JPS58214345A - 触媒の賦活再生方法 - Google Patents

触媒の賦活再生方法

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JPS58214345A
JPS58214345A JP57097022A JP9702282A JPS58214345A JP S58214345 A JPS58214345 A JP S58214345A JP 57097022 A JP57097022 A JP 57097022A JP 9702282 A JP9702282 A JP 9702282A JP S58214345 A JPS58214345 A JP S58214345A
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JP
Japan
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cobalt
pyridine
catalyst
reaction
aqueous solution
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Pending
Application number
JP57097022A
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English (en)
Inventor
Kenji Nishino
西野 憲治
Katsuhiro Ishikawa
石川 克弘
Masatoshi Arakawa
荒川 昌敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS58214345A publication Critical patent/JPS58214345A/ja
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコバルトと一酸化炭素の配位化合物を主とした
コバルト化合物とピリジン類とから構成される錯体触媒
(以下コバルト−ピリジン類触媒と称す)を用い、オレ
フィン性不飽和化合物に一酸化炭素とアルコールおよび
/捷だは水を反応させてヒドロエステル化および/まだ
はヒドロカルボキシル化する方法に於て、循環使用中に
活性低下したコバルト−ピリジン類触媒を賦活再生する
方法に関するものである。
オレフィン性不飽和化合物のヒドロエステル化またはヒ
ドロカルボキシル化反応用触媒として、コバルト−ピリ
ジン類触媒は良く知られている。その工業的実施に際し
ては触媒の回収再使用が必要であり、回収方法としては
、反応終了後の反応混合物を加熱してコバルト−ピリジ
ン触媒を金属コバルトに分解する方法、寸た反応混合物
を鉱酸等で処理して無機コバルト塩にする方法などがあ
る。しかし、これらの方法は反応に使用した触媒を全て
分解してし寸うので、触媒を多量に必要とするオレフィ
ン性不飽和化合物のヒドロエステル化まだはヒドロポル
ミル化の工業的実施には現実的でない。
そこで特開昭50−109886に於いては反応後に常
態で液体である炭化水素を混合することにより、反応生
成物を含む炭化水素相とコバルト−ピリジン類触媒を分
離し触媒を回収し再使用する方法が提案されている。こ
の方法は、触媒を活性の状態で分離回収しそのit反応
系に戻す事ができる優れた方法である。しかしながら、
該触媒を循環使用してゆくと反応中にピリジン塩基の一
部に変化が起ってピペリジン類等を生成し、このピリジ
ン類変化物がコバルトとより安定な錯体を形成し、触媒
の活性が低下するという重大な欠点を有することが明ら
かとなった。
本発明者らは、上記の原因で活性低下しだコバルト−ピ
リジン類触媒を賦活再生するには、コバルトとピリジン
類変化物を完全に分離することが不可欠であるとの観点
から鋭意研究を重ねた結果、活性低下した触媒に酸水溶
液を加えて触媒を分解し金属抽出剤で抽出するか捷だは
アルカリを加えて水酸化コバルトの沈澱と(−て41別
して、水相中のピリジン類変化物と完全に分離すること
