JPS5821892B2 - 1 1− ジハロ −44− ジメチルブタシエンノセイゾウホウホウ - Google Patents
1 1− ジハロ −44− ジメチルブタシエンノセイゾウホウホウInfo
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- JPS5821892B2 JPS5821892B2 JP50079802A JP7980275A JPS5821892B2 JP S5821892 B2 JPS5821892 B2 JP S5821892B2 JP 50079802 A JP50079802 A JP 50079802A JP 7980275 A JP7980275 A JP 7980275A JP S5821892 B2 JPS5821892 B2 JP S5821892B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は一般式(I)
(式中XおよびYは同一または異なるハロゲン原子を表
わす) で表わされる1・1−ジハロ−4・4−ジメチルブタジ
ェンの製造方法に関する。
わす) で表わされる1・1−ジハロ−4・4−ジメチルブタジ
ェンの製造方法に関する。
更に詳しくは一般式(n)
(式中X1、XくおよびX3は同一または異なるハロゲ
ン原子を表わす) で表わされる1・l・1−トリハロー4−メチル−3−
ペンテン〔以下、これを化合物(n)と称す〕を塩基と
処理することを特徴とする一般式(I)で表わされる1
・1−ジハロ−4・4−ジメチルブタジェンの製造方法
に関する。
ン原子を表わす) で表わされる1・l・1−トリハロー4−メチル−3−
ペンテン〔以下、これを化合物(n)と称す〕を塩基と
処理することを特徴とする一般式(I)で表わされる1
・1−ジハロ−4・4−ジメチルブタジェンの製造方法
に関する。
本発明方法により得られる一般式(I)で表わされる化
合物とくに1・1−ジクロル−4・4−ジメチルブタジ
ェン及び1・1−ジブロム−4・4−ジメチルブタジェ
ンは殺虫剤として最近注目されている2・2−ジメチル
−3−(2・2−ジハロビニル)−シクロプロパンカル
ボン酸エステルの重要な合成中間体である。
合物とくに1・1−ジクロル−4・4−ジメチルブタジ
ェン及び1・1−ジブロム−4・4−ジメチルブタジェ
ンは殺虫剤として最近注目されている2・2−ジメチル
−3−(2・2−ジハロビニル)−シクロプロパンカル
ボン酸エステルの重要な合成中間体である。
合成ピレスロイドは天然ピレスロイド系殺虫剤が光分解
が早いという欠点を有すのに対し、持続性及び殺虫効力
の面で優れている( M、E 1liottら、Nat
ure 0.244.456(1973)参照)。
が早いという欠点を有すのに対し、持続性及び殺虫効力
の面で優れている( M、E 1liottら、Nat
ure 0.244.456(1973)参照)。
合成ピレスロイド用シクロプロパンカルボン酸エステル
の合成法として最近、菊酸をオゾン分解”して相当する
アルデヒドを得、ついでWittig 反応に付すとい
う方法が特開昭49−47531号公報にて報告された
。
の合成法として最近、菊酸をオゾン分解”して相当する
アルデヒドを得、ついでWittig 反応に付すとい
う方法が特開昭49−47531号公報にて報告された
。
しかしながら本方法は出発原料として高価な菊酸を使用
し、かつオゾン酸化反応、Wittig反応という煩雑
な操作を必要とする為、工業的な方法として採用するこ
とは困難視されている。
し、かつオゾン酸化反応、Wittig反応という煩雑
な操作を必要とする為、工業的な方法として採用するこ
とは困難視されている。
また、J、FarkasらはCo11ect、Czec
h。
h。
Che m 、C6mmun 、、24.2230(1
959)にジアゾ酢酸エステル法を報告している。
959)にジアゾ酢酸エステル法を報告している。
即ち、l・1・j−)リクロルー4−メチルー3−ペン
テン−2−オールをアセチル化した後、亜鉛酢酸で還元
して1・1−ジクロル−4・4−ジメチルブタジェンを
得、更にこれをジアゾ酢酸エステルと作用させてシクロ
プロパンカルボン酸エステルとするものである。
テン−2−オールをアセチル化した後、亜鉛酢酸で還元
して1・1−ジクロル−4・4−ジメチルブタジェンを
得、更にこれをジアゾ酢酸エステルと作用させてシクロ
プロパンカルボン酸エステルとするものである。
