JPS5821662B2 - フタロシアニンガンリヨウ ノ シヨリホウホウ - Google Patents

フタロシアニンガンリヨウ ノ シヨリホウホウ

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JPS5821662B2
JPS5821662B2 JP1907674A JP1907674A JPS5821662B2 JP S5821662 B2 JPS5821662 B2 JP S5821662B2 JP 1907674 A JP1907674 A JP 1907674A JP 1907674 A JP1907674 A JP 1907674A JP S5821662 B2 JPS5821662 B2 JP S5821662B2
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、フタロシアニンの凝集性、流動性を改良し、
かつフタロシアニン顔料に、易分散性、ビヒクル親和性
を与える方法に関するものである。
フタロシアニン顔料は粒子相互の強い凝集性により、塗
料等の非水低粘度系で使用する場合は、顕著なフロキュ
レーション、他顔料との混色時に8ける色分れ、および
塗料、印刷インキにした時の流動性の低下等の問題を惹
起し、実用上大きなトラブルの原因となって来た。
当問題の解決のため例えば特公昭39−16787、特
公昭39−28884に示されるようにフロキュレーシ
ョン防止剤の添加が考えられかなりの良好な結果を得た
が十分とは言えなかった。
また各種用途における分散性も上記凝集性により、多々
着色力の低下、色のくすみ等の問題をひきおこし、種々
の改良方法が今迄に試みられて来た。
それらの中には樹脂の物理的吸着による顔料粒子のコー
ティング法があり、例えば特開昭48−79227にみ
られるような易分散性顔料の製造法も知られ、各種用途
に広く応用されている。
しかしこの様な方法で顔料に吸着された樹脂は、用途上
親和性の大きい溶媒と接触する場合、条件によっては脱
着を生じ顔料を含む分散系の安定性に悪影響を及ぼす場
合かあった。
他の方法として例えは特公昭39−3980に代表され
るように色素と樹脂の化学結合いわゆる着色高分子の研
究が試みられてきた。
同方法によれば樹脂の脱着による系の不安定化の心配は
全くなく、また比較的大きな立体的広がりをもつ樹脂成
分の反発により、顔料に見られるような塗料中での凝集
は認められないが、本来色素分子と樹脂の結合物である
ため、得られた色材の結晶性は低くほとんど無定形を示
し、顔料の堅ろう性の主因・であるところの分子相互の
強い凝集力のちととなる結晶性による安定化が著るしく
阻害されるので色材としての耐性の低下は避けられず、
顔料本来の特徴を持たないものであった。
また発色部分の割合いも官能基との関係で規制されるた
め着色力にも限界が生ずるものであった。
我々に上記の検討結果により顔料の高い堅ろう性と着色
高分子の優れた分散性、安定性を生かした以下に記載す
るような方法を発明した。
すなわち顔料化された顔料粒子表面に反応性の官能基を
;導入し、該官能基によって樹脂を化学的に結合し、顔
料粒子に樹脂を結合させた型とし、分散安定性を付与す
る方法である。
フタロシアニン顔料粒子表面への官能基の導入法として
は以下の3つの方法が考えられる。
;1.顔料粒子表面への直接反応 2、フタロシアニン合成原料に官能基を有する同原料誘
導体を一定の比率で混合し共縮合によりフクロシアニン
を合成する。
次いてそれを常法により顔料化する。
3、顔料クルードと官能基を有する顔料誘導体を硫酸の
ような溶媒に溶解し、水のような非溶媒中に投入し結晶
を析出させ均一な共沈混合物として顔料化を行う。
3、の方法については、従来も分散性改良法およびフロ
キュレーション防止剤の使用において顔料と顔料誘導体
または樹脂の共沈が行なわれて来たが、いずれも顔料と
