JPS58217456A - 無機質材料の製造方法 - Google Patents

無機質材料の製造方法

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JPS58217456A
JPS58217456A JP10089182A JP10089182A JPS58217456A JP S58217456 A JPS58217456 A JP S58217456A JP 10089182 A JP10089182 A JP 10089182A JP 10089182 A JP10089182 A JP 10089182A JP S58217456 A JPS58217456 A JP S58217456A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水ガラスに凝固剤1t’l&加して該水ガラス
を固化させることにより、耐水性無機質材料を得る方法
に関するものである。     ゛通常、水ガラスは、
二酸化珪素とアルカリとを融解して得られる珪酸アルカ
リ塩の、濃厚水溶液であり、無色で粘性の高い液体であ
る。また、該水ガラスヲ窒気中に放置すると、水分が蒸
発し。
固化する性質がある。
それ故、上記性質を有する水ガラスは、接合剤。
塗料、土壌硬化剤等として、広く利用されている。
しかしながら、該水ガラスは耐水性に乏しいという欠点
を有する。すなわち、該水ガラスを常温に放置、あるい
は加熱する等して、固化せしめても、得られる固化物は
、水分に接触子ると再び粘性液体となる。
それ故、該水ガラスを、屋外等の水が直接かかるところ
はもちろんのこと、湿気の多い場所等に設置する物品に
使用することは困難である。
また、該水ガラスは、固化後150°C以上に加熱する
と、その強度は著しく低下し、成形体、接着剤あるいは
塗料としての機能を失なう。
一方、水ガラスに耐水性、耐熱性を付与するために、該
水ガラスにマグネシウム、カルシウム等の多価イオンを
添加することが知られている。
しかし、上記イオンを従来のように、単に水溶液で添加
すると、水ガラスは急速にゲル状に固化するので、該水
ガラスを一定の形状に成形したυ。
塗布する場合には9作業性が悪く、実用的でない。
本発明者は、上記急速に固化するといった。水ガラスの
上記欠点を克服することを目的に鋭意研究を重ねた結果
9本発明を為すに至ったのである。
本願にかかる第1の発明は、水力ラスに多価イオンkm
加して、該水ガラスを成形、固化することにより得られ
る無機質材料を製造する方法におt凝固剤を製作する吸
着工程と、水ガラスに該凝固剤を混合して、混合物とす
る混合工程と、該混合物全所望の形状に成形して固化せ
しめる成形工程と、からなることt−特徴とする無機質
材料の製造方法である(以下第1発明という)。
本第1発明によれば、多価イオンを含浸あるいは吸着し
た凝固剤は徐放性、すなわち該多価イオンを水ガラスへ
徐々に放出する性質を有するので。
該凝固剤を混合した水ガラスは急速に固化しない。
それ故1本発明方法は、かな9長い、しかも調節可能な
可使時間を有し9作業性に優れている。
また1本発明によp得られる無機質材料は、優れた耐水
性と耐熱性を有するので、建築、土木関係用材料として
広く利用することが可能である。
以下9本発明tさらに詳細に説明する。
本発明に用いるイオン供給物質としては、 Mg。
Cα、 BIZ、 A4等の多価イオンを含む塩であり
1本発明では、これらの−棟あるいはニー以上を混合し
て使用する。具体的な塩としては、Cαc1g 、 M
g。
(Now )1 、 Ba(OH)寓、 klols 
%で、水に可溶なものがよい。
一方、上記多価イオンを含浸あるいは吸着する多孔質粉
末には、セピオライト、アタパルジャイト、モンモリロ
ナイト、カオリナイト、バーミキュライト、黒鉛等の繊
維状あるいは層状物質、ゼオライト、クリストバル岩等
の多孔性物質等の粉末が使用できる。さらには、微細な
孔をもつ中窒ガラスの粉末も使用可能である。
上記セピオライト、アタパルジャイトは、それぞれ含水