しかしながら本方法も原料の1・1−ジクロル−4・4
−ジメチルブタジェンの合成に要する反応工程が長く、
縮収率も好ましくないこと、及び亜鉛酢酸還元という煩
雑な操作を要することなどの欠点のため工業的な方法で
あるとは言えない。
−ジメチルブタジェンの合成に要する反応工程が長く、
縮収率も好ましくないこと、及び亜鉛酢酸還元という煩
雑な操作を要することなどの欠点のため工業的な方法で
あるとは言えない。
本発明者らは上記合成ピレスロイドの新規かつ有効な合
成ルートを鋭意かつ詳細に検討した結果、一般式無 (式中X1、X2およびX3は一般式(II)で示した
とおりであり、R1は水素原子、アルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アラルキル基またはアシル基で
ある) で表わされるハロゲン化合物〔以下、これを化合物(I
II)と称す〕を酸性触媒の存在下に反応させて一般式
(n)で表わされる1・1・1−トリハロー4−メチル
−3−ペンテンとし、次いで塩基を作用させることによ
り前述のFarkasらの使用している1・1−ジハロ
−4,4−ジメチルブタジェンが容易に得られることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
成ルートを鋭意かつ詳細に検討した結果、一般式無 (式中X1、X2およびX3は一般式(II)で示した
とおりであり、R1は水素原子、アルキル基、シクロア
ルキル基、アリール基、アラルキル基またはアシル基で
ある) で表わされるハロゲン化合物〔以下、これを化合物(I
II)と称す〕を酸性触媒の存在下に反応させて一般式
(n)で表わされる1・1・1−トリハロー4−メチル
−3−ペンテンとし、次いで塩基を作用させることによ
り前述のFarkasらの使用している1・1−ジハロ
−4,4−ジメチルブタジェンが容易に得られることを
見い出し、本発明を完成するに至った。
本発明方法において使用される化合物(m)は以下に示
す方法により製造することができる。
す方法により製造することができる。
一般式(IV)
(式中R1は一般式(m)で示したとおりである)で表
わされるジメチルビニルカルビノールまたはその誘導体
にハロホルムをラジカル反応条件下に付加して一般式(
III)で表わされる化合物とする。
わされるジメチルビニルカルビノールまたはその誘導体
にハロホルムをラジカル反応条件下に付加して一般式(
III)で表わされる化合物とする。
従来、第1級のアリルアルコールあるいはそのエーテル
、マタはエステルへのハロホルムのラジカル的付加反応
は例えばKharaschらが、■。
、マタはエステルへのハロホルムのラジカル的付加反応
は例えばKharaschらが、■。
Am、Chem、Soc 0、す、1105 (194
7)に報告し、I、ewisらがJ’、Am、Chem
、Soc、、76.457(1954)で述べている様
に多量のテl’l’?−を生成し、’l’arrant
らがJ、Org。
7)に報告し、I、ewisらがJ’、Am、Chem
、Soc、、76.457(1954)で述べている様
に多量のテl’l’?−を生成し、’l’arrant
らがJ、Org。
Chemo、26.4646(1961)で述べている
様に1対l付加物の収率は20〜30%と低いものであ
った。
様に1対l付加物の収率は20〜30%と低いものであ
った。
また例えばジメチルビニルカルビノールの様な第3級ア
リルアルコールは加熱下では容易に脱水反応を起こすこ
とが知られている。
リルアルコールは加熱下では容易に脱水反応を起こすこ
とが知られている。
しかるに一般式(IV)で表わされる第3級アリルアル
コールにハロホルムをラジカル的に作用させる場合には
、予想される脱水反応やテロマーの生成はほとんど起こ
らない。
コールにハロホルムをラジカル的に作用させる場合には
、予想される脱水反応やテロマーの生成はほとんど起こ
らない。
例えばクロロホルム4000P中にジメチルビニルカル
ビノール400グを溶解し、過安息香酸tert−ブチ
ル301を加えて110℃にて30時間反応を行なった
後、過剰のクロロホルムと未反応のジメチルビニルカル
ビノールを減圧下に回収し、残分を蒸留すると収率82
%で1・1・1−トリクロル−4−メチル−4−ペンタ
ノールが得られる。
ビノール400グを溶解し、過安息香酸tert−ブチ
ル301を加えて110℃にて30時間反応を行なった
