JPS5821607Y2 - ガンドリルの刃形形状 - Google Patents
ガンドリルの刃形形状Info
- Publication number
- JPS5821607Y2 JPS5821607Y2 JP9676878U JP9676878U JPS5821607Y2 JP S5821607 Y2 JPS5821607 Y2 JP S5821607Y2 JP 9676878 U JP9676878 U JP 9676878U JP 9676878 U JP9676878 U JP 9676878U JP S5821607 Y2 JPS5821607 Y2 JP S5821607Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- gun drill
- torque
- gundrill
- burnishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Drilling Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、ガンドリルの方形に係り、ガンドリルを用
いた穴加工において、バニシングトルクの急激な上昇を
抑え、かつ安定した高精度の穴加工を達成することを目
的としたガンドリルの方形形状に関するものである。
いた穴加工において、バニシングトルクの急激な上昇を
抑え、かつ安定した高精度の穴加工を達成することを目
的としたガンドリルの方形形状に関するものである。
一般にガンドリルの基本形状は、第１図イ９口に示すと
うり、刃部１、シャンク部２、取付部３から権威されて
おり、被剛材質、ドリル径および加工精度などの加工上
の諸条件によって第２図イ。
うり、刃部１、シャンク部２、取付部３から権威されて
おり、被剛材質、ドリル径および加工精度などの加工上
の諸条件によって第２図イ。
口、第３図イ１口および第４図、第５図に示すような方
形形状の使い分けが従来よりなされてきた。
形形状の使い分けが従来よりなされてきた。
しかしながら、上記従来の各方形形状に３いて最も重要
な意味をもつものはガイドパットアングルε０であり、
この角度の選定がガンドリルの切削性能を大きく左右し
ている。
な意味をもつものはガイドパットアングルε０であり、
この角度の選定がガンドリルの切削性能を大きく左右し
ている。
いま、第２図イおよび第４図に示すごとく、上記ガイド
バットアングルε０をマイナスにした場合（−６０のと
き）は、高精度の穴加工が困難であり、また第３図イお
よび第５＠に示したごとくガイドバットアングルε０を
プラスにした場合（＋ε０のとき）はガンドリルの直径
が完全に被剛材の加工穴に食付いた瞬間に急激なバニシ
ングトルクが上昇して、面をむしったりして加工精度を
悪化させるのみならずドリル破損を招くなど工具寿命に
影響を及ぼす欠点があった。
バットアングルε０をマイナスにした場合（−６０のと
き）は、高精度の穴加工が困難であり、また第３図イお
よび第５＠に示したごとくガイドバットアングルε０を
プラスにした場合（＋ε０のとき）はガンドリルの直径
が完全に被剛材の加工穴に食付いた瞬間に急激なバニシ
ングトルクが上昇して、面をむしったりして加工精度を
悪化させるのみならずドリル破損を招くなど工具寿命に
影響を及ぼす欠点があった。
これは第６図ないし第７図に示したガンドリルの切削加
工中のトルク変化にみられるようにガンドリルの断面形
状において重心が回転中心からはずれているために、ド
リルの回転によって常に遠心力を受けてドリルは絶えず
一定方向に押しつけられることになるから、刃部１のア
ウターエツジ１ａが食いつくと同時に切削トルクは上昇
するがこのトルクは一定値にとどまり、さらにインナー
エツジ１ｂが完全に食いつきドリルの最大径が加工穴に
侵入した瞬間に急激なトルクの上昇が起るためである。
工中のトルク変化にみられるようにガンドリルの断面形
状において重心が回転中心からはずれているために、ド
リルの回転によって常に遠心力を受けてドリルは絶えず
一定方向に押しつけられることになるから、刃部１のア
ウターエツジ１ａが食いつくと同時に切削トルクは上昇
するがこのトルクは一定値にとどまり、さらにインナー
エツジ１ｂが完全に食いつきドリルの最大径が加工穴に
侵入した瞬間に急激なトルクの上昇が起るためである。
一方、バニシングカは、ガンドリル加工において、きれ
いな仕上面アラサを得ることができると共に、加工が進
んで超硬部がガイドブツシュから外れてもセルフブッシ
ング効果があり、真直度、真円度などが良いという利点
をもたらすこともあり、このバニシングトルクを最適値
に保つガンドリルの方形形状の出現が望まれていた。
いな仕上面アラサを得ることができると共に、加工が進
んで超硬部がガイドブツシュから外れてもセルフブッシ
ング効果があり、真直度、真円度などが良いという利点
をもたらすこともあり、このバニシングトルクを最適値
に保つガンドリルの方形形状の出現が望まれていた。
この考案は、上述した従来の欠点を解決すると共にバニ
シングトルクの変化をなだらかにするためにガンドリル
にふ・けるガイドバットアングルε０を最適状態に保持
したガンドリルの方形形状を提供せんとするものである
。
シングトルクの変化をなだらかにするためにガンドリル
にふ・けるガイドバットアングルε０を最適状態に保持
したガンドリルの方形形状を提供せんとするものである
。
以下、この考案による実施例を第８図イ９口にもとづい
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
図に示したように、刃部１先端におけるガイドバットア
ングルεが加工穴に食いつき時には−６０とし、ガンド
リルが侵入するにつれて徐々に所定の深さｔの間で＋ε
０に変化するように方形の形状を形成する。
ングルεが加工穴に食いつき時には−６０とし、ガンド
リルが侵入するにつれて徐々に所定の深さｔの間で＋ε
０に変化するように方形の形状を形成する。
上記ガイドバットアングルε０を適当な値に設定するこ
とにより、ドリルは自身の径よりも小さい穴に抵抗なく
侵入し得るので、バニシングトルクの急激な上昇はなく
、ガンドリルが所定の深さｔまで侵入した時点で最大バ
ニシングトルク値となる。
とにより、ドリルは自身の径よりも小さい穴に抵抗なく
侵入し得るので、バニシングトルクの急激な上昇はなく
、ガンドリルが所定の深さｔまで侵入した時点で最大バ
ニシングトルク値となる。
すなわち、バニシングトルクの上昇はガンドリルの所定
