JPS6322250Y2 - - Google Patents

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JPS6322250Y2
JPS6322250Y2 JP1980157924U JP15792480U JPS6322250Y2 JP S6322250 Y2 JPS6322250 Y2 JP S6322250Y2 JP 1980157924 U JP1980157924 U JP 1980157924U JP 15792480 U JP15792480 U JP 15792480U JP S6322250 Y2 JPS6322250 Y2 JP S6322250Y2
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JP
Japan
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connecting bolt
joint
length
joint pipe
female threaded
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JP1980157924U
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JPS5780527U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、例えば鉄筋コンクリート造,鉄骨鉄
筋コンクリート造の建築物を建築する場合の、主
筋の継手部構造に関するものである。
従来の技術 鉄筋を連結する構造の従来の第1例は、2つの
同一長の継手パイプを使用し、この継手パイプの
それぞれの後方開口には接続すべき鉄筋の先端を
挿入して圧着し、前方開口の中空部には同一方向
に同一長の雌ネジ部(ネジ孔)を刻設してあり、
この2つの継手パイプの一方には中央部につかみ
部を形成した1本の連結ボルトの一端を予め回転
させて螺入しておき、次にこの連結ボルトの他端
を継手パイプネジ孔に螺入し、これによつて二つ
の継手パイプを1本の連結ボルトによつて連結す
るものがあつた(例えば特公昭53−41886号公
報)。
また従来の第2の例として、一方の継手パイプ
(ナツト)を他方の継手パイプより長くして、長
い方の継手パイプに螺入した連結ボルトの先端
を、短い方の継手パイプに螺入させるもので、こ
の連結ボルトには回動用ナツトを固着したものが
ある(特公昭55−32136号公報)。
考案が解決しようとする問題点 しかし前記の第1の従来例では、連結ボルトの
中央部につかみ部を形成する煩雑さがあるばかり
でなく、このつかみ部が継手パイプより外方に露
出している時はスパナなどで挟んで回転できる
が、つかみ部が継手パイプのネジ孔内に位置して
いる時は、この連結ボルトの回転が困難である。
また二つの継手パイプのネジ孔の長さが同一に形
成してあり、このつかみ部を有する連結ボルトが
螺入してあるため、2つの継手パイプの先端面間
隔が広くなり、引張および圧縮荷重を受けると連
結ボルトのネジ部にガタつきが生じ、所定の耐力
が維持できないことがある。
また前記の第2の従来例では、連結ボルトに回
動用ナツトを固着させる作業が極めて煩雑であ
り、連結ボルトは短い方の継手パイプの雌ネジ部
の中間まで螺入されるものであるが、最小継手間
隔において、回動用ナツトの厚さと一方の固定用
ナツトとの間隔分だけ余分なあき寸法を必要と
し、コンパクトな継手部に適用できない欠点があ
る。その分コスト的に高くなり、作業工程が面倒
である。さらにコンクリートに埋設されているナ
ツトと鉄筋との螺入状態が完全に固定されていな
いため、一方の固定用ナツトを締付ける時トルク
力によつては、このナツトとコンクリートとの付
着切れにより回転してしまうおそれがある。
そこで本考案の目的は、連結の形状を簡単にし
かつその回転を容易にし、継手パイプの長さを必
要最低限にし、しかも鉄筋と継手パイプは圧着、
継手パイプと連結ボルトとはトルク導入により緊
結させ、連結される鉄筋の母材強度と同等以上
に、しかも降伏点から破断に至る過程まで、スベ
リをなくした良好な靭性,耐力の保障を可能と
し、施工性,安全性を向上させ、精度も向上さ
せ、さらに材料費および加工費のダウンを可能と
する鉄筋の継手部構造を提供することにある。
