JPS58215333A - 表面の改良された熱可塑性樹脂成形品およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性樹脂成形品およびその製造方法、特に
、射出成形時にガスの多発しやすい熱可塑性樹脂で本体
が構成されているにもかかわらずその外表面は平滑で光
沢を有する成形品とその製造方法に関する。

変性ポリフェニレンオキサイド樹脂（ＰＰＥ）や笈性ポ
リフェニレンサルファイド＆脂（ｐｐｓ）などの熱可塑
性樹脂は耐熱性２機械的性質、誘電特性、絶縁耐力など
に優れているため、電気部品や機械部品などのエシジニ
アリング・１ラヌテクスとして広く用いられている。こ
れら樹脂は、射出成形時にガスが多発しやすいという性
質を有する。これを樹脂材料として射出成形品を成形す
ると、得られる成形品の表面には微小な気泡穴、カスに
よる凹凸か無数に形成される。それゆえ、その表面はざ
らざらの粗面であジしかも光沢を有さない。このような
樹脂材料でなる成形品の表面が平滑でしかも光沢を有し
、うるし塗多製品様に仕上がれば機能美の面からもその
用途は飛躍的に拡大するであろう。

本発明の目的は、ＰＰＥやｐｐｓのような射出成形時に
カスの多発しゃすい熱可を性樹脂を成形品本体とするに
もかかわらずその表面が平滑で光沢のある成形品を提供
することにある。本発明の他の目的は、上記成形品表面
か平滑で光沢を有するうえに耐擦過傷性に優れた成形品
を提供すると（！：洗ある。本発明の他の目的は、上記
成形品の製造方法を提供することにある。以下に本発明
を説明する。

最初に９例えば、＆知の押出し成形法により成形された
熱可蛾性１ラステンクフイルムもしくはシートが用意さ
れる。この成形フィルムもしくμシートの表面１１必要
に応じて、ハードコート先係ｊえはシラン系ＡＲコート
九でハードコート族が形成さてＬる。ハードコート族の
形成に原して一α上記フィルムもしくにシートは芋…ｊ
　Ｖ（公九の手性によ）辰面処畑、プリコート処畑、ア
ンターコート処地等に適宜供される。例えば、ポリカー
ホネートフイルムの表面にアシダークート九として不す
メナルメタアタリレートわ忙すを室ルし４μ厚の膜を形
成する。この表面に市販されているシラン系ハードコー
ト剤を血相し焼さりσるなどである。この烈可駈注１ラ
スナックフィルムもしくにシートは、１熱性を有し、コ
ア材と船危待しレッのるＰ／１Ｊえは示すカー不ネート
、ポリメナル／タアクリレート、症分架槁ポリメチルメ
タアクリレートなどで形成される。その厚きは省に限定
きイ、ない。

上記フィルムもしくはシートは、所室の取袂但Ｊ＆成形
品の外面形状と吐μｊ−形状片に刊す嵐力・ｆしる。こ
の打ちぬき片は公知の打ちぬき装置によ）得られうる。

次いで、所望の成形品を成形するだめの射出成形機の金
型のキャビティ部へ上記打ちぬき片を装着する。この打
ちぬき片は、その外表面が最終製品としての合成初詣成
形品の最外向に位置するように、成形品外面（！：なる
型面（キャピテイ面および／もしくはコア面）上に配置
される。

配置された打ちぬき片は、適当な方法により所定型面上
に保持されつつ移動側金型が閉じられる。

次いで、このキャビティ部へＰＰＥやＰＰＳのような射
出成形時忙ガスの多発しやすい溶融樹脂が射出成形機か
ら高圧射出される。高圧射出された溶融樹脂はキャビテ
ィ内に侵入する。侵入溶融樹脂の先端領域は比較的低圧
状態にあるため、この領域からガスが多発する。型面に
フィルムもしくはシートのない場合には、＃：を融樹脂
は型面に接するや答や冷やされ賑時に固化層か形成され
る。同化層か型面に接してできる最終成形品表面にはガ
ス発生跡が無数の気泡穴や凹凸形で残る。それゆえ２士
終成形品表面はざらざらの粗面となると同時に光沢を有
しない。しかし２本願発明では型面にフィルムもしくは
シートの打ちぬき片があらかじめ装着されているため、
溶融樹脂はこれを介して型面に接する。この溶融樹脂は
、このフィルムもしくはシート片の断熱作用によシ、島
時の冷却か阻止され固化層が形成されず、順次フィルム
もしくはシート片とその境界面にて融着してゆく。