顔料誘導体または顔料と樹脂同士の立体的反発または親
和性の無さ等の原因により相互の混合状態には問題があ
り、必らずしも目的とする十分に均一な混合状態は得ら
れていなかった。
とくに誘導体部分が樹脂成分で、大きな立体障害のある
場合には、顔料化に於て安定な均一混合粒子は得る事が
出来なかった。
一方本発明者は官能基、例えばアミン基、カルボキシル
基、クロルメチル基、メチロール基またはアミノメチル
基のように比較的その官能基自体の主体的床がりが小さ
く、かつ顔料分子への該官能基の導入個数が1〜2個程
度で顔料の分子極性に影響の少ない顔料誘導体の場合、
もとの顔料との混合及び顔料化は十分均一に行なわれ、
その混合によって固溶体を形成し、形成しなくても充分
安定な凝集体からなる粒子を与える事を見い出した。
このようにして得られたフタロシアニン顔料粒子表面は
一定の比率で前記官能基か組込まれた形になっており、
同官能期に更に後に述べる官能基をもった樹脂成分を反
応させると樹脂成分の立体的床がりにより各々の粒子は
十分に被覆された形となる。
得られる顔料粒子は樹脂の立体障害により、二次的凝集
体を極度に形成しにくくなるので、分散性と流動性が向
上し、かつ顔料表面の親油性が向上するためとくにその
展開塗膜の光沢向上に効果があり、また溶剤中でみられ
るフロキュレーション等の問題も起さない様になる。
この場合の母体顔料と顔料誘導体を混合するに際し、同
混合率は2〜50%(重量誘導体量)で母体顔料の特性
を損わず、良好な結果を得た。
顔料粒子に残す事の出来る官能基とは例えばアミン基、
カルボキシル基、カルボニルクロリド基、カルボンアミ
ド基、スルフォン酸基、スルフォニルクロリド基、スル
フォンアミド基、クロルメチル基、アミノメチル基、メ
チロール基、ヒドロキシル基、イソシアネート基等でそ
れ自身比較的立体的波がりが少ないものであれば良く、
顔料粒子表面と樹脂成分を化学結合により安定に結ぶ事
の出来るものであれは本発明の目的に使用して十分満足
する結果を与える。
官能基のフタロシアニン分子への導入法は公知の化学反
応によるが、例えばり田しメチル化物は英国特許586
,340明細書の方法により得られ、メチロール化物は
強酸中パラホルムアルデヒドと処理するか、り旧しメチ
ル化物の加水分解により得られ、アミノメチル基はクロ
ルメチル基のアンモニア分解により、アミン化物は直接
アミン化により、スルフォン酸基は濃硫酸処理またはク
ロルスルフォン化物の加水分解で得られ、スルフォンク
ロリド基はクロルスルフォン酸処理またはスルフォン酸
基の塩化チオニル等による塩素化により得られる。
ヒドロキシル基、カルボキシル基は顔料の後処理による
直接導入が困難なため顔料合成原料にあらかじめヒドロ
キシル基、カルボキシル基を有するものを使用しての共
縮合により得られ、カルボニルクロリド基はカルボキシ
ル基の塩化チオニルによるクロリネーションにより、さ
らにアンモニア処理によりカルボンアミド基の導入顔料
誘導体か得られる。
官能基導入法の1は、方法の3で用いられたフタロシア
ニン誘導体の合成に於て官能基含有化合物をフタロシア
ニン分子に対し等モル以上加えたのに反し、フタロシア
ニン分子に対し等モル未満のごく少量の官能基含有化合
物を加え反応して得られるもので、顔料化を行うと結果
として粒子表面に官能基が導入されるものである。
また官能基導入法の2は、フタロシアニン誘導体の合成
時官能基を有する原料の比率を1/3モル以下に著るし
く少なくした共縮合により、直接フタロシアニン誘導体
を合成し、得られる顔料クルードをニーディング等の顔
料化を行うことにより、顔料粒子表面に官能基が導入さ
れた顔料を得ることが出来るものである。
以下に粒子表面に官能基を有する顔料の調製法を参考例
をもって説明する。
参考例 1 り田し銅フタロシアニン(塩素含有量5重量%)18重
量部(以下部とは重量部を表わす)およびメチロール鋼
フタロシアニン(フタロシアニン核当すメチロール基1
