JPS58222857A - 磁性インク供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁性インクを用いて記録面上に印字を得る磁
性インク記録装置などに有用な磁性インク供給装置に関
するものである。

従来、磁性インクを記録部に供給する装置として、磁性
インク記録装置における記録部とタンクとの間を長い磁
石で連結して磁性インクを記録部に供給する手段が、特
開昭６５−１００１６１号公報、特開昭５５−１００１
６２号公報等に提案されている。ところが、磁石の上部
に保持された磁性インクは時間と共に濃縮され、下部は
薄くなるという現象が生じ、その結果、記録部の磁性イ
ンクの濃度は当初の濃度よりもかなシ濃縮される事にな
る。そのため磁性インクの磁化される度合いが強くなり
、記録部における隆起形状が所定の形状から変化すると
同時に粘性も高くなる。これによっ′て記録時に磁性イ
ンクが飛翔しにくくなると共に磁石上のインクの流動性
が悪くなり、記録ができなくなることもあった。これら
の問題を解決して品質の高い記録が実現できる磁性イン
ク記録装置として、既に特願昭５５−１８０７１６号が
提案されている。以下特願昭６６−１８０７１６号に示
された磁性インク記録装置について、第１図ないし第３
図を用いて説明する。第１図は特願昭６６−１８０７１
５号に示された従来の磁性インク供給装置の側部断面図
である。２は磁性体よりなる記録電極で、基台１１に多
数本配列して設置されている。記録電極２の上には記録
電極２を磁化するための隆起磁石１が接着されている。

３は補助磁石で、隆起磁石１に対向して同磁極を向い合
わせ、若干の間隙を有して磁性インク４が通過する開口
部６を形成するように配置されている。また隆起磁石１
と補助磁石３の両磁石には、透磁率の高い磁性板６，７
がそれぞれ貼付けられている。両磁性板６，７で挾まれ
る開口部６はスリット状になっていて、圃口部５に磁性
インク４を付着させると隆起磁石１と補助磁石３の両磁
石の磁力により、磁性インク４が開口部６に保持され、
外部から負圧状態の磁性インク供給部８の内部に空気が
混入するのを防いでいる。１４は磁性インク供給路で、
一端は開口部６に通じ他端はインクタンク９に通じてい
る。また、磁性インク供給路１４はその一部に軸流ポン
プ１５を有している。１６は図示しないメインタンクか
らポンプ１７により磁性インク４を前記インクタンク９
に供給するパイプである。１８はメインタンクに通じる
回収ノくイブで、供給パイプ１６よシ供給された磁性イ
ンク４を回収パイプ１８よりメインタンクに回収し、イ
ンクタンク９の中の磁性インク４の上面を常時一定に保
っている。次にこの磁性インク記録装置の動作を説明す
る。まず軸流ポンプ１５を駆動させ、インクタンク９か
ら磁性インク４を吸い上げ、磁性インク供給路１４およ
び開口部５に磁性インク４を満たし、不要な空気を追い
出した後、軸流ポンプ１５を停止させると、隆起磁石１
と補助磁性３の両磁石の磁力により磁性インク４が開口
部５に保持され、インクタンク９と開口部６との間が磁
性インク４で充填された状態となる０このとき、記録電
極２の上方先端部と、インクタンク９の内部に収納され
常時一定に制御された磁性インク４の上面との間には、
落差Ｈを構成した状態となり、記録電極２の先端部には
第２図に示すように高さεの磁性インク４の隆起１０が
形成されている０記録電極２と対向電極１２との間に電
圧を印加すると、隆起１０の先端にクーロン力が働き磁
性イ″“′ｉｙａｅｇ”３Ｋｊ″ｌ゛−＋ｆＭｍＬ、・
８２０１′°１．・１の上に記録を得ることができる。

記録に伴う磁性′インク４の消費量は、磁性インク供給
路１４および開口部６を経て自動的に記録電極２の先端
部に供給され、連続して記録を行なうことができる０こ
のとき、所定の隆起１０を得るためには、落差Ｈを適正
な値にする必要がある。開口部６０間隙は、広すぎると
磁性インク供給部８に開口部６を通って空気が混入する
のを防止できなくなり、狭すぎると磁性インク４の粘性
抵抗のために磁性インク４の流れに遅れが生じ、記録に
よる磁性インク４の消費量に対して供給量が追いつかな
くなり、磁性インク４の供給切れが生じる。したがって
、開口部６の間隙は適正な一定値を保つ必要がある。

