JPS5821534B2 - 触媒体 - Google Patents

触媒体

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JPS5821534B2
JPS5821534B2 JP53165725A JP16572578A JPS5821534B2 JP S5821534 B2 JPS5821534 B2 JP S5821534B2 JP 53165725 A JP53165725 A JP 53165725A JP 16572578 A JP16572578 A JP 16572578A JP S5821534 B2 JPS5821534 B2 JP S5821534B2
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JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
fiber sheet
glass fiber
catalyst body
silica
Prior art date
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Expired
Application number
JP53165725A
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English (en)
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JPS5588858A (en
Inventor
佐藤隆重
若宮正行
深田稔
藤太賀男
林全郎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石油ストーブ等の有害ガスを除去する触媒体
を提供せんとするものである。
各種の内燃機関あるいは燃焼器から出る排気ガス中には
未燃焼成分である炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO
)を含んでいる。
また有機溶剤を大量に使用する工場では、その作業雰囲
気に、有機溶剤を含んでいる。
これらの有機ガスは人体に有害であり、触媒を用いて完
全酸化を行い、二酸化炭素と水に変換させる努力が行わ
れている。
例えば、石油ストーブは灯油を燃焼しているが、特に燃
焼開始または消火時に大量の未燃焼炭化水素が排出され
、この炭化水素に燃焼の中間化合物であるアルデヒドな
どの含酸素化合物を含むため、要具を発生する。
本発明は、これらの悪臭の原因である不完全燃焼炭化水
素や一酸化炭素および、燃焼そのものである未燃焼炭化
水素を触媒体をもちいて、完全燃焼させ悪臭をなくすた
めのものである。
触媒体としては、性能および高温耐久性がある白金を中
心とした貴金属が使用される。
この貴金属を効率よく利用するために、表面積の大きい
アルミナ、シリカなどの耐熱材(担体)上に貴金属を担
持した担持貴金属触媒体が使用される。
本発明は、担持貴金属触媒体に関するものであり、特に
その独特な触媒体の形状により、処理ガスとの接触効率
を高め、気体の触媒体通過時の圧力損失を少なくし、耐
熱性をもたせ、しかも安価としたものである。
以下本発明の構成を実施例をもって詳述する。
実施例 1 第1図イに示したように、波状に成形した金網1(波間
隔l・1mm、振幅16間)と、織布状で網目状にしあ
らかじめ400℃8時間熱処理したガラス繊維シート2
(繊維0.5 mm1 目の孔1.0朋×15mm)を
準備する。
この金網とガラス繊維シートを第1図口のように密着さ
せる。
ガラス繊維シートは屈曲性に富み、この程度の変形は容
易にできる。
次に粘土35wt%、活性アルミナ40wt%ジルコニ
ア25wt%からなり、水で混合したスラリーを準備す
る。
前述の金網とガラス繊維シートの一体物を上記スラリー
に浸漬し、20分後列出して、余分に付着したスラリー
を除き、ガラス繊維シートや金網の目がつまらないよう
にする。
このスラリーの表面に付着したガラス繊維シートを金網
で固定したまま、120℃で10分間乾燥し、続いて5
50℃で15分間焼成する。
この時ガラス繊維シート上に15wt%の被覆物質が付
着していた。
次に第1図ハのように、金網とガラス繊維シートを基材
にしたものを分離する。
このようにして第1図二のようなガラス繊維シート上に
アルミナ・ジルコニアを主体として粘土で固形化した層
を形成した網目状で、波状の担体をつくる。
この担体は、波状に固形化されており、ガラス繊維シー
ト自体の屈曲性はほぼ失われる。
