JPS5821439Y2 - バタ−、マ−ガリン等の容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、バター、マーガリン等を収容する容器に係る。

従来、この種のものは、第１図に示すように、比較的深
い身１に浅い蓋２を着脱自在に嵌めており、身１と蓋２
の短辺縁に相対して切欠３，４を設けるか、または、い
ずれか一方に切欠を設けて、バターナイフＡの柄を通す
ようにしている。

この容器では、バターやマーガリンを収容できると共に
、使いかけのバターナイフＡを差入れたままで蓋２を閉
じることができる。

しかし、この従来のものでは、バターナイフＡの柄が外
に突出して、これが邪魔になり、柄にうつかり手や物を
ぶつけたり、持運び沖に柄を他のものにつけたりすると
、バターナイフＡが飛び出し、蓋２が飛んでしまう欠点
がある。

本案は斯る従来の欠点を除去し、且つバターナイフを常
備させると共に、該バターナイフの出入を容易にしよう
とするものである。

以下、第２図、第３図に示す実施例について説明する。

第２図、第３図に示すものは、バター、マーガリン等を
収容する比較的深い長方形の身１１において、一方の長
辺側外面にこれに横長に沿い且つ上部に位置し、上底で
、細長で、上方開放のバターナイフ収容部１２を設け、
該バターナイフ収容部１２の長手方向中途適所に、上方
から適宜に切込んだ切欠１３を有する区画壁１４を設け
て、一方の区画室をバターナイフＡの刃部の収容室１２
ａに、他方の区画室をバターナイフＡの柄部の収容室
１２ ｂにすると共に、区画壁１４をその切欠１３を以
てバターナイフＡの頚部の支持部とし、上記柄部収容室
１２ｂの外壁１５に指入れ用の切欠１６を設けており、
以上を適宜合成樹脂により一体成形している。

また、上記バターナイフ収容部１２を含む身１１全体を
閉じる浅い蓋１７を身１１に着脱自在に被着している。

鉄蓋１７は適宜合成樹脂で底形している。

而して、身１１の主収容部１１ ａに、バターまたはマ
ーガリンを収容すると共に、バターナイフ収容部１２に
、刃部収容室１２ ａへ刃部を、柄部収容室１２ ｂへ
柄部を、且つ区画壁１４の切欠１３に頚部を各位置させ
てバターナイフＡを収容し、蓋１７を閉じる。

使用の際には、蓋１７を外した後、切欠１６を指を入れ
てバターナイフＡの柄部をつまみ、該バターナイフＡを
引出して、従来同様に使用する。

本案によれば、バターナイフＡが常に付帯され、しかも
、バターナイフＡはバターナイフ収容部１２に全体的に
内装されて、従来のように、柄が外へ突出することがな
くて、柄が邪魔になることも、鉄桶にものがぶつかった
り柄をものをぶつけたりしてバターナイフＡ及び蓋１７
が飛ぶこともなく、衛生的でもある。

また、バターナイフ収容部１２は、上底で浅く、バター
ナイフＡが深く沈み込むことがないので、バターナイフ
Ａの取出しが極めて容易である。

しかも、バターナイフ収容部１２は、区画壁１４により
刃部収容室１４ ａと柄部収容室１４ｂに区分されてい
るので、柄部に掛ける指が刃部に至ることもなければ、
刃部に付着して運び込まれたバター等が柄部収容部分に
入る結果柄部及び指に付着することもなく、衛生的且つ
心地よく使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の斜視図、第２図は本案実施例の開蓋状
態の斜視図、第３図は同閉蓋状態の第２図ＩＩＩ−ＩＩ
Ｉ線断面図である。 １１・・・・・・身、１２・・・・・・バターナイフ収
容部、１２ ａ・・・・・・刃部収容室、１２ｂ・・・
・・・柄部収容室、１３．１６・・・・・・切欠、１４
・・・・・・区画壁、１７・・・・・・蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 比較的深い身１１において一辺外面にバターナイフ収容
   部１２に付設し、該バターナイフ収容部１２は身１１の
   上部に位置させて上底で浅く形成し、また該バターナイ
   フ収容部１２は横に細長く上方開放に形威し且つその中
   途適所にバターナイフの挿通可能な切欠を有する区画壁
   １４を設けてこれにより区画された一方をバターナイフ
   の刃部の収容室１４ ａに他方を間柄部の収容室１４ｂ
   にし、バターナイフ収容部１２を含む身１１全体に蓋１
   ７を着脱自在に被せたことを特徴とするバター、マーガ
   リン等の容器。