JPS58213713A - ビタミンeを含有する粉状糖類の製造方法 - Google Patents

ビタミンeを含有する粉状糖類の製造方法

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JPS58213713A
JPS58213713A JP9830582A JP9830582A JPS58213713A JP S58213713 A JPS58213713 A JP S58213713A JP 9830582 A JP9830582 A JP 9830582A JP 9830582 A JP9830582 A JP 9830582A JP S58213713 A JPS58213713 A JP S58213713A
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saccharide
vitamin
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solution
foaming agent
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Zenji Kamata
鎌田 善次
Ikuo Takaya
高屋 幾夫
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Toyo Sugar Refining Co Ltd
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Toyo Sugar Refining Co Ltd
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  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ビタミン、Eを含有する粉状糖類の製造方法
に関する。
〔発明の技術的背景〕
抗不妊性のビタミンとして発見されたビタミンEは、そ
の後の研究により、循環器系、内分泌系、神経系などの
各組織の機能にも関与していることが見出されてきた。
とくに、生体膜に対するビタミンEの果たす役割が注目
され、脂質とくに不飽和の脂酸に富む膜の安定化にビタ
ミンEが不可欠であること、血管壁に対して強化作用が
認められることなどの理由により、動脈硬化の治療や予
防をはじめとする内科領域の各種疾患の治療への応用が
注目されている。また過酸化脂質による皮膚の老化作用
に対してビタミンEが抑制的に作用することも認められ
ている。
このようにビタミンEは、生体内の過酸化脂質を抑制す
る抗酸化剤としての役割を有するため、健康補助食品と
しての関心が急速に高まりつつある。それに加え、食品
産業の分野では、ビタミンEの有する抗酸化剤としての
役割に注目し、このビタミンEを食品の酸化防止と品質
の安定化のために広く利用しようとする試みがなされて
きた。
しかしながらビタミン8社、高粘度のオイル状であるた
め、他の固形物質との混合、計量操作ならびに取扱いが
極めて不便であるという欠点があった。このため、ビタ
ミンEを何らかの形で固形状または粉末状とすることが
求められてきた。
一方、ビタミンAを含有する糖類粉末の製造方法および
その貯蔵安定性については、すでに研究、  されてい
る。この方法によれば、ショ糖およびコーンシロップを
110°C未満の温度に加熱した水に溶解させて糖類濃
度を80〜85チとし、ショ糖脂肪酸エステルおよびビ
タミンAを添加した後、真空乾燥法により晶出した糖類
を乾燥させ、次いで粉砕した後さらにまた真空乾燥法に
より粉末を乾燥させることにより、ビタミンAを含有す
る糖類粉末が製造されている。
しかしながら、この方法によれば、真空乾燥法などの乾
燥工程を再度にわたって糖類粉末に加えなければ、自由
流動性のさらさらした粉末を得ることはできず、このた
め製造工程が繁雑になるとト本にコストが高いものと々
るという欠点があった。
[発明の概要] 本発明者は、ビタミンEを固形状または粉末状とするた
め鋭意研究を重ねた結果、ビタミンEおよび起泡剤を、
120〜165℃に加熱された糖類の濃厚溶液に攪拌し
ながら添加して泡立たせ、次いでこの溶液を冷却するこ
とにより糖類を析出させるとともに前記溶液中に存する
水分を蒸発させることにより、ビタミンEを含有する粉
状糖類が得られることを見出して、本発明を完成するに
至った。
本発明によれば、高粘度オイル状であるビタミンEは粉
末糖類中に吸蔵されており、得られるビタミンEを含有