後、過剰のクロロホルムと未反応のジメチルビニルカル
ビノールを減圧下に回収し、残分を蒸留すると収率82
%で1・1・1−トリクロル−4−メチル−4−ペンタ
ノールが得られる。
ここでラジカル反応条件はラジカル反応開始剤を存在せ
しめるか、又は光を照射することによって達成できる。
しめるか、又は光を照射することによって達成できる。
ラジカル反応開始剤を存在せしめる場合には過酸化ベン
ゾイル(BPO)、アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)、過酸化アセチル、過酸化ラウリル、過酸化ジt
er t−ブチル、過酢酸tert−ブチル、過酢酸、
過安息香酸tert−ブチル、過フタル酸tert−ブ
チル、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイド等のラジカル反応開始剤を接
触量用いればよい。
ゾイル(BPO)、アゾビスイソブチロニトリル(AI
BN)、過酸化アセチル、過酸化ラウリル、過酸化ジt
er t−ブチル、過酢酸tert−ブチル、過酢酸、
過安息香酸tert−ブチル、過フタル酸tert−ブ
チル、tert−ブチルハイドロパーオキサイド、クメ
ンハイドロパーオキサイド等のラジカル反応開始剤を接
触量用いればよい。
反応温度はラジカル反応開始法として光を用いる場合に
は室温〜100℃、ラジカル反応開始剤を用いる場合に
は70〜180℃が好ましい。
は室温〜100℃、ラジカル反応開始剤を用いる場合に
は70〜180℃が好ましい。
この様にして得られる一般式(III)で表わされる化
合物を酸性触媒の存在下に、脱水反応、脱アルコール反
応または脱カルボン酸反応を行なうことにより一般式(
II)で表わされる化合物とすることができる。
合物を酸性触媒の存在下に、脱水反応、脱アルコール反
応または脱カルボン酸反応を行なうことにより一般式(
II)で表わされる化合物とすることができる。
この脱水反応、脱アルコール反応または脱カルボン酸反
応を行なうには、一般式(III)で表わされる化合物
を硫酸、リン酸、ホウ酸、p−トルエンスルホン酸、ア
ルキルスルホン酸、アセトンジスルホン酸、酸化燐、五
酸化バナジウム、三酸化タングステン等の強酸性ないし
弱酸性の酸性触媒の存在下に室温〜200℃、好ましく
は80〜170℃の温度範囲で反応させればよい。
応を行なうには、一般式(III)で表わされる化合物
を硫酸、リン酸、ホウ酸、p−トルエンスルホン酸、ア
ルキルスルホン酸、アセトンジスルホン酸、酸化燐、五
酸化バナジウム、三酸化タングステン等の強酸性ないし
弱酸性の酸性触媒の存在下に室温〜200℃、好ましく
は80〜170℃の温度範囲で反応させればよい。
酸性触媒は化合物(III)に対し0.01〜30重量
%の範囲で使用することができるが、好ましい使用量は
化合物(■)に対し0.1〜10重量%の範囲である。
%の範囲で使用することができるが、好ましい使用量は
化合物(■)に対し0.1〜10重量%の範囲である。
この様にして得られた化合物(n)は区応条件により多
少の1・1・1−トリハロー4−メチル−4−ペンテン
を含む。
少の1・1・1−トリハロー4−メチル−4−ペンテン
を含む。
化合物(m)の脱水反応、脱アルコール反応または脱カ
ルボン酸反応においては通常、化合物(m)の転化率9
5%以上で、生成する化合物(n)および1・1・1−
トリハロー4−メチル−4−4ンテンへの選択率98%
以上を達成しうる。
ルボン酸反応においては通常、化合物(m)の転化率9
5%以上で、生成する化合物(n)および1・1・1−
トリハロー4−メチル−4−4ンテンへの選択率98%
以上を達成しうる。
生成物中の化合物(n)対1・1・1−トリハロー4−
メチル−4−ペンテンの比率は通常(60〜90)対(
40〜10)の範囲であり、精密蒸留により化合物(n
)を高純度で取出すことができる。
メチル−4−ペンテンの比率は通常(60〜90)対(
40〜10)の範囲であり、精密蒸留により化合物(n
)を高純度で取出すことができる。
この際、前留分として得られる1・l・1−トリハロー
4−メチル−4−ペンテンは前記酸性触媒下での反応系
へもどすことにより、化合物(n)に異性化することが
できる。
4−メチル−4−ペンテンは前記酸性触媒下での反応系
へもどすことにより、化合物(n)に異性化することが
できる。
次いで、一般式(n)で表わされる1・1・1−トリハ
