JPH0474402A - 樹脂モールドコイル - Google Patents

樹脂モールドコイル

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Publication number
JPH0474402A
JPH0474402A JP18718190A JP18718190A JPH0474402A JP H0474402 A JPH0474402 A JP H0474402A JP 18718190 A JP18718190 A JP 18718190A JP 18718190 A JP18718190 A JP 18718190A JP H0474402 A JPH0474402 A JP H0474402A
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JP
Japan
Prior art keywords
silicone gel
layer
insulating resin
resin layer
insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP18718190A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Matsuoka
俊幸 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP18718190A priority Critical patent/JPH0474402A/ja
Publication of JPH0474402A publication Critical patent/JPH0474402A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、巻線体を絶縁樹脂にてモールドした樹脂モー
ルドコイルに関する。
(従来の技術) この種の樹脂モールドコイルは、例えば第9図及び第1
0図に示すように、素線1を巻回して形成された巻線体
2の周囲に例えばエポキシ樹脂等の絶縁樹脂層3を備え
て構成されている。これは、例えば前記巻線体2を図示
しない型内に収容し、その型内に溶融樹脂を注入して硬
化させることにより製造されるものである。かかる樹脂
モールドコイルは、高い絶縁性1強度、耐じん性、耐湿
性などの特長を有し、変圧器などに広く使用されている
ところが、このような樹脂モールドコイルにあっては、
温度の変化に伴い、絶縁樹脂層3と巻線体2との熱膨張
率の差などに起因して熱応力が生じ、この熱応力が大き
いと、絶縁樹脂層3にクラックが発生したり巻線体2と
絶縁樹脂層3との間に剥離が生じたりする虞があった。
もしこのようなりラックや剥離が発生すると、絶縁性能
が大幅に悪化してしまう。
そこで、従来ては、クラック等が発生することを防止す
るために、絶縁樹脂層3を形成する樹脂にシリカなどの
充填剤を多量に加えて絶縁樹脂層3の熱膨張率を小さく
したり、また、これと共に第11図に示すように巻線体
2の外周にガラステープ4をトロイダル巻回して熱応力
の緩和層を設けることが行われていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものでは、次のような欠点を
有していた。
即ち、絶縁樹脂にシリカなどの充填剤を多量に添加した
ものでは、溶融樹脂の粘度が高くなるため、型内への注
入の作業性が悪化し、また、巻線体2内への樹脂の含浸
性も悪化してしまう。このため、高真空、高加圧の設備
が必要となり、設備か複雑化、大形化してしまう。しか
も、絶縁樹脂層3が不均質となりまたボイドが発生しや
すくなるため、耐クラツク性はさほど良好とはならなか
った。
一方、巻線体2の外周にガラステープ4による緩和層を
設けたものでは、材料費が高くなると共に製造の工程が
複雑化し、高コストとなってしまう。また、ガラステー
プ4により、巻線体2内部に樹脂が含浸しにくくなり、
上述と同様に高真空高加圧の設備が必要となり、設備が
複雑化、大形化してしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、絶縁樹脂層の耐クラツク性を向上することができ、且
つ製造も容易に行うことができる樹脂モールドコイルを
提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の樹脂モールドコイルは、巻線体の周囲を覆うと
共にその巻線体の内部に浸透するようにシリコーンゲル
層を設け、このシリコーンゲル層の周囲に絶縁樹脂層を
設けた構成に特徴を有するものである。
(作用) シリコーンゲルは、絶縁性、耐熱性、耐湿性等に優れる
というシリコーン本来の特性に加え、ゲル状であるため
、弾性係数が極めて小さく、機械的、熱的な応力の吸収
