JPS58217629A - 溶接継手部の靭性のすぐれた低温用鋼の製造方法 - Google Patents
溶接継手部の靭性のすぐれた低温用鋼の製造方法Info
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- JPS58217629A JPS58217629A JP10084282A JP10084282A JPS58217629A JP S58217629 A JPS58217629 A JP S58217629A JP 10084282 A JP10084282 A JP 10084282A JP 10084282 A JP10084282 A JP 10084282A JP S58217629 A JPS58217629 A JP S58217629A
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- Japan
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- steel
- joint part
- welding joint
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/005—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment of ferrous alloys
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溶接継手部の靭性に優れた低温用鋼の製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
LNGタンク等の低温タンク用材として広く使用されて
いる9%Ni鋼は、母材のみならず溶接継手部において
も十分な低温靭性を有するとされているが、最近、脆性
破壊の発生特性を評価する試験として多用されはじめた
静的曲げCOD試験を行なった場合、溶接継手部におい
て試験結果(限界COD値)のばらつきが大きく、極く
小さい開口量で脆性亀裂の発生する場合の有ることか判
明した。発生した脆性亀裂は僅かな距離だけ進展した後
停止し、長い距離を伝播することが無いため、実際のタ
ンクがこのような条件で脆性破壊することはないと言え
るが、小開口量での脆性亀裂の発生そのものを防止でき
れはタンクの安全性は更に向上するものと考えられ、こ
の面での材料開発が望まれている。
いる9%Ni鋼は、母材のみならず溶接継手部において
も十分な低温靭性を有するとされているが、最近、脆性
破壊の発生特性を評価する試験として多用されはじめた
静的曲げCOD試験を行なった場合、溶接継手部におい
て試験結果(限界COD値)のばらつきが大きく、極く
小さい開口量で脆性亀裂の発生する場合の有ることか判
明した。発生した脆性亀裂は僅かな距離だけ進展した後
停止し、長い距離を伝播することが無いため、実際のタ
ンクがこのような条件で脆性破壊することはないと言え
るが、小開口量での脆性亀裂の発生そのものを防止でき
れはタンクの安全性は更に向上するものと考えられ、こ
の面での材料開発が望まれている。
そこで、本発明者らは、かかる要望に答えるべく種々研
究の結果、溶接継手部において限界COD値にばらつき
が大きい原因は溶接熱影響部か熱影響温度の違いにより
粗粒域、中粒域、細粒域および(α+γ)2相域に分か
れ、靭性の異なる様々な領域を有する結果、試験片の切
欠の先端がどの領域にあるかによって試験結果が左右さ
れるためであって、特に細粒域および(α+γ)2相域
に切欠先端がある場合に小開口量で脆性亀裂が発生する
ことが多い現象が見られ、さらにC0,01〜0.08
%、Si 0.05〜0.50%、Mn0.05〜0
.90%、Ni s、oo〜10.00および酸可溶性
A10.01〜0.10%の鋼組成では粗粒域および中
粒域ではマルテンサイトと下部ベイナイトの混合組織を
呈し、靭性が良好であるのに対し、細粒域ではオーステ
ナイト結晶粒か非常に細かいため焼入性が不足し、島状
マルテンサイトを多量に含む粒状ベイナイトが現れて靭
性が低くなること、また、(α+γ)2相域ではマルテ
ンサイト中に粗大な高炭素フレッシュマルテンサイト類
が混在した組織を呈し、靭性が低くなることが見い出さ
