JPS5822414Y2 - カルダン継手のヨ−クの軸結合装置 - Google Patents
カルダン継手のヨ−クの軸結合装置Info
- Publication number
- JPS5822414Y2 JPS5822414Y2 JP9567478U JP9567478U JPS5822414Y2 JP S5822414 Y2 JPS5822414 Y2 JP S5822414Y2 JP 9567478 U JP9567478 U JP 9567478U JP 9567478 U JP9567478 U JP 9567478U JP S5822414 Y2 JPS5822414 Y2 JP S5822414Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- yoke
- shaft
- free end
- cardan joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカルダン継手のヨークの軸結合装置に関するも
のである。
のである。
従来の装置は第1図に示すようなカルダン継手のヨーク
のねじで軸上に固定していた。
のねじで軸上に固定していた。
このヨークは第1図に示すように、軸にセレーションま
たはスプライン嵌合等で接続し、ねしで緊締されるよう
になっている管状のハブ1と、軸受穴2Aを有しハブ1
から対向して突出した2個の軸受部2とからなり、金属
の薄板をまるめて成形されている。
たはスプライン嵌合等で接続し、ねしで緊締されるよう
になっている管状のハブ1と、軸受穴2Aを有しハブ1
から対向して突出した2個の軸受部2とからなり、金属
の薄板をまるめて成形されている。
ハブ1は裂目3のある管の形状をなし、その自由端4は
折り重ねられ、一方の自由端にはねし穴5が設けられ、
他方には座ぐり7付の円筒穴6が設けられていて、これ
にねじを挿入し、ハブ1を軸上に固定するよう両方の自
由端4を合体し緊締する。
折り重ねられ、一方の自由端にはねし穴5が設けられ、
他方には座ぐり7付の円筒穴6が設けられていて、これ
にねじを挿入し、ハブ1を軸上に固定するよう両方の自
由端4を合体し緊締する。
しかし、この場合でも、前記裂目3は密着しない。
カルダン継手に荷重がか・ると、軸受穴2Aに嵌合した
軸受(図示せず)を介してトルクがヨークに伝達され、
軸受部2は矢印A方向に、或は反矢印方向に動き、この
ためハブ1の自由端4が各々相反する軸方向の動きを生
じ、長期間使用していると、この動きによりねじがゆる
みやすくなり、このため更に自由端4の相対変位が大き
くなり、裂目3の反対位置でハブ1に割れを生じ、早期
に破損するという欠点があった。
軸受(図示せず)を介してトルクがヨークに伝達され、
軸受部2は矢印A方向に、或は反矢印方向に動き、この
ためハブ1の自由端4が各々相反する軸方向の動きを生
じ、長期間使用していると、この動きによりねじがゆる
みやすくなり、このため更に自由端4の相対変位が大き
くなり、裂目3の反対位置でハブ1に割れを生じ、早期
に破損するという欠点があった。
従来よりこの解決策として、(イ)ねじの締付トルクを
大きくする。
大きくする。
(ロ)ハブの破損発生部の長さまたは肉厚を増す。
等が行なわれてきたが、(イ)の場合、矢印B方向の過
大な変形が生じ、このため軸受に過大なこじれ荷重が加
わり、軸受の寿命低下をまねき、必ずしも効果をあげな
かった。
大な変形が生じ、このため軸受に過大なこじれ荷重が加
わり、軸受の寿命低下をまねき、必ずしも効果をあげな
かった。
(ロ)の場合には、自動車等に使用される場合、スペー
ス的に長くまたは厚く出来ない場合が多く、また板金加
工でヨークを作る場合にはハブの破損発生部のみ板厚を
増す事は困難であり、全体の板厚を増す事は所定のジヨ
イント角が取れない場合が生ずる。
ス的に長くまたは厚く出来ない場合が多く、また板金加
工でヨークを作る場合にはハブの破損発生部のみ板厚を
増す事は困難であり、全体の板厚を増す事は所定のジヨ
イント角が取れない場合が生ずる。
リーマボルトを使用してヨークの動きを防止する事も考
えられるが、ヨークの動きをボルトで受けるためゆるみ
やすく、やはり前記締付トルクを大きくしなければなら
ない。
えられるが、ヨークの動きをボルトで受けるためゆるみ
やすく、やはり前記締付トルクを大きくしなければなら
ない。
本考案はハブの自由端の折重部を切除し、自由端の長さ
を縦来の折り曲げ個所までの短いものとして、段付ボル
トで緊締し、段付ボルトの段部端面と一方の自由端とで
衝合するようにして折重部を除いたことによる強度不足
を補完し、かつ従来のカルダン継手のヨークの軸結合装
置の欠点を解消したものである。
を縦来の折り曲げ個所までの短いものとして、段付ボル
トで緊締し、段付ボルトの段部端面と一方の自由端とで
衝合するようにして折重部を除いたことによる強度不足
を補完し、かつ従来のカルダン継手のヨークの軸結合装
置の欠点を解消したものである。
これを図の実施例について説明すると、第2図ないし第
4図の第1の実施例において、ヨークは従来と同様に金
属の薄板をまるめて成形されたハブ11と軸受部12と