しかし、第1図ハの工程ができる程度の柔軟さは保持さ
れる。
この担体の比表面積は53 mlf?であった。
この担体を塩化白金酸を溶解した水溶液中に浸漬し、■
? / m”の白金を担体に保持させる。
続いて120℃と20分大気中乾燥後、同じく大気中5
60℃2時間で焼成して、白金に還元して触媒体とする
実施例 2 第2図イに示したように、網目状ガラス繊維シート2を
、取外し可能なステンレス棒を取付けた治具3(ステン
レス棒間隔15間)に第2図口のように、ジグザグに入
れる。
次に、アルミナゾル1001とシリカゾル201を50
0CCのイオン交換水に入れてよく攪拌する。
この準備した液に前述のガラス繊維シートを取付けた治
具を浸し、取出した後、120℃で15分乾燥し、55
0℃20分焼成する。
続いてガラス繊維シートを基材としたシリカアルミナで
覆われた担体を治具から外すため、ステンレス棒を外し
取出す。
この時の形状は第2図ハのように四角波形であった。
次に、塩化パラジウムの水溶液を用意し、作成した担体
を浸漬する。
十分漬浸した後取出して、120℃で乾燥後、550℃
で30分間焼成する。
t、5P/m2のパラジウム金属が付着していた。
実施例 3 第2図イに示したように、網目状ガラス繊維シート2を
、取外し可能なステンレス棒を取付けた治具4に第3図
口のようにジグザグに入れる。
次に4wt%のシリカゾルにこのガラス繊維シート付治
具を浸漬し、120℃40分乾燥後60分間550℃で
焼成した。
続いてアルミナゾル2007、シリカツル5グ、ジルコ
ニア10Pをイオン交換水11に入れ十分攪拌した混合
液を作る。
この混合液にシリカ焼成後のサンプルを浸漬し、120
℃40分乾燥後550℃で1時間焼成した。
その後治具とガラス繊維シート基材の無機質被覆物を、
後者が変形しないように分離し、第3図ハのような担体
とする。
この担体は5wt%シリ力層上に10wt%のアルミナ
・シリカ・ジルコニア層を有していた。
さらにこの担体を塩化白金酸と塩化ロジウムを溶解した
水溶液に浸漬後、120℃で乾燥後、550℃で焼成し
て白金・ロジウム触媒体とする。
m2当り0.51白金と0.IPのロジウムを担持して
いた。
以上、実施例によりその構成を詳述してきたが、本発明
の触媒体は、ガラス繊維シートなど、可撓性を有する無
機材からなる平面に孔を有する無機質担体上に、アルミ
ナ、シリカ、ジルコニア、チタニアまたは粘土などの一
種以上の耐熱性無機物質を被覆し、基材であるガラス繊
維シートの屈曲性をなくした波状固形物とする。
たyし、基材が有していた形(網目の孔など)を失わな
い固形物である。
この固形化した担体に、白金、ロジウムまたはパラジウ
ムなどの貴金属を担持して触媒体としたものである。
本発明の実施例1に記述した波状固形化触媒体は、0.
5 mmの撚糸が固形化され、目孔は基材とほとんど変
化がなく 、0.9mm X 1.4 mmの長方形で
あった。
これを第4図のように直径155mmに切断し、ケース
5の上部に設置する。
このユニットを第5図のように石油ストーブの真上に設
置し、その点火、消火および定常燃焼時に排出される未
燃焼成分の排出塵を調べると、第6図のように、C01
HCは効率良く完全酸化されている。
また、触媒体により接触抵抗も小さく、ガス流はほとん
どこの触媒体中を通過した。
これをモノリス触媒体を用いた従来例と比較しても、特
にすべての燃焼状態で大きな差がある。
この結果、臭気度に換算しても大きな差があり、本発明
ではほとんど臭がしなくなった。
また本発明の触媒体は、非常に軽いガラス繊維シート上
に、薄く無機物質をコーティングして固形化したもので
軽く、特に石油ストーブなどの浄化用に用いる場合、そ
れを取付けることによる重心の移動はほとんど無視でき
、安全である。
さらに材料費はガラス繊維シートと少量の無機物質と触
媒物質でよく、安価に供給できる。
またこの触媒体を保持するのも簡単な保持具で良い。
このように本発明の触媒体は、石油ストーブの脱臭用に
特に優れた脱臭効果を生んでいる。
本発明の波形網目状触媒体を第5図のような構成で燃焼
排気ガスのCO浄化率、HC浄化率を測定し、平面形網
目状触媒体と比較した結果を次の表に示す。
表中、従来例の平面形触媒体は接触面積が大きくなると
、通気抵抗に伴う圧力損失が大きくなっているが、本発
明の波形触媒体は接触面積が大きくなっても圧力損失化
は小さく、CO浄化、HC浄化の特性が優れていること
が判る。
すなわち、石油ストーブ等の低流速の排気ガスを浄化す
るのに、網目の布状波形触媒体が適していることが判明
した。
この優れた脱臭効果は、排気ガス中にあるC01HCを
