JPS5822207B2 - 揚物器 - Google Patents
揚物器Info
- Publication number
- JPS5822207B2 JPS5822207B2 JP9192380A JP9192380A JPS5822207B2 JP S5822207 B2 JPS5822207 B2 JP S5822207B2 JP 9192380 A JP9192380 A JP 9192380A JP 9192380 A JP9192380 A JP 9192380A JP S5822207 B2 JPS5822207 B2 JP S5822207B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- tank
- frying
- filtration
- water
- Prior art date
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- Expired
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- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、揚物調理に使用した揚油を濾過して再使用
するようにした主に業務用の揚物器に関する。
するようにした主に業務用の揚物器に関する。
揚油濾過式の揚物器について、最近では第4図に例示す
るように1つの槽33内の上部に油0を、下部に水Wを
互いの比重を利用して収納し、油を加熱管35で、水を
冷却管36で夫々適温に加熱、冷却して揚物調理をなす
一方で、調理中に生ずる揚げ滓りについて、水の吸収と
油の放出との置換作用がなされて滓を槽33底部に堆積
させる一方、油分O′を油層に戻す、の過程により揚油
の濾過をなすものが採用されている。
るように1つの槽33内の上部に油0を、下部に水Wを
互いの比重を利用して収納し、油を加熱管35で、水を
冷却管36で夫々適温に加熱、冷却して揚物調理をなす
一方で、調理中に生ずる揚げ滓りについて、水の吸収と
油の放出との置換作用がなされて滓を槽33底部に堆積
させる一方、油分O′を油層に戻す、の過程により揚油
の濾過をなすものが採用されている。
しかし斯る揚物器では、1つの槽33内で調理と濾過を
なす型式であるために、1日の長時間に亘る調理中にお
いて、多量に生ずる滓りの堆積量増加に伴なう水位の上
昇により、水が油層内の加熱管35で不慮に加熱さ扛て
突沸(水はね)を生ずる危険があり、しかも沸湯状態の
油と水が化学的に干渉する、いわゆる鹸化状現象を生じ
て油の早期劣化を招く等の問題があった。
なす型式であるために、1日の長時間に亘る調理中にお
いて、多量に生ずる滓りの堆積量増加に伴なう水位の上
昇により、水が油層内の加熱管35で不慮に加熱さ扛て
突沸(水はね)を生ずる危険があり、しかも沸湯状態の
油と水が化学的に干渉する、いわゆる鹸化状現象を生じ
て油の早期劣化を招く等の問題があった。
本発明は、上記従来の問題に鑑みて揚物調理と揚油濾過
とを別々の槽でなすようにした揚物器であり、その目的
は調理中の突沸事故、油の早期劣化を防止するとともに
揚油を良好に濾過することにある。
とを別々の槽でなすようにした揚物器であり、その目的
は調理中の突沸事故、油の早期劣化を防止するとともに
揚油を良好に濾過することにある。
以下本発明を図示実施例に基いて説明する。
本例では中間加熱型式の揚物器について示しており、脚
2を利用した定置式の器体1の上部に揚物槽3を、下部
に濾過槽11を夫々設置している。
2を利用した定置式の器体1の上部に揚物槽3を、下部
に濾過槽11を夫々設置している。
まず揚物槽3側では、内部上方に敷設した金網4の下部
に適数本の加熱管5を挿通並設して槽3外のバーナ6か
らの火災で油Oの上層(主に金網4より上部)を適温に
加熱するようになっている。
に適数本の加熱管5を挿通並設して槽3外のバーナ6か
らの火災で油Oの上層(主に金網4より上部)を適温に
加熱するようになっている。
7は排気筒を示す。
斯る揚物槽3の漏斗形の底部3aから第1流出管8が垂
設されており、その途上に開閉弁9が設置されている。
設されており、その途上に開閉弁9が設置されている。
開閉弁9はノ・ンドル10で操作し得る通常の2方コツ
クを例示する。
クを例示する。
これに対して密閉型の濾過槽11は、斜状下面の車輪1
22脚132把手14を利用して出入れ可能に収納され
ており、そして上板11aには蓋15付きの掃除口16
を形成し、前面にはドレンコック17.19を有する排
水口18と排油口20を形成している。
22脚132把手14を利用して出入れ可能に収納され
ており、そして上板11aには蓋15付きの掃除口16
を形成し、前面にはドレンコック17.19を有する排
水口18と排油口20を形成している。
斯る濾過槽11中夫に第2流出管21が垂設されてその
上端部が前記第1流出管8と適宜接続具22を介して着
脱可能に連続している。
上端部が前記第1流出管8と適宜接続具22を介して着
脱可能に連続している。
ただしこの流出管21の下端は、槽11内に所要レベル
で貯溜さ扛る液体W(ただし揚油の酸化防止剤を適宜配
合した水を例とする。
で貯溜さ扛る液体W(ただし揚油の酸化防止剤を適宜配
合した水を例とする。
)内に深く没して底面に臨んでいる。
23は器体1内に設置された給油ポンプで、その給油管
の一方24を濾過槽11内の濾過済みの油01中に没入