.5個含有)2部を80重量%濃度の硫酸300部中に
分散し2時間充分にかきまぜた後、3000部の水に激
しくかきまぜながら注入する。
スラリーをア過し中性まで洗しよう乾燥して顔料20部
を得た。
参考例 2 参考例1のメチロール銅フタロシアニン2部の代りにク
ロルメチル鋼フタロシアニン(フタロシアニン核あたり
クロルメチル基1.2個含有)2部を用い参考例1と同
様の処理を行い顔料20部を得た。
参考例 3 参考例1のメチロール銅フタロシアニン2部の代りにア
ミノメチル銅フタロシアニン(フタロシアニン核あたり
アミノメチル基1.4個含有)3部を用い、参考例1と
同様の処理を行い顔料21部を得た。
参考例 4 参考例1のメチロール銅フタロシアニン2部の代すに、
スルホン化銅フタロシアニン(フタロシアニン核あたり
スルホン基1.5個含有)4部を用い、参考例1と同様
の処理を行い顔料22部を得たC参考例 5 参考例1のメチロール銅フタロシアニン2部の代りに、
銅フタロシアニンカルボン酸(フタロシアニン核当りカ
ルボキシル基1,2個含有)3部を用い参考例1と同様
の処理を行い顔料21部を得た。
参考例 6 参考例1のメチロール銅フタロシアニン2部の代りに、
銅フタロシアニンカルボンアミド(フタロシアニン核当
りカルボンアミド基1.5個含有)4部を用い、参考例
1と同様の処理を行い顔料22部を得た。
参考例 7 銅フタロシアニン20部を無水塩化アルミ160部、ピ
リジン40部の加熱融解物に溶解し、50〜60℃に冷
却後ジクロルジメチルエーテル2部を加え同温度で5時
間かきまぜる。
冷却後2000部の氷水中に投入濾過し、冷水で充分に
洗しよう乾燥した後同生成物を常法により顔料化して粒
子表面にり旧しメチル基を有する顔料20部を得た。
得られた顔料のフタロシアニン核当りの塩素含有量は2
重量%であった。
参考例 8 銅フタロシアニン20部を濃硫酸300部に常温で溶解
し、パラホルムアルデヒド1.5部を加え60℃で5時
間反応した。
次に2000部の水中に投入して濾過、水洗、乾燥して
粒子表面にメチロール基を有する顔料20部を得た。
参考例 9 トリクロルベンゼン86部に塩化第一銅2,6部、モリ
ブデン酸アンモン0,03部、4−カルボキシ;無水フ
タル酸2部を加え150〜160℃で2時間かきまぜ、
次いで冷却して50〜60℃で無水フタル酸11.7部
と尿素50部を加へ190〜200°Cで4時間反応し
た。
冷却後生成物を濾過、メタノール洗浄および酸、アルカ
リ洗浄後水洗乾1燥し、更に常法により顔料化して粒子
表面にカルボキシル基を有する目的顔料7部を得た。
参考例 10 参考例9の4−カルボキシ無水フタル酸2部の代りに4
−カルボンアミド無水フタル酸2部を用ンい、参考例9
と同様の処理を行い、粒子表面にカルボンアミド基を有
する目的顔料7部を得た。
参考例 11 参考例9の4−カルボキシ無水フタル酸2部の代すに4
−スルホニル無水フタル酸2.5部を用い、デ参考例9
と同様の処理を行い、粒子表面にスルホニル基を有する
目的顔料7.5部を得た。
参考例で得られたこれ等の官能基を表面に有する顔料粒
子と反応出来る樹脂成分としてはロジン等の天然樹脂、
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、2エポキシ樹脂、ポ
リアミド樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、尿素樹脂、
メラミン樹脂、フェノール樹脂等の樹脂で反応性官能基
を有する樹脂が選ばれ、用途上用いられるベヒクル樹脂
と親和性の大きな樹脂が特に有用である。
5 これ等の反応性官能基を有する樹脂と、前記参考例
で得られたような官能基を有する顔料粒子とを反応させ
る方法としては、両者をトリクロルベンゼン、ベンゼン
、キシレン、ジオキサンのようなそれぞれの官能基に不