第３図は同磁性インク供給装置の拡大断面図である。第
３図に示すように、開口部５の間隙ｄ１は、磁性インク
供給部８に空気が混入することなく、かつ磁性インク４
の流動性も良くするためには、約０３ｍｍでなければな
らないＯ ところが、間隙ｄ１を約０３　ｍｍにした場合、良好な
記録を行なうのに適正な高さの隆起１０を得ることが可
能な落差Ｈ１と、磁性インク供給部８に開口部６より空
気が混入しない最大の落差Ｈ２とは非常に差が小さくな
る。したがって、このような装置では振動等の外的要因
によシ、磁性インク供給部８に容易に空気が混入し連続
記録を行なうことが不可能になるという欠点があった。

本発明は、前述のような欠点を除去し、簡単な構成によ
シ、開口部の間隙を変化させずに、磁性インク供給部に
空気が混入しない最大限の落差Ｈ２を増加させてインク
供給不能を防止し、なおかつ開口部での磁性インクの流
動性の良い、連続記録を可能にする磁性インク供給装置
を提供するものである。

以下本発明の一実施例を第４図ないし第７図を用いて説
明する。なお、前述の従来例と同一部材には同一番号を
付与して説明を省略する。第４図は本発明の一実施例で
ある磁性インク供給装置の側部断面図である。隆起磁石
１には透磁率の高い磁性板６が、補助磁石３には透磁率
の高い磁性板２０がそれぞれ貼付けられている。第５図
は同磁性インク供給装置の拡大断面図である。補助磁石
３に貼付けられた透磁率の高い磁性板２０は、第５図に
示すように磁性板２０の厚さ方向にその上方部先端が削
り取られており、削り取られた面と透磁率の高い磁性板
６とが平行となっている。

以上のように構成することにより、第６図に示すように
、磁力線の最も集中する隆起磁石１と透磁率の高い磁性
板６との境界部分および補助磁石３と透磁率の高い磁性
板２０との境界部分の２点の間隙ｄ２が、磁性板２０か
ら削シ取られた上方部先端の厚さと同じ距離だけ短縮さ
れ、開口部６における磁性インク４の保持力が増加する
。その結果、第７図に示すように、磁性インク供給部８
に開口部５よシ空気が混入しない最大の落差弓は、従来
例における磁性インク供給装置の場合の、磁性インク供
給部８に開口部５より空気が混入しない最大の落差Ｈ２
と比較してはるかに大きな値となり、なおかつ、磁性イ
ンク４の流動性を決定する開口部５における磁性インク
４の流動抵抗δは、開口部間隙ｄ１の値によって決まる
ため、従来例における磁性インク供給装置の場合と同様
に保つことができる。したがって、良好な記録を行なう
のに適正な高さの隆起を得ることが可能な落差Ｈ１は、
磁性インク供給部８に開口部５より空気が混入しない最
大の落差弓よりも十分に小さくなるため、磁性インク供
給部８、に容易に空気が混入することがなく、磁性イン
ク４の流動性も良く、インク供給不能が防止され連続記
録が可能となる。

以上のように、本発明の磁性インク供給装置によれば、
簡単な構成により、開口部における磁性インクの流動性
をそこなうことなく、磁性インク供給部に空気が混入す
ることを防止でき、例えば本装置を磁性インク記録装置
に用いれば、高品質の画像を連続的に記録することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁性インク供給装置の側部断面図、第２
図は同要部正面図、第３図は同拡大断面図、第４図は本
発明の一実施例である磁性インク供給装置の側部断面図
、第５図は同拡大断面図、第６図は同磁性インク供給装
置の磁力線分布を示　　　　　　）、′す拡大断面図、
第７図は同装置の磁性インク供給部に開口部よシ空気が
混入しない最大の落度Ｈ２゜Ｈｂと良好な記録を行なう
のに適正な高さの隆起を得ることが可能な落差Ｈ１およ
び開口部における磁性インクの流動抵抗δと開口部間隙
ｄ１との関係を示す特性図である。 １・・・・・・隆起磁石、２・・・・・・記録電極、３
・・・・・・補助磁石、５・・・・・・開口部、６，２
０・・・・・・磁性板、８・・・・・・磁性インク供給
部、９・・・・・・インクタンク、１４・・・・・・磁
性インク供給路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 ハ■〕マ＝７部１す！７１１辷ｄｄＭδイノ３１１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同極を対向させてほぼノ・の字形に配置した２個の磁石
   の先端部にスリット状の開口部を構成し、前記磁石の他
   端の開口部に磁性インク供給部を設け、前記スリット状
   開口部を構成する前記磁石の内面に前記スリット状開口
   部側を面取りした磁性板を配設し、対向面が略平行にな
   るようにしたことを特徴とする磁性インク供給装置。