JPS5822106B2 - N↓−アセチル↓−l↓−グルタミンアルミニウム塩の製造法 - Google Patents
N↓−アセチル↓−l↓−グルタミンアルミニウム塩の製造法Info
- Publication number
- JPS5822106B2 JPS5822106B2 JP53155768A JP15576878A JPS5822106B2 JP S5822106 B2 JPS5822106 B2 JP S5822106B2 JP 53155768 A JP53155768 A JP 53155768A JP 15576878 A JP15576878 A JP 15576878A JP S5822106 B2 JPS5822106 B2 JP S5822106B2
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- JP
- Japan
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- acetyl
- aluminum salt
- glutamine
- aluminum
- producing
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- Expired
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はN−アセチル−L−グルタミンアルミニウム塩
(以下、GALと略称する)の製造法に関する。
(以下、GALと略称する)の製造法に関する。
GALは胃潰瘍治ゆ作用を有する有用な化合物である。
GALの製法として、すでに、N−アセチル−L−グル
タミンとアルミニウムアルコオキサイドとを反応させて
GALを製造する方法(特公昭47−44613号公報
)およびアニオン交換樹脂を用いてN−アセチル−L−
グルタミンとアルミニウム鉱酸塩からGALを製造する
方法(特公昭50−10372号公報)などが知られて
いる。
タミンとアルミニウムアルコオキサイドとを反応させて
GALを製造する方法(特公昭47−44613号公報
)およびアニオン交換樹脂を用いてN−アセチル−L−
グルタミンとアルミニウム鉱酸塩からGALを製造する
方法(特公昭50−10372号公報)などが知られて
いる。
その後、本発明者らは更に簡単な操作で、高純度、かつ
安価ra’GALを製造する方法について種種検討した
結果、電気透析法を用い、陽極室または陰極室から高純
度のGALを製造する方法を見いだし、その方法につい
て出願している(発明の名称IN−アセチルーL−グル
タミンアルミニウム塩の製法」昭和53年11月24日
出願、特公昭57−15672号公報)。
安価ra’GALを製造する方法について種種検討した
結果、電気透析法を用い、陽極室または陰極室から高純
度のGALを製造する方法を見いだし、その方法につい
て出願している(発明の名称IN−アセチルーL−グル
タミンアルミニウム塩の製法」昭和53年11月24日
出願、特公昭57−15672号公報)。
本発明者らは、さらに高純度のGALを得るべく種々検
討した結果、N−アセチル−し−グルタミン(以下、N
AGMと略称する)とアルミニウム塩とから電気透析法
によりGALを製造するに際し、陰極側に陽イオン交換
膜を、陽極側に陰イオン交換膜を備えた電気透析槽を使
用し、かつ両交換膜間の中間室にはNAGMおよびアル
ミニウム塩を含有する溶液を用いることにより、極めて
高純度のGALを製造する方法を見出し、本発明を完成
した。
討した結果、N−アセチル−し−グルタミン(以下、N
AGMと略称する)とアルミニウム塩とから電気透析法
によりGALを製造するに際し、陰極側に陽イオン交換
膜を、陽極側に陰イオン交換膜を備えた電気透析槽を使
用し、かつ両交換膜間の中間室にはNAGMおよびアル
ミニウム塩を含有する溶液を用いることにより、極めて
高純度のGALを製造する方法を見出し、本発明を完成
した。
GALには、NAGMとアルミニウムのモル比が異なる
各種の塩が存在するが、本発明方法によれば、中間室に
入れるNAGMおよびアルミニウム塩の濃度によって、
いずれのモル比の塩も製造できる。
各種の塩が存在するが、本発明方法によれば、中間室に
入れるNAGMおよびアルミニウム塩の濃度によって、
いずれのモル比の塩も製造できる。
以下に、本発明の詳細な説明する。
本発明で用いられる電気透析槽としては、通常のイオン