マグネシウムシリケート、含水マグネシウム、アルミニ
ウムシリグートヲ主成分とする鉱物で、その構造は、−
辺が約α1μmの四辺形断面含有する長繊維の集合体で
、該集会体内には。
繊維の長さ方向に多数の孔を有している。
上記バーミキュライト等の層状物質は、珪酸アルミニウ
ム等を主成分とする薄摸の層状構造を持つものである。
また、クリヌトバル岩、ゼオライトは、珪酸塩類を主成
分とする粒状の多孔性物質で2%にクリストバル岩は、
その表面に通ずる多数の孔を有するものである。鎖孔の
直径は約701.気孔率は約50%である。
本発明における多孔質粉末は、上記繊維状9層状あるい
は多孔性物質tミル等で粉砕したもので。
一 その粒径は20〜500μm範囲が望ましい。
本第1発明にかかる吸着工程において、上記多孔質粉末
に、前記多価イオンを吸着せしめる。該吸着工程では、
まず、前記多価イオンを含む塩を液状にしたのち、この
液に多孔質粉末を浸漬するなどして、上記イオンを該多
孔質粉末に接触させる。上記塩を液状にするための溶媒
には、水、アルコール、その他揮発性の有機溶媒等がよ
い。液状にした上記塩の濃度は、該塩と溶媒によって定
まる固溶限附近がよい。しかし、これよυ低い濃度であ
っても何ら差し支えない。
本吸着工程を施す他の方法としては、上記塩を溶融状態
あるいは気体状態にして、これらに該多孔質粉末を接触
させてもよい。
以上のようにして、多価イオンが、多孔質粉末に、イオ
ン変換吸着、あるいは物理的に吸着し。
あるいは該多孔質粉末の表面に開口した孔に浸入する結
果、該多孔質粉末と多価イオンは強く結合する。
その後、多孔質粉末の表面に単に付着している余分の溶
液を水洗等により除去して1本発明にかかる凝固剤とし
ての多価イオンを含浸あるいは吸着した多孔質粉末を得
る。
次に1本第1発明にかかる混合工程において。
水ガラスと上記凝固剤とを、混合、混練する。
本発明における水ガラスは、 Ah O5nsiozの
一般式で表わされる物質(Mはに、NrL、Ll等のア
ルカリ金属あるいはNH,等の基であり、nは1〜4の
数である。)(以下核物質を水ガラス固形分と記す)゛
の10〜70重量%(01%)水溶液である。
この場合、水ガラス固形分と多孔質粉末との混合割合は
、該多孔質粉末に含浸あるいは吸着している多価イオン
が、該水ガラス中のアルカリ金属イオンと等価な量とな
るのが最も良い。
なお、上記混合、混練作業が容易となるように。
機を用いそもよい。
以上のようにして、比較的長い可使時間を有する混合物
を得ることができる。なお、該可使時間は、前記多価イ
オン、多孔質粉末の種類、量によって調節可能である。
最後に、上記混合工程で得た混合物を、成形工程で所望
の形状に成形し、固化せしめる。該混合物を成形する方
法には、該混合物を鋳型に注入する方法、あるいは鋳型
を使わないで成形したり。
刷毛、へら等で基材に塗布する方法等がある。鋳型に注
入して成形する場合には、混合物の粘度を比較的低処置
にしてもよいが、鋳型を使わない場合には自重等で変形
しない程度に高くするのが望ましい。一方、刷毛やへら
で塗布する場合には。
比較的低(目の粘度にするのが望ましい。
上記固化は、室温附近での自然乾燥、あるいは。
必要に応じて昇温して乾燥、又は焼きつけてもよい。昇
温する場合には、その温度を110〜250°Cの範囲
内に選択すると1本発明にかかる混合物は、固化後、一
層優れた耐水性、耐熱性を現わす。
以上の各工程を実施することによって、水ガラスを主成
分とした無機質材料を得ることができる。゛本発明によ
れば、水ガラスKl固せしめる多価イオンが多孔質粉末
から少量ずつ放出されるので。
本発明における前記混合物の可使時間が長くなる。
それ故、成形工程での作業性がよくなる。
また、該混合物は、適当な粘性を有しているので2.初
期接着力が大きい。
本発明によって得られる無機質材料は、凝固剤と水ガラ
スとの間で反応が生じ、耐水性、耐熱性を保有する。該
無機質材料の表面に水全振りかけ。
摩擦しても、該無機質材料は溶解しないばかりでなく、