する糖類粉末は自由流動性でさらさらしている。しかも
、ビタミンEを含有する糖類粉末を製造するに際して、
糖類を析出させると同時に溶液中に存在する水分を蒸発
させているため、糖類粉末の乾燥工程を著しく簡素化す
るととができ、場合によっては乾燥工程を全く省略する
ことすらも可能となる。
また本発明により製造されるビタミンEを含有する糖類
粉末は、製造に際してビタミンEが破壊されることもが
く、しかも長期間保存してもビタミンEはほとんど分解
することがなく高い保存安定性を示す。
〔発明の詳細な説明〕
本明細書において、「ビタミンE」なる語は、α−トコ
フェロール、β−トコフェロール、r−トコフエロール
およびδ−トコフエロールヲ含ミ、さらにこれらのトコ
フェロールの訪導体たとえば酢酸dl−α−トコフェロ
ール、ニコチンHdl−α−トコフェロールなどを包含
して意味するものである。
本発明において用いられる糖類としては、ショ糖、ブド
ウ糖、デキストリン、麦芽糖、乳糖などが挙げられ、こ
れらを単独であるいは組合せて使用することができる。
本発明においては、特にショ糖あるいはショ糖と他の糖
との混合物を用いることが好ましい。
起泡剤としては、食品添加用界面活性剤を広く用いるこ
とができるほか、ゼラチン、サポニンあるいは卵白々ど
泡沫安定剤を用いることができ、また両者を組合せて使
用することもできる。食品添加用界面活性剤としては、
ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコールエステル
、モノグリセリド、ンルビタンエステル、大豆レシチン
、カゼインなどが挙げられるが、特にショ糖脂肪酸エス
テルが好ましい。
ショ糖脂肪酸ニステルハ、一般にシュガーエステルと呼
ばれ、ショ糖1分子に脂肪酸分子が1個結合したモノエ
ステル、2個結合したジエステル、3個結合したトリエ
ステルが含′まれる。具体的には、ショ糖モノラウリン
酸エステル、ショ糖モノステアリン酸エステル、ショ糖
モノミリスチン酸エステル、シヨ糖モノノくルミチン酸
エステル、ショ糖モノオレイン酸エステル、ショ糖モノ
リノール酸エステル、シヨ糖ジラウリン酸エステル、シ
ョ糖ジステアリン酸エステル、シヨ糖ジミリスチル、シ
ョ糖)IJラウリン酸エステル、ショ糖トリステアリン
酸エステル、ショ糖トリミリスチン酸エステル、ショ糖
トリパルミチン酸エステル、ショ糖トリオレイン酸エス
テル、シEI糖トリ!Jノール酸エステルなどが挙げら
れ、これらを単独であるいは組合せて使用することがで
きる。
本発明においては、糖類100gに対して、ビタミンE
は30g程度まで、起泡剤は0.1〜1.5gの範囲で
添加され、この値は目的に応じて広く変化させうる。
本発明による方法を実施するにあたって、まず、糖類の
濃厚溶液は120〜165℃に加熱されるが、ここで「
糖類の濃厚溶液」とは、糖類が高濃度で溶解している水
溶液を意味し、好ましくは実質的に飽和された溶液また
は過飽和状態の溶液を意味する。具体的に濃度表示する
ならば、80重量%以上の糖類溶液であることが好まし
く、さらに85重量−〜9595重量糖類溶液が好まし
い。本発明において糖類の濃厚溶液が好ましい理由は、
120〜165℃に加熱された濃厚溶液にビタミンEお
よび起泡剤を添加した後、この溶液を泡立たせ次いで冷
却することに溶液中に含まれる水分を、糖類の析出と同
時に蒸発させて除去しているため、あまり水分量が多く
なると、得られる糖類粉末に乾燥工程を加える必要が生
ずるためである。
糖類の濃厚溶液は120〜165℃に加熱されるが、1
20℃未満の温度にしか加熱しないと、自由流動性のさ
らさらした粉末は得られず、ペースト状のどろどろした
糖類とビタミンEとの混合物しか得られない。また16
5℃を越えて加熱すると、得られる製品が褐色に着色し
てしまうため好ましくない。さらにもし180℃以−ヒ
に加熱すると、糖の分解が起こるとともにカラメル化が
一部起こり、ペースト状のどろどろした糖類とビタミン
Eとの混合物しか得られない。
120〜165℃に加熱した糖類の濃厚溶液に、ビタミ
ンEおよび起泡剤を添加して攪拌により泡立たせる。こ
の際ビタミンEを先に添加してもよく、または起泡剤を
先に添加してもよく、あるいはビタミンEと起泡剤とを
混合した後この混合物を添加してもよい。このようにし
て糖類の濃厚溶液を泡立たせた後、この溶液を冷却する
と糖類が析出し始めるとともに溶液中に存する水分が蒸
散し、水分含量の少ないさらさらした自由流動性の糖類
粉末が得られる。この粉末は、必要に応じて、さらに乾
燥することができ、また粉砕して粒度を小さくすること
もできる。