によりコバルトを高活性な触媒と(−で再生できること
を見い出し本発明を為すに至った。
即ち、本発明は 1、反応中に生じるピリジン類変化物の存在が原因で活
性低下したコバルト−ピリジン類触媒を酸水溶液と接触
させるかあるいは好捷しくは酸水溶液と炭化水素溶剤と
共に接触させてコバルトービリジン類触媒を分解させ、
ピリジン類変化物、ピリジン類とコバルトイオンを含む
水溶液をpl−(3ないし8に調節した後、金属抽出剤
の炭化水素溶液と接触させ、コバルトイオンを炭化水素
相にピリジン類変化物を含むピリジン類を水相に分離し
、さらにコバルトイオンを炭化水素相より水相に逆抽出
した後、該コバルトイオンをコバルトカルボニルまたは
コバルトーピリジン類錯体と再生した後反応系に供給し
、一方コバルトが除かれたピリジン類変化物を含むピリ
ジン水溶液からはピリジンのみを分離回収1〜で反応系
に供給し再使用することを特徴とするコバルト−ピリジ
ン類触媒の賦活再生法、及び 2、反応中に生じるピリジン類変化物の存在が原因で活
性低下したコバルト−ピリジン類触媒を酸水溶液と接触
させるかあるいは好ましくは酸水溶液と炭化水素溶剤と
共に接触させてコバルト−ピリジン類触媒を分解させて
ピリジン類変化物、ピリジン類とコバルトイオンとを含
む水溶液とし、これにアルノJ IJ水溶液を加えてコ
バルトを沈澱させ、コバルト含有沈澱とピリジン類変化
物及びピリジン類を含む水相とをf別し、得られる水酸
化コバルト含有沈澱からコバルトをコバルトカルボニル
またはコバルトーピリジン類錯体として再生した後反応
系に供給し、一方コバルトが除かれたピリジン類変化物
を含むピリジン水溶液からはピリジンのみを分離回収し
て反応系に供給し再使用することを特徴とするコバルト
−ピリジン類触媒の賦活再生法を提供するものである。
本発明を工程図に沿ってさらに詳しく説明すると、■に
於てヒドロエステル化反応および/捷だはヒトロカルボ
キンル化反応を行なう。■に於ては、■で出来た反応混
合物を反応生成物と触媒とに分離する。分離された反応
生成物は精製工程に送らり、精製される。一方、触媒は
その一部が分解工程■に送られ、残りは反応工程■に戻
され循環使用される。分解工程■では、触媒に酸水溶i
tだは好壕しくは酸水溶液及び炭化水素溶剤を接触させ
て分解する。
炭化水素溶剤を用いる場合には、炭化水素溶剤にコバル
ト−ピリジン類触媒からピリジン類が外れて生成するジ
コバルトオクタカルボニルが抽出され、ピリジン類変化
物は水相に残るので、この反応活性を有するジコバルト
オクタカルボニルは反応工程■に戻して使用することが
できるので有利である。
分解工程■の分解に用いられる酸の量は通常触媒中のコ
バルトと等グラム当−以上であればよい。−上限につい
ては特に制限はなく次工程の処理などに係わる経済的理
由によって決められる。酸の濃度は特に制限はないが、
分解装置の大きさ及び水相に溶解するピリジン類の回収
を考慮すると1モル/を以上が好ましい。分解雰囲気と
しては大気下5で可能である。
丑だ、酸で分解する際、炭化水素溶剤を共存させてコバ
ルトを炭化水素溶剤にジコバルトオクタカルボニルとし
て抽出する場合は、酸が触媒中の全窒素化合物1グラム
原子当り0.5グラム当量以上必要であり、好捷しくは
触媒中の全窒素化合物1グラム原子当り1グラム当量以
上必要である。これは酸の量が触媒中の全窒素化合物1
グラム原子当り0.5グラム当量未満では触媒中のコバ
ルトと有害物であるピリジン類変化物との分離が不完全
であり、炭化水素溶剤に有害物が混入するので好捷しく
ないからである。
捷だ、酸の用の上限については、酸の量が多すぎると炭
化水素溶剤に抽出されたジコバルトオクタカルボニルが
更に分解されてしまうので、触媒中の全窒素化合物1グ
ラム原子当り5グラム当はが好捷しい。分解条件として
は温度50℃以下不活性気体および/捷たは一酸化炭素
雰囲気下で行なうと良い。
次に金属抽出剤を用いたコバルト回収再生方法1の工程
■について説明する。
分解工程■で触媒分解を行なって得られるコバルトイオ
ン、ピリジン類、ピリジン類変化物を含む水相を■−1
で水酸化す) IJウム、水酸化カリウム、アンモニア