ロー4−メチル−3−ペンテンは塩基と処理することに
より一般式(I)で表わされる1・1−ジハロ−4・4
−ジメチルブタジェンとすることができる。
ロー4−メチル−3−ペンテンは塩基と処理することに
より一般式(I)で表わされる1・1−ジハロ−4・4
−ジメチルブタジェンとすることができる。
使用する塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ
土類金属水酸化物:ナトリウムメトキサイド、ナトリウ
ムエトキサイド、カリウムメトキサイド、ナトリウムt
ert−ブトキサイド、カリウムtert−ブトキサイ
ド、ナトリウムtert−アミルオキサイド等の金属ア
ルコキシド:水素化ナトリウム、水素化カリウム等のア
ルカリ金属ハイドライド:ナトリウムアミド等のアルカ
リ金属アミド;l・5−ジアザビシクロ−〔,3・4・
OJノネン−5(DBNと略す)、■・5−ジアザビシ
クロ−〔5・4・0〕ウンデセン−5(OBUと略す)
、2−ジメチルアミノ−1−ピロリン等の有機アミン類
:n−ブチルリチウム、S−ブチルリチウム、ジイソグ
ロビルアミンリチウム等の有機リチウム化合物などを例
示することができるが、経済性および反応効率の面から
アルカリ金属アルコキシドあるいはアルカリ金属ノ・イ
ドライド、アルカリ金属水酸化物の使用が好ましい。
ム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属またはアルカリ
土類金属水酸化物:ナトリウムメトキサイド、ナトリウ
ムエトキサイド、カリウムメトキサイド、ナトリウムt
ert−ブトキサイド、カリウムtert−ブトキサイ
ド、ナトリウムtert−アミルオキサイド等の金属ア
ルコキシド:水素化ナトリウム、水素化カリウム等のア
ルカリ金属ハイドライド:ナトリウムアミド等のアルカ
リ金属アミド;l・5−ジアザビシクロ−〔,3・4・
OJノネン−5(DBNと略す)、■・5−ジアザビシ
クロ−〔5・4・0〕ウンデセン−5(OBUと略す)
、2−ジメチルアミノ−1−ピロリン等の有機アミン類
:n−ブチルリチウム、S−ブチルリチウム、ジイソグ
ロビルアミンリチウム等の有機リチウム化合物などを例
示することができるが、経済性および反応効率の面から
アルカリ金属アルコキシドあるいはアルカリ金属ノ・イ
ドライド、アルカリ金属水酸化物の使用が好ましい。
塩基の使用量は原料に対して1モル当量以上好ましくは
1〜2モル当量である。
1〜2モル当量である。
反応は溶媒中で行なうのが好ましく、溶媒としては水系
溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒、
N−N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルス
ルホキシド(DMSO)等の非プロトン系極性溶媒およ
びベンゼン、トルエン等の炭化水素類を例示することが
できる。
溶媒、メタノール、エタノール等のアルコール系溶媒、
N−N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルス
ルホキシド(DMSO)等の非プロトン系極性溶媒およ
びベンゼン、トルエン等の炭化水素類を例示することが
できる。
有機アミン類を用いる場合にはこれを過剰に用いて溶媒
としての役割を兼ねさせてもよい。
としての役割を兼ねさせてもよい。
反応温度は室温〜150℃、好ましくは50℃乃至13
0℃の温度範囲である。
0℃の温度範囲である。
このようにして得られた一般式(I )で表わされる化
合物、特に1・1−ジクロル−4・4−ジメチルブタジ
ェン及び1・l−ジブロム−4・4−ジメチルブタジェ
ンは前述のFarkasらが報告している様にジアゾ酢
酸エステルと作用させることにより、殺虫剤としての用
途がある2・2−ジメチル−3,−(2・2−ジハロビ
ニル)−シクロプロパンカルボン酸エステルにすること
ができ、その合成原料として重要な化合物である。
合物、特に1・1−ジクロル−4・4−ジメチルブタジ
ェン及び1・l−ジブロム−4・4−ジメチルブタジェ
ンは前述のFarkasらが報告している様にジアゾ酢
酸エステルと作用させることにより、殺虫剤としての用
途がある2・2−ジメチル−3,−(2・2−ジハロビ
ニル)−シクロプロパンカルボン酸エステルにすること
ができ、その合成原料として重要な化合物である。
更に詳しくは以下の参考例及び実施例にて説明する。