れた。そこでさらに研究の結果、焼入性向上元素の内特
にCrおよびMOの一方または双方を添加することによ
って焼入性が増大し、粒状ベイナイトの生成が抑制され
て靭性が向上するとともに(α+γ)2相域に対しては
熱間圧延工程において低温強圧下を行なった後、直ちに
焼入れることによって粗大なフレッシュマルテンサイト
類の生成が防止されて靭性が向上し、全体として靭性の
ばらつきがなくなることに着目し、本発明を完成するに
至った。
究の結果、溶接継手部において限界COD値にばらつき
が大きい原因は溶接熱影響部か熱影響温度の違いにより
粗粒域、中粒域、細粒域および(α+γ)2相域に分か
れ、靭性の異なる様々な領域を有する結果、試験片の切
欠の先端がどの領域にあるかによって試験結果が左右さ
れるためであって、特に細粒域および(α+γ)2相域
に切欠先端がある場合に小開口量で脆性亀裂が発生する
ことが多い現象が見られ、さらにC0,01〜0.08
%、Si 0.05〜0.50%、Mn0.05〜0
.90%、Ni s、oo〜10.00および酸可溶性
A10.01〜0.10%の鋼組成では粗粒域および中
粒域ではマルテンサイトと下部ベイナイトの混合組織を
呈し、靭性が良好であるのに対し、細粒域ではオーステ
ナイト結晶粒か非常に細かいため焼入性が不足し、島状
マルテンサイトを多量に含む粒状ベイナイトが現れて靭
性が低くなること、また、(α+γ)2相域ではマルテ
ンサイト中に粗大な高炭素フレッシュマルテンサイト類
が混在した組織を呈し、靭性が低くなることが見い出さ
れた。そこでさらに研究の結果、焼入性向上元素の内特
にCrおよびMOの一方または双方を添加することによ
って焼入性が増大し、粒状ベイナイトの生成が抑制され
て靭性が向上するとともに(α+γ)2相域に対しては
熱間圧延工程において低温強圧下を行なった後、直ちに
焼入れることによって粗大なフレッシュマルテンサイト
類の生成が防止されて靭性が向上し、全体として靭性の
ばらつきがなくなることに着目し、本発明を完成するに
至った。
すなわち、本発明ハCO,01〜0.08%、 Si0
.05〜0.50%、 Mn O,05〜0.90%、
Ni8.00〜10゜00%、酸可溶AI (3,01
〜0.1 。
.05〜0.50%、 Mn O,05〜0.90%、
Ni8.00〜10゜00%、酸可溶AI (3,01
〜0.1 。
チに加えてさらにCr□、10〜1.00およびM。
0.05〜050%の一方または双方を含み、残部Fe
および不可避的不純物からなるヌラプを850℃以下で
60%以上の累積圧下を与える条件下で熱間圧延に付し
、圧延後直ちに焼入れし、続いてAcr変態点以下の温
度で焼もどしを行ない、溶接熱影響部のうちの特に細粒
□域および(α+γ)2相域双方の靭性を改善せんとす
るものである。
および不可避的不純物からなるヌラプを850℃以下で
60%以上の累積圧下を与える条件下で熱間圧延に付し
、圧延後直ちに焼入れし、続いてAcr変態点以下の温
度で焼もどしを行ない、溶接熱影響部のうちの特に細粒
□域および(α+γ)2相域双方の靭性を改善せんとす
るものである。
次に本発明における制限条件について説明する。
Cは強度を確保するために必要な元素であり、0.01
%以上含有させる必要があるが、多量に含まれると延靭
性を劣化させるので、上限は。、o8係が適当である。
%以上含有させる必要があるが、多量に含まれると延靭
性を劣化させるので、上限は。、o8係が適当である。
Si は製鋼上必要な元素であり、強度確保にも有効で
あるので、0.05%以上添加される必要があるが、多
量に含まれると延靭性を劣化させるので、0.50%以
下が適当である。
あるので、0.05%以上添加される必要があるが、多
量に含まれると延靭性を劣化させるので、0.50%以
下が適当である。
Mnは強度を確保するために必要な元素であり、0.0
5%以上含有させる必要があるが、多量に含まれると延
靭性を劣化させるので、上限は0.90係が適当である
。
5%以上含有させる必要があるが、多量に含まれると延
靭性を劣化させるので、上限は0.90係が適当である
。
Ni は靭性を向上させるために極めて有効な元素であ
り、8.001以上含有させる必要があるが、含有量を
不必要に増大させることは鋼材価格の上昇を招くばかり
であるので、10.00%を上限とするのが適当である
。