からなり、ハブの自由端14は第3図において軸受穴1
2Aに対し直角方向にのびているので、ハブ11は断面
がほぼU字形になっている。
4図の第1の実施例において、ヨークは従来と同様に金
属の薄板をまるめて成形されたハブ11と軸受部12と
からなり、ハブの自由端14は第3図において軸受穴1
2Aに対し直角方向にのびているので、ハブ11は断面
がほぼU字形になっている。
自由端14の一方には大径の円筒穴15が設けられ、他
方の自由端14には小径の円筒穴16が縁けられかつ円
筒穴14とねじ穴が同心になるようにナツト13が外側
面に溶接されている。
方の自由端14には小径の円筒穴16が縁けられかつ円
筒穴14とねじ穴が同心になるようにナツト13が外側
面に溶接されている。
また、各々の自由端14の同じ側には、それぞれの円筒
穴15.16と同心の座ぐり17および大径、の円筒穴
15と同径の座ぐり18が設けられており、一方の座ぐ
り17の底面から他方の座ぐり18の底面までの寸法を
図4に示す段付ボルト20の大径部の長さより大にし、
段付ボルトの段部端面20Aと座ぐり18の底面との間
に隙間lが生ず、るようにする。
穴15.16と同心の座ぐり17および大径、の円筒穴
15と同径の座ぐり18が設けられており、一方の座ぐ
り17の底面から他方の座ぐり18の底面までの寸法を
図4に示す段付ボルト20の大径部の長さより大にし、
段付ボルトの段部端面20Aと座ぐり18の底面との間
に隙間lが生ず、るようにする。
ハフ゛11の内面にはセレーションまたはスプライン1
9が設けられており、自由端の2個の円筒穴15.16
およびナツト13のねし穴に段付ボルト20を嵌合し、
締付けると、段付ボルト20の頭部が座ぐり17に接し
た時点では他方の座ぐり18の底面と段付ボルトの段部
端面20Aとの間には隙間lがあるが、さらに締付ける
と隙間lが先ずなくなり、座ぐす18の底面と段付ボル
トの段部端面が衝合密着し、ハブ11の内面に嵌合した
軸21はハブ11に固定される。
9が設けられており、自由端の2個の円筒穴15.16
およびナツト13のねし穴に段付ボルト20を嵌合し、
締付けると、段付ボルト20の頭部が座ぐり17に接し
た時点では他方の座ぐり18の底面と段付ボルトの段部
端面20Aとの間には隙間lがあるが、さらに締付ける
と隙間lが先ずなくなり、座ぐす18の底面と段付ボル
トの段部端面が衝合密着し、ハブ11の内面に嵌合した
軸21はハブ11に固定される。
なお、軸21には段付ボルト20と干渉しないようにす
るため、軸方向の適当な長さにわたり切り欠きが設けら
れており、切り欠きの軸方向の端部はヨークが軸方向に
移動したとき段付ボルト20と干渉してストッパとなる
が、切り欠きの横断面形状は第4図に示されている。
るため、軸方向の適当な長さにわたり切り欠きが設けら
れており、切り欠きの軸方向の端部はヨークが軸方向に
移動したとき段付ボルト20と干渉してストッパとなる
が、切り欠きの横断面形状は第4図に示されている。
第5図の第2の実施例は、ハブの自由端24の一方に直
接ねし穴をけ、これに段付ポル) 20をねじ込んだも
のであるが、座ぐりも設けていない。
接ねし穴をけ、これに段付ポル) 20をねじ込んだも
のであるが、座ぐりも設けていない。
この場合には、一方の自由端24の側面と段付ボルトの
段部端面20Aとの間に締付けると密着する隙間lを設
ける。
段部端面20Aとの間に締付けると密着する隙間lを設
ける。
この実施例は、座ぐり加工やナツト溶接等の加工が無い
利点があるが、隙間lの精度が第1の実施例より劣るし
、ハブの板厚も大きくしないとねじ穴の強度が不足する
。
利点があるが、隙間lの精度が第1の実施例より劣るし
、ハブの板厚も大きくしないとねじ穴の強度が不足する
。
その場合には、自由端24のねじ穴のかわりに、段付ボ
ルト20のねじ部を第1の実施例同様に長くして、ハブ
とは別体に□なったナツトにねじ込めばよい。
ルト20のねじ部を第1の実施例同様に長くして、ハブ
とは別体に□なったナツトにねじ込めばよい。
また、段付ボルト20は、首下部を等径にし、円筒形の
カラーを首下部に外嵌して段部端面を具えた別体構造の
段付ボルト(図示せず)にしてもよい。
カラーを首下部に外嵌して段部端面を具えた別体構造の
段付ボルト(図示せず)にしてもよい。
なお、実施例では、ハブ11および軸21はセレーショ
ンまたはスプラインを設けたものを示したが、これより
も確実性が劣る結果とはなるがセレーション等はかなら
ずしも必要ではなく、また、工数を多く必要とするがハ
ブ11および軸21の嵌合面の断面形状を非円形にする
ことも可能である。
ンまたはスプラインを設けたものを示したが、これより
も確実性が劣る結果とはなるがセレーション等はかなら
ずしも必要ではなく、また、工数を多く必要とするがハ
ブ11および軸21の嵌合面の断面形状を非円形にする
ことも可能である。
以上のように構成した本考案のカルダン継手のヨークの
軸結合装置は、締付ボルト20を締付けると、段付ボル
トの段部端面と自由端に設けた座ぐりの底面あるいは自
由端の側面とが密着し、ハブに軸を強固に固定する。
軸結合装置は、締付ボルト20を締付けると、段付ボル