実施例 1
クロロホルム4000f中にジメチルビニルカルビノー
ル4001を溶解し、これに過安息香酸tert−ブチ
ル301を加えて110℃にて30時間反応を行なった
後、反応液から過剰のクロロホルムと未反応のジメチル
ビニルカルビノールを減圧下に回収し、残分として赤黄
色の粘稠な液体835グを得た。
ル4001を溶解し、これに過安息香酸tert−ブチ
ル301を加えて110℃にて30時間反応を行なった
後、反応液から過剰のクロロホルムと未反応のジメチル
ビニルカルビノールを減圧下に回収し、残分として赤黄
色の粘稠な液体835グを得た。
このものはガスクロマトグラフィー分析の結果、純度9
0.4%の1・1・1−トリクロル−4−メチル−4−
ペンタノールであり、不純物として1・1・3−トリク
ロル−4−メチル−4−ペンタノールを8.7%含んで
いた。
0.4%の1・1・1−トリクロル−4−メチル−4−
ペンタノールであり、不純物として1・1・3−トリク
ロル−4−メチル−4−ペンタノールを8.7%含んで
いた。
上記残分を真空蒸留することによりbp60〜61.5
℃(0,3miHg )の留分として高純度の1・1・
1− ) IJジクロル4−メチル−4−ペンタノール
を7321得た。
℃(0,3miHg )の留分として高純度の1・1・
1− ) IJジクロル4−メチル−4−ペンタノール
を7321得た。
このものは放置しておくと白色の結晶となった。
化合物の確認は以下の方法によった。
赤外線吸収スペクトル
マススペクトル
次いで1・1・1−トリクロル−4−メチル−4−ヘ”
/ 夕/−ルア32fにp−)ルエンスルホン酸7.3
1を加えて155〜160℃にて1.5時間加熱し、副
生ずる水を系外に追出しながら反応させた。
/ 夕/−ルア32fにp−)ルエンスルホン酸7.3
1を加えて155〜160℃にて1.5時間加熱し、副
生ずる水を系外に追出しながら反応させた。
反応液はそのまま200朋Hgの減圧下にて留去し、留
出液をボウ硝にて乾燥し、次いで精密蒸留を行なった結
果、bp73〜74℃(20mmHg )の留分として
1・l・1−トリクロル−4−メチル−4−ペンテンを
621得、b、 p。
出液をボウ硝にて乾燥し、次いで精密蒸留を行なった結
果、bp73〜74℃(20mmHg )の留分として
1・l・1−トリクロル−4−メチル−4−ペンテンを
621得、b、 p。
74〜77℃(20龍Hg )の留分として1・l・1
−)!Jジクロー4−メチルー3−ペンテンを5361
得た。
−)!Jジクロー4−メチルー3−ペンテンを5361
得た。
生成物は以下の方法によってその構造を確認した。
赤外線吸収スペクトル
マススペクトル
核磁気共鳴スペクトル
赤外線吸収スペクトル
マススペクトル
核磁気共鳴スペクトル
次に得られた1・1・1−トリクロル−4−メチル−3
−ペンテン186グを5007113つロフラスコに入
れ、水浴下にて1・5−ジアザビシクロ−〔5・4・0
〕ウンデセン−5(DBU)183グを滴下した。
−ペンテン186グを5007113つロフラスコに入
れ、水浴下にて1・5−ジアザビシクロ−〔5・4・0
〕ウンデセン−5(DBU)183グを滴下した。
滴下後、室温で1時間さらに70℃で2時間反応を行な
った。
った。
反応液を水500m1中にあげ、エーテルで抽出し、そ
の抽出液を水洗し、乾燥した後、溶媒を減圧留去した。
の抽出液を水洗し、乾燥した後、溶媒を減圧留去した。
残分を真空蒸留することによりbp64〜65℃(2o
mmHg )の留分として1・1−ジクロル−4・4−
ジメチルブタジェン137グが得られた。
mmHg )の留分として1・1−ジクロル−4・4−
ジメチルブタジェン137グが得られた。
このものの構造は以下の方法により確認した。
赤外線吸収スペクトル
マススペクトル
核磁気共鳴スペクトル
実施例 2
実施例1の方法で得られたl・1・1−トリクロル−4
−メチル−3−ペンテン130.25’を30Qmlの
3つ目フラスコに入れ、これにナトリウム232−メタ
ノ−#150m1溶液を65℃にて滴下した。
−メチル−3−ペンテン130.25’を30Qmlの
3つ目フラスコに入れ、これにナトリウム232−メタ
ノ−#150m1溶液を65℃にて滴下した。
滴下後も同温度でさらに3時間反応させ、冷却後、析出
した結晶を減圧濾過した。
した結晶を減圧濾過した。
濾液を1501111まで減圧下に濃縮した後、水にあ
げ、次いでエーテル抽出した。
