JPS5821562B2 - チヨウシヤクボウジヨウチユウケイヒンノセイゾウホウホウ - Google Patents

チヨウシヤクボウジヨウチユウケイヒンノセイゾウホウホウ

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Publication number
JPS5821562B2
JPS5821562B2 JP11523075A JP11523075A JPS5821562B2 JP S5821562 B2 JPS5821562 B2 JP S5821562B2 JP 11523075 A JP11523075 A JP 11523075A JP 11523075 A JP11523075 A JP 11523075A JP S5821562 B2 JPS5821562 B2 JP S5821562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
curing
resin
heating
injected
Prior art date
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Expired
Application number
JP11523075A
Other languages
English (en)
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JPS5238574A (en
Inventor
佐藤泰敏
志賀徹也
深井保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP11523075A priority Critical patent/JPS5821562B2/ja
Publication of JPS5238574A publication Critical patent/JPS5238574A/ja
Publication of JPS5821562B2 publication Critical patent/JPS5821562B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱硬化性樹脂長尺棒状注形品の製造方法、就中
、長尺管体及びその管体中に設けた長尺熱硬化性樹脂層
とから成る複合構造を有する長尺棒状注形品の新規な製
造方法にかかるものである。
屋外碍子、絶縁棒、或は送電母線などに於いて。
それぞれ、第1図、第2図、第3図に示すような複合構
造を有する長尺棒状注形品が考えられるが、それらは、
長尺管体中或は、必要に応じ強化プラスチック製(以下
FRP製と云う)芯体や金属導体などの芯体を内部に設
けた長尺管体中に熱硬化性樹脂を注入して、該管体中で
熱硬化性樹脂を硬化させて、長尺管体及び必要忙応じ管
体内部に設けたFRP製芯棒や金属導体などの芯体と、
熱硬化性樹脂層を一体化せしめて成るものである。
かかる複合構造を有する長尺棒状注形品は、長尺管体及
び必要に応じ管体内部に設けたFRP製芯棒や金属導体
などの芯体ど熱硬化性樹脂層とから成る構成材料が一体
に形成せしめられているので、各構成材料の特長を有効
紀生かすことができ。
例えば、第1図に示すような屋外碍子に於いては、FR
P製芯棒2が碍子の両端部にかかる引張り力を保持し、
また、ガラス製管体1は碍子表面の汚損やトラッキング
破壊を防止し、更に、樹脂層3は、FRP製芯棒2とガ
ラス製管体1を一体化するとともに、ガラス製管体1の
耐衝撃性向上にも役立っている。
かかる複合構造を有する長尺棒状注形品を製造するには
、長尺管体中或は必要に応じ、FRP製芯棒や金属導体
などの芯体な内部に設けた長尺管体中に熱硬化性樹脂を
注入して、室温で放置するか或は加熱槽に入れて全体を
加熱すること罠よって、該管体中で熱硬化性樹脂を硬化
させる。
しかる罠、製品の長さ方向の寸法と太さ方向の寸法の比
が極端に大きい長尺棒状注形品に於いては、樹脂の硬化
過程に於ける硬化反応収縮による樹脂の体積減少に見合
うだけの寸法収縮に追随できないため、硬化中忙樹脂層
に亀裂が生じてしまい、満足な製品を作る事が困難であ
った。
本発明は、かかる製造上の問題点を解決し、良好な製品
を得る新規な製造技術に関するものであって、長尺管体
中或は必要に応じFRP製芯棒や金属導体などの芯体を
内部に設けた長尺管体中に熱硬化性樹脂を注入し、該管
体の一端を、注入した樹脂の硬化温度以上に加熱して、
加熱した箇所でのみ樹脂の硬化を行ない、逐次加熱位置
を該管体の他端方向へ、他端へ到達するまで移動して、
注入した樹脂の硬化位置を移動しながら硬化を行なうこ
とを特徴とする。
本発明にもとづく製造法によると、長尺管体中に注入さ
れた熱硬化性樹脂層の硬化を、一端から他端へ逐次移動
しながら実施するので、樹脂の硬化過程に於ける硬化反
応収縮による樹脂の体積減少に対して、硬化反応中の樹
脂層近傍の未だ硬化反応が進んでいない樹脂層から、体
積減少分を補償するだけの樹脂が供給されるので、硬化
した樹脂層には亀裂が生じないと考えられる。
本発明に於いて使用する長尺管体は、製品の用途に応じ
て選ばれた、例えば、ガラス管、プラスチック管、金属
管などの管体であり、必要に応じ。