性に優れるといった特長を備えている。
従って、上記手段によれば、シリコーンケル層はその弾
性変形により、巻線体及び絶縁樹脂層の膨張収縮に容易
に追随するようになり、熱応力が緩和され、ひいては絶
縁樹脂層のクラックや剥離の発生を防止できる。また、
シリコーンゲル層が巻線体内部に浸透していることによ
り、巻線体内部に剥離やクラックが生ずることもなくな
る。
また、シリコーンゲルの原液は流動性が高いので、容易
に巻線体内部に浸透させることができ、また、絶縁樹脂
層はシリコーンゲル層の周囲に設けられるものであるか
ら、絶縁樹脂層自体の形状は単純なものとなり、樹脂の
粘度が高いものであっても、高真空、高加圧の設備がな
くても絶縁樹脂層を形成することができる。
従って、製造の工程もさほど複雑とはならず、また、製
造のための設備も簡単なもので済ませることができる。
(実施例) 以下本発明の一実施例について第1図乃至第8図を参照
して説明する。
第1図乃至第3図は本実施例に係る樹脂モールドコイル
11の要部構成を示している。ここで、樹脂モールドコ
イル11は、巻線体たる例えば4個のブロックコイル1
2を備えて構成されている。
これらブロックコイル12は、夫々絶縁液8213aか
施された素線13を巻回して構成されている。
そして、このブロックコイル]2の周囲を覆うと共に内
部の素線13間に浸透するようにシリコーンゲル層14
が設けられている。このように周囲にシリコーンゲル層
14が設けられたブロックコイル12を所定間隔を存し
て縦に4段に配置した状態で、これら全体を埋め込むよ
うにしてシリコーンゲル層14の周囲に絶縁樹脂層15
が設けられている。
ここで、以上のように構成された樹脂モールドコイル1
1の製造の工程について、第4図乃至第8図も参照して
述べる。
まず、上述のように素線13を巻回してブロックコイル
]2を構成する。このブロックコイル12は、第6図に
示すように、環状をなすシリコーンゲル注型用型]6内
にセットされ、次のようにしてシリコーンゲル層14が
形成される。
即ち、シリコーンゲル層14の原液17として、本実施
例では例えばトーμ・シリコーン株式会社製の「エレク
トロニクス用シリコーンゲル SE4440A/B  
GELJを用いている。この原液17は、第4図に示す
ように、A液17a及びB液17bの二液を混合するこ
とにより硬化反応が開始されるようになっており、また
、加熱により硬化時間が短縮されるようになっている。
ここでは、まず、前記A液17g及びB液17bの二液
を1対1の割合(重量比或いは容量比)に混合し、第5
図に示すように均一に撹拌し、この原液17を、第6図
に示すように、上述のブロックコイル12かセットされ
たシリコーンゲル注型用型16内に流し込む。この場合
、混合直後の原液17は、極めて流動性が良いので、ブ
ロックコイル12内の素線13間にも容易に浸透するよ
うになる。
この状態で加熱することにより、原液17の硬化反応か
進行しく詳しくはpt触媒によるビニル基とSiH基と
の付加反応)、例えば数10分で硬化反応が終了してシ
リコーンゲル層14が形成される。このときには、シリ
コーンゲル層14は、ヤング率(圧縮弾性率)が10’
 〜105dyne/C−程度の柔らかさとなっている
。この後、第7図に示すように、シリコーンゲル注型用
型16から、シリコーンゲル層14が形成されたブロッ
クコイル12を取出す。
次に、このシリコーンゲル層14が形成されたブロック
コイル12を、型18内にセットする。
この型18は、第8図に示すように、筒状をなす内型1
8a及び外型18b1並びに底板18cなどからなり、
それら内型18aと外型18bとの間に、シリコーンゲ
ル層14が形成されたブロックコイル12を、スペーサ
1つにより所定の高さ間隔をおいて4個を積み重ねてセ
ットする。尚、スペーサ19は、予め絶縁樹脂層15と
同等の樹脂にて形成されている。
この状態で、図示はしないがブロックコイル12の必要
な接続を行った後、型18内に溶融樹脂を注入して硬化
させる。これにより、絶縁樹脂層15が形成され、以て
樹脂モールドコイル11か構成されるものである。この
とき、絶縁樹脂層15自体の形状は複雑でなく単純なも
のであるから、樹脂の粘度が高いものであっても、高真
空、高加圧の設備がなくても容易に注型作業を行うこと
ができる。
このような本実施例によれば、ブロックコイル12は、
シリコーンゲル層14及び絶縁樹脂層15の二重の絶縁
層に覆われているので、十分な絶縁性1強度、耐じん性
、耐熱性、耐湿性を得ることができる。
そして、シリコーンゲル層14は弾性係数が極めて小さ
く、その弾性変形により、ブロックコイル12及び絶縁
樹脂層15の膨張収縮に容易に追随するようになり、熱
応力が緩和される。また、シリコーンゲル層14がブロ
ックコイル12の内部に浸透していることにより、ブロ
ックコイル12内部においても剥離やクラックが生ずる