し、他方25を揚物槽3側に延出して給油の際にその先
端を槽の開口上面から内部に臨ませるようになっている
。
の一方24を濾過槽11内の濾過済みの油01中に没入
し、他方25を揚物槽3側に延出して給油の際にその先
端を槽の開口上面から内部に臨ませるようになっている
。
26は濾過槽11内に設置された給油管24用の案内管
で、給水管を兼用している。
で、給水管を兼用している。
27は液面より適宜上方に設置さfた給油管24用の受
止め板、28は濾過槽11前面に設けた液面用の点検窓
で、高低H,Lの表示が付しである。
止め板、28は濾過槽11前面に設けた液面用の点検窓
で、高低H,Lの表示が付しである。
29は濾過油剤の点検槽、30はバイメタル式の指示温
度計である。
度計である。
従って前述のように構成した本例の揚物器では、揚物調
理、揚油濾過を当該の槽3,11で別々になし得る。
理、揚油濾過を当該の槽3,11で別々になし得る。
すなわち調理は、適温に加熱された油層部内でなし、こ
の間に生ずる大小様々な揚げ滓りは、加熱管5より下部
の冷温油層部を自然沈降して槽内の底部に堆積される。
の間に生ずる大小様々な揚げ滓りは、加熱管5より下部
の冷温油層部を自然沈降して槽内の底部に堆積される。
一方一日の揚物業務終了等にあたり調理に使用済みの揚
油を濾過する場合には、開閉弁9を開放して揚物槽3内
の油0及び滓りの全てを第1.第2流出管8,21を介
して濾過槽11内の水W中に流出させる。
油を濾過する場合には、開閉弁9を開放して揚物槽3内
の油0及び滓りの全てを第1.第2流出管8,21を介
して濾過槽11内の水W中に流出させる。
これによりまず油Oは、その比重により水層内を上昇流
通する間にいわゆる「水濾し」がなされて水面上に貯溜
される。
通する間にいわゆる「水濾し」がなされて水面上に貯溜
される。
これに対して池内に混入していた滓りについては、水槽
内を浮遊散在している間に水の吸収と油分の放出との置
換作用を受けて濾過槽11内の底部に沈降堆積する一方
、油分0′は油層に回収さnる。
内を浮遊散在している間に水の吸収と油分の放出との置
換作用を受けて濾過槽11内の底部に沈降堆積する一方
、油分0′は油層に回収さnる。
斯る濾過(浄化)は、比較的短時間(大体3〜5分位)
で終了され、以後濾過池01については、次期使用時(
例えば翌日の業務開始時)までの間、水面上に貯溜し、
でおけばよい。
で終了され、以後濾過池01については、次期使用時(
例えば翌日の業務開始時)までの間、水面上に貯溜し、
でおけばよい。
なお滓りの堆積により水位が上昇した場合はドレンコッ
ク17の開放により排水口18から適宜排水してそのレ
ベルを調節的に保持する。
ク17の開放により排水口18から適宜排水してそのレ
ベルを調節的に保持する。
そうして調理再開にあたり揚物槽3に油を戻す場合には
、前記開閉弁9を閉。
、前記開閉弁9を閉。
鎖しポンプ23を作動することにより、給油管24.2
5を介して前述の濾過済みの油01を汲上げて槽3内に
給入し得る。
5を介して前述の濾過済みの油01を汲上げて槽3内に
給入し得る。
この際下の給油管24と受止め板27を利用してほとん
どの油01を効率よく回収し得る。
どの油01を効率よく回収し得る。
そして水面上に残溜する、僅かな油は、汚濁油としてド
レンコック19を介して排油口20から槽11外へ放出
してもよい。
レンコック19を介して排油口20から槽11外へ放出
してもよい。
なお調理毎において減少する揚油の不足分については必
要に応じて補給すればよい。
要に応じて補給すればよい。
また濾過槽11内の水Wについては、温度の上昇を考慮
して揚油の濾過終了毎に入れ換えることが望捷しく、そ
の除滓が堆積する下層部のみの部分入れ換えとしてもよ
い。
して揚油の濾過終了毎に入れ換えることが望捷しく、そ
の除滓が堆積する下層部のみの部分入れ換えとしてもよ
い。
また定期的に濾過槽11を掃除する場合には、槽11を
器内に設置したまま案内管26、排水口18を利用して
簡単になし得、また第1.第2流出管8,21を分離し
て器外に取出し掃除口16を利用してもなし得る。
器内に設置したまま案内管26、排水口18を利用して
簡単になし得、また第1.第2流出管8,21を分離し
て器外に取出し掃除口16を利用してもなし得る。
図示本例の濾過技術については、油槽の加熱型式を問わ
ず直火加熱式の揚物器にも勿論実施できる。
ず直火加熱式の揚物器にも勿論実施できる。
また第3図に例示するように1つの油槽3に2つの濾過
槽11,11を配置して互いに開閉弁(3方コツク)9
で切換え流出し得るY形の流出管8で連通し、一方の濾
過槽11側で油の濾過をなすことに対し、他方の濾過槽
11で濾過し終えた油01を給油24を介して揚物槽3
に戻す、形態とすることも可能であり、これによれば油
の入れ換え程度の手間で連続的に実施し得、特に揚物量
の多い場合でも能率よく調理できる。
槽11,11を配置して互いに開閉弁(3方コツク)9
で切換え流出し得るY形の流出管8で連通し、一方の濾
過槽11側で油の濾過をなすことに対し、他方の濾過槽
11で濾過し終えた油01を給油24を介して揚物槽3
に戻す、形態とすることも可能であり、これによれば油
の入れ換え程度の手間で連続的に実施し得、特に揚物量
の多い場合でも能率よく調理できる。
このように本発明の揚物器は、揚物調理と揚油濾過とを
互いに分設した各種で別々になし得るものであるから、
冒頭の従来問題すなわち調理中における突沸事故そして
油と液体との鹸化状現象を未然になくし得る。