り、8.001以上含有させる必要があるが、含有量を
不必要に増大させることは鋼材価格の上昇を招くばかり
であるので、10.00%を上限とするのが適当である
。
AI は脱酸剤として必要であるはかりでなく、AIN
として鋼中に析出し結晶粒の粗大化を抑制する効果をも
つので、下限を酸可溶量で0.01%とした。しかし、
多量に含まれると延靭性を劣化させるので上限は0.1
0%が適当である。
として鋼中に析出し結晶粒の粗大化を抑制する効果をも
つので、下限を酸可溶量で0.01%とした。しかし、
多量に含まれると延靭性を劣化させるので上限は0.1
0%が適当である。
CrおよびMOは前述したように溶接熱影響部のうちの
細粒域の焼入性を向上させ靭性を改善するために必要な
元素である。通常、焼入れ焼もどし型あるいは直接焼入
れ焼もどし型の9%Ni鋼においでこれらの元素か添加
されることは無いが、不発明番とおいては細粒域の靭性
改善のため0.10係以上のCrおよび0.05%以上
のMOのうちの1種または2種の添加が必要不可欠であ
る。ただし、これらの元素は多量に含まれると、強度を
必要以上に上昇させ延靭性を劣化させるのでCrおよび
MOの上限をそれぞれ1.00%、0.50%とするの
が適当である。
細粒域の焼入性を向上させ靭性を改善するために必要な
元素である。通常、焼入れ焼もどし型あるいは直接焼入
れ焼もどし型の9%Ni鋼においでこれらの元素か添加
されることは無いが、不発明番とおいては細粒域の靭性
改善のため0.10係以上のCrおよび0.05%以上
のMOのうちの1種または2種の添加が必要不可欠であ
る。ただし、これらの元素は多量に含まれると、強度を
必要以上に上昇させ延靭性を劣化させるのでCrおよび
MOの上限をそれぞれ1.00%、0.50%とするの
が適当である。
他方、(α+γ)2相域での粗大なフレッシュマルテン
サイト類の生成を防止し、靭性を向上させるため、まず
低温強圧下を施す必要がある。本発明では熱間圧延に際
しての850℃以下で60係以上の累積圧下率で圧下す
る。これによりマトリックス中に高密度の転位が導入さ
れる。なお、圧延条件が850℃以上となるとオーステ
ナイトの再結晶が促進されるため、導入された転位の多
・くが消滅してしまい、また850℃以下Iこ
おける累積圧下率が60q6未満では充分な転位密度が
得られない。
サイト類の生成を防止し、靭性を向上させるため、まず
低温強圧下を施す必要がある。本発明では熱間圧延に際
しての850℃以下で60係以上の累積圧下率で圧下す
る。これによりマトリックス中に高密度の転位が導入さ
れる。なお、圧延条件が850℃以上となるとオーステ
ナイトの再結晶が促進されるため、導入された転位の多
・くが消滅してしまい、また850℃以下Iこ
おける累積圧下率が60q6未満では充分な転位密度が
得られない。
次いで圧延後再加熱を行なわすに直ちに焼入れる必要が
ある。これにより上記低温強圧下によって導入された転
位はマトリックスが常温になっても高密度状態で残留し
、以後の焼もどしによっても消失することがない。この
マトリックス中に残された転位は溶質原子の拡散径路と
なるため、2相域に加熱された際にNi 、 Mn等の
オーヌテナイト形成元素がこの高密度の転位を通って容
易(こ粒内を移動することが可能となり、この結果粒界
。
ある。これにより上記低温強圧下によって導入された転
位はマトリックスが常温になっても高密度状態で残留し
、以後の焼もどしによっても消失することがない。この
マトリックス中に残された転位は溶質原子の拡散径路と
なるため、2相域に加熱された際にNi 、 Mn等の
オーヌテナイト形成元素がこの高密度の転位を通って容
易(こ粒内を移動することが可能となり、この結果粒界
。
粒内を問わずオーステナイトが微細に分散析出するため
、粗大なフレッシュマルテンサイト粒)生成が防止され
る。
、粗大なフレッシュマルテンサイト粒)生成が防止され
る。
なお、焼入れの平均冷却速度は3℃/秒以上が望ましく
、また最終的にはAc1変態点以下の温度で焼戻しが行
われる。
、また最終的にはAc1変態点以下の温度で焼戻しが行
われる。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例
第1表に示す化学成分および圧延・熱処理条件にて製造
した鋼板を供試して再現熱サイクル試験および溶接継手
部の静的曲げCOD試験を行なった。
