JPS58214733A - レンジフ−ドフアン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はフードの下面部の吸入口にフィルタを配設して
なるレンジフードファンに関する。

〔発明の技術的背景〕

一般に、レンジフードファンにおいては、フードの下面
部に形成されて調理時に生ずる油煙等を吸入する吸入口
にフィルタを配設しく、このフィルタにより油煙等に含
まれた油分を７１着除去するようにし°Ｃいる。而して
、従来では、鋼板に多数の切れ目を入れて四方に引張力
を作用させることにより多数の菱形状の孔部を形成した
エキスバンドメタルを複数枚重合させてフィルタを構成
し、このフィルタを所定方向に下降傾斜さばてその最低
部に油受容器を配設するようにしている。

〔背景技術の問題点〕

上記従来の構成ではフィルタはエキスバンドメタルにＪ
：って形成されているのでその製作上表面に複雑なうね
りが生ずるものであり、このため、１９着除去された油
が最低部に向かって流れにくく滞留し勝ちになり、これ
が油滴となって落下したり或いはその表面張力により大
なる油滴に成長して孔部を塞ぎ通用を阻害したりする等
の不具合があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は
、フィルタから直接油滴が落下することを防止し得、吸
気効率の低下を防止し得るレンジフードファンを提供す
るにある。

〔発明の概要〕

本発明は、多数の孔部を打抜き形成してなる多孔板によ
ってフィルタを形成し、このフィルタをフードの下面部
にその吸入口を覆い且つ最低部に向かって下降傾斜する
ようにして配設し、該フィルタの最低部に油受部を設け
る構成に特徴を有し、フィルタに付着除去された油を油
受部に容易に案内貯留させんとするものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の第１の実施例につき第１図乃至第４図に従
って説明する。

１は偏平な矩形箱状をなりフードＣあり、その下面部２
の略中央部には円形状の吸入口３が形成され、背面部４
の略中央部には矩形状の吐出口５が形成されてＪ３す、
該背面部４にほぞの吐出口５を包囲するようにして排気
口体６が取イＮＪ４ノられている。７は前記フード１の
内部に配設された送風装置であり、これは、フード１の
上面部８に取付突部９を介して取（＝Ｉけられた駆動モ
ータ１０と、この駆動モータ１０の回転軸１０ａに前記
吸入口３と対向するように取付（プられた送風羽根１１
とから構成されている。１２はフィルタであり、これは
、多数の円形状の孔部１３．１４を有するフィルタ板１
５．１６を互いに所定の間隔を存するように重合して連
結して構成されたものであり、該フィルタ板１５．１６
は、多数の孔部をブレス打抜加工により形成してなるパ
ンチングメタルと称される多孔板によって周壁が中央部
の最低部１７．１８に向かって下降傾斜する略円鉗状に
形成されたものである。この場合、フィルタ１２にお【
〕るフィルタ板１５．１６は、多数の孔部１３゜１４の
フィルタ板１５．１６に対づる開口率が２５％以上どな
るＪ−うに設定され、又、隣接する孔部１３．１３間及
び１４．１４間の間隔寸法免が０．４ｍｍＪＸ上となる
ように設定されている。そして、このフィルタ１２は前
記フード１における下面部２にその吸入口３を覆うよう
にしてねじ山め等の適宜の取付手段によって着脱可能に
取付けられＣいる。１９は前記フィルタ板１６の最低部
１８に取ｆζＪ具１９ａを介して着脱可能に取付けられ
た油受部たる油受容器であり、その上面開口は該最低部
１８の下面に下方から臨むようになっている。