60°Cの温水中に長時間放置しても、溶解はもちろん
、膨潤現象さえ見られない。
また、該無機質材料は、600℃に加熱しても発泡しな
い。
なお1本混付工程において、上記多孔質粉末と。
水ガラスの他に、たとえば珪砂、ガラス粉、ガラス繊維
、雲母、ベントナイト、タルク、アスベスト等の無機質
物質、ゴムラテックス、セルロース繊維等の有機質物質
であって、水力ラスの諸性質に悪影41ilIを与えな
い物質を増量材として適宜添加することも可能である。
これらの物質’t−m加すると。
成形工程における固化時に、該水ガラスの収縮率が小さ
くなる利点を有する。
以上のように9本第1発明により得た無機質材料は、優
れた特長を保有するものである。それ故。
刷毛塗りして、ボール紙や9発泡ガラス成形体等の接層
剤として、あるいは、発泡ガラス成形体の表面被覆材と
して使用できる。
本願にかかる第2の発明は、前述の第1発明と同様の性
質を有する無機質材料を製造する方法であり、水力ラス
を凝固せしめるMg、、 Oa、 Bα、A1等の多価
イオンt−多孔質粉末に含浸あるいは吸着せしめて、凝
固剤を製作する吸着工程と、該凝固剤の表面に、水溶性
物質からなる被gl形成して被膜形成凝固剤を製作する
被覆工程と、水ガラスに該被膜形成凝固剤を混合し、混
合物とする混合工程と、該混合物を所望の形状に成形し
、固化せしめる成形工程とからなること1に%徴とする
無機質材料の製造方法にある。(以下第2発明という。
)本第2発明によれば、上記混合物の可使時間を。
被混合物の使用目的に応じて、所望の長さに、#易に調
節できる。その他、前記第1発明と同じ効果を有する。
以下1本第2発明を、よシ詳細に説明する。
本第2発明は、前記第1発明に、上記被覆工程全附加し
たものである。本発明にかかる被覆工程は、前記第1発
明の吸着1轡で、多価イオンを含浸あるいは吸着せしめ
た多孔質粉末の表面に、水溶性物質で被膜を形成する工
程である。
該水溶性物質は、具体的には、ポリビニールアルコール
、でんぷん、デキストリン等の有機化合物、NαNOs
 、 Cn00s 、 NαCjl、 Bαcds 、
 h(lags等の無機化合物がよい。
該被膜を形成する方法としては、上記水溶性物質を水溶
液とし、該水溶液に上記多孔質粉末を浸漬するか、該水
溶ffk上記多孔質粉末にスプレー等で吹きつけたのち
乾燥するのがよい。これらの方法によって、前記多価イ
オンを含浸あるいは吸着した多孔質粉末の表面に、上記
水溶性物質からなる被膜を形成して、被膜形成凝固剤を
得ることができる。
次に、該被膜形成凝固剤を、第1発明における混合工程
と同じ方法で水ガラスに混合混練して。
混合物とし、該混合物に成形工程金施して1本発明にか
かる無機質材料を得ることができる。
該被膜形成凝固剤を使用すると、多価イオンは。
被膜が水ガラス中の水分で溶解するまで、水ガラス中に
放出されにくいので、可使時間^被膜がない場合より2
〜10倍長くすることができる。
該可使時間は、第1発明と同様に、多価イオン。
多孔質粉末さらには、該被膜の楠嫡、厚さによって調節
することができる。
この場合、該被膜の種類、厚さ等を変えた2種以上の多
孔質粉末を混ぜて使用した混合物は、単一種の多孔質粉
末を加えた混合物よりも1%別の固化状況を呈し、固化
時にひずみやき裂の発生を防止できる。
固化してできた無機材料は、 rnit水性、耐熱性を
有し、第1発明により得た無機材料と同じ用途を有して
いる。
以下9本発明にかかる実施例を示す。
実施例1 スペイン産セビオライト粉末1ooft−、IAの水道
水に加え、これを鋼製羽根を有するミキサーで攪拌し、
さらに、塩化カルシウム(CαC12・6n舅、0)を
109%添加し、十分に溶解させたのち、3゛0分放置
した。
これをブフナーロートおよび吸引びんを用いて濾過し゛
、ロート残留物を再び11の水道水に懸濁させて、該残
留物を水洗した。その後、この水洗操作ft5回繰返し
てから80℃で48時間乾燥し。
アルミナ製のボールミルで10時間解砕し0本発次に、
上記凝固剤40gと水ガラス3号(Nα2o・2S10