水などのアルカリ水溶液を用いてpH,3〜8、好捷し
くけpH5〜7に調整する。金属抽出剤によるコバルト
イオンの抽出は、コバルトイオンを含む溶液のp Hに
大きく依存1〜、pH3未満ではほとんど抽出できず、
またコバルトイオンを含む溶液が塩基性になるとコバル
トが例えば水酸化コバルトとなって析出し、pI18を
こえるとこれが著しく金属抽出剤によるコバルトの回収
率が悪くなる。
続いて■−2で水相に金属抽出剤の炭化水素溶液を添加
して混合し、コバルトイオンを金属抽出剤の炭化水素溶
液に抽出する。ピリジン類変化物を含むピリジン類は水
相に残るので、この工程でコバルトとピリジン類変化物
は完全に分離さ力、る。ここで用いられる金属抽出剤は
酸性抽出試薬であるバーサチック酸、α−ブロムラウリ
ン酸、ジー2−エチルへキシルリン酸、イソテシルリン
酸、2−エチルへキシルホスホン酸モノ−2−エチルヘ
キシルエステル、L1×64N(ヘンケル日本社製)、
KelexlOO(アシュランドケミカル社製)、Ke
lexl 20 (アシュランドケミカル社製)、Po
1yol(アシュラン  −ドケミカル社製)などであ
り、0.1〜10モル/を炭化水素溶液としコバルト1
グラム原子に対して2.0〜3.0モルとなる様に使用
するのが好捷しい。この抽出は通常用いられる向流抽出
塔また―ミキザーセトラー型抽出装置などで行なう仁と
ができる。
コバルトイオンが抽出された後の水相は例えば蒸留」−
程に送らJll、ピリジン類はピリジン類変化物、水か
ら分離回収され、精製されたピリジン類は触媒調製に再
使用することができる。
また分離されたピリジン類変化物は廃棄される。
一方、コバルトを含む炭化水素相は■−3に送られ、酸
水溶2flを用いて水相にコバルトが逆抽出される。酸
はコバルト1グラム原子に対して0.5〜10モル、女
了捷しくは()、5〜2.0モルを0.5〜5モル/l
の水溶液として用いられる。
抽出に用いられる装置は■−2で用いられるものと同様
のもので良い。コバルトが除かれた金属抽出剤の炭化水
素溶液は■−2でのコバルト抽出に再使用される。
■−3で?()られたコバルトを含む水相は、■の触媒
調製に供され、コバルトイオンは、コバルトカルボニル
またはコバルト−ピリジン類錯体触媒として再生される
。触媒は■に送られヒドロエステル化反応および/!f
、だはヒドロカルボキシル化反応に供されるが、コバル
トカルボニルとして再生さハたものも■でピリジン類を
添加され、コバルト−ピリジン類錯体として使用される
こととなる。
次に、コバルトを沈澱として分離回収後再生する回収再
生方法2の工程■について説明する。
■−1K於て、分解工程■で触媒分解を行なってイ〜)
られるコバルトイオン、ピリジン類、ピリジン類変化物
を含む水相にアルカリ水溶液を加えてコバルト含有沈澱
を析出させる。用いられるアルノノリは水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウムなどの無機塩基であ
り、水酸化ナトリウ°ム、水酸化カリウムが好適に用い
られる。アルカリ水溶液の濃度は特に制限はないが、調
製されたアルカリ水溶液の取り吸い、コバルト沈澱析出
時の発熱、コバルト含准沈澱δ−i別後の水相の処理を
考慮すると、5〜15重量係が好ましい。またコバルト
含有沈澱は、コバルトイオン、ピリジン、ピリジン類変
化物を含む水相をpH7以上とすることで析出できるが
、効率良くコバルト沈澱を析出させるにはplIlo以
」二とすることが好捷しい。
ここで得らノア、るコバルト含有沈澱を含むスラリーは
この捷ま次の1過工程■−5に送っても良いが、一般に
η1過が困難であるので、凝集剤を加えてコバルト含有
沈澱のフロックを形成させ、:l′:I過王程■−5に
送ることが好ましい。凝集剤としては、三洋化成■製サ
ンフロックAl1−330p、サンフロックAl−1−
200p、サンフロツクAl1−120pなどが好適に
用いられ、スラリーに対して通常5〜100 ppm、
好寸しくは10〜201)I)Illが0.02〜(]
、2係水溶液として添加される。工程■−5ではフロッ
クを形成したコバルト含有沈澱がピリジン類及びピリジ