げ、次いでエーテル抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、溶媒を減圧留去
した。
した。
飽和食塩水で洗浄後、乾燥し、溶媒を減圧留去する。
残分を真空蒸留して1・1−ジクロル−4・4−ジメチ
ルブタジェン98.7Pを得た。
ルブタジェン98.7Pを得た。
実施例 3
実施例1の方法で得られた1・1・1−)1,1クロル
−4−メチル−3−ペンテン65v中に粉末苛性カリウ
ム301を加えて120〜125℃にて5時間、攪拌し
ながら反応を行なった。
−4−メチル−3−ペンテン65v中に粉末苛性カリウ
ム301を加えて120〜125℃にて5時間、攪拌し
ながら反応を行なった。
反応液は放冷したのち水にあげてエーテル抽出、水洗、
乾燥を行なった。
乾燥を行なった。
溶媒を減圧留去後、残分を真空蒸留して1・1−ジクロ
ル−4・4−ジメチルブタジェン46.72を得た。
ル−4・4−ジメチルブタジェン46.72を得た。
実施例 4〜11
実施例1と同様に化合物(III)を酸性触媒存在下に
加熱して脱R’OH反応させて得られた化合物(n)を
蒸留分離してl・1・1−トリハロー4−メチル−3−
ペンテンを取り出し、次いで塩基を作用させることによ
り脱・・ロゲン化水素反応を行ない1・1−ジハロ−4
・4−ジメチルブタジェンを得た。
加熱して脱R’OH反応させて得られた化合物(n)を
蒸留分離してl・1・1−トリハロー4−メチル−3−
ペンテンを取り出し、次いで塩基を作用させることによ
り脱・・ロゲン化水素反応を行ない1・1−ジハロ−4
・4−ジメチルブタジェンを得た。
結果を表■に示した。尚使用した化合物(III)は相
当する を10重量倍のハロホルム中、ラジカル反応開始剤の存
在下100〜130℃の範囲で反応を行なうことにより
合成した。
当する を10重量倍のハロホルム中、ラジカル反応開始剤の存
在下100〜130℃の範囲で反応を行なうことにより
合成した。
実施例 1〜8
1・1・1−トリクロル−4−メチル−4−ペンテン5
.6? (0,03mol )を表2に示される反応条
件下で種々の塩基で処理した。
.6? (0,03mol )を表2に示される反応条
件下で種々の塩基で処理した。
各々の反応液をガスクロマトグラフィー分析したところ
、それぞれの反応で1・1−ジクロル−4・4−ジメチ
ルブタジェンが痕跡量生成して(、た。
、それぞれの反応で1・1−ジクロル−4・4−ジメチ
ルブタジェンが痕跡量生成して(、た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中X1、X2およびX3は同一または異なるハロゲ
ン原子を表わす) で表わされる1・1・1−) Itハロー4−メチル−
3−ペンテンを塩基と処理することを特徴とする 一般式 (式中XおよびYは式■で示したXl、X2およびX3
のいずれかを示す) で表わされる1・l−ジハロ−4・4−ジメチルブタジ
ェンの製造方法。 2 一般式 (式中R1は水素原子、アルキル基、シクロアルキル基
、アリール基、アラルキル基、またはアシル基であり、
Xl、X2およびX3は同一または異なる・・ロゲン原
子を表わす) で表わされるハロゲン化合物を酸性触媒の存在下に反応
させて一般式 (式中Xl、X2およびX3は式■で示したとおりであ
る。 で表わされる1・1・1−トリハロー4−メチル−3−
ペンテンとし、次いで塩基と処理することを特徴とする
一般式 (式中XおよびYは式■で示したXl、X2およびX3
のいずれかである) で表わされる1・1−ジハロ−4・4−ジメチルブタジ
ェンの製造方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50079802A JPS5821892B2 (ja) | 1975-06-27 | 1975-06-27 | 1 1− ジハロ −44− ジメチルブタシエンノセイゾウホウホウ |
GB15075/76A GB1549691A (en) | 1975-04-14 | 1976-04-13 | 1,1,1-trihalo-4-methyl-(3-or 4)-pentenes |
US05/676,517 US4053380A (en) | 1975-04-14 | 1976-04-13 | 1,1,1-trihalogeno-4-methylpentenes, method of preparing the same and use of the same in the preparation of 1,1-dihalogeno-4-methyl-1,3-pentadienes |