した鋼板を供試して再現熱サイクル試験および溶接継手
部の静的曲げCOD試験を行なった。
溶接擦サイクル再現装置を用いて再現熱サイクル条件8
00℃×10秒の下に溶接熱影響部の細粒域を再現し、
シャルビ衝撃試験および硬度測定を行なった結果を第1
図および第2図に、またそのミクロ組織の顕微鏡写真を
第3図にそれぞれ示す。Cr、Moを添加していない比
較鋼H,I (口、−)では低冷却速度域(冷却時間
が大きい領域)で硬度が低下する(第2図参照)ととも
に大きく脆化しておりC第1図参照)、ミクロ組織は島
状マルテンサイトを多量に含むベイニテイツクなものと
なっている(第3図(b)参照)。これに対して、(:
:r−Moを添加した発明鋼A、 B (○。
00℃×10秒の下に溶接熱影響部の細粒域を再現し、
シャルビ衝撃試験および硬度測定を行なった結果を第1
図および第2図に、またそのミクロ組織の顕微鏡写真を
第3図にそれぞれ示す。Cr、Moを添加していない比
較鋼H,I (口、−)では低冷却速度域(冷却時間
が大きい領域)で硬度が低下する(第2図参照)ととも
に大きく脆化しておりC第1図参照)、ミクロ組織は島
状マルテンサイトを多量に含むベイニテイツクなものと
なっている(第3図(b)参照)。これに対して、(:
:r−Moを添加した発明鋼A、 B (○。
・)および比較E、F、G (△、ム、)では低冷却速
度域でも十分に焼きの入った組織を呈し。
度域でも十分に焼きの入った組織を呈し。
脆化が抑制されている(第1図、第2図および第3図(
a)参照)。
a)参照)。
また、同じく溶接熱サイクル再現装置を用いて再現熱サ
イクル条件650℃X11.0秒の下に溶接熱影響部の
(α十γ)2相域を再現しシャルビ衝撃試験を行なった
結果を第4図に、またそのミク口組織を第5図にそれぞ
れ示す。通常の再加熱焼入を行なった比較鋼G、■ (
,■)は、焼もどしマルテンサイト中に粗大なフレッシ
ュマルテンサイト粒が混在した組織を呈しく第5図(b
)参照)、靭性が低い(第4図参照)。これに対して直
接焼入を行なった発明鋼A(○)では、焼もどしマルテ
ンサイト粒界および粒内に微細なオーステナイトか分散
析出した組織となっており(第5図(a)参照)、比較
鋼G、 I (,−)にくらべて靭性が大きく向上し
ている(第4図参照)。但し、このような靭性改善効果
の程度は850℃以下における圧下率によって大きく左
右され、本温度領域における圧下率を60係以上確保じ
た発明鋼B(・)および比較鋼Hc口)では発明鋼A(
○)と同様の効果がみられるのに対して、圧下率50%
以下の比較鋼E、 F (△、ム)では効果が半減して
いる。
イクル条件650℃X11.0秒の下に溶接熱影響部の
(α十γ)2相域を再現しシャルビ衝撃試験を行なった
結果を第4図に、またそのミク口組織を第5図にそれぞ
れ示す。通常の再加熱焼入を行なった比較鋼G、■ (
,■)は、焼もどしマルテンサイト中に粗大なフレッシ
ュマルテンサイト粒が混在した組織を呈しく第5図(b
)参照)、靭性が低い(第4図参照)。これに対して直
接焼入を行なった発明鋼A(○)では、焼もどしマルテ
ンサイト粒界および粒内に微細なオーステナイトか分散
析出した組織となっており(第5図(a)参照)、比較
鋼G、 I (,−)にくらべて靭性が大きく向上し
ている(第4図参照)。但し、このような靭性改善効果
の程度は850℃以下における圧下率によって大きく左
右され、本温度領域における圧下率を60係以上確保じ
た発明鋼B(・)および比較鋼Hc口)では発明鋼A(
○)と同様の効果がみられるのに対して、圧下率50%
以下の比較鋼E、 F (△、ム)では効果が半減して
いる。
次に、市販のオーステナイト系溶接材料を用いて下記第
2表に示す条件で溶接継手を作成し、静的臼けCOD試
験を行なった。
2表に示す条件で溶接継手を作成し、静的臼けCOD試
験を行なった。
その結果を第6図に示す。比較鋼Iの最低値は0゜05
門であるのに対して、Cr 、 Moを添加するととも
に、850℃以下において60係以上の圧下を施した後
直接焼入れを行なうこと番こよって溶接熱影響部の細粒
域および(α+γ)2相域双方の靭性を改善した発明@
A、Hの最低値は約0,25朋と大きく向上している。
門であるのに対して、Cr 、 Moを添加するととも
に、850℃以下において60係以上の圧下を施した後