ン類変化物を含む水相からj′別され、コバルトを含む
含水ケークが得られる。
水相は、例えば蒸留工程に送られて、ピリジン類はピリ
ジン類変化物、水から分離回収され触媒調製に再使用す
ることができる。また分離されたピリジン類変化物は廃
棄される。
一方コバルトを含む含水ケークは、■に送られ触媒調製
に供され、コバルトカルボニルまだはコバルト−ピリジ
ン錯体触媒として再生される。触媒はヒドロエステル化
反応および/まだはヒドロカルボキシル化反応に供され
るが、コバルトカルボニルとして再生されたものも反応
工程■でピリジン類を添加されコバルトピリジン錯体と
して使用されることとなる。
尚、以上に述べた説明の中でいうピリジン類とはピリジ
ンおよびその同族体の総称であり、β−ピコリン、γ−
ピコリン等のメチル誘導体、4−エチルピリジン等のエ
チル誘導体、β−コリジン、γ−コリジン等のトリメチ
ル誘導体およびキノリン、インキノリンなどが含まれる
まだ、触媒分解工程■およびコバルト回収再生方法1の
工程■−3コバルト逆抽出に用いらり、る酸としては硫
酸、塩酸、リン酸などの鉱酸およびギ酸、酢酸などの炭
素数1〜3の有機酸およびこれらの混合物である。特に
硫酸、塩酸が好適に用いられる。
触媒分解工程■およびコバルト回収再生方法10工程■
−1コバルト抽出で使用される炭化水素1d ヘンタン
、ヘキサン、ヘプタン、シクロ゛  ヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンナトの直鎖飽和炭化水素、環状
飽和炭化水素および芳香族炭化水素などであり、単独捷
だは2種以上の混合物として用いられる。
本発明の新規な賦活再生方法により、ヒドロエステル化
反応および/まだはヒドロカルボキシル化反応の活性お
よび反応選択率向上に必須な化合物であるピリジン類が
その反応中に変化して生成する反応阻害物のピリジン類
変化物のだめに起る触媒の活性低下を防き、触媒が高活
性でしかもその高活性を維持するという工業的実施に際
しての不可欠な要件を可能にすることができる。
次に実施例により本発明を詳述する。
比較例 1〜リシクロデカンジカルボン酸ジメチルエステルの合
成工程の例を示す。
第一反応器にジシクロペンタジェンヲ5Kg7r]、−
、メタノールを2.4 Kg/11r、シクロヘキサン
を1.5に9/11r、触媒として新だに調製されたコ
バルト−加えた。反応器は115℃、150にり/cn
= Gに保たれ、底部より一酸化炭素を吹き込み頂部よ
り抜いて循環1〜だ。反応混合物は連続的に第二反応器
に移しだ。ここでは温度が1401:に保たれる以外は
第一反応器と同じ条件で反応を行なった。第一および第
二反応器の平均滞留時間は各各3時間であった。この時
ジソクロペンタジェ/転化率は95チ、トリシクロデカ
ンジカルボン酸ジメチルエステルの生成率は78係であ
った。次いで反応混合物は、触媒分離槽に移され4 ’
 OKg/11rで添加されるシクロヘキサンと激しく
混合された後セトラーで静置された。上相に分離してく
る反応生成物相は精製工程に送られ、脱シクロヘキザン
、未反応メタノールおよびジシクロペンタジェンを回収
後、更に少i)の副反応生成物を分離してトリシクロデ
カンジカルボン酸ジメチルエステルを得た。下相の触媒
相は再び第一反応器に戻され反応に供された。こうして
触媒が反応使用時間累計24時間を経ると徐々に活性低
下を惹き起し、反応使用時間累計60時間ではジシクロ
ペンタジェン転化率87係、トリシクロデカンジカルボ
ン酸ジメチルエステル生成率18係となった。尚、ジシ
クロペンタジェン転化率87係にも拘らず、トリシクロ
デカンジカルボン酸ジメチルエステル生成率が18係と
いうのは、触媒が活性低下した為、未反応ジシクロペン
タジェンが第二反応器に於て重合等の副反応により消費
された結果である。
実施例−1 触媒分離の工程捷では比較例と同様の方法で実施するが
、分離された触媒の95重量係を第一反応器に戻して再
使用した。残り5重量係はシクロヘキサン2.4 Kp
/hrおよび4モル/1の硫酸水溶液0.7 Kg/b
 +″が添加される混合槽に移送されて一酸化炭素雰囲