トの段部端面と自由端に設けた座ぐりの底面あるいは自
由端の側面とが密着し、ハブに軸を強固に固定する。
この際、2個の自由端は段付ボルトの大径部を介して密
着するので、これ以上の変形を生じない。
着するので、これ以上の変形を生じない。
このため、こじれによる軸受寿命やボルトのゆるみによ
るハブの寿命低下を防止できる効果がある。
るハブの寿命低下を防止できる効果がある。
また、自由端は折り重ねや折り曲げがなくかつ長さも短
いので、(イ)プレス工数が減少する。
いので、(イ)プレス工数が減少する。
(ロ)重量が軽減される。(ハ)衝合密着により強度が
向上する。
向上する。
等のコスト及び重量軽減の効果もある。
第1図は従来技術を示し、第2図のII!7 !uI線
における横断面図に相当する断面図、第2図ないし第5
図は本考案の実施例で、第2図はヨークの正面図、第3
図は第2図のIII −II線における横断面図、第4
図は軸受部12の図示を省略し、段付ポル) 20およ
び軸21をヨークに嵌合した状態を示す第3図に相当す
る横断面図、第5図は他の実施例を示す第4図に相当す
る横断面図である。 符号の説明 1,11 :ハブ、2,12 :軸受部、
3:裂目、4,14,24 :自由端、5:ねじ穴、6
,15,16 :円筒穴、7,17,18 :座ぐり、
13:ナツト、19ニスプライン、20:段付ボルト、
21:軸。
における横断面図に相当する断面図、第2図ないし第5
図は本考案の実施例で、第2図はヨークの正面図、第3
図は第2図のIII −II線における横断面図、第4
図は軸受部12の図示を省略し、段付ポル) 20およ
び軸21をヨークに嵌合した状態を示す第3図に相当す
る横断面図、第5図は他の実施例を示す第4図に相当す
る横断面図である。 符号の説明 1,11 :ハブ、2,12 :軸受部、
3:裂目、4,14,24 :自由端、5:ねじ穴、6
,15,16 :円筒穴、7,17,18 :座ぐり、
13:ナツト、19ニスプライン、20:段付ボルト、
21:軸。
Claims (1)
- 金属の薄板をまるめて成形されており、軸21に固定さ
れるようになっている断面がほぼU字形のハブ11と、
軸受穴12Aを有しハブ11から対向して突出した2個
の軸受部12とからなり、軸受穴12Aに対し直角方向
に対向して伸びたハブの自由端24は段付ボルト20で
ハブ11を軸21上に固定するため緊締し得るようにな
っているカルダン継手のヨークと、前記軸21と、前記
段付ポル) 20を備え、段付ボルトの段部端面20A
とハブの一方の自由端24とを衝合密着させてヨークを
軸21に固定したことを特徴とするカルダン継手のヨー
クの軸結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9567478U JPS5822414Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | カルダン継手のヨ−クの軸結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9567478U JPS5822414Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | カルダン継手のヨ−クの軸結合装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5514120U JPS5514120U (ja) | 1980-01-29 |
JPS5822414Y2 true JPS5822414Y2 (ja) | 1983-05-13 |
Family
ID=29028838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9567478U Expired JPS5822414Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | カルダン継手のヨ−クの軸結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822414Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2146122A1 (de) * | 2008-07-18 | 2010-01-20 | VAT Holding AG | Vakuumventil und Verschlussteller für ein Vakuumventil |
JP5201037B2 (ja) * | 2009-03-18 | 2013-06-05 | 株式会社デンソーウェーブ | ロボットのシャフトに対するフランジ取付構造 |
-
1978
- 1978-07-13 JP JP9567478U patent/JPS5822414Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5514120U (ja) | 1980-01-29 |
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