FRP製の棒や金属導体などの芯体を該長尺管体内に設
けることができる。
長尺管体の内壁面、或は、長尺管体内に設けられた芯体
の外壁面は、必要に応じ、熱硬化性樹脂層との接着性を
改良する目的で接着助剤を塗布したり、或は、可撓性層
を形成する等の前処理を実施することもできる。
本発明において使用する熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂
やポリエステル樹脂など通常の熱硬化性樹脂或は変性熱
硬化性樹脂に適宜硬化剤、硬化促進剤などを添加混合し
たものであるが、就中、混合操作や注入操作温度忙於い
て液状を呈し、また硬化反応が緩やかであり、かつ、加
熱硬化によって、急速に硬化反応が進む組成が望ましい
かかる性状を有する組成物は、例えば、エポキシ樹脂と
酸無水物硬化剤、芳香族アミン硬化剤、第3級アミン硬
化剤、アミド系硬化剤、或はそれらの変性化合物よりな
る硬化剤との混合物、またポリエステル樹脂と過酸化物
触媒との混合物等により得ることができるが、特にこれ
らに限定され。
るものではない。
また11着色剤や稀釈剤、充填材などを樹脂組成物中に
添加して性状を変えることができる。
長尺管体或は必要に応じFRP製芯棒や金属導体などの
芯体を内部に設けた長尺管体中に熱硬化・性樹脂を注入
する方法は、該管体の一端から、液状の樹脂を流し込む
か、或は、他端を真空減圧ポンプに接続して一端から吸
い込む等により行なう。
特に、第1図、第2図、第3図に示したような屋外碍子
、絶縁体、或は送電母線などの例では、熱硬化性樹脂層
中に気泡を含むと電気的性能が悪くなるため、混合操作
及び注入操作とも真空下で実施することが望ましい。
長尺管体中に注入した熱硬化性樹脂層の硬化は、長尺管
体の一端を、注入した樹脂の硬化温度以上に加熱して、
加熱した箇所でのみ樹脂の硬化を行ない、逐次加熱位置
を該管体の他端方向へ、他端へ到達する迄移動して、注
入した樹脂の硬化位置を移動しながら行なう。
長尺管体を加熱し、また、加熱位置を移動する方法は、
例えば、第4図に示すように、熱硬化性樹脂層3を注入
した長尺管体11を、加熱筒5に通し、加熱筒5を、最
下端から徐々に上端まで移動させる方法、或は、第5図
に示すように、熱硬化性樹脂層3を注入し、内部に芯体
2を設けた長尺管体1を、加熱油7を入れた油層6に徐
々に浸漬してゆき、油上層8を通過させる方法などによ
るが、特に図示した例に限定されるものではない。
また、例えば第4図に示したように、長尺管体11を、
加熱筒5で加熱する場合は、長尺管体11の加熱筒5を
通過した直後の部分が急冷されて、熱応力が発生するの
を防ぐために、温度コントロール用の覆を設けるなど、
加熱方法及び加熱位置移動方法に応じた処置が必要であ
る。
長尺管体の加熱温度及び加熱位置の移動速度は、該長尺
管体中に注入された樹脂の硬化に必要な温度及び時間に
よって決められる。
本発明にもとづく製造方法をより効果ならしめるために
、先に記載した如く、本発明に於いて使用する熱硬化性
樹脂は、混合操作や注入操作温度に於いて液状を呈し、
また、硬化反応が緩やかであり、かつ、加熱硬化時に急
速に硬化反応する組成が望ましい。
本発明に於いては、熱硬化性樹脂層の硬化を行なう方法
として、長尺管体の一端を、注入した樹脂の硬化温度以
上に加熱して、加熱した箇所でのみ樹脂の硬化を行ない
、逐次加熱位置な該管体の他端方向へ、他端へ到達する
まで移動して、注入した樹脂の硬化位置を移動しながら
行なうことを特徴とするが、必要に応じて更に、製品全
体を加熱槽に入れて2次硬化させることもできる。
この場合は、既に硬化反応の大略は終了したあとである
ので、製品全体を加熱槽に入れて加熱硬化しても、昇温
や降温を急激に行なわなければ、亀裂を生ずることはな
い。
更に、本発明をより効果ならしめるために、硬化過程で
硬化が進んでいない側の端部より、液状熱硬化性樹脂層
に圧力をかげ、未硬化樹脂層から硬化過程にある樹脂層
への体積減少分補償を容易ならしめることができる。
以下に本発明の具体的実症例を示す。
実施例 1 第1図及び第5図に示す如く、両端に取付金具4.4′
を設けた、長さ165m、外径23朋φの強化プラスチ
ック製芯棒2を作成し、これを内径26mmφ、外径3
0朋φ、長さ1.5772(7)透明ガラス管1の中央
部に下部ストッパー9を用いて保持し、ガラス管1と強
化プラスチック製芯棒2との間隙にエポキシ樹脂組成物
を注入した。
エポキシ樹脂組成物の配合は、 アラルダイトX B 2793 (CI BA GEI
GY′F+。
エポキシ樹脂商品名) 100重量部アラルダイ
トXB2794 (CIBA GEIGY社エポキジェ
ポキシ樹脂硬化剤商品名0重量部石英粉末
100重量部エポキシ注入は、下部ストッパー
9に設けた吸入孔(図示せず)より真空吸入した。
しかる後、予め油7を150℃に加熱した油槽6に強化
プラスチック棒2を内部に設け、エポキシ樹脂組成物を
注入したガラス管1を、下部端より徐々に浸漬した。
浸漬速度は、1 cm/ 5分とした。
ガラス管1の上端まで浸漬が完了した後、150℃で3
時間放置し、その後油温を徐々に下げて、。
常温にまで冷却後製品を油槽より取出した。
その結果、良好な屋外用碍子を得ることができた。
実施例 2 第2図及び第4図に示す如く、長さ1m、内径10框φ