活性な溶媒に溶解乃至はり分散させ適当な触媒を添加し
加熱処理して反応を行う。
反応生成物として得られる顔料組成物は、母体顔料と同
顔料誘導体との単なる混合物とは異なり、ライムロジン
ワニス、ポリアミド樹脂ワニス、塩化ビニル樹脂ワニス
から成るグラビアインキに使用した場合、あるいはニト
ロセルロース系塗料、アミノアルキッド系焼付けおよび
常乾塗料、アクリル樹脂系塗料に使用した場合、母体顔
料単独を使用したインキ、塗料と比較して、分散体の粘
度低下及び、構造粘性の減少等の流動性向上、結晶安定
性の向上、非凝集性を示し、同時に印刷物あるいは塗料
塗膜の光沢及び透明性、鮮明性、着色力の点で優れた効
果をもたらす。
またオフセットインキ、プラスチックスの着色に使用す
る場合には分散性が単独顔料に比べ優れている為、比較
的弱い条件での練肉操作により、インキ及び着色プラス
チックを得る事が出来る。
ここで得られた顔料組成物が単なる混合物でない事を立
証する為、同顔料組成物をキシレン中にて24時間ソッ
クスレー抽出したが、結晶状態および用途適性上側等変
化を示さなかった。
以下実施例に於て詳細を説明するか、本発明は本実施例
のみに限定されるものではない。
実施例 1 参考例1で得られた顔料のペースト67部を700部の
キシレン中に投入し、P−トルエンス〈ルフオン酸0.
5部、酸価15で示されるカルボキシル基含有のヤシ油
変性アルキド樹脂、日立化成■製フタルキッド133−
60T5部を添加し、加熱攪拌しキシレン還流下水を系
外に取出しつつ5時間反応させた。
冷却後キシレンで十分洗じょうし、メタノールでキシレ
ンを置換し、乾燥して処理顔料22部を得た。
同処理顔料を日立化成■製アミノアルキド焼付用ワニス
メラン46Dに顔料弁が6重量%になる;ように配合し
て調整した塗料は分散性、流動性にすぐれ、展色物の塗
膜に5いて著るしく透明で美しい色調、光沢および大き
な着色力を示した。
表1に流動特性を示した。
但し比較の為、未処理のクロル銅フタロシアニン顔料及
び参考例1で得ら1れた顔料及び次の比較例1に記載さ
れた単なる混合顔料の流動特性を併記した。
比較例 1 クロル銅フタロシアニン90部と、参考例1で使ったメ
チロール化銅フタロシアニン(フタロシ2アニン核当り
メチロール基1.5個含有)及び実施例1で使った酸化
15のヤシ油変性アルキッド樹脂の反応物10部との混
合物。
但し、KU値とは東洋精機製スト−マービスコメーター
による固有粘度値であり、その数値が大きいほど粘度高
く、流動性悪い事を示す。
実施例 2 実施例1のヤシ油変性アルキッド樹脂の代りにロジン5
部を使用し、実施例1と同じ処理を行ったところ、流動
性、分散性に優れとくに着色力に於いて良好な顔料を得
た。
また同処理顔料をオフセットインキに使用した場合鮮明
で透明性に優れたインキを得た。
実施例 3 参考例2で得られた顔料20部をジオキサン200部中
に分散させ、アミン価330〜360の第1ゼネラル■
製ポリアミド樹脂パーサマイト125゜2部を加え環流
下に5時間反応させた後冷却、水洗、乾燥して処理顔料
21部を得た。
同顔料を第一ゼネラル■製パーサミド930゜30部を
イソプロピルアルコール35部、トロール35部に溶解
したグラビア用ポリアミドワニスに顔料弁10重量%に
なるように配合して調整したインキは流動性及び分散性
が優れており、本インキによって得られた印刷物は色調
鮮明で著るしい透明性と光沢を示した。
表2に本インキ及び比較例として、参考例2で得られた
顔料及び何の処理もしていないクロル銅フタロシアニン
顔料を同:様に配合して調整したインキを用いた流動特
性を示した。
実施例 4 参考例5で得られた顔料20部を200部のトルエンに
分散させ、P−1ルエンスルホン酸0.5部及び水酸基
価25の大日本インキ化学■製アクリル樹脂アクリディ
ックA−807,2部を加え還流下に5時間かきまぜて
反応させた後濾過、トルエンで充分に洗滌した。