なお、本発明によりビタミンEを含有する粉末糖類を製
造するに際して、たとえば芳香剤、甘味料、ミネラル類
あるいは他のビタミンなどを混合することもできる。
以下本発明を実施例および比較例により説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 グラニユー糖(ショ糖)200gに水20 tnlを加
え、130℃に加熱した。この溶液に1あらかじめ少量
の水で湿潤しておいたショ糖脂肪酸エステル(シュガー
エステル)1.Ogを加えた。ショ糖脂肪酸エステルが
溶解した後、直ちに油状のビタミンE(d6−a−ト:
rフエo−ル、96チ含有)20gを映えて激しく攪拌
した。攪拌しながら溶液を冷却すると、溶液は泡立ちつ
つ糖類が析出し始め、同時に溶液中に存する水分が激し
く水蒸気となって蒸発して、ビタミンEを含有する粉状
ショ糖が得られた。この粉状ショ糖をさらに粉砕して、
粒度の細かいさらさらした粉状ショ糖を得た。この粉状
ショ糖の水分含量は1.061であった。
実施例2 グラニユー糖と水との溶液を150℃に加熱した以外は
実施例1と同様にして、ビタミンEを含有するさらさら
した粉状ショ糖を製造した。この粉状ショ糖の水分含量
は0.64%であった。
実施例3 グラニユー糖と水との溶液を165℃に加熱した以外は
実施例1と同様にして、ビタミンEを含有するさらさら
した粉状ショ糖を製造した。この粉状ショ糖の水分含量
は0.27% であった。この粉末はやや黄色に着色し
始めた。
実施例4 グラニユー糖(ショ糖) 350gと乳糖150gとの
混合糖に水100m/を加え、150℃に加熱した。
この溶液に、実施例1と同様にして、ショ糖脂肪酸エス
テル5gとビタミンE(dJ−α−トコフェロール)5
5gを加えて、ビタミンEを含有するさらさらした粉状
ショ糖を製造した。この粉状ショ糖の水分含量は0.9
2 %であった。
実施例5 起泡剤としてショ糖脂肪酸エステルの代わりに、ゼラチ
ンを用いた以外は実施例1と同様にして、ビタミンEを
含有する粉状ショ糖を製造した。
比較例1 グラニユー糖と水との溶液を115℃に加熱した以外は
、実施例1と同様にして粉状ショ糖を製造しようとした
が、粘稠性が大きくペースト状の混合物しか得られなか
った。
比較例2 グラニユー糖と水との溶液を180℃に加熱した以外は
、実施例1と同様にして粉状ショ糖を製造しようとした
が、粘稠性が大きくペースト状の混合物しか得られなか
った。しかもペースト状はかなり濃く褐色に着色してい
た。
出願人代理人  猪  股    清

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、120〜165℃に加熱された糖類の濃厚溶液に、
    ビタミンEおよび起泡剤を添加して攪拌により泡立たせ
    、次いで前記溶液を冷却することにより、糖類を析出さ
    せるとともに前記溶液中に存する水分を蒸発させること
    を特徴とする、ビタミンEを含有する粉状糖類の製造法
    。 2、前記糖類がショ糖であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 3、前記起泡剤が、ショ糖脂肪酸エステルであることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。
JP9830582A 1982-06-08 1982-06-08 ビタミンeを含有する粉状糖類の製造方法 Granted JPS58213713A (ja)

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JPH0152367B2 JPH0152367B2 (ja) 1989-11-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59152327A (ja) * 1983-02-16 1984-08-31 Otsuka Pharmaceut Co Ltd 安定な静注用総合ビタミン製剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59152327A (ja) * 1983-02-16 1984-08-31 Otsuka Pharmaceut Co Ltd 安定な静注用総合ビタミン製剤
JPH0337521B2 (ja) * 1983-02-16 1991-06-05 Otsuka Pharma Co Ltd

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