気下25℃で3時間激しく混合された後、セ1トラ−に
て静置された。
上相のシクロヘキサン相には触媒中のコバルトの約70
係がジコバルトオクタカルボニルとして抽出され、下相
の水相には、触媒中のコバルトの約30チおよびピリジ
ン、ピリジン変化物の全量が抽出された。シクロヘキサ
ン相は回収されたピリジンと接触させ、ジコバルトオク
タノノルボニルをコバルト−ピリジン錯体としだ後筒−
反応器に戻して、反応に供した。一方水相は水酸化ナト
リウムの10重量%水溶液を用いてpH6,5とした後
、1.4Kg/hrの流量で長さ1m直径40胴の向流
塔の塔頂より、2−エチルへキシルホスホン酸モノ−2
−エチルヘキシルエステルの0.5モルフtシクロヘキ
ザン溶液ヲ塔底より1 、□ K9/11rの流量で注
入して水相のコバルトをシクロヘキサン相に抽出した。
ここで、水相中のコバルトの95係がシクロヘキサン相
に抽出され、一方シクロヘキサン相の窒素化合物量は、
コールマン法窒素分析の検出限界以下の値となり、コバ
ルトとピリジン変化物は分離さねたことが判る。シクロ
ヘキサン相は、コバルト逆抽出の為1.0Kg/′hr
で長さ1m、直径40間の向流抽出塔底にまた塔頂より
0.5モル/lの硫酸水溶液を0.55Kg/hrで注
入して水相にコバルトを逆抽出した。
■ コバルトを抽出された水相は水酸化ナトリウムでp
I114としだ後、第一蒸留塔にてピリジン変化物のN
−メチルピペリジンを塔頂に、ピリジン、重質ピリジン
変化物、水を塔底に分離した。塔底液はさらに第二蒸留
塔にて水を含むピリジンを塔頂に重質ピリジン変化物を
塔底に分離した。塔頂に回収した水を含むピリジンは、
ジコバルトオクタカルボニルを含むシクロヘキサン相と
接触させ、コバルト−ピリジン錯体として反応系に戻し
再使用した。
■ コバルトを逆抽出した水相は、触媒調製工程にてコ
バルト1モルにつキビ99フ2水素2モルを加えて一酸
化炭素圧1 8 0 KV/crrl G、温度150
℃で処理しコバルト−ピリジン錯体を調製した。調製さ
れたコバルト−ピリジン錯体は第一反応器に送られ反応
に供された。
このようにしてコバルト−ピリジン触媒を循環再使用す
ると反応使用累削60時間経過後もシンクロペンタジェ
ン転化率95係、トリシクロデカンジカルボン酸ジメチ
ルエステル生成率75係と初期活性を維持することがで
きだ。
実施例−2 触媒回収工程丑では実施例−1と同様の方法で実施した
。ここで得られたコバルトイオン、ピリジン、ピリジン
変化物を含む水相を1.3Kq/11rの流緊で触媒回
収工程の第一混合槽に送り、水酸化カリウム10重量係
水溶液を加えて激しく混合し水酸化コバルトを析出させ
た。水酸化コバルトを含むスラリーは第一混合槽出口で
pIllo、0となるように調節され、連続的に第二混
合槽に送られ溜められた。
第二混合槽でサンフロックAl−1−2001)ラスラ
リ−に対して20pp+nとなるように0.2重慣係水
溶液と(−で加えながら攪拌し、フロックを形成させた
。フロックとなった水酸化コバルトは水相とi=別しだ
。水相は実施例−1で述べたのと同様方法で処理しピリ
ジンを回収した。
水酸化コバルトの沈澱は、触媒調製工程にてコバルト1
モルにっキビ99フ2 モルを加えて一酸化炭素圧1 8 0 K9/cr;i
 G、温度150℃で処理しコバルト−ピリジン錯体を
調製した。調製さi]−だコバルト−ピリジン錯体は第
一反応器に送られ反応に供した。
このようにしてコバルト−ピリジン触媒を循環再使用す
ると、反応使用累計60時間経過後も、ジシクロペンタ
ジェン転化率94係、トリシクロデカンジカルボン酸ジ
メチルエステル生成率74係と初期活性を維持すること
ができた。
実施例−3 触媒分離の工程までは比較例と同様の方法で実施するが
、分離された触媒の95重量係を第一反応器に戻して再
使用した。残り5重量係は゛4モル/lの硫酸水溶液Q
,2Kg/hrが添加される混合槽に移送し空気下50
℃で3時間激しく混合し分解した。続いて水相は触媒回
収工程の第一混合槽に流速1.3に7/hrで送り、水
酸化ナトリウム10重量係水溶液を加えて激しく混合し