ことはない。
従って、本実施例によれば、第9図及び第10図に示す
従来のもののような熱応力により絶縁樹脂層3にクラッ
クや剥離が発生する虞があったものと異なり、絶縁樹脂
層15の耐クラツク性を著しく向上させることができ、
ひいては絶縁性に対する信頼性を十分に高め得るもので
ある。
また、本実施例の樹脂モールドコイル11を製造するに
おいて、シリコーンゲル層14の原液17は流動性か高
いので、容易にブロックコイル12の内部に浸透させる
ことができる。しかも、絶縁樹脂層15はシリコーンゲ
ル層14の周囲に設けられるものであるから、絶縁樹脂
層15自体の形状は単純なものとなり、樹脂の粘度が高
いものであっても、高真空、高加圧の設備かなくても絶
縁樹脂層15を形成することかできる。
従って、注入作業性が悪くて高真空、高加圧の設備が必
要であった従来のものと異なり、作業性が極めて良好と
なり、製造の工程もさほど複雑とはならず、製造のため
の設備も簡単なもので済ませることができるものである
[発明の効果] 以上の説明にて明らかなように、本発明の樹脂モールド
コイルによれば、巻線体の周囲を覆うと共にその巻線体
の内部に浸透するようにンリコ−ンゲル層を設け、この
シリコーンゲル層の周囲に絶縁樹脂層を設けたので、簡
単な構成で絶縁樹脂層の耐クラツク性を向上することが
でき、且つ製造も容易に済ませることができるという優
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本発明の一実施例を示し、第1図は
樹脂モールドコイルの要部の縦断面図、第2図は同拡大
縦断面図、第3図は一部を破断して示す樹脂モールドコ
イルの斜視図、第4図乃至第8図は製造工程を概略的に
示すためのもので、第4図は原液の混合の様子を示す図
、第5図は原液を撹拌している様子を示す図、第6図は
シリコーンゲル注型用型内に原液を流し込んでいる様子
を示す図、第7図はシリコーンゲル注型用型からブロッ
クコイルを取出した様子を示す縦断面図、第8図は型内
にシリコーンゲル層が形成されたブロックコイルをセッ
トした様子ゑ示す縦断面図である。また、第9図は従来
例を示す第3図相当図、第10図は従来例を示す第2図
相当図、第11図は他の従来例を示す第2図相当図であ
る。 図面中、11は樹脂モールドコイル、12はブロックコ
イル(巻線体)、14はシリコーンゲル層、15は絶縁
樹脂層を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.巻線体と、この巻線体の周囲を覆うと共にその巻線
    体の内部に浸透するように設けられたシリコーンゲル層
    と、このシリコーンゲル層の周囲に設けられた絶縁樹脂
    層とを具備してなる樹脂モールドコイル。
JP18718190A 1990-07-17 1990-07-17 樹脂モールドコイル Pending JPH0474402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18718190A JPH0474402A (ja) 1990-07-17 1990-07-17 樹脂モールドコイル

Applications Claiming Priority (1)

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JP18718190A JPH0474402A (ja) 1990-07-17 1990-07-17 樹脂モールドコイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0474402A true JPH0474402A (ja) 1992-03-09

Family

ID=16201527

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18718190A Pending JPH0474402A (ja) 1990-07-17 1990-07-17 樹脂モールドコイル

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JP (1) JPH0474402A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108305764A (zh) * 2018-01-19 2018-07-20 全球能源互联网研究院有限公司 一种干式高频变压器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108305764A (zh) * 2018-01-19 2018-07-20 全球能源互联网研究院有限公司 一种干式高频变压器

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