而して１前記フード１は調理室２０内におけるレンジ等
の熱源（図示せず）の上方部位に水平状態に配設されて
おり、その排気口体６が室壁２１に形成された連結口２
２に嵌め込み連結されて屋外２３に臨むようになってい
る。そして、駆動モータ１０に通電して送風羽根１１を
回転さぜると、調理時に発生する油煙等が矢印２４　Ｆ
示すようにフィルタ板１６の孔部１４及びフィルタ板１
５の孔部１３を介して吸入口３からフード１内に吸入さ
れ、更に矢印２５で示すように吐出口５及び排気口体６
を介して屋外２３に排出される。そして、油煙等に○ま
れた油分は、油煙等が矢印２４で示づようにフィルタ板
１６．１５の孔部１４．１３を通過する時にその孔部１
４．１３部分に（＝１着して除去されるようになり、付
着除去された油はフィルタ板１５．１６の上面部及び下
面部をその傾斜に基づいて最低部１７．１８に向は案内
流下されるようになり、最低部１７に案内貯留された油
は最低部１８に落下され、その最低部１８に落下。

案内貯留された油は油受容器１９内に落下貯留される。

尚、油煙等の通過によって）−ド１の吸入口３の周縁部
、該フード１の内面及びそのフード１内の送風装置７に
も油が付着してこれが落下することがあるが、落下した
油はフィルタ板１５によって受けられて前述同様にして
油受容器１９内に貯留される。

第４図は本発明者による実験結果をグラフとして示した
もので、横軸にフィルタ１２におりる孔部１３．１４の
開ｌ］率をとり且つ縦軸にフィルタ１２による油の捕集
量及びフィルタ１２による風聞減少率をとって示り“。

そして、Ｌｌが開口率−曲の捕集量曲線及びＬ２が開口
率−風量減少率曲線である。この第４図から明らかなよ
うに、開口率２５％近傍に捕集量曲線Ｌ１の極大値を有
するとともに、開口率２５％未満になるとＭｆｆｉｆｆ
率が極めて大となり（吸気効率が極めて悪くなり）、両
者を考え合わせると開口率２５％以上に設定するとよい
という結果が得られた。又、本発明者の実験によれば、
フィルタ１２に（プる孔部１３，１３間及び１４．１４
間の間隔寸法免を０．４ｍｍ以上とすると、フィルタ１
２にイ」着した油は円滑に流下して油受容器１９内に落
下貯留されるが、０．４ｍｍ未満ではフィルタ１２に付
着した油が流下しにくく次第に成長して遂には直接落下
するよという実験結果が得られた。

このように本実施例によれば、次のような効果を得こと
ができる。即ち、フィルタ１２をパンチングメタルと称
される多孔板で略円錐状に形成されたフィルタ板１５．
１６を組合せて構成したので、フィルタ１２に付着した
油はその上、下面部に沿って流下して油受容器１９内に
落下貯留されるようになり、従って、従来のエキスバン
ドメタルを用いたものとは異なりフィルタ１２から油滴
が直接落下することはなく、フード１の下方のレンジ或
いはこれに載置された鋼等に油滴が振りかかつて汚づこ
とはなく、又、油滴が鍋等の中の調理物に入つＣ非衛生
となることもない。しかも、フィルタ１２に付着した油
が最低部１７．１８に円滑に流下することから油滴が成
長して孔部１３゜１４を塞ぐようなことはなく、吸気効
率を低下させることはない。又、前述したようにパンチ
ングメタルと称される多孔板によってフィルタ１２を構
成するようにしたので、その上、Ｆ面部に従来のような
うねりは何ら生じないものであり、従っ゛Ｃフィルタ１
２を）−ド１の下面部２から取外して掃除する場合にも
これを簡単に行ない得る利点がある。特に、フィルタ１
２の孔部１３．１４の開口率を２５％以上に設定し且つ
孔部１３．１３間及び１４．１４間の間隔＝Ｊ法史を（
１，４ｍｍ以上に設定したことにより、吸気効率を良好
に保ち且つ油滴の直接落下を防止しつつ油の捕集効率を
よくし得る利点がある。更に、パンチングメタルと称さ
れる多孔板製のフィルタ１２は油の流下性がよいことか
ら、フィルタ１２の下降傾斜角をそれほど犬としなくて
も油を充分に最低部１７．１８に流下案内させることが
でき、従って、フィルタ１２が７−ド１の下面部２から
下方に大きく突出して外観が悪くなるようなことは全く
ない。

