JPS58214431A

JPS58214431A - 室外後写鏡

Info

Publication number: JPS58214431A
Application number: JP57096917A
Authority: JP
Inventors: Toshio Yanagida; 柳田　年男
Original assignee: Nissan Motor Co Ltd
Current assignee: Nissan Motor Co Ltd
Priority date: 1982-06-08
Filing date: 1982-06-08
Publication date: 1983-12-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、鏡体を有するミラーハウジングが車両の不
使用時には車両後方に回動自在とされ、車両の使用時に
は車両から張り出して使用できるようにした室外後写鏡
に関する。

一般に室外後写鏡、例えばドアミラーは車両のドアに固
定させて取シ付けられており、車両最外側からの張υ出
し量が極めて大きいことから、船で車両を運搬する場合
には、一台当りの運搬スペースが増大して運搬費用が増
大し、車両運搬トレーラで車両を運搬する場合には、隣
りの車両を傷付けるおそれがあった。

従って、ドアミラーを現地で取シ付けるようにしてい念
が、現地でのドアミラーの取付作業は極めて面倒であり
、しかも組立工場と異なり、ドアミラーの取シ付けも充
分に行い得ないおそれがあるという問題点があった。

そこで、かかる問題点を解決するために、従来より、第
１図に示すように、車両のドア１にベー賃２を介して鏡
体を有するミラー・・ウジング３を車両後方へ回動自在
に取り付け、ドア１とミラーハウジング３との間に張設
した図示しないスプリングの引張力でミラーハウジング
３を常時車体から張り出させるようにした室外後写鏡が
提案されていた。

かかる構成の室外後写鏡にあっては、ミラーハウジング
３はスプリングによって引張されて常時車体から張り出
した使用状態に設定される。この使用状態の張力は約３
０〜４０に〜である。そこで、ドアミラーが取り付けら
れた車両を船或いは車両運搬トレーラで運搬する場合に
は、第１図に破線で示すようにミラーハウジング３を車
両後方へスプリングの引張力に抗して回動させ、畳み込
んで運搬していた。このとき、ミラーハウジング３の畳
み込み状態を維持するために、ベース２と回動したミラ
ーハウジング３との間には図示しないつかえ棒を介在さ
せていた。図中、ｔはミラーハウジング３の使用状態の
張り出し量と折り込み状態の張り出し量との差を示す。

しかしながら、このような従来の室外後写鏡は、ミラー
ハウジング３がスプリングで引張されて常時車体から張
り出すように構成されているため、車両の運搬時にミラ
ーハウジング３を畳み込んだ場合にはスプリングが引張
されて引張力が増大すると共にミラーハウジング３に働
く応力も増大することになる。この畳み込み状態の引張
力、即ちミラーハウジング３に働く応力は１００〜１５
０　Ｋ〜以−トと大きくなる。従って、畳み込んだ場合
の引張力に耐えられるように構造上強度を高めておく必
要があり、そのためベース２及びミラーハウジング３等
を頑丈に構成していたので、重量が増えると共に高価に
なるという問題点があった。また、ミラーハウジング３
を畳み込んだ場合にはスプリングが必要具−ヒに引張さ
れるので、ヘタリを生じ、ミラー・・ウジング３を使用
状態に戻し念ときには引張力が不足し、高速走行時、悪
路走行時にはミラーハウジング３が風圧を受けたり、車
体の振動を受けなりしてブレを生じ、ビビリ音を発生さ
せるという問題点があった。更に、ベース２にｊジ−ハ
ウジング３を組み付ける場合、スプリングに引張力を働
らかせた状態で組み付けるので組み付は作業性が悪いと
いう問題点があった。

この発明は、このような従来の問題点に着目し　　゛て
なされたもので、車体とミラーハウジングとの間に張設
されるスプリングを該ミラーハウジング内に配設し、該
スプリングの一端を該ミラーハウジングに係止し、該ス
プリングの他端を、前記車体に取り付けられたベースと
前記ミラーハウジングの車体側端部とに回動自在に取シ
付は可能なリンクに係止するようにしたことにより、上
記問題点を解決することを目的としている。

第２図〜第５図は、この発明の一実施例を示す図である
。

図中、符号１０はベースであり、車両のドア１にビス１
１で取り付けられている。ドア１の車室内側にはビス１
１を隠すフィニッシャ１９が取υ付けられている。ベー
ス１０の車両前方寄シ側部にヒンジ板１２の一側部が枢
着され、ヒンジ板１２の他側部にはミラーハウジング１
３の一側部で車両の後方寄如縁部が枢着されている。従
って、ミラーハウジング１３がヒンジ板１２を介してベ
ース１ｏに回動自在に取り付けられている。