FR7611050A FR2307783A1 (fr) | 1975-04-14 | 1976-04-14 | 1,1,1-trihalogeno-4-methylpentenes, leur procede de preparation et leur application pour la preparation de 1,1-dihalogeno-4-methyl-1,3-pentadienes |
DE2660863A DE2660863C2 (de) | 1975-04-14 | 1976-04-14 | Verfahren zur Herstellung von 1,1-Dihalogen-4-methyl-1,3-pentadien |
NLAANVRAGE7603935,A NL184215C (nl) | 1975-04-14 | 1976-04-14 | Werkwijze voor de bereiding van 1,1,1-trihalogeen-4-methylpentenen. |
DE2616528A DE2616528C2 (de) | 1975-04-14 | 1976-04-14 | Verfahren zur Herstellung von 1,1,1-Trihalogen-4-methylpentene |
US06/200,087 USRE31330E (en) | 1975-04-14 | 1980-10-23 | 1,1,1-Trihalogeno-4-methylpentenes, method of preparing the same and use of the same in the preparation of 1,1-dihalogeno-4-methyl-1,3-pentadienes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50079802A JPS5821892B2 (ja) | 1975-06-27 | 1975-06-27 | 1 1− ジハロ −44− ジメチルブタシエンノセイゾウホウホウ |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57054657A Division JPS5917088B2 (ja) | 1982-03-31 | 1982-03-31 | 1,1,1−トリクロル−4−メチルペンテンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5223007A JPS5223007A (en) | 1977-02-21 |
JPS5821892B2 true JPS5821892B2 (ja) | 1983-05-04 |
Family
ID=13700337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50079802A Expired JPS5821892B2 (ja) | 1975-04-14 | 1975-06-27 | 1 1− ジハロ −44− ジメチルブタシエンノセイゾウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5821892B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222582U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-10 |
-
1975
- 1975-06-27 JP JP50079802A patent/JPS5821892B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6222582U (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-10 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5223007A (en) | 1977-02-21 |
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