り含有量40ωt%)200Fとを、十分に混合して、
第1発明にかかる混合物を得た。該混合物ヲ大きさ10
crn平方、厚さ2Mのアルミニウム板に「へら」で塗
布した。これを80℃で10時間乾燥することにより、
厚さが約0.5ffの塗膜を得た。この塗膜は、乾燥、
固化時に、収縮等が見られず、また、き裂やはがれ等も
有せずアルミ−ニウムと艮〈密着した。
さらに、塗膜を60°Cの温水に72時間浸漬したが、
その表面は全く溶解しなかった。
また、同じ塗膜を300°Cで50分間加熱したが、該
塗膜は外観上何らの変化もなく、優れた耐熱性を示した
一方、上記混合物を上記アルミニウム板に塗布し、室温
で放置したものは、該混合物が固化するのに24時間を
要した。固化した塗膜にはき裂も。
アルミニウム板からのはく離もなかった。
以上のように、上記混合物を高温の雰囲気中で固化させ
ると、この固化物は、へ特に良好な耐温水性、耐熱性を
保有していた。
実施例2 青森県産の多孔質クリストバライト粉末(100メツシ
ユパス)100Fと硝酸マグネシウム(Mg(Nos)
* ・3H* O) 10 fとを混合し、ルツボで1
50°Cl2O分間加熱することにより、該クリストバ
ライト粉末の細孔中に硝酸マグネシウムを含浸した。冷
却後、これをすり鉢”で軽く破砕した。
次に、該破砕物を1分子量約500のポリビニールアル
コール10ωt%水溶液に浸漬後、lIi[ちに。
ブフナーロートと吸引ビンを使って濾過し、 tP紙上
の残留物f、80°Cで10時間乾燥し、さらに軽く解
砕して、第2発明にかかる凝固剤としての粉末を得た。
“ この粉末10gと、実施例1と同じ水ガラス5号200
gとを混合し、2個の発泡ガラス成形体(寸法100X
50X15u)の−面に塗布し。
混合物塗布面どうしを合せて、互いに押しつけた。
その後、室温中に72時間放置することにより。
混合物を乾燥固化し、2個の発泡ガラス成形体を接着し
た。
発泡ガラス成形体に混合物を塗布する時には。
該混合物は固化し始めておらず、水ガラス特有の粘性を
有し、充分な初期接着力を有していた。
上記発泡ガラス成形体の接着部を、水道水流水中に7日
間保持、あるいは250’Cで30分間保持した後も、
該発泡ガラス成形体は5 Kg / cd以上の接着強
度を有しており、上記混合物は、固化後耐水性、耐熱性
を有する接着剤として有用であることが明らかとなった
特許出願人 株式会社豊田中央研究所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水ガラスに、該水ガラスを凝固せしめるためのM
    g、Oα、Bα、 A1等の多価イオン2m加し。 該水ガラスを成形、固化して無機質材料を製造する方法
    において。 上記多価イオンを多孔質粉末に含浸あるいは吸着させて
    凝固剤を製作する吸着工程と、水ガラスに該凝固剤を混
    合して混合物とする混合工程と。 該混合物を所望の形状に成形して、固化せしめる成形工
    程とからなることを特徴とする無機質材料の製造方法。
  2. (2)水ガラスに、該水ガラスを凝固せしめるためのM
    g、Oα、Bα、 AA等め多価イオンを添加して、該
    水〃ラスを成形、固化して無機質材料を製作する方法°
    において。 上記多価イオンを多孔質粉末に含浸あるいは吸着せしめ
    て凝固剤を製作する吸着工程と、該凝固剤の表面に、水
    溶性物質からなる被膜を形成して被膜形成凝固剤を製作
    する被覆工程と、水ガラスに該被膜形成凝固剤を混合し
    て混合物とする混合工程と、該混合物を所望の形状に成
    形し、固化せしめる成形工程とからなることを特徴とす
    る無機質材料の製造方法。
JP10089182A 1982-06-11 1982-06-11 Mukishitsuzairyonoseizohoho Expired - Lifetime JPH0248505B2 (ja)

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