ミラーハウジング１３は正面部が開口し六函状に形成さ
れており、内部にはペース１ｏ側寄シ位置に隔壁１４が
設けられている。隔壁１４には長方形の板状をしたブラ
ケット１５が垂直状態で横方向に延出するように取り付
けられている。ブラケット１５には第２図に示すように
ミラーハウジング１３の開口側の面に凸球面部１６ａを
有するボディブラケット１６が取り付けられている。ボ
ディブラケット１６の凸球面部１６ａには、鏡体１７を
保持したミラーボディ１８に形成されている凹球面部１
８ａが摺接させられてボディブラケット１６が前後左右
方向へ回動自在に取り付けられている。

また、ブラケット１５の自由端側で中央部に切シ起こし
て設けられているスプリング係止片２ｏにはスプリング
２１の一端が係止されている。スプリング２１の他端に
は細長いリンク板２２が係止されている。リンク板２２
の一端部にはスプリング２１が係止されるスプリング係
止穴２２ａが設けられている。

また、リンク板２２の他端部と中央部とにはピン係止穴
２２ｂ、　２２ｃがそれぞれ設けられている。

更に、ミラーボディ１８に設けられている隔壁１４の中
央部にはリンク板貫通用孔２３が形成されており、隔壁
１４のペース側壁面にはリンク板貫通用孔２３を上下に
挾むピンガイド用リブＵが一対突設されている。また、
ドア１に取り付けられているベース１０のミラーボディ
１８がベース１ｏから張り出すようにセットされた時に
隔壁１４と対向する壁部１０ａの中央部にはリンク板貫
通用孔２３が形成されている。そして、壁部１０ａのド
ア側壁面にはリンク板挿入用孔２５を上下に挾むビンガ
イド用リプ２６が一対突設されている。

スプリング２１に係止されているリンク板２２は隔壁１
４に形成されているリンク板貫通用孔２３とヒンジ板１
２に形成され穴開口１２ａとを貫通してベース１０の壁
部１０ａに形成されているリンク板挿入用孔２５に挿入
され、リンク板２２のピン係止穴２２ｂに係止ピン２７
が挿入されてリンク板２２がリンク板挿入用孔２５から
抜は出ないように係止されている。

次に作用を説明する。

ミラーハウジング１３を畳み込み一状・態にセットして
車両を船或いは車両運搬トレーラ等で運搬する場合には
、まず、スプリング２１の一端をブラケット１５のスプ
リング係止片２０に係止し、スプリング２１の他端にリ
ンク板２２のスプリング係止穴２２ｇを係止させる。次
に、スプリング２１をベース側へ引っ張ってリンク板２
２をリンク板貫通用孔２３を貫通させる。そして、リン
ク板２２の中央部に形成されているピン係止穴２２ｃが
隔壁１４を貫通してドア側寄りに位置した時に係止ピン
２７をピン係止穴２２ｃに挿入係止する。しかる後にス
プリング２１の引っ張シをやめると埼スプリング２１の
引張力によυリンク板２２は、ミラーボディ１８の先端
側に引き戻され、係止ピン２７は一対のピンガイド用す
ブ冴に案内されて隔壁１４のベース側壁面に当接し、リ
ンク板２２の移動は阻止されて、リンク板２２の中央部
が隔壁１４に係止ピン２７で係止される。この状態のと
きにはスプリング２１はその両端部がミラーハウジング
１３に張設されるので、ミラーハウジング１３はドアｌ
に取り付けられたベース１０にヒンジ板１２を介して自
由に回動するｂこのとき、ミラーボディ１８に張設されているスプリン
グ２１には必要以上に引張力が働くこともないので、車
両の運搬が船などによるときのように長期にわ念っても
、従来のようにスプリング２１にヘタリを生じさせるこ
とはない。