交換膜電気透析槽が用いられる。
交換膜電気透析槽が用いられる。
透析槽は少なくとも一組の電極とイオン交換膜から形成
されたものであればよい。
されたものであればよい。
透析槽内の極液の攪拌は各極室の液を機械的にかきまぜ
るか、または、ポンプなどによって同極液を循環する方
法が用いられる。
るか、または、ポンプなどによって同極液を循環する方
法が用いられる。
陽極としては、極液に侵され難い炭素、白金、チタン−
白金などが用いられる。
白金などが用いられる。
陰極としては、炭素、白金、チタン−白金、チタン−パ
ラジウム、ニッケル、銀などが用いられる。
ラジウム、ニッケル、銀などが用いられる。
陽極液の電解質としては、硫酸、塩酸、硝酸などの鉱酸
が使用できる。
が使用できる。
溶媒としては、水を使用するのが好ましい。
電解室の濃度としては、1〜20重量%が好ましい。
陽イオン交換膜としては通常の陽イオン交換膜が使用で
きる。
きる。
陰極液の電解室としては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムなどの苛性アルカリが使用できる。
リウムなどの苛性アルカリが使用できる。
溶媒としては、水を使用するのが好ましい。
電解室の濃度としては、1〜20重量%が好ましい。
陰イオン交換膜としては通常の陰イオン交換膜が使用で
きる。
きる。
中間室で使用する溶媒としては、水を使用するのが好ま
しいが、水と低沸点有機溶媒、例えばメタノール、エタ
ノール、イソプ0/々ノール、ジオキサンなどの混合溶
媒も使用できる。
しいが、水と低沸点有機溶媒、例えばメタノール、エタ
ノール、イソプ0/々ノール、ジオキサンなどの混合溶
媒も使用できる。
中間室に入れるNAGMおよびアルミニウム塩の濃度と
しては、中間室からイオン交換膜を通して除去されてし
まう量を考慮する必要がある。
しては、中間室からイオン交換膜を通して除去されてし
まう量を考慮する必要がある。
具体的には、NAGMの濃度としては、0.5〜60重
量%(対溶媒当り)、好ましくは5〜30重量%が望ま
しい。
量%(対溶媒当り)、好ましくは5〜30重量%が望ま
しい。
アルミニウム塩の濃度としては、0.1〜50重量%(
対溶媒蟲り)が好ましい。
対溶媒蟲り)が好ましい。
アルミニウム塩としては塩化アルミニウム、硝酸アルミ
ニウム、硫酸アルミニウムなどのアルミニウム鉱酸塩、
酢酸アルミニウム、ギ酸アルミニウムなどのアルミニウ
ムの低級脂肪酸塩および塩基性酢酸アルミニウム塩など
の塩基性アルミニラ。
ニウム、硫酸アルミニウムなどのアルミニウム鉱酸塩、
酢酸アルミニウム、ギ酸アルミニウムなどのアルミニウ
ムの低級脂肪酸塩および塩基性酢酸アルミニウム塩など
の塩基性アルミニラ。
ム塩が使用できる。
電気透析は、電流密度0.01〜100A/dm′、好
ましくは0.02〜25 A/ d 〜2、温度−5〜
90°C1好ましくは10〜60°Cで行なう。
ましくは0.02〜25 A/ d 〜2、温度−5〜
90°C1好ましくは10〜60°Cで行なう。
かくして、上記の様に中間室で生成したGAL含有溶液
からの目的物の取得は常法によって容易に行なうことが
できる。
からの目的物の取得は常法によって容易に行なうことが
できる。
たとえば、得られた反応液を必要に応じ不溶物をろ過後
、濃縮乾固するか、濃縮液にアルコールを加えて目的物
を取得することができる。
、濃縮乾固するか、濃縮液にアルコールを加えて目的物
を取得することができる。
又、本発明方法によると中間室にナトリウム、カリウム
などのアルカリ金属、アンモニア、メチルアミンなどの
アミン類、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土
類金属などの陽イオンあるいは塩素、臭素などのハロゲ
ン、硝酸、硫酸などの鉱酸、酢酸、ギ酸などの有機酸な
どの陰イオンが共存していても、それらの影響を受ける
ことなく高純度のGALが得られる。
などのアルカリ金属、アンモニア、メチルアミンなどの
アミン類、カルシウム、マグネシウムなどのアルカリ土
類金属などの陽イオンあるいは塩素、臭素などのハロゲ
ン、硝酸、硫酸などの鉱酸、酢酸、ギ酸などの有機酸な
どの陰イオンが共存していても、それらの影響を受ける
ことなく高純度のGALが得られる。
以下に実施例を示す。
実施例 1
陰極側にセレミオンCMV(陽イオン交換膜、旭硝子(
社)製)を設け、陽極側にネオセプタタ−AUS−4T