溶融樹脂が充てん圧で高圧になったとき、すでに発生し
ているガスは溶融樹脂に吸収されて消失フ〜る。それゆ
え、溶融樹脂がフィルムもしくはシートに接テる面はミ
クロ・オーダーの稍良で完全な平滑さなる。該樹脂の平
滑性はフィルムもしくペシートにも反映する。よって、
得られる最終成形品の最外面はこの平滑なフィルムもし
くはシート片でなシ、シかも光沢を有する。フィルム％
シ＜はシート表面にハードコート膜が形成さγすると。

この云−ドコート膜も平滑で光沢のめる外ゐ４を呈する
。ハードコート族を怖え７．：最終成形品の表面は１擦
過傷性を有する。

ス施例１ 押出成形によ）１００ミクロンの均一厚Ｖｃｗ形したポ
リカーホネートフイルムもしくはシートを１０３Ｘ２０
αのく形に切シぬき射出成形型（１０ｎＸ２０１：２１
１Ｘ２．５３の化粧バネ〃成形型）のキャビティ部に装
着した。次いで、一般酷な成形条件下でＰＰＥの溶融樹
脂材料を射出成形機を用いてキャビティ部へ高圧で打ち
込み冷却を待って成形品を取多出した。待られた成形品
は、シートと成形品本体の松脂材料部とか先金に一体化
し境界＆は態別され得なかった。成形品表面は完全な平
ｍ゛状で光沢を有し、うるし童シにｈ似した見事な外観
を呈していた。

実施例２ ホリメナルメタアクリレート１０ｇをメチルセルソルブ
３００ｇＫ溶屏した下地焔科に、るらかじめ押出成形法
により成形されたポリカーホネート７４〜゛ムもしくは
シートを浸裏し９０６Ｃで１０分［、１２０°Ｃで６０
分間熱風乾燥した。このときの下地輻料膜厚は４μでめ
った。この表面にシラン糸ＡＲコート剤をｆＪ３μの岸
さに塗布し１３０’Ｃで６０分間硬化処理した。得られ
たフィルムもしくはシートを実施例１と同様にして、１
０α×２０１のく；形にくりぬき）＼−ドフート膜面か
外面となるようにキャビディ面に装着し、ＰＰＥ溶融樹
脂材料を用いて成形品を成形した。得られた成形品は、
フィルムもしくはシートと成形樹脂相料とが完全に融着
一体化しその境界線は識別されなかった。成形品表面は
、平滑でかつ光沢を有ししかも金属たわしを用い５０ｙ
／１ｆｆｌの圧力下で４００回こすっても伺らの損傷も
受けなかった。

実施例３ 実施例１のＰＰＨにガラス繊維を１０玉量％添加しこれ
を浴融樹脂材料として用いた他は実施例１と同様な手法
を経て化粧パネル成形品を得た。

成形品表面は完全な平滑状で見手な光沢を有していた。

カラスｗ４維を混入した成形用値脂材料の乾燥が不十分
であったＫもかかわらず、成形品の外観には何らの影響
も認められな〃・つた。

実施例４ 実施例３のガラス繊維の代シにシリカ粉、タルク。各種
無機頗＃＋などの無機物売てん剤をそ１１．ぞれ３０〜
４０重量％の割合でＰＰＥに混入した樹脂材料を用いて
実施例１と同様な手法によｐ４ヒ粧パネルをそれぞれ成
形した。樹脂材料の乾燥カダ不十分であったにもかかわ
らず、得られた成形品の表面はいづれの充てん剤の場合
も平滑ですはらしい光沢を有してｒた。

以上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、＃、形品表面層を形成する耐熱性の熱可塑性１ラス
   テンタフイルムもしくはシート庖と、射出成形時にガス
   の多発しやすい熱可塑性樹脂でなシ該フィルムもしくは
   シート急とその境界面において融着する成形品本体とを
   有し、その外表面が平滑で光沢を有する２表面の改良さ
   れた熱可塑性樹脂成形品。 ２、前記フィルムもしくはシート層の表面に７１−ドコ
   ート剤によるノ１−ドコート膜が形成すれてなるｍｊ記
   特許請求の範囲第１項に記載の成形品。 ３、　　（ｔ＋　　耐熱性の熱可娠性プラスナックフィ
   ルムもしくはシートを所望合成樹脂成形品の外面形状と
   略同−の形状片に打ちぬく工程と。 （２〕　　版打ちぬき片を成形品成形用金匡のキャビテ
   ィ部に装着する工程と。 （３）　　該キャビティ部へ射出成形時にカスの多発し
   やすい成形品成形用熱可塑性溶融樹脂を射出成形手段か
   ら高圧射出する工程と、そして（４）該金型から所望の
   合成樹脂成形品を取出す工程さ。 を包含するその外表面が平滑で光沢を有する。 表面の改良された熱可塑性樹脂成形品の製造方法。 ４、前記フィルムもしくはシート層の表面にハードコー
   ト剤によるハードコート膜か形成されてなる前記特許請
   求の範囲第３項に記載の方法。