次に、ミラーハウジング１３をドア１から張υ出した使
用状態にセットして使用に供する場合にはミラーボディ
１８を第５図に示す畳み込み状態から第４図に示す張り
出し状態へと回動させると、隔壁１４に係止ピン２７で
係止されているリンク板２２の一端はヒンジ板１２の開
口１２ａを貫通してベース１゜の壁部１０ａに形成され
ているリンク板挿入用孔２５に挿入される。それ以前に
ドア１の車室内側に取シ付けられているフィニッシャ１
９を取シ外しておく。そして、ベース１０の壁部１０ａ
を貫通してドア側寄りに位置しているリンク板２２のピ
ン係止穴２２ｂに係止ピン２８を挿入する。しかる後、
ドア１の車室内側からカシメ器具をドア１に設けられた
開口１ａを通過させ、そのカシメ器具で係止ピン２８を
カシメ、リンク板２２のピン係止穴２２ｂを有する端部
をベース１０の壁部１０ａに係止させる。係止ピン四を
カシメ六後、ドア１に設けられた開口１ａを通しるピン
係止穴２２ｃに挿入係止されている係止ピン２７を引き
抜き、スプリング２１の引張力をリンク板２２を介して
ベース１０に作用させてミラーハウジング１３をドア１
から張り出した状態へのセットが完了する。このときの
スプリング２１の引張力は、高速走行時、悪路走行時に
ミラーハウジング１３が風圧を受けたり、車体の振動を
受けたりしてプレを生じ、ビビリ音を発生させることの
ないようにミラーハウジング１３がベース１０に圧着さ
れる程度の圧着力を与えるように設定されている。

この実施例では、ミラーハウジング１３を張り出させる
ために、スプリング２１が一つ用いられているが、複数
用いるようにしても良いことは勿論である。

以上説明してきたように、この発明によれば、車体とミ
ラーハウジングとの間に張設されるスプリングを該ミラ
ーハウジング内に配設し、該スプリングの一端を該ミラ
ーハウジングに係止し、核スプリングの他端を、前記車
体に取シ付けられ六回動自在に取り付は可能なリンクに
係止するように構成したため、ミラーハウジングを畳み
込み状態にセットして車両を船或いは車両運搬トレーラ
等で運搬する場合、スプリングが係止されているリンク
板をミラーハウジングに取シ付けてスプリングをミラー
ハウジング自体に張設すれば、ミラーハウジングはドア
に取り付けられたペースにヒンジを介して自由に回動し
、スプリングにも必要以上の引張力を働かせていないの
で、車両の運搬が船などによるときのように長期にわた
っても従来のようにスプリングにヘタリを生じさせるこ
とはない。従って、ミラーハウジングをドアから張り出
す状態にセットする場合に、スプリングが係止されてい
るリンク板を車体に取り付けられたペースに係止させて
スプリングの引張力を作用させても、ヘタリによってス
プリングの引張力が不足することはなく、高速走行時、
悪路走行時にミラーハウジングが風圧を受けたシ、車体
の振動を受けたりしてもプレを生じ、ビビリ音を発生さ
せるおそれはないという効果が得られる。

更に、ミラーハウジングがドアから張り出す使用状態に
セットされた場合のスプリングの引張力はミラーハウジ
ングの畳み込み状態のときの引張力とは殆んど変らず、
従来のミラーハウジングを畳み込んだ使用状態の場合に
スプリングの引張力を増加させるものに比してミラー・
・ウジングの構造強度を高めておく必要もなく、ミラー
ハウジングを軽量化及び小型化できるという効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の室外後写鏡を車体に取り付けた状態を示
す平面図、第２図はこの発明の一実施例である室外後写
鏡を一部省略して分解した状態を示す斜視図、第３図は
同室外後写鐘の要部を示す一部を省略し走斜視図、第４
図はドアＫＭｙり付けられた同室外後写鏡の張り出し状
態を示す横断面図、第５図はドアに取り付けられた同室
外後写鏡の畳み込み状態を示す一部を省略した横断面図
で　　□ある。１・・・ドア、１０・・・ペース、１３・・・ミラーハ
ウジング、１４・・・隔壁、２０・・・スプリング係止
片、２１・・・スプリング、２２・・リンク板、２２ａ
・・・スプリング係止穴、２２１）、　２２ｃ・・・ピ
ン係止穴、２３・・・リンク板貫通用孔、２４・・・ピ
ンガイド用リプ、２５・・・リンク板挿入用孔、２６・
・・ビンガイド用リブ、２７・・−係止ピン、２８・・
・係止ピン。出願人　日産自動車株式会社第１図第２図１３第３図７第５図

Claims

【特許請求の範囲】

車体に鏡体を有するミラーハウジングを車両後方へ回動
自在に取り付け、前記車体と前記ミラーハウジングとの
間に張設したスプリングの引張力で該ミラーハウジング
を常時前記車体から張シ出させるようにした室外後写鏡
において、前記スプリングを前記ミラーハウジング内に
配設し、該スプリングの一端を該ミラーハウジンクに係
止し、該スプリングの他端を、前記車体に取シ付けられ
六ペースと前記ミラーハウジングの車体側端部とに回動
自在に取り付は可能なリンクに係止したことを特徴とす
る室外後写鏡。