の深さｔの加工時間内に分散されることになり、加工初
期におけるドリル破損が解消されると共に加工精度の劣
化を防ぐことになる。
の深さｔの加工時間内に分散されることになり、加工初
期におけるドリル破損が解消されると共に加工精度の劣
化を防ぐことになる。
なお、被剛材質によって適正なバニシングトルクが設定
される必要があるが、ガイドパットアングルε０のマイ
ナス度合を大きくしすぎて、バニシングトルクをゼロに
することは、前述した通り仕上げ面アラサおよびセルフ
ブッシング効果の点から好ましくないものである。
される必要があるが、ガイドパットアングルε０のマイ
ナス度合を大きくしすぎて、バニシングトルクをゼロに
することは、前述した通り仕上げ面アラサおよびセルフ
ブッシング効果の点から好ましくないものである。
以上詳述したように、この考案によるガンドリルの方形
形状は、バニシングトルクの急激な上昇を抑え、かつ安
定した高精度の穴加工を行ない得るものである。
形状は、バニシングトルクの急激な上昇を抑え、かつ安
定した高精度の穴加工を行ない得るものである。
また、従来難削材とされていた被剛材の加工もガンドリ
ルの破損もなく容易にできるものであり工具寿命の延長
が期待できる。
ルの破損もなく容易にできるものであり工具寿命の延長
が期待できる。
第１図イ２口はガンドリルの基本形を示す軸方向正面図
および側面図、第２図イ９口および第３図イ２口はそれ
ぞれ従来のガンドリル月形形状の正面図１よび側面図、
第４図および第５図は同じ〈従来の方形形状を示す正面
図、第６図は従来のガンドリルの切削加工行程図、第７
図は第６図の切削トルクの変化を示す模型図、第８図イ
９口はこの考案によるガンドリルの方形形状を示す軸心
方向の正面図および側面図である。 １・・・・・・刃部、２・・・・・・シャンク部、３・
・・・・・取付部、ε０・・・・・・ガイ ドバットア
ングル、ｔ・・・・・・所定の深さ０
および側面図、第２図イ９口および第３図イ２口はそれ
ぞれ従来のガンドリル月形形状の正面図１よび側面図、
第４図および第５図は同じ〈従来の方形形状を示す正面
図、第６図は従来のガンドリルの切削加工行程図、第７
図は第６図の切削トルクの変化を示す模型図、第８図イ
９口はこの考案によるガンドリルの方形形状を示す軸心
方向の正面図および側面図である。 １・・・・・・刃部、２・・・・・・シャンク部、３・
・・・・・取付部、ε０・・・・・・ガイ ドバットア
ングル、ｔ・・・・・・所定の深さ０
Claims (1)
- 一枚刃ガンドリルの方形形状において、軸長手方向にガ
イドバットアングルをマイナス側からプラス側にドリル
の所定深さの範囲内で徐々に変化させたガイドパット面
を有することを特徴とするガンドリルの方形形状。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9676878U JPS5821607Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | ガンドリルの刃形形状 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9676878U JPS5821607Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | ガンドリルの刃形形状 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5517716U JPS5517716U (ja) | 1980-02-04 |
| JPS5821607Y2 true JPS5821607Y2 (ja) | 1983-05-09 |
Family
ID=29030961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9676878U Expired JPS5821607Y2 (ja) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | ガンドリルの刃形形状 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5821607Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-07-13 JP JP9676878U patent/JPS5821607Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5517716U (ja) | 1980-02-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR0150427B1 (ko) | 연마 드릴 | |
| JPH0623368Y2 (ja) | スローアウエイ式穴明け工具 | |
| JPS597046B2 (ja) | ドリルねじ | |
| JPS582776B2 (ja) | シユコウグ | |
| JPH068029A (ja) | 切削工具 | |
| JP2723768B2 (ja) | ボールエンドミル | |
| JPH0731926Y2 (ja) | 高送り用バニシングドリル | |
| JPS5821607Y2 (ja) | ガンドリルの刃形形状 | |
| JPH11156620A (ja) | 円弧刃エンドミル | |
| JPS63102814A (ja) | 二枚刃ガンドリル | |
| JPS6314968Y2 (ja) | ||
| JPH0357384Y2 (ja) | ||
| JPS5841058Y2 (ja) | スロ−アウエイチツプ | |
| JPS6341694B2 (ja) | ||
| JPH09272015A (ja) | テーパリーマ | |
| CN220739575U (zh) | 自调节刮毛刺钻头 | |
| JPH0524220U (ja) | 穴明け工具 | |
| JP2523616Y2 (ja) | 穴あけ工具 | |
| JP2002126929A (ja) | テーパ溝加工用テーパボールエンドミル | |
| JPH0357383Y2 (ja) | ||
| JPS588424Y2 (ja) | リ−マ | |
| JPH0740119A (ja) | 穴明け工具 | |
| JPH067863Y2 (ja) | リ−マ | |
| JPS62502324A (ja) | 穿孔用工具 | |
| JPH0650086Y2 (ja) | リセスボーリングバイト |