、水酸化コバルトを析出させた。水酸化コバルトを含む
スラリーは第一混合槽出口でpH10.0となるように
調節され、連続的に第二混合槽に送られ溜った。第二混
合槽でサンフロックAH−200pをスラリーに対して
201)r)Inとなるように0.2重軍係水溶液とし
て加えながら攪拌しフロックを形成させた。フロックと
なった水酸化コバル)・ハ水相とf別し、水相は実施例
−1で述べだのと同様の方法で処理してピリジンを回収
した。
水酸化コバルトの沈澱は、触媒調製工程にてコバルト1
モルにつきピリジン2モル、水素2モルを加えて一酸化
炭素圧180にり/A G、温度150℃で処理されコ
バルト−ピリジン錯体を調製した。調製されたコバルト
−ピリジンflitはg −反応器に送られ反応に供さ
れた。
このようにしてコバルト−ピリジン触媒を循環再使用す
ると反応使用累計60時間経過後も、ジシクロペンタジ
ェン転化率94係、トリシクロデカンジカルボン酸ジメ
チルエステル生成率75係と初期活性を維持することが
できた。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の触媒の賦活再生工程を含む反応〜触媒調製
の工程図である。 特許出願人  日本合成ゴム株式会社 代理人 弁理士  伊 東  彰

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)コバルトとピリジン類から構成される触媒の存在
    下、オレフィン性不飽和化合物のヒドロエステル化反応
    および/またはヒドロカルボキシル化反応において、反
    応中に生じるピリジン類変化物を含む活性の低下したコ
    バルト−ピリジン類触媒を酸水溶液と接触させて分解し
    、さらに該溶液のpHを3〜8に調整した後、金属抽出
    剤を含む炭化水素溶液と接触させコバルトイオンを炭化
    水素相に、ピリジン類変化物を含むピリジン類を水相に
    分離させ、該炭化水素相を酸水溶液と接触させて該コバ
    ルトイオンを水相に抽出した後、該コバルトイオンをコ
    バルトカルボニルまだはコバルト−ピリジン類錯体とし
    て再生して反応系に循環供給することを特徴とするコバ
    ルト−ピリジン類触媒の賦活再生方法(2)活性の低下
    したコバルト−ピリジン類触媒中の全窒素化合物1グラ
    ム原子当り0.5グラム当量以上の酸水溶液と接触させ
    る際に、炭化水素溶剤を共存させて大部分のコバルトを
    コバルトカルボニルとして炭化水素相に回収する特許請
    求の範囲第(1)項記載の賦活再生方法(3)コバルト
    とピリジン類から構成される触媒の存在下、オレフィン
    性不飽和化合物のヒドロエステル化反応および/1だけ
    ヒドロカルボキシル化反応において、反応中に生じるピ
    リジン類変化物を含む活性の低下したコバルト−ピリジ
    ン類触媒を酸水溶液と接触させて分解した後、アルカリ
    水溶液を加えてコバルト化合物を沈澱としてピリジン類
    変化物およびピリジン類を含む水溶液から1別し得られ
    たコバルト化合物からコバルトカルボニル捷だはコバル
    ト−ピリジン類錯体として再生して反応系に循環供給す
    ることを特徴とするコバルト−ピリジン類触媒の賦活再
    生方法 (4)活性の低下したコバルト−ピリジン類触媒を酸水
    溶液と接触させる際に、炭化水素溶剤を共存させて大部
    のコバルトをコバルトカルボニルとして炭化水素相に回
    収する特許請求の範囲第(3)項記載の賦活再生方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4570016A (en) * 1984-10-12 1986-02-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Manufacture of butanedicarboxylic acid esters

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