第５図及び第６図は本発明の第２の実施例であり、第２
図及び第３図と同一部分には同一符号を（ｑＬ’Ｕ示し
、以下具なる部分についてのみ説明する。

即ら、フィルタ１２におけるフィルタ板１５゜１６には
前記孔部１３．１４の代りに多数の円形状の孔部２６．
２７が形成されＣおり、これらの孔部２６，２７は下方
部位のものほど即ち最低部１７．１８に近くなるものほ
ど順次径小となるように設定され且つ下方にかうに従っ
Ｃ開口率が小となるように設定されており、この場合で
も、孔部２６，２６１１１及び２７．２７間の間隔寸法
免は０．４ｍｍ以上に設定されている。そしｃ１フィル
タ板１５．１６にＪ３りる最低部１７．１８の周囲近傍
部位２８．２９は孔部２６．２７が存在しない或いはほ
とんど存在しない略無孔状に形成されている。

この第２の実施例によっても前記第１の実施例と略同様
の作用効果を得ることができ、特に、フィルタ板１５．
１６を油が流下すると下方部位はどその油が集合して多
量になるもので゛あるが、この第２の実施例では下方部
位はど孔部２６，２７の径が小どなるように設定してい
るとともに周囲近傍部位２８．２９を略無孔状に設定し
ているので、油が最低部１７．１８に流下する前に孔部
２６．２７から直接落下してしまうというようなことを
確実に防止し得る利点がある。

尚、上記実施例ではフィルタ１２のフィルタ板１５．１
６を略円錐状に形成するようにしたが、形状はこれに限
定されるものではない。

又、上記実施例ではフィルタ１２を二個のフィルタ板１
５．１６の組合せから構成したが、フィルタ板の組合Ｕ
個数は適宜選択６ｑ定し得るものである。

その伯、本発明は上記し且つ図面に示−リ実施例にのみ
限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変形して実施し得ることは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、多数の孔部を打■し 抜き形成してなる多数板によって形成されて最低部に向
かい下降傾斜づるフィルタをフードの下面部にその吸入
口を覆うように配設し、フィルタの最低部に油受部を設
ける構成としたので、フィルタに付着した油を該フィル
タの傾斜に応じて油受部に案内して貯留さゼることがで
きてフィルタから油が直接落下することを防止づること
ができ、吸気効率が低下することを防止し得る等の優れ
た効果を奏するものぐある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の第１の実施例を示し、第１
図は全体の縦断側面図、第２図及び第３図は夫々フィル
タの斜視図及び縦断面図、第４図は実験結果を示す特性
曲線図であり、又、第５図及び第６図は本発明の第２の
実施例を示す夫々第２図及び第３図相当図である。 図面中、１はフード、２は下面部、３は吸入Ｌ１．４は
背面部、５は吐出口、７は送風装置、１２はフィルタ、
１３及び１４は孔部、１５及び１６はフィルタ板、１７
及び１８は最低部、１９は油受容器（油受部）、２６及
び２７は孔部、２８及び２９は周囲近傍部位を示す。 出願人　　東京芝浦電気株式会社 兜　１　図 第　２　図 第　３　図 第　４　ロ ーー伽開口坐（０／、）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、内部に送風装置が配設され下面部に吸入口を有する
   フードと、このフードの下面部にその吸入口を覆うよう
   に配設され多数の孔部を打抜き形成してなる多孔板によ
   って形成されて最低部に向かい下降傾斜するフィルタと
   、このフィルタの最低部に設けられた油受部とを具備し
   てなるレンジフードファン。 ２、フィルタにおける多数の孔部の開口率は２５％以上
   に設定され且つ孔部相互の間隔寸法は０．４ｍｍ以上に
   設定されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載のレンジフードファン。 ３、フィルタの孔部の大きさは下方部位のものほど順次
   小となるように設定されていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項又は第２項に記載のレンジフードファン
   。 ４、フィルタにおける最低部の周囲近傍部位は略無紮状
   に形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項乃至第３項のいずれかに記載のレンジフードファン。