直接焼入れを行なうこと番こよって溶接熱影響部の細粒
域および(α+γ)2相域双方の靭性を改善した発明@
A、Hの最低値は約0,25朋と大きく向上している。
細粒域(α+γ)2相域の靭性をそれぞれ単独に改善し
た比較@E、F、Gおよび比較鋼Hにおいてもある程度
COD値か向上しているが、発明鋼には及ばない。
た比較@E、F、Gおよび比較鋼Hにおいてもある程度
COD値か向上しているが、発明鋼には及ばない。
さらに、本発明鋼は比較鋼に比し限界COD値にばらつ
きがなく、全体として靭性がばらつきなく向上している
ことがわかる。
きがなく、全体として靭性がばらつきなく向上している
ことがわかる。
以上のように1本発明によれば、溶接熱影響部の細粒域
およびCαα+γ2相域双方の靭性を改善することによ
って、溶接継手部の靭性の極めて優れた9%Ni鋼を製
造することかできる。
およびCαα+γ2相域双方の靭性を改善することによ
って、溶接継手部の靭性の極めて優れた9%Ni鋼を製
造することかできる。
第1図は鋼種A、Iの冷却時間C冷却速度)と低温靭性
(−196℃におけるシャルビ脆性破面率C%))との
関係を示すグラフ、第2図は同じく冷却時間と硬度との
関係を示すグラフ、第3図は本発明@Aと比較鋼Hの顕
微鏡写真rX3500)、第4図は鋼種A、Iの冷却時
間と低温靭性との関係を示すグラフ、第5図は本発明鋼
Aと比較鋼Iの顕微鏡写真(×2000)、第6図は鋼
種A、Iの限界COD値の分布を示すグラフである(た
だし、試験温度−196℃である)。 特許出願人株式会社 神戸製鋼所
(−196℃におけるシャルビ脆性破面率C%))との
関係を示すグラフ、第2図は同じく冷却時間と硬度との
関係を示すグラフ、第3図は本発明@Aと比較鋼Hの顕
微鏡写真rX3500)、第4図は鋼種A、Iの冷却時
間と低温靭性との関係を示すグラフ、第5図は本発明鋼
Aと比較鋼Iの顕微鏡写真(×2000)、第6図は鋼
種A、Iの限界COD値の分布を示すグラフである(た
だし、試験温度−196℃である)。 特許出願人株式会社 神戸製鋼所
Claims (1)
- (1)C0,01〜0.08%、si o、os〜0.
50係、Mn o、o 5〜0.90%、Nis、o
O〜10.00%、酸可溶AI’0.01〜0.10%
に加えてさらにCr0110〜1.00%およびMo0
.05〜0.50%の一方または双方を含み、残部Fe
および不可避的不純物からなるスラブを850℃以下で
60%以上の累積圧下を与える条件下で熱間圧延に付し
、圧延後直ちに焼入れし、続いてAct変態点以下の温
度で焼戻しを行なうことを特徴とする溶接継手部の靭性
の優れた低温用鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10084282A JPS58217629A (ja) | 1982-06-12 | 1982-06-12 | 溶接継手部の靭性のすぐれた低温用鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10084282A JPS58217629A (ja) | 1982-06-12 | 1982-06-12 | 溶接継手部の靭性のすぐれた低温用鋼の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58217629A true JPS58217629A (ja) | 1983-12-17 |
Family
ID=14284568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10084282A Pending JPS58217629A (ja) | 1982-06-12 | 1982-06-12 | 溶接継手部の靭性のすぐれた低温用鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58217629A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1982
- 1982-06-12 JP JP10084282A patent/JPS58217629A/ja active Pending
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