更にトルエンをメタノール置換し、乾燥して処理顔料2
1部を得た。
同処理顔料をユニオンカーバイドカンパニイー製塩化ビ
ニル樹脂、VMCH,20部をメチルエチルケトン20
部に溶解したグラビア用塩化ビニルワニスに顔料分が1
0重量%になるように配合して調整したインキは分散、
流動性に優れ、印刷物において著るしい透明性と美しい
光沢、色調を与えた。
表3に本インキの流動性挙動を示した。
比較例として参考例5で得られた顔料及び何の処理もし
ていないクロル銅フタロシアニン顔料を同様に配合して
調整したインキを用いた。
また本実施例において得られた顔料の効果が単なる銅フ
タロシアニンカルボン酸アクリル樹脂処理物とクロル銅
フタロシアニンとの混合によるものでない事を確かめる
為両者の単なる混合物(銅フタロシアニンカルボン酸−
アクリル樹脂処理物1部に対しクロル銅フタロシアニフ
9部混合)顔料を使用したインキも同時に流動性テスト
に供した。
実施例 5 参考例3で得られた顔料20部を200部のジオキサン
中に分散して、エポキシ価230〜250のエポキシ樹
脂ダウケミカル社製DER337゜1部を加え環流下に
5時間反応させp過、洗しよう、乾燥して処理顔料21
部を得た。
同処理顔料を無化成■製ニトロセルローズNC−R8−
1部2秒、20部を酢酸エチル80部に溶解して作った
ニトロセルローズラッカーに顔料分が9.4重量%にな
るように配合して塗料を調整しその粘度を測定した結果
は表4の通りであり、良好な流動性と分散安定性を示し
ており、またパネルに塗装した塗料皮膜においても優れ
た光沢を*与えた。
表4に本塗料及び比較例として参考例3で得られた顔料
を使用して同様に調整した塗料の流動特性を示した。
また同処理顔料をオレフィン系プラスチックの着色に使
用したところ鮮明な色調と透明性を示した。
実施例 6 参考例7で得られた顔料20部をキシレン200部に分
散し、アミン価150の第1ゼネラル■製ポリアミド樹
脂パーサミド100,1.5部を加えて環流下に5時間
攪拌反応させた後、濾過しキジロールで十分洗じょうし
更にキジロールをメタノール置換し乾燥して処理顔料2
1部を得た。
同処理顔料をロームアン−ドハース社製アクリルト樹脂
パラロイドB−72,30部をトロール70部に溶解し
たアクリル樹脂塗料ワニスに顔料分が6重量%になるよ
うに配合した塗料は良好な分散性と流動性及び、優れた
透明性、鮮明な色調、着色力を有し、パネルに塗装後の
乾燥塗膜の光沢に於ても優れていた。
同処理顔料は上記の特徴によりメタリック塗料として効
果あるものと考えられる。
表5に本塗料・及び比較例として参考例7で得られた顔
料を使用して同様に調整した塗料の流動特性を示した。
実施例 7 参考例8で得られた顔料20部をキシレン200部の中
に十分に分散した後、ベンゼンスルフォン酸0.5部と
ロジン2部を加え環流下に5時間反応した。
生成物を濾過し、キジロールで充分に洗しよう後、キジ
ロールをメタノール置換し、乾燥して処理顔料21部を
得た。
同処理顔料を日立化成■製常乾用アルキッド塗料ワニス
、フタルキッド355−50!こ顔料分が6重量%にな
るように配合し、調整した塗料は流動性に優れ、展色物
の塗膜において高度の光沢、色調を与えた。
表5に本塗料及び比較例として参考例8で得られた顔料
を使用して同様に調整した塗料の流動特性を示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面に官能基をもつ顔料粒子と該官能基と反応しう
    る官能基をもつ樹脂成分とを反応させることを特徴とす
    るフタロシアニン顔料の処理方法。
JP1907674A 1974-02-19 1974-02-19 フタロシアニンガンリヨウ ノ シヨリホウホウ Expired JPS5821662B2 (ja)

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