、外径12mmφのガラス管11中にエポ。
キシ樹脂組成物を注入した。
組成物の配合は、アラルダイトX B 2719 (C
IBA GEIGY?1エポキシ商品名)
100重量部アラルダイトXB2720 (CIBA
GEIGY社エポキジェポキシ硬化剤商品名 80重
量部 ・石英粉末 100重量部エ
ポキシ注入は、ガラス管11の下端より真空吸入し、密
栓した。
しかる後、ガラス管11の外径に密接して、加熱中30
mm、 ガラス管11との界面温度が150°CKなる
ように調節した可撓性テープヒーターを巻き付けて成る
加熱筒5を、ガラス管11の下端にセットし、1 on
/ 10分の速度で加熱位置を移動させた。
また、この時ガラス管11の上端開孔部にIKq/cr
AのN2 g a s圧をかけ、エポキシ樹脂組成物を
加圧した。
ガラス管11の上端まで、加熱を完了することにより、
良好な絶縁棒を得ることができる。
比較例 実施例2で示した方法と同じ方法でガラス管11中にエ
ポキシ樹脂組成物を注入し、これを、80℃及び150
℃に加熱した電気恒温槽中に3時間入れ2種類の条件で
エポキシ樹脂層を硬化させた結果、いずれもエポキシ樹
脂層に多数の亀裂が入り、良好な製品を得ることができ
なかった。
上記の如く、本発明にもとづく製造法は、長尺管体中或
は必要に応じFRP製芯棒や金属導体などの芯体を内部
に設けた長尺管体中に熱硬化性樹脂を注入し、該管体の
一端を、注入した樹脂の硬化温度以上に加熱して、加熱
は箇所でのみ樹脂の硬化を行鮫)、逐次加熱位置を該管
体の他端方向へ、他端へ到着するまで移動し気注入は樹
脂の硬化位置を移動しながら硬化を行なうことを特徴と
しているので、樹脂の硬化過程に於ける硬化反応収縮に
よる樹脂の体積減少に対して、硬化反応中の樹脂層近傍
のまだ硬化反応の進んでいない樹脂層から体積減少分を
補償するだけの樹脂が供給されるので、硬化した樹脂層
には亀裂を生ずることがなく、良好な長尺棒状注形品を
得ることが可能となった。
本発明にもとづく製造法は、例示した製品例並びに製造
実施例にとどまることなく、長尺管体及びその管体中に
設けた長尺熱硬化性樹脂層とから成る複合構造を有する
長尺棒状注形品の製造に広く応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は、本発明にもとづく製造法に
よって製造された製品の実施例を示す断面図、第4図、
第5図は本発明にもとづく製造法の実施例を示す一部切
り欠き側面図である。 1.11・・・ガラス管、2・・・強化プラスチック棒
、4.4′・・・端金具、21・・・アルミニウム管、
22・・・銅棒、3・・・熱硬化性樹脂層、5・・・加
熱筒、6・・・油槽、7・・・油、8・・・油上層、9
・・・ストッパー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 長尺管体中或は芯体な内部に設けた長尺管体中に熱
    硬化性樹脂な注入し、該管体の一端を、注入した樹脂の
    硬化温度以上に加熱して局部的に樹脂を硬化せしめ、遂
    次加熱位置な該管体の他端方向へ移動して注入した樹脂
    を順次硬化することを特徴とする複合構造な有する長尺
    棒状注形品の製造方法。
JP11523075A 1975-09-23 1975-09-23 チヨウシヤクボウジヨウチユウケイヒンノセイゾウホウホウ Expired JPS5821562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11523075A JPS5821562B2 (ja) 1975-09-23 1975-09-23 チヨウシヤクボウジヨウチユウケイヒンノセイゾウホウホウ

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JP11523075A JPS5821562B2 (ja) 1975-09-23 1975-09-23 チヨウシヤクボウジヨウチユウケイヒンノセイゾウホウホウ

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JPS5238574A JPS5238574A (en) 1977-03-25
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JP11523075A Expired JPS5821562B2 (ja) 1975-09-23 1975-09-23 チヨウシヤクボウジヨウチユウケイヒンノセイゾウホウホウ

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JP2006297828A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Omron Corp 近接センサの製造方法および製造装置ならびに近接センサ
JP2013220533A (ja) * 2012-04-12 2013-10-28 Satake Corp 中空樹脂製品の製造方法及び該方法により製造される曲率導管を内包する樹脂一体型エアーノズル

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