問題点を解決するための手段 そこで上記目的を達成するため本考案の特徴
は、先端面が対向し接続すべき二つの鉄筋A,B
の夫々の先端部が、二つの継手パイプ1,2の後
端開口に挿入し圧着されており、また二つの継手
パイプ1,2の前部には、相互に同一方向に雌ネ
ジ部3,4が刻設してあり、雌ネジ部3,4に
は、外周に全長に亘つて同一ピツチのネジが刻設
してある連結ボルト5の両端がほぼ均等に螺合状
態にある。
また連結ボルト5には、固定用ナツト6が螺合
し、この固定用ナツトは一方の継手パイプ1の先
端開口端面に圧接しているものである。
さらに連結ボルト5には、固定用兼送り出し用
ナツト7が螺合し、このナツト7は他方の継手パ
イプ2の先端開口端面に圧接しているものであ
る。
そして一方の継手パイプ1は、他方の継手パイ
プ2よりも連結ボルト5の送り出し分だけ短く、
また一方の継手パイプ1に形成された雌ネジ部3
の長さは、他方の継手パイプ2に形成された雌ネ
ジ部4の長さより、上記連結ボルト5の送り出し
分だけ短いものである。
作 用 したがつて鉄筋A,Bの連結作業は、予め連結
ボルト5は長い方の継手パイプ2の雌ネジ孔4
に、その最終ピツチ近くまで螺入しており、この
連結ボルトには、予め固定用ナツト6と固定用兼
送り出し用ナツト7が螺着してある。そして両ナ
ツト6,7をともに継手パイプ2の前端面で互い
に密着するまで回転させる。そこでナツト6,7
の双方を逆転させると、送り出し作用をするナツ
ト7の作用により連結ボルト5は連動回転し延出
する。この回転作業を継続していると、連結ボル
ト5は継手パイプ1のネジ孔3に螺合する。連結
ボルト5が十分にネジ孔3に螺入していき、この
ネジ孔の最終ピツチ近くまで螺入したとき、固定
用ナツト6の方は継手パイプ1の開口端面に押圧
状態に密着させ、その後固定用兼送り出し用ナツ
ト7のみを逆転させ、継手パイプ2の先端端面に
まで戻し、この端面に強く密接させ、これによつ
て連結ボルト5を固定し、継手パイプ1,2を連
結するものである。
実施例 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図において、先端面が対向し、接続すべき
鉄筋A,Bの夫々の接続部は、継手パイプ1,2
の後方開口が被嵌し外周より圧着固定してある。
また両継手パイプ1,2の中空部前部には、相互
に同一方向に雌ネジ部(ネジ孔)3,4が刻設し
てある。ネジ孔3,4には、外周に全長に亘つて
同一ピツチのネジが刻設してある連結ボルト5の
両端部が、ほぼ均等に螺合するものである。
そして一方の継手パイプ1の長さは、他方の継
手パイプ2よりも連結ボルト5の送り出し分だけ
短くなつている。
またネジ孔3と4との長さを比較すると、ネジ
孔3の方がネジ孔4よりも約半分近く短くなつて
いるが、これは一方のネジ孔3の長さは、他方の
ネジ孔4の長さよりも、連結ボルト5の送り出し
分だけ短くなつており、この一方のネジ孔3に
は、鉄筋A,Bが連結される前は、連結ボルト5
の先端が、このネジ孔の最終ピツチ近くまで螺入
するもので、勿論それによつて引張および圧縮荷
重を受けても所定の耐力が維持できるものでなけ
ればならない。
そして第1図示のように、この長い方の継手パ
イプ2の長いネジ孔4の方には、連結ボルト5の
一端部(右側部)が、このパイプの前方開口より
ほとんどこのネジ孔の最終ピツチ近くまで予め螺
入してあり、またこの連結ボルトの継手パイプ2
の開口端より左方に突出した部分には、固定用ナ
ツト6と固定用兼送り出し用のナツト7が螺合し
ている。そして連結ボルト5の長さは、他方の継
手パイプ1の短いネジ孔3に螺合可能なものでな
ければならない。
次に本考案の使用の方法について説明する。
第1図の状態において、先組みされた鉄筋A,
Bの継手部を連結する場合を説明すると、連結作
業は先ず連結ボルト5に予め螺着してある固定用
ナツト6と固定用兼送り出し用ナツト7をともに
継手パイプ2の前端面で互いに密着するまで回転
させる。そこでこのナツト6,7の双方を逆転さ
せると、送り出し作用をするナツト7の作用によ
り連結ボルト5は連動回転し、図面の左方に延出
する。この回転作業を継続していると、第2図示
のように、連結ボルト5は継手パイプ1のネジ孔
3に螺合する。連結ボルト5がネジ孔3の最終ピ
ツチ近くまで螺入した後で、固定用ナツト6は継
手パイプ1の開口端面に押圧状態に密着させ、そ
の後固定用兼送り出し用のナツト7のみを逆転さ