互いに分設した各種で別々になし得るものであるから、
冒頭の従来問題すなわち調理中における突沸事故そして
油と液体との鹸化状現象を未然になくし得る。
そして揚油の早期劣化防止とともに濾過により、油の効
能を損わず良質に維持したまま長く経済的に使用でき揚
物を美味しく調理し得る。
能を損わず良質に維持したまま長く経済的に使用でき揚
物を美味しく調理し得る。
また濾過については、双方の検量に連なる流出管の弁を
開放して濾過槽に流出させるだけの簡単な構成、操作に
より、揚油を良好に濾過し得、そして必要時には例えば
ポンプのような適当な給油器を利用して側渦油を揚物槽
に戻して再使用し得る。
開放して濾過槽に流出させるだけの簡単な構成、操作に
より、揚油を良好に濾過し得、そして必要時には例えば
ポンプのような適当な給油器を利用して側渦油を揚物槽
に戻して再使用し得る。
第1図は本発明実施例の揚物器の一部破断した正面図、
第2図は同じく側面図、第3図は別の揚物器を略示する
側面図、第4図は従来の揚物器を示す説明図である。 3・・・・・・揚物槽、5・・・・・・加熱管、8・・
・・・・第1流出管、9・・・・・・開閉弁、11・・
・・・・濾過槽、18・・・・・・排水口、21・・・
・・・第2流出管、23・・・・・・ポンプ、24・・
・・・・給油管、25・・・・・・給油管、33・・・
・・・槽、35・・・・・・加熱管、36・・・・・・
冷却管、0・・・・・・揚油、01・・・・・・濾過油
、W・・・・・・水、D・・・・・・滓。
第2図は同じく側面図、第3図は別の揚物器を略示する
側面図、第4図は従来の揚物器を示す説明図である。 3・・・・・・揚物槽、5・・・・・・加熱管、8・・
・・・・第1流出管、9・・・・・・開閉弁、11・・
・・・・濾過槽、18・・・・・・排水口、21・・・
・・・第2流出管、23・・・・・・ポンプ、24・・
・・・・給油管、25・・・・・・給油管、33・・・
・・・槽、35・・・・・・加熱管、36・・・・・・
冷却管、0・・・・・・揚油、01・・・・・・濾過油
、W・・・・・・水、D・・・・・・滓。
Claims (1)
- 1 揚油を所要レベルで収納して加熱する揚物槽と、揚
油の比重より大きい液体を所要レベルで貯溜して必要に
応じて入れ換え得る濾過槽と、を上下に別設し、上記揚
物槽に連結されて弁で開閉し得る流出管を、上記濾過槽
内の液体中に没入し、適宜給油器具に連結した給油管の
一端を上記濾過槽内の液面上に貯溜される濾過池内に没
入する一方、他端を上記揚物槽の上部に臨ませてなるを
特徴とした揚物器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9192380A JPS5822207B2 (ja) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | 揚物器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9192380A JPS5822207B2 (ja) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | 揚物器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5717622A JPS5717622A (en) | 1982-01-29 |
JPS5822207B2 true JPS5822207B2 (ja) | 1983-05-07 |
Family
ID=14040096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9192380A Expired JPS5822207B2 (ja) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | 揚物器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822207B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012010941A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Ryoji Hosokawa | 食用油再生装置及びその再生方法 |
JP2013202402A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Tesun Kim | フライ装置 |
-
1980
- 1980-07-05 JP JP9192380A patent/JPS5822207B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012010941A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Ryoji Hosokawa | 食用油再生装置及びその再生方法 |
JP2013202402A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Tesun Kim | フライ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5717622A (en) | 1982-01-29 |
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