2表の場合と同様、□ 本発明に係る包装用袋製造用のシートは、帯電性が低く
、透明性にも優れており、物品収納部側への可塑剤のし
み出しが少ないことを示している。
なお、実施例、比較例における各データの測定は下記の
条件によって行った。
1、重合体被膜の厚さ:透過型電子1.i’i微岐によ
って測定。日本電子(株)製JEM 100U 2、帯電圧の測定:オネストメーター(宍戸商会)使用
。50%RH,23℃、 5、 OOOV印加 3、表面抵抗率二東亜電波工業(株)製DSM−5]5
A使用。60%RH。
25℃ 4、摩控帯電圧:興亜商会製ロータリースタティックテ
スター使用。60%RH。
25℃。木綿布:200P荷重、 750rpm、1分値 5、光線透過率:日立分光光度l1l−323型使用。
【図面の簡単な説明】
IfH図及び82図は実施例での包装用袋の作成例を示
したもので、IJ1図は折り曲げ前、182図は折り曲
げ高周波接着した状態を示す。また第3図は両面に重合
体被膜を設けたシートで作った包装用袋の使用態様を示
す部分断面図である。 ■・・・ シート基体、 2.3・・・重合体被膜、 4・・・ 内容物。 特許出願人 三菱モンサント化成株式会社第1図 第3図 第1頁の続き 0発 明 者 今田潔 茨城県鹿島郡神栖町大字東和田 1番地信越化学工業株式会社塩 ビ技術研究所内 ■出 願 人 信越化学工業株式会社 東京都千代田区大手町2丁目6 番1号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 16  塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、可塑剤
    20〜80重量部を含む樹脂組成物をシート化し、この
    シートの少なくとも片面に、真空下、プラズマ重合性を
    有しない不活性ガスのプラズマと、プラズマ重合性を有
    する有機化合物とを接触させて、シート表面に有機化合
    物重合体の被膜を形成し、このシートより調製した帯電
    防止性の優れた透明な包装用袋において、このシートの
    JI8’L1094のA法に準拠して測定した帯電圧半
    減期が1秒以下、JI8に6911に準拠して測定した
    表面抵抗率がlO°Ω以下、波長555t!Jミクロン
    での光線透過率がブラの値を示し、前記被膜の厚みが0
    .Olないし2ミクロンであることを特徴とする帯電防
    止性の擾れた透明な包装用袋。
JP10797982A 1982-06-23 1982-06-23 帯電防止性の優れた透明な包装用袋 Pending JPS58224746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10797982A JPS58224746A (ja) 1982-06-23 1982-06-23 帯電防止性の優れた透明な包装用袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10797982A JPS58224746A (ja) 1982-06-23 1982-06-23 帯電防止性の優れた透明な包装用袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS58224746A true JPS58224746A (ja) 1983-12-27

Family

ID=14472902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10797982A Pending JPS58224746A (ja) 1982-06-23 1982-06-23 帯電防止性の優れた透明な包装用袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58224746A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001047821A1 (en) * 1999-12-27 2001-07-05 Corning Incorporated Method of protecting an optical fiber preform using a bag

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753540A (en) * 1980-09-16 1982-03-30 Shin Etsu Chem Co Ltd Surface-treatment of vinyl chloride resin molded article

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5753540A (en) * 1980-09-16 1982-03-30 Shin Etsu Chem Co Ltd Surface-treatment of vinyl chloride resin molded article

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001047821A1 (en) * 1999-12-27 2001-07-05 Corning Incorporated Method of protecting an optical fiber preform using a bag
US6546756B1 (en) 1999-12-27 2003-04-15 Corning Incorporated Method of making an optical fiber, with storage in a new bag

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4373205B2 (ja) テレフタル酸ジオクチル可塑剤から形成されたpvc食品ラップ、その形成方法及びそれを用いた食品包装方法
EP0606765B1 (en) Synthetic hectorite coated flexible film
JPH03183545A (ja) 制電易接着性フイルム、その製造方法及びそれを用いた磁気カード
TW200538520A (en) Electrostatic-proof coating agent and electrostatic-proof film
JPS58224746A (ja) 帯電防止性の優れた透明な包装用袋
JPH1087850A (ja) 導電性深延伸軟質フイルム
JP2005081766A (ja) 導電性包装材料、その製造方法および電子部品用容器
JPS5814454B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂成形品の表面処理方法
KR20200026704A (ko) 대전방지 복층 시트 및 그 제조방법
JP2005126081A (ja) カバーテープ用樹脂組成物、およびこれを用いたカバーテープ、並びに包装体
JPH02255852A (ja) 帯電防止性塩化ビニル系樹脂組成物および成形物
CN106280603A (zh) 一种抗静电透光膜涂料及其应用
JP2654078B2 (ja) 帯電防止樹脂組成物
JPS58225131A (ja) 帯電防止性の優れた塩化ビニル系樹脂製カ−テン
JP2599173B2 (ja) 帯電防止樹脂組成物
JPS58224745A (ja) 事務用品収納用袋状容器
CN110126415A (zh) 一种防静电吸塑胶片及其制备方法
JPH1158630A (ja) クリーンルーム間仕切り用フィルム又はシート
JP2588576B2 (ja) 帯電防止樹脂組成物
JP2727396B2 (ja) 高周波ウエルダー加工用エチレン−アクリル系共重合樹脂フィルム
JPS58225129A (ja) 帯電防止性包装用容器
KR101987760B1 (ko) 대전방지 기능이 있는 실리콘 점착테이프
JP4620372B2 (ja) 軟質制電性樹脂組成物および半導体(半)製品キャリアシート
JP3175658B2 (ja) 塩化ビニル系樹脂成形品
JPH05169601A (ja) 粉末包装用積層体