効率良く転化した結果であり、一般の酸化用触媒体とし
ても同等の効果が期待できる。
また、いかなる目的に使用しても、この触媒体形状は、
効率良い流体との接触を生ずるから大きな効果が期待で
き、酸化反応に限定されるものではない。
なお、本実施例では、可撓性を有する網目状耐熱材とし
てガラス繊維シートを基材として述べたが、アルミナ、
シリカ、ジルコニア、チタニア等の耐熱物質で、網目の
孔を有する布状物質ならいかなるものでも良く、ガラス
繊維シートから5102純度を高めたシリカ繊維シート
でも良い。
また網目の太きさも限定されない。
また固形化用被覆物質も、アルミナ、シリカ、ジルコニ
ア、チタニア、粘土などの耐熱物質であれば何でも良く
、その種類、量に限定されるものではない。
さらに本発明では、白金、ロジウム、・々ラジウムなど
、貴金属触媒物質について述べたが、担持する触媒物質
はマンガン、コバルト、ニッケル、鉄などの卑金属でも
良く、さらにその金属酸化物でも良い。
固形化した波型と目孔は、その目的によって、選択すれ
ば良く、これも限定されるべきものではない。
以上のように本発明による触媒体は、種々の特長を有し
ているものであり、石油ストーブ等の臭気処理に役立つ
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図イル二は本発明の触媒体を得るための一実施例の
製造順序図、第2図イ〜ハ、第3図イ〜ハは同地の実施
例の製造順序図、第4図は本発明による触媒体とケース
の分解斜視図、第5図は本発明による触媒体を取付けた
石油ストーブの斜視図、第6図はCO,HC転化率特性
図である。 1・・・・・・金網、2・・・・・・ガラス繊維シート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 波状に成形した網目状の可撓性を有する耐熱性無機
    材の表面に耐熱性無機物質を被覆・固化させ、触媒物質
    を担持してなる触媒体。 2 耐熱性無機材が、SiO2が主成分であるガラス繊
    維シートまたはシリカ繊維シートである特許請求の範囲
    第1項に記載の触媒体。 3 耐熱性無機物質が、シリカ、アルミナ、ジルコニア
    、チタニアまたは粘土成分の少なくとも1種以上からな
    る特許請求の範囲第1項または第2項に記載の触媒体。
JP53165725A 1978-12-26 1978-12-26 触媒体 Expired JPS5821534B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP53165725A JPS5821534B2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26 触媒体

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JP53165725A JPS5821534B2 (ja) 1978-12-26 1978-12-26 触媒体

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Publication Number Publication Date
JPS5588858A JPS5588858A (en) 1980-07-04
JPS5821534B2 true JPS5821534B2 (ja) 1983-04-30

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830325A (ja) * 1981-08-17 1983-02-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 排ガス浄化用触媒装置
JPH0712414B2 (ja) * 1989-03-29 1995-02-15 株式会社日本触媒 冷凍・冷蔵庫内脱臭方法
DE4303850C1 (de) * 1993-02-10 1994-10-13 Alfred Buck Vorrichtung zur katalytischen Reinigung von strömenden Gasen, insbesondere von Abgasen von Verbrennungsmotoren

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JPS5588858A (en) 1980-07-04

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