せ、継手パイプ2の先端端面にまで戻し、この端
面に強く密接させて連結ボルト5を固定する(鎖
線状態)。
考案の効果 以上の構成を有する継手部において、連結ボル
トは全長に亘つて同一ピツチでネジが刻設してあ
る単純な形状であるため製造が容易となり、固定
用および固定用兼送り出し用の2つのナツトで、
この連結ボルトの回転移動も容易で、また継手パ
イプと雌ネジ部との長さを、必要最小限に短くし
てあるため、材料が節約でき、雌ネジ加工量が少
なくなり、コストダウンにおいて極めて効果的で
ある。また連結ボルトは短い方の継手パイプの雌
ネジ部の最終ピツチ近くまで螺入させると、それ
だけで確実な螺入長が確保でき、また各応力伝達
部分が圧接とトルク導入によつて緊結された本考
案の全体的構成によつて鉄筋の母材強度と同等以
上に、しかも降伏点から破断に至る過程まで、全
強度と靭性の保障が可能であり、施工性安全性を
向上させ、精度も向上させる上に極めて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は連結前の断面図、第2図は連結後の断
面図である。 A,B……鉄筋、1,2……継手パイプ、3,
4……雌ネジ部(ネジ孔)、5……連結ボルト、
6……固定用ナツト、7……固定用兼送り出し用
ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端面が対向し接続すべき二つの鉄筋A,B
    と、 上記鉄筋A,Bの夫々の先端が、後端開口に挿
    入し圧着されている二つの継手パイプ1,2と、 上記二つの継手パイプ1,2の前部に相互に同
    一方向に刻設してある雌ネジ部3,4と、 上記雌ネジ部3,4の両端がほぼ均等に螺合状
    態にあり、外周に全長に亘つて同一ピツチのネジ
    が刻設してある連結ボルト5と、 上記連結ボルト5に螺合し、一方の継手パイプ
    1の先端開口端面に圧接している固定用ナツト6
    と、 上記連結ボルト5に螺合し、他方の継手パイプ
    2の先端開口端面に圧接している固定用兼送り出
    し用ナツト7とより構成され、 上記継手パイプの一方1は、他方2よりも連結
    ボルト5の送り出し分だけ短く、 上記一方の継手パイプ1に形成された雌ネジ部
    3の長さは、他方の継手パイプ2に形成された雌
    ネジ部4の長さより、上記連結ボルト5の送り出
    し分だけ短いものである ことを特徴とする鉄筋の継手部構造。
JP1980157924U 1980-11-06 1980-11-06 Expired JPS6322250Y2 (ja)

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JP1980157924U JPS6322250Y2 (ja) 1980-11-06 1980-11-06

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Publication Number Publication Date
JPS5780527U JPS5780527U (ja) 1982-05-18
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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5754727B2 (ja) * 2011-05-30 2015-07-29 第一高周波工業株式会社 鉄筋継手
JP2015040444A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 株式会社富士ボルト製作所 鉄筋の継手構造、及び鉄筋の継手構造の形成方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5341886A (en) * 1976-09-29 1978-04-15 Hitachi Ltd Abrasives

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JPS5341886A (en) * 1976-09-29 1978-04-15 Hitachi Ltd Abrasives

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