(陰イオン交換膜、徳山曹達(社)製)を設けた3室電
気透析槽の中間室にはN−アセチル−L−グルタミン(
MAGM)9.5gおよび塩化アルミニウム4.4gを
含む水溶液130m1に、塩化アルミニウムの3倍モル
の水酸化ナトリウム水溶液を加え中和した溶液を入れる
。
社)製)を設け、陽極側にネオセプタタ−AUS−4T
(陰イオン交換膜、徳山曹達(社)製)を設けた3室電
気透析槽の中間室にはN−アセチル−L−グルタミン(
MAGM)9.5gおよび塩化アルミニウム4.4gを
含む水溶液130m1に、塩化アルミニウムの3倍モル
の水酸化ナトリウム水溶液を加え中和した溶液を入れる
。
陰極室には0.5N水酸化すl−IJウム水溶液150
Trllを入れる。
Trllを入れる。
陽極室には2fb硫酸水溶液150m1を入れる。
電気透析は電流密度0.18〜0.25 A/ d m
、温度65℃で1.5時間行なう。
、温度65℃で1.5時間行なう。
透析後、中間室の溶液を取り出し、50°Cで2時間加
熱する。
熱する。
ついで不溶物を戸別し、ろ液を濃縮乾固し、N−アセチ
ル−し−グルタミンアルミニウム塩(GAL)8.5g
を得る。
ル−し−グルタミンアルミニウム塩(GAL)8.5g
を得る。
その分析値は第1表の通りである。
実施例 2
実施例1と同様な電気透析槽を用い、中間室には、N−
アセチル−L−グルタミン(NAGM)9.5gおよび
塩基性酢酸アルミニウム5.5gを含む水溶液130m
1を入れる。
アセチル−L−グルタミン(NAGM)9.5gおよび
塩基性酢酸アルミニウム5.5gを含む水溶液130m
1を入れる。
陰極室および陽極室には実施例1と同様な水溶液を入れ
る。
る。
電気透析は電流密度0.18〜0.25A/dm”、温
度65℃で3時間行なう。
度65℃で3時間行なう。
以下実施例1と同様な操作を行ないGAL8.4gを得
る。
る。
その分析値は第2表の通りである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 N−アセチル−し−グルタミンとアルミニウム塩と
から電気透析法によりN−アセチル−L−グルタミンア
ルミニウム塩を製造するに際し、陰極側に陽イオン交換
膜を、陽極側に陰イオン交換膜を備えた電気透析槽を使
用し、かつ両交換膜間の中間室には、N−アセチル−L
−グルタミンおよびアルミニウム塩を含有する溶液を用
いることを特徴とするN−アセチル−L−グルタミンア
ルミニウム塩の製造法。 2 アルミニウム塩がアルミニウム鉱酸塩および/また
は塩基性アルミニウム塩であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53155768A JPS5822106B2 (ja) | 1978-12-19 | 1978-12-19 | N↓−アセチル↓−l↓−グルタミンアルミニウム塩の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53155768A JPS5822106B2 (ja) | 1978-12-19 | 1978-12-19 | N↓−アセチル↓−l↓−グルタミンアルミニウム塩の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5582787A JPS5582787A (en) | 1980-06-21 |
JPS5822106B2 true JPS5822106B2 (ja) | 1983-05-06 |
Family
ID=15612977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53155768A Expired JPS5822106B2 (ja) | 1978-12-19 | 1978-12-19 | N↓−アセチル↓−l↓−グルタミンアルミニウム塩の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5822106B2 (ja) |
-
1978
- 1978-12-19 JP JP53155768A patent/JPS5822106B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5582787